
「越冬事情」・・・綿飴
昨晩はほんの少しの雪です。早朝から少しの雲間に青空が見えています。日中は、軒から雫(しずく)が滴(したた)っています。氷点以上の気温です。
庭や屋根の雪は昨日とは姿を変えています。丁度、作り置きの「綿飴(わたあめ)」の表面のように、やや「だらしなさ」が生じているのです。
掃除としての雪片付けには、この「だらしなさ」の削除が伴います。具体的には、雪の縁にスコップを当てるだけです。スコップの鋭い跡を残すことで、「雪に手を掛けたばかりですよ。」、というメッセージを発信するのです。
多少、意味は違うものの、丁度、掃(は)いた後に木の葉をサラリと散らすようなものです。特に、お客様を迎えるときの礼儀とされています。雪国のデリケートな文化のひとつです。
やや寒さはありますが、青空に誘われての庭の除雪です。何回片付けても、以前片付ける前の高さまで積もっているのが不思議です。気温の低いときに降った雪は意外に軽いものです。しかし、気温の上昇とともに重くなります。おそらく5倍以上にもなるようです。
今日のような雪にスコップやスノーダンプを挿(さ)すときは、ゴリッ、ゴリッ、ゴリゴリ、ギュッ、ギューッ、と音をたてます。その音を楽しみながらの雪片付けです。
「工房事情」・・・コナン・ドイル日課の「箸置き(はしおき)づくり」と並行して「玩具(おもちゃ)づくり」です。昨日「昇り人形」に手を掛けました。今日はその「人形」づくりです。
さまざまなキャラクターに誘惑される中、「鯉幟(こいのぼり)」になりました。今は厳寒とはいうものの、早くも明後日は立春です。やがて訪れ来る爽(さわ)やかな、憧れの五月をつい想像してしまうのです。
まずは、その原稿づくりです。元々が不得意なジャンルです。しかも、この種のデザインには風刺画のような極端な強調と、極端な贅肉の削除が必要のようです。自信の無いところです。
念のため、童謡の「こいのぼり」を調べてみました。2つあるようです。近藤宮子がつくった『屋根より高い・・・』と、弘田龍太郎の『甍(いらか)の波と・・・』です。
今回参考になるのは近藤宮子の詩です。一番は『やねよりたかいこいのぼり おおきいまごいはおとうさま ちいさいひごいはこどもたち おもしろそうにおよいでる』です。
そして2番は『やねよりたかいこいのぼり おおきいひごいはおかあさん ちいさいまごいはこどもたち おもしろそうにおよいでる』です。
「ひごい」の「ひ」は、サー・アーサー・コナンドイルが書いたシャーロックホームズの世界の「緋色」の「緋」のようです。「赤っぽい鯉」を意味するようです。また、「まごい」の「ま」は「真」のようです。即ち、鯉本来の「黒っぽい鯉」に考えられます。
だとすると、「おとうさま」が「黒っぽい鯉」で、「おかあさん」が「赤っぽい鯉」です。「こども」は「赤っぽい鯉」と「黒っぽい鯉」です。
少しくどくなりますが、1番では「ちいさいひごいはこどもたち」で、2番は「ちいさいまごいはこどもたち」です。1番も2番も「たち」です。
子供の数は「赤っぽい鯉」も「黒っぽい鯉」もそれぞれ複数なのです。この詩をそのまま復元すると大変な数になってしまいます。
結局、子供の数は「ひごい」と「まごい」それぞれ1体ずつの2体にするつもりです。両親と合わせて4体です。ま、良いところでしょう。材料は1寸5分の垂木(たるき)です。勿論、青森ヒバです。「おとうさま」と「おかあさん」には、1寸5分そのままの垂木を使いますが大小の違いはつけます。「こどもたち」はそれを2分割します。
不満足ながらも何とか描きました。それを見ながら鉛筆でダイレクトに木に写します。・・・教科書では、描いた紙自体をスプレー糊(のり)で貼り付けています。しかし、今回は単刀直入にしました。
愈々(いよいよ)「糸のこ盤」の登場です。鰭(ひれ)を強調するために頭部と胴体を分割しました。いい加減な原稿にも拘(かか)わらず何とか挽(ひ)き終えました。強調したい眼には2種類のビットを使います。その後、サンダーで整えます。
