先日、市内に買い物に出ます。道路岸の若葉が芽吹いていました。西方の岩木嶺(いわきね・岩木山)と南方の八甲田山には残雪はありますが、東方の東嶺(あずまね・東岳)は例年より早い雪融けで皆無です。

そして奥州最北端にも花が咲きました。しかし、「桜」には「花冷え」が伴います。その所為(せい)か、ここ数日、寒い日が続いています。外に出るのが億劫で、園芸作業は敬遠するところでした。それでも、「イチゴの植え替え」や「畑の土起こし」は、数日前の暖かさの折に終えています。

今日は室内に籠(こも)り、「ボンゴとコンガ」に手をかけます。因(ちな)みに、「ボンゴ」と「コンガ」の違いは、その大きさにあるようです。手に持つことができる程度の大きさで、大小二つの太鼓がつながっているのが「ボンゴ」のようです。それよりも大きいものが「コンガ」のようです。

しかし、アフリカの打楽器には「ボンゴ(bongo)とコンガ(conga)」の他に「ジャンペ(djembe)」なるものもあるようです。これは、「コンガ」よりも「ヘッド(上面・皮部分)」が広く、大きくズシリとした音が出るとされています。その意味では、これまで「コンガ」としてつくってきたものは、或(ある)いは「ジャンベ」なのかも知れません。

先日、「胴」部分に、「二回目の漆」を塗りました。作業内容は、単に、「生漆(きうるし)」を筆で塗るだけの簡単なものです。ところが、「漆の乾き」は「高温多湿」で促進されます。ところが、春のこの乾燥時期にも拘わらず2日でほぼ乾きます。

ところが、やや、黒っぽくなり過ぎたようです。「拭き漆」にしなかったから、です。そのため、胴の「脚部分」に「何か」を描きたくなります。いまのところ、「御所車(ごしょぐるま)」の「蒔絵(まきえ)もどき」を考えています。

アフリカ発祥の「ジャンベ」に、「漆」を塗り、「御所車」の「蒔絵」です。所謂(いわゆる)、「蛇足(だそく)」であることに間違いは無いようです。

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2024/04/22(月) 11:55
桜の開花情報、満開情報が頻(しき)りです。今春の当地も例年になく早い桜です。桜花の頃は「花冷え」が一般的ですが、極めて暖かい日が続いています。

その気候に誘われて、早朝から庭に手をかけます。当面の課題は「イチゴ(苺)」の「植え替え」です。これは、昨年、ランナーから誘引した鉢を2周りほど大きい鉢に「植え替る」作業です。

簡単な作業の筈です。しかし、その数は1200鉢ほどです。多少ながらも「気合」の要するところです。まず、鉢置台のセットからです。


他方、「コンガ・ボンゴづくり」にも手をかけます。作業内容は「皮張り」の微調整です。具体的には、一度張った「皮」の「張り直し」です。また、試みとして「皮張り」のための仕掛けを「ターンバックル(turnbuckle)」にしてみます。しかし、やはり、古典的?な「紐(ひも)」の方が優れているようでした。

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2024/04/15(月) 16:33
一ヶ月以上ほどを費やした「コンガ・ボンゴづくり」でした。それが、一応のクリアー(clear・目標の解決)を見せています。尤も、「皮張り」の微調整をまだ残した7個です。

来(こ)し方を振り返ってみると、それぞれの過程には、いつも、難問が立ちはだかっていました。その解決方法は、いつも、素朴で原始的とも思われる「試行錯誤」に頼(たよ)るのみでした。所謂(いわゆる)、「失敗は成功のもと」のようなものでした。

「コンガ・ボンゴ」のルーツ(roots)は「南ア(南アフリカ共和国)」といわれています。やがて、17~18世紀の頃、南アの人々のキューバへの移動があり、キューバで改良されたものが現在のボンゴといわれています。

しかし、恥ずかしいことに、この度の課題に「コンガ・ボンゴ」を設定した数ヶ月前まで、「南ア」が何処であるかが解りませんでした。やや飛躍はあるものの、その弁解のひとつに高校時代の「社会科の選択」が考えられます。実は、筆者の高校時代の「社会科」は、選択制だったのです。

その折、筆者が選択した科目は「世界史」や「地理」ではなく「日本史」でした。その「ツケ」に、今も追いかけられているような気がするのです。まさか、80歳近くになった今、「ボンゴ発祥の地」の「南ア」に悩まされるとは思ってもいなかったことです。

その解決策として、数十年前から、目の前に、いつも、大きな「地球儀」を置いています。それによると、「南ア」は、アフリカ大陸の最南端です。その面積は、日本の4倍ほどのようです。温暖で動植物の宝庫のようです。その「南ア」の東北沖にあるのが、日本の1.5倍ほどの大きさの「マダガスカル島」です。

さて、「ボンゴ」と「コンガ」の違いは、大きさの異なる小型の2個のセットが「ボンゴ」で、singleで大型の「太鼓」が「ボンゴ」のようです。尤も、今回自作の「ボンゴ」は、いつの間にか控えめな大きさになってしまいました。


地元の料亭で「花見の宴」を予定しています。「引出物」に「T字パズル」を準備しました。実は、集まる皆さんは同期生です。筆者同様、好い加減な御年です。「頭の体操」を促す企みです。

