今日は日曜日です。マザーグース(Mather Goose)の「数え歌」にあった「Sabbath」です。しかし、「安息日」ではあるものの、あれこれと「模索(もさく)」したくなる日でもあります。今日も、未明から工作室に入ります。

当面している課題は「ホック)」の取り付けです。これは、「マラカス」の「収納皮袋」の「仕掛け」用に思いついたものです。

この「ホック(hook)」のため、一月ほど前から、ホームセンターを物色してきました。しかし、初心者にとっては、極(きわ)めて「厄介(やっかい)」な課題でした。

「たかがホック」です。「されどホック」です。学校では習ったことの無い世界なのです。「厄介」の理由のひとつは、「パーツ」の「多さ」がありそうです。「組み合わせ方」が解らないのです。

解決策は、「試行錯誤」に委(ゆだ)ねる以外には無さそうでした。今日も、何が正解なのか解らない、そして、「行きつく先」の糢糊(もこ)とした一人旅でした。

くり返しになりますが、「パーツ」の「組み合わせ方」が解らないのが厄介なのです。それでも、「紆余曲折(うよきょくせつ)」の中、今は、取り敢(あえ)えずのゴールに辿(たど)り着いた気がしています。

尤(もっと)も、それは、「錯覚(さっかく)」なのかも知れません。それでも、今は、行く手を阻(はば)む障害を越えた感、頻(しき)りです。


狭庭の一角に「赤い色」を見つけました。「椿(つばき)」でした。やはり、「春」は巡(めぐ)ってきたのかも知れません。

即、「切り花」にして囲炉裏の縁に置きます。そして、長い冬を彩(いろど)ってくれた「紅紫檀(べにしたん)」との「バトンタッチ」を断行します。


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2025/03/23(日) 15:48
「桜前線」が伝えられる中、そして、明日の「春分の日」を前にしての雪です。「南部」にも降りました。

因(ちな)みに、その「南部」は、奥州北端の「太平洋側」の意味です。今の天気予報にも「南部」は使われていますが、それは、「日本の南部」の意味として、です。

それは兎も角、昔から、『南部に雪が降れば、春がやってくる。』の「言い伝え」があります。期待すること頻(しき)りの「南部の雪」です。


外に出るには寒い日が続いています。自動的に、家に籠(こも)る時間が多くなっています。時折、テレビを観ます。主に時代劇です。最近は、「鬼平」です。「本所桜屋