「こども」は得体のよく解らない形の仕上がりです。「おとうさま」と「おかあさん」は、何とかそれらしく見えなくもないです。しかし、それは作者の目です。
客観的?な目の助手は『小さいのは魚に見えなくもないですが・・・。』、と批評します。消沈した目には百歩譲ってもメダカです。センスは無いと弁解はしても、結局は困った事態になったようです。
更に、童謡には「ひごい」と「まごい」が登場します。どうやら「色づけ」が関係してもきそうです。簡単な筈だったものが、次第に深みに嵌(はま)っていることに気づきます。
話しは飛びますが、近藤宮子の「こいのぼり」では、両親の一方が「さま」で他方が「さん」です。つくられたのは昭和初期です。おそらく150年ほども前のことです。無理からぬ時代背景を感じます。しかし、現代の保育園や幼稚園で「さま」と「さん」を声張り上げて歌うには難しいものがありそうです。
明日、明後日の気温は更に高くなるそうです。屋根雪の重さの増加を心配していたところ、不幸にも事故がありました。雪の重さで壊れ、その下敷きになったのです。
1件は玄関の庇(ひさし)の倒壊です。もう1件は鶏舎です。雪の重さに耐え切れなくなった結果です。ご冥福をお祈りするところです。身につまされるところです。
2011/02/02(水)
18:53

今朝も15~20cmほどの積雪です。工房内のストーブにのせた鍋にはいつもよりも厚い氷が張っています。相当シバレたようです。今朝も沐浴後の除雪です。昨晩除雪車が入ったことで、結構なやり甲斐です。
朝食後は工房入りです。このところ玩具(おもちゃ)づくりに傾倒しています。しかし、実際には予備知識に不安のあるジャンルです。そのヒント探しです。教科書は「手作り木工辞典」です。無数のあれこれが誘惑してきます。
半世紀以上昔の子供の頃の遊びを思い出してみました。ガラス球(ビー玉)、ビタ(メンコ)、ズグリ(独楽の一種)、凧(たこ)、飛行機(ゴム動力)、紙鉄砲(ゴム動力)、竹立て(数え歌つき)・・・が浮かびます。
特に、ガラス玉、ビタ、ズグリは木箱に詰まっていました。毎日遊ぶことから相当に熟達もしていたつもりです。冬は凧、夏は飛行機です。どれもよく飛びました。
動力のゴムに感激しました。紙鉄砲の材料は箸(はし)、輪ゴム、そして玉は菓子箱の厚紙を切ったものです。手に入り易い材料です。しかし、飛行機の場合は、リブ、胴体の木、そしてタケヒゴや紙は買い求めていました。当時としては高価な玩具?でした。
しかし、現在誘惑されている課題は「木の玩具」です。先般、積み木、車、ハノイの塔、カタカタ人形、そして昨日の梯子達磨(はしごだるま)等をつくっています。
多くは見たことはあるものの、手にした記憶が無いものが殆どです。「昇り人形」もそうです。これを「手作り木工辞典」で知りました。
今は見かけなくなった「婦人生活社」が発行所です。その平成11年5月発行に載っています。小黒三郎氏の原稿です。彼も1978年(昭和53年)、スイス・ネフ社の「昇る小人」ではじめて知ったそうです。
彼は長い間、糸ノコシリーズでさまざまな和む作品を紹介しています。その中に「昇り人形」があります。殆どが設計図付きです。『写真を113%に拡大すると原寸の設計図になります。』、という親切な紹介です。木工愛好者への啓蒙活動であったようです。
キャラクターに「人形」の他にネコとネズミ、ウサギとカメ、ウマとニンジン、稲妻と龍、十二支等を試みています。洗練されたデザインも細工もレベルが高く見事です。
しかし、その写真を見るだけでは理解し難く、十数年も悶々としていました。理屈もそうですが遊び方自体も解らないのです。
今日はその確認です。先ずつくってみることです。材料は単に端材(はざい)の2本の棒と紐(ひも)だけです。仕掛けの必要不必要は後で考えて良いことです。
棒の1本は吊り棒です。そしてもう1本は人形のつもりです。吊り棒には垂直に3箇所、斜めに2箇所の孔をあけます。そして人形の左右端にも斜めにあけます。この玩具のポイントは、どうやら人形にあける孔の角度にありそうです。
将来はボール盤で正確な角度を設定することになりそうです。しかし、今回はそこまでは望む必要はなく、アバウトで十分のようです。
その後は糸を通して一応の完成です。愈々(いよいよ)試運転です。吊り棒の上に出した紐をフックにかけ、下に垂れた2本の紐を左右交互に下方に引きます。すると、人形に見立てた棒がスルスルと上に昇っていきます。
すこぶる拙(つたな)い作品です。しかし、初めての出会いだけに感激する瞬間です。遊び方と、ある程度の理屈は即座に理解します。
正(まさ)しく百聞は一見に如かず、です。単純さの中にドラマチック性があります。誰が考えたものかは解りませんが見事な仕掛けです。
次は人形のキャラクターづくりです。実は、このセンスに欠けています。ま、楽しいことを想像してつくってみるつもりです。
今日から2月です。2月は「如月・着更着・きさらぎ」のように、1月よりも寒い月といわれています。しかし、明日からの最高気温はプラス4~7℃と驚くほどの高さです。
現在はマイナス3℃です。一変します。歓迎するところですが屋根からの落雪が心配されます。
2011/02/01(火)
17:36

「越冬事情」・・・レベル3
新燃岳(しんもえだけ)近辺の噴火警戒レベルが3になりました。マスコミが一様に報じています。しかし、このレベルのマックスが解らないでいます。
5か10のようですが、肝心のそのことに触れることなくハンコで押したように『レヘル3』を繰り返しています。余りにも事務的です。数値は基準値と比較して意味を持つ筈なのです。おそらく、アナウンサー自身も理解していないようです。少し不満足です。
奥州最北端では雪です。ここ数日、一気にノソノソとは降ってはいないのですが、いつの間にか積もっています。恐るべし、です。
我が家では道路に面した母屋根の雪庇(せっぴ)が顕著です。歩行者や車の通る瞬間の落雪が心配です。さしずめレベル3あたりです。
吹雪の中、軒先(のきさき)の厚くなった氷の削除を決意しました。砕かれた氷の1フレークは50kgほどです。岩石と同じです。安全のために、雪や氷の落ちる道路を通行止めにします。
氷点下ではびくともしない氷です。鉞(まさかり)を使いたいところですが、屋根が壊れてしまいます。ツールはハンマーです。何回も叩くことでやがてパラリと解体します。
屋根は2連梯子(はしご)の上の高さです。しかし、作業中、クラクションを鳴らされます。道路に落とした雪と氷の片付けとタイヤショベルの移動を促しています。ご近所にお出でになった車です。暫らくも待ってはくれないところがいつものパターンです。困った性格です。
屋根の雪下ろし作業には危険が伴います。しかし、下ろすことよりも落ちた雪の始末が一層大変です。軒先の僅かな削除ですが道路は雪の山になります。タイヤショベルが活躍したものの2時間を要しました。
しかし、この作業はまだまだ続きます。屋根に上がったところ、先日下ろした半平面に再び積もっています。多いところは1m近くです。しかし、この部分は危険が伴わない庭や川に面したところです。その意味での危険度はレベル1あたりでしょうか。その1は屋根の強度です。
「工房事情」・・・憂いこのところ「梯子(はしご)」づいています。昨日から作っている玩具も「梯子達磨(はしごだるま)」です。昨日は簡単なサンプルづくりに終始しました。
昨晩、何回もやってみました。繰り返して遊ぶことで、改良点らしきものがあれこれ浮上してくるものです。
ダルマの設計を変更することにしました。必然的に、踏み桟の上下間の距離にも反映します。しかし、一旦寸法を見極めればあとは単純作業の筈です。
いよいよ梯子の組み立てです。本来はルーター等を駆使して綺麗なカットにするところです。しかし、まだサンプルの段階です。今回登場させたツールは鋸(のこぎり)と鑿(のみ)です。久しぶりに使います。やはり相当切れ味が落ちています。しかし、それなりの活躍をしてくれるのが嬉しいです。
