
今朝も15~20cmほどの積雪です。工房内のストーブにのせた鍋にはいつもよりも厚い氷が張っています。相当シバレたようです。今朝も沐浴後の除雪です。昨晩除雪車が入ったことで、結構なやり甲斐です。
朝食後は工房入りです。このところ玩具(おもちゃ)づくりに傾倒しています。しかし、実際には予備知識に不安のあるジャンルです。そのヒント探しです。教科書は「手作り木工辞典」です。無数のあれこれが誘惑してきます。
半世紀以上昔の子供の頃の遊びを思い出してみました。ガラス球(ビー玉)、ビタ(メンコ)、ズグリ(独楽の一種)、凧(たこ)、飛行機(ゴム動力)、紙鉄砲(ゴム動力)、竹立て(数え歌つき)・・・が浮かびます。
特に、ガラス玉、ビタ、ズグリは木箱に詰まっていました。毎日遊ぶことから相当に熟達もしていたつもりです。冬は凧、夏は飛行機です。どれもよく飛びました。
動力のゴムに感激しました。紙鉄砲の材料は箸(はし)、輪ゴム、そして玉は菓子箱の厚紙を切ったものです。手に入り易い材料です。しかし、飛行機の場合は、リブ、胴体の木、そしてタケヒゴや紙は買い求めていました。当時としては高価な玩具?でした。
しかし、現在誘惑されている課題は「木の玩具」です。先般、積み木、車、ハノイの塔、カタカタ人形、そして昨日の梯子達磨(はしごだるま)等をつくっています。
多くは見たことはあるものの、手にした記憶が無いものが殆どです。「昇り人形」もそうです。これを「手作り木工辞典」で知りました。
今は見かけなくなった「婦人生活社」が発行所です。その平成11年5月発行に載っています。小黒三郎氏の原稿です。彼も1978年(昭和53年)、スイス・ネフ社の「昇る小人」ではじめて知ったそうです。
彼は長い間、糸ノコシリーズでさまざまな和む作品を紹介しています。その中に「昇り人形」があります。殆どが設計図付きです。『写真を113%に拡大すると原寸の設計図になります。』、という親切な紹介です。木工愛好者への啓蒙活動であったようです。
キャラクターに「人形」の他にネコとネズミ、ウサギとカメ、ウマとニンジン、稲妻と龍、十二支等を試みています。洗練されたデザインも細工もレベルが高く見事です。
しかし、その写真を見るだけでは理解し難く、十数年も悶々としていました。理屈もそうですが遊び方自体も解らないのです。
今日はその確認です。先ずつくってみることです。材料は単に端材(はざい)の2本の棒と紐(ひも)だけです。仕掛けの必要不必要は後で考えて良いことです。
棒の1本は吊り棒です。そしてもう1本は人形のつもりです。吊り棒には垂直に3箇所、斜めに2箇所の孔をあけます。そして人形の左右端にも斜めにあけます。この玩具のポイントは、どうやら人形にあける孔の角度にありそうです。
将来はボール盤で正確な角度を設定することになりそうです。しかし、今回はそこまでは望む必要はなく、アバウトで十分のようです。
その後は糸を通して一応の完成です。愈々(いよいよ)試運転です。吊り棒の上に出した紐をフックにかけ、下に垂れた2本の紐を左右交互に下方に引きます。すると、人形に見立てた棒がスルスルと上に昇っていきます。
すこぶる拙(つたな)い作品です。しかし、初めての出会いだけに感激する瞬間です。遊び方と、ある程度の理屈は即座に理解します。
正(まさ)しく百聞は一見に如かず、です。単純さの中にドラマチック性があります。誰が考えたものかは解りませんが見事な仕掛けです。
次は人形のキャラクターづくりです。実は、このセンスに欠けています。ま、楽しいことを想像してつくってみるつもりです。
今日から2月です。2月は「如月・着更着・きさらぎ」のように、1月よりも寒い月といわれています。しかし、明日からの最高気温はプラス4~7℃と驚くほどの高さです。
現在はマイナス3℃です。一変します。歓迎するところですが屋根からの落雪が心配されます。
2011/02/01(火)
17:36