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2024/04/12(金) 15:54
予報を違(たが)えて、今日は終日の雨です。良し、とするところ頻(しき)りです。その一つは、鉢植えへの水遣りを免れたことです。他に、「漆の乾燥」の助長です。

駐車場には、大小1200個ほどの鉢があります。それらが、このところの晴天でカラカラになっていたのです。心を痛めていたところです。それが、この雨です。ホッとすること頻(しき)りです。

また、「漆の乾燥」もまた、ここ数ヶ月に及ぶ当面していた課題でした。実は、「漆の乾燥条件」は、「高温多湿」です。それが、このところ続いている「低温乾燥」です。数ヶ月前に塗った「漆」が依然として「乾かない」状況にあったのです。

この雨を機に、「漆の乾燥」を促すことにします。具体的な仕掛けは簡単です。単に、作業場に「七輪」を持ち込み、「炭」を焼(く)べ、その上に「ケトル(kettle・ヤカン)」を乗せておくだけです。その仕掛けで室内の「高温多湿」が演出できるのです。しかし、この環境での作業は厳禁です。一酸化炭素中毒の誘発条件なのです。

「コンガ・ボンゴづくり」もまた一段の進捗を果たします。今日、3個の「皮張り」を終えることができました。何れも、「カーン」とした音色を発しています。これで都合、5個の「ボンゴ」の完成をみたことになります。尤も、この完成は、今後の「微調整」を要する程度のものです。

最初につくった時と今とでは、要したエネルギーの量は全く異なるものでした。この時間やエネルギー等の短縮は、無駄な動きの削除や作業の効率化等によるもののようです。

難しかった課題が、刻々と簡単な課題に変化しています。何となく、数学の因数分解の解法に似ているようです。

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2024/04/09(火) 15:27

麗(うら)らかな日です。久しぶりに庭〈駐車場兼〉に出ます。「鉢植え」の「豊後梅(ぶんごうめ)」が咲いていました。庭の一角には小さい物置、そして周囲には「猫の額〈ねこのひたい〉」ながらも「畑」もあります。この季節には「お尻に火のついている」課題が無限に近くあるのです。

今日の作業は、自宅内では「コンガ・ボンゴ」の「皮張り」、物置では「T字パズル」の「塗り」、そして畑では「砂利の除去作業」です。

「T字パズル」は、近く予定の「花見」の「引出物(ひきでもの)」のつもりです。集まるメンバーは間もなく80歳を迎える皆さんです。予想される「ボケ」への「配慮」です。作業は、以前つくっておいたものに「塗装」するだけです。「青森ヒバ」の素肌では可哀そうだったのです。

簡単な作業です。しかし、結構な時間と手間を要します。実は、「塗り」には数回の「塗り直し」が伴います。それは、1回目の後は「毛羽立ち」が生じる傾向があります。そのザラザラの削除のため、乾いた後にサンドペーパーで滑らかにする必要があります。そのため、2回目、3回目の塗りで仕上げるのが一般的のようです。今日は、その1回目でした。

「コンガ・ボンゴづくり」は、「2個目の皮張り」です。皮を水に浸けるのは僅か20分ほどですが、その後の「締め付け」に時間と筋力を要します。1個の「皮張り」に2時間ほども要します。

「畑の手入れ」は「砂利の除去」です。この「砂利(じゃり)」は、除雪の際に溜まったものです。これもコツコツとした作業です。


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2024/04/08(月) 18:22
卒業式の季節から突然入学式の季節に移ろいでいます。昔は、この、年度末から年度初めの間は、全国選抜大会を挟んでの「出稽古」の期間でした。

その遠征の折の楽しみのひとつが「花」でした。羽田から浜松町に向かう左車窓の桜が最も早い開花だった記憶があります。上野公園、隅田川河岸、渋谷桜新町からNT大に向うルート、また、友人T氏の事務所近辺の南大塚駅前の桜並木等々です。

今日、そのT氏から、『サンシャインシティ前の桜が満開だ。』のmailを戴きました。首都圏の地理には不案内ですが、その「池袋」は、おそらく、「大塚近辺」のようです。

蛇足ながら、花の鑑賞ポイントは、花自体よりも、花に浸ること、あるいは花を介して、その土地その土地の人々の思いに触れることが楽しみでもありそうです。

現在〈でも〉、首都圏の桜並木には「軒花(のきばな)」や、桜色の「提灯(ちょうちん)」が吊(つ)るされています。地元の皆さんの「心意気」のように思える文化です。他方、奥州最北端では、この「しきたり?」は既に失われています。

60年ほど前には、当地にも玄関の軒下に「軒花」を刺し込む習慣がありました。それは、丁度、3月3日には「散らし寿司」、5月5日には「粽〈ちまき〉」、冬至には「南瓜〈かぼちゃ〉」、元旦には「雑煮」をいただく等の文化の一端のようです。

また、桜に限らず、それぞれにはそれぞれの見頃があります。芽出しの頃、開花の頃、散る頃、葉桜の頃等、そのいずれにも趣(おもむき)があります。「良寛」の、『散る桜 残る桜も 散るさくら』のように、です。

その何れの頃になるかは未定ですが、「宴」を予定しています。60数年前に卒業した中学校の同期会です。会場提供の女将〈おかみ〉が『生前葬でしょ。』、と宣〈のたま〉います。

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2024/04/07(日) 14:53