今回の桟(さん)の取り付けは支柱の片面に溝を掘って埋め込むだけです。2本の支柱を両面テープで固定して2本同時に手鋸(てのこ)と鑿を使います。桟の幅よりも多少狭くします。その溝に桟材を強引に木槌で叩き入れます。
片面を掘って嵌めこんでも機能的には問題は無さそうです。しかし本番では支柱の中央にホゾを掘って嵌(は)めこむつもりです。その方が綺麗な出来になりそうなのです。
桟を嵌めこんだことで結構頑丈な梯子になりました。これまでのクランプとは違います。次は梯子を立てる仕掛けです。やや厚めの板がありました。多少贅沢な材料ですが使うことにしました。
「角鑿(かくのみ)」の登場です。とはいっても、これはドリルを取り付けて使う簡易「角鑿」です。しかし、結構な活躍をします。梯子の支柱の2本の足を埋め込むホゾ掘りには耐えることができます。話は飛びますが、先般、達人のI氏から『しっかりした角鑿を手に入れようか。』、と誘われました。しかし、その時は当面している課題が無く、二の足を踏みました。結局入手したのはI氏だけです。
しかし、今回のような玩具(おもちゃ)づくりには必需品のようです。手鋸や簡易角鑿で綺麗な結果を期待することが難しいのです。少し考えることになります。
組み立て後、早速ダルマを落とします。見事です。憂いがあるとすれば下の桟の位置です。最下段に落ちたダルマは簡単に外れないのです。
一度上に上げて角度を変えてやる必要があります。結果的に、知恵の輪になったようです。或いは歓迎すべき憂いなのかも知れません。
「梯子達磨」の一応のメカニズムは掴(つか)めたようです。この程度の作品であればいつでも制作可能のようです。近いうちにまとまった数を拵(こしら)えたいところです。夏祭りへの出品もありますが、あちらこちらからオーダーされています。
玩具にはさまざまなジャンルがあります。今回の「梯子達磨」は「動き」がテーマのようです。これは先般つくった「カタカタ人形」と同じ類(たぐい)です。
これらは1~2秒の、一瞬の動きを楽しむ玩具です。しかし、その一瞬が皆さんをニコリとさせます。その要素が昔から伝えら続けられてきた所以(ゆえん)のようです。
やらなければならない課題もそうですが、やりたいことが山積しています。明日もまた雪片付けとともに玩具づくりが待っています。一日が短いです。
2011/01/31(月)
19:06

「越冬事情」・・・水龍大神
昨晩新しくは降っていないようです。警戒していたものの少し拍子抜けです。しかし、午前中から降り出しました。
朝、友人がお出でになりました。彼は毎年、裏庭にまとめた雪で「カマクラ」を作っています。
その彼が、『御札をつくってください。』、と言います。実は、別の友人から『カマクラには水神様(すいじんさま)を祀(まつ)るものです。』、と言われたのだそうです。クラシカルなジャンルを得意としているS氏です。
恥ずかしいことにはじめて聞く世界です。恐れ入るところです。早速(さっそく)調べてみました。・・・長い歴史が育んだ伝統文化です。飲料水、かんがい用水をはじめ水田稲作にとって、水は五穀豊穣をもたらす命の源です。「水神信仰」はその恵みを天の神に願う農耕儀礼の一つであったようです。
それは水のある場所によって名前を変えたようです。川の神、泉の神、滝の神、池の神、井戸神等です。そして民間伝説に「竜」を伝える例が多いことに気付きます。これも、滝と大きな淵を「水神の滝」として敬う水神信仰のあらわれのようです。
冬に蓄(たくわ)えられる雪も水と同じ要素です。雪でつくる、遊びとしての「カマクラ」にも、五穀豊穣を天に願う思いが反映されているらしいのです。
しかし、その具体的な表示の仕方が解りませんでした。学校で教えてくれないことが残念です。当初は「水神」、「水神様」、「水神守護」等を考えました。結局、「水龍大神」にしました。また、今回は省略しましたが、作法的には「御幣(ごへい)」や「水引き」とセットにするようです。
簡単な作りにしました。青森ヒバの板に墨(すみ)で「水龍大神」と書き、乾いてから「木固めエース」を塗るだけです。T氏のカマクラに伺ってきました。完全には完成していませんが、天井は2mもの高さです。そして室内は4畳ほどと広いです。外は吹雪ですが中は暖かいです。入り口を小さめにしているからのようです。カマクラ独特が持つ不思議な世界です。
『湯豆腐(ゆどうふ)をやろう。』、と誘われました。今日は少し無理のようです。やがてカマクラの中での新年会が企画されそうです。
「工房事情」・・・梯子達磨
いくつかの候補の中、「梯子達磨(はしごだるま)」をつくることにしました。理由の一番は単純さにあります。そして、誰もが一度は遊んだことのある、懐かしさがあるのです。惹(ひ)かれる課題です。
しかし、往々にして、この単純さが実は曲者(くせ)ものです。梯子(はしご)の支柱は兎も角、踏み桟の太さがデリケートです。何よりも桟(さん)の上下間の隔たりがキーポイントのようです。それは、回転して落ちる達磨(人形)の構造と相関関係があります。
頭の中で考えてもどうしようも無い世界です。試行錯誤が最良の策のようです。まず達磨づくりです。この作り方は、先達の教科書には2つの部材を加工して合体させる、とあります。しかし、1つを刳(く)り貫いても問題は無さそうです。
垂木(たるき)の端木(はぎ)を使いました。この段階での長さは無視します。踏み桟の間隔は完成した達磨に合わせればいいだけのようです。ボール盤で2箇所に孔をあけ、その後、桟を咥(くわ)える溝を穿(うが)ちます。ツールはテーブルソーです。次は梯子づくりです。支柱の2本と桟の部材をつくるまでは簡単です。勿論?プレナー(自動鉋)とスライド丸鋸は使います。分合わせのためです。
最も肝心なテーマは桟と桟の間隔です。確実な方法は試行錯誤です。微妙な値があるのです。何回もやり直すことから、支柱と桟の固定は仮止めにします。
当初は両面テープを使いました。しかし、不適当でした。桟に達磨がカーンとぶつかるときの衝撃は結構なものです。外れてしまうのです。結局、小型クランプの登場です。位置の変更が可能な上、強い固定力です。
やがて期待する動きに導かれます。その瞬間、思わずニヤリとしている自分に気付きます。精神構造の単純さも関係しているようですが、生まれて初めて解決した課題です。無理からぬことなのです。
まだまだ手直しがあります。達磨の形、咥え込みの深さ、桟の固定方法、梯子の立て方等です。しかし、基本的な数値の確認は終えました。方針が決まりさえすれば、あとは恐縮するほど簡単な作業になる筈です。
このまま梯子達磨の鍛えを続行するか、或いは、新しい課題を設定し直すかは明日の朝の雰囲気に委(ゆだ)ねることになります。
降る、降るとは言われたものの、然程(さほど)では無い状況です。昨晩訪れたY氏が『太平洋側にも降っていますよ。』、と言っています。いつもは降雪の少ないところです。やはり今年の雪は多いようです。
しかし、長期予報では、2月は例年よりも暖かくなるそうです。2月は明後日からです。今が厳しければ厳しいほど、春を近くに思えます。ここ2~3日が峠のようです。是非期待したいところです。
2011/01/30(日)
16:23

昨晩の降雪は20cm弱です。しかし、夜間、大型ショベルが活躍していました。これは、厚くなった道路の雪を剝(は)ぐためです。
その結果、削り取った硬い雪が道路の両サイドに寄せられます。その雪は、手を加えなくても往来にはさほどは影響の無いものです。しかし、町内の雰囲気によっては、それぞれのお宅が挙(こぞ)って雪捨て場に運んでいます。
よく理解できないことがあります。雪片付けをしている殆どはご婦人です。しかも、ご年輩に多いです。使うツールはスノーダンプですが、結構な体力を要します。殿方が分担すべきのようです。
しかし、延々と続く反復作業であることがご婦人に適している所以(ゆえん)でもあるらしいです。ご年輩に多いのは、単に、時間に余裕のあることと、潔癖感が作用してのことのようです。
夜間に除雪車の通った翌朝は、その片付けからのスタートです。今日も朝からタイヤショベルを駆(か)りました。かれこれ1時間ほどです。歩行には不如意(ふにょい)な腰ですが、座ることには抵抗を示さない状態です。
更に、フード付きのコックピットです。またファンヒーターも健在です。タイヤショベルのコントロールは、傍目(はため)には大変そうに見えるものらしいです。しかし、実際にはバケットは微弱な力を加えることで自由に動いてくれます。1時間でも2時間でも快適な作業です。
しかし、役所や役場等に依頼されている除雪の専門家はそのような世界では無いようです。家の前だけとは全く違う次元です。雪の多いときには12~3時間も続けることになります。
バケットのコントロールに使う1回の力は微弱ではあっても、長時間、間断なく繰り返すことで、関節は疲労するものです。そして慢性疲労によるトラブルがおきます。特に手首が顕著だそうです。夜、布団(ふとん)の中で除雪車の轟音(ごうおん)を聞きながら、恙無(つつがな)い除雪作業の守備を願っているところです。
今日は外出しました。スーパーの駐車場の除雪の跡が見事です。寄せられた雪が整然とした山のように積まれています。凹凸の無いアスファルトは除雪し易いこともありますが、いつも感心させられます。
この積まれた雪は非常に融け難いものです。やがて春になり暖気を迎えた頃、再びこの山を崩(くず)し、暖かいアスファルトに散らすことになります。
奥州最北端のJR線が雪のために立ち往生したそうです。更に明日の予報は大雪です。気温の低さも今冬一番のようです。特に雪は日本海側が心配されています。
当地区は日本海側か太平洋側かよく解らない地域です。多少は注意の必要がありそうです。しかし、ニュースでそれを知っても、一般家庭では具体的に何をどうすれば良いかが解らないのです。注意されても単に、降った後の片付けだけのようです。
今日は時間があるようで無い日です。昨日、「カタカタ人形」を完成させました。ここしばらく、玩具(おもちゃ)づくりに誘惑されたいところです。しかし、当面の課題設定に迷います。
優先順位の確認のため、先人の足跡にヒントを探ることにしました。やはり、何でも知っているWEBにお訊ねしました。
竹とんぼ、コマ、笛、音、ハシゴだるま、糸人形、からくり、カタカタ、パタパタ、パズル、知恵の輪等です。手を使うもの、音を出すもの、動きのあるもの、からくり等の意外性のあるもの、知的な遊び等、何でも載っているページを見つけました。
タケトンボの中には、昔からの一般的なつくりの他によく飛ぶトンボ等もあります。笛にはリード、ウグイス、スズムシ、そしてスライド等が紹介されています。蛙のゲロゲロや蝉のジージー、ガリガリの音を出すもの等、さまざまです。面白いです。
これら全てを手にとって見たことはありませんが、殆どは何処かで見たものです。それぞれに国民性はあるのでしょうが、基本的な仕掛けは万国共通のようです。そして、それぞれに長い歴史があることが嬉しいです。少し不思議な世界です。
ヒントの調達は、これら先人の英知からせざるを得ないようです。材料、デザイン、大きさ、仕組み等にはいくらでもオリジナリティーは発揮できそうなのです。
材料は木が前提です。しかし、硬い、柔らかい、軽い、重い、板目、柾目、節の有無等さまざまな選択肢があります。特にデザインにはそれぞれのセンスを反映させる余地はありそうです。単純性、清潔感、和(なご)み・・・等です。
ま、時間は無限?にありそうです。まずは試作づくりです。作品づくりには失敗の繰り返しが不可欠と認識しています。楽しみながら取り組むつもりです。
アメリカ東海岸でも大雪だそうです。この手ごたえのある稀有(けう)の雪に、先ほど名前がつけられたそうです。「snowmageddon(スノマゲドン)」です。聞いたことの無い単語です。ハルマゲドンを中心に、3つの言葉を合体させた造語だそうです。日本の文化とは少し違うようです。
不謹慎とは思うものの、つい、霧島の火山灰と雪とを比べている自分に気付きます。どちらがどうだからどうだ、ということは全く無いのにリアルに感じます。少しの休養が必要になっているようです。
2011/01/29(土)
19:58

「越冬事情」・・・踏み桟
低気圧が陸奥湾を横切る、という昨晩の予報です。警戒していたものの、早朝の沐浴(もくよく)時にはその気配は皆無です。しかし、明けた7:00頃からノタノタと降り出します。
つい昨日までは綺麗?に片付いていた庭です。それが、工房屋根に立てかけた梯子(はしご)にあれよあれやの間に積もっていきます。この梯子は昨日、屋根の上でテレビアンテナ修理のために使ったものです。朝には付着していなかった雪です。ドラマチックです。
話は飛びますが、単純な梯子(はしご)の部位にもそれぞれの名称があります。念のために、この文章を書くために調べました。一般的な梯子は左右に2本の柱があります。これが支柱です。
そして足を載せる横の桟(さん)が「踏み桟(ふみざん)」です。当たり前といえば当たり前のようですが、自信の無かったものです。
その細い「踏み桟」に午前中だけで20cmも積もりました。驚きの積雪です。実は、毎朝の雪の量はブロックの塀(へい)を見て判断します。ブロックは僅(わず)か10cmほどの幅です。しかし、降った分だけ積もっているのです。重宝(ちょうほう)しています。
今日の除雪は昼と夕刻の2回です。狭い道路にタイヤショベルを駆(か)るときは、運転手一人ではもどかしさがあります。バケット(バケツ)から食(は)み出た雪が両脇にこぼれるからです。数回の往復の中、それを中央に寄せてくれるスタッフが居ることは非常に有難いです
1回目の昼にはご近所の皆さんも出張(でば)ってくださいました。ご高齢の皆さんです。遠くまで運ぶには大仕事です。それぞれの玄関の雪を出していただき、それをタイヤショベルで運び出す、というストーリーです。恐縮するものの、非常に効率の良い除雪です。
「工房事情」・・・姪孫
昨日、「カタカタ人形」に手を掛けました。滑り台に対して人形が1個不足しています。新しくつくることにしました。糸鋸盤(いとのこばん)で刳(く)り貫くだけです。
下半身と腕の長さ等は、滑り台の左右に打ち付けている杭(くい)と杭の距離と相関関係があります。1mmの誤差で作動しなくなるものです。
人形が大きい場合には人形を削ればいいだけです。しかし、杭の位置が固定されていることで、小さい場合には悲惨です。
勿論、予定した大きさでカットすれば良いのですが、どうしても大きく刳り貫く心理が働いてしまいます。その結果、多少の修正が加わることになります。作業中、友人がお出でになりました。実は、彼の孫のためにもつくった「カタカタ人形」でした。完璧な出来では無い、サンプルとしてつくったものをお上げしました。少し恐縮するところです。
すると、『東京の妹の孫にも送ります。』、ということです。今度は外に出しても恥ずかしくない作品をお届けすることになります。
話は飛びますが、この『妹の孫』の表現が解らないところです。今回も、何でも知っているWEBにお訊ねしました。一般的には「姪孫(てっそん)」だそうです。
その孫が男性のときには「又甥(またおい)」、女性であれば「又姪(まためい)」なのだそうです。恥ずかしいながら、初めて聞く言葉です。
暮れた今は猛吹雪です。今の寒波はむこう数日続くようです。まだたまだ健在な将軍様です。特に明晩は大変な寒さのようです。
このような吹雪の日は、工房に篭(こも)っての「玩具(おもちゃ)づくり」に如(し)くことは無さそうです。
当面の課題がたくさんあります。今晩、そのプログラムを再確認するつもりです。
2011/01/28(金)
17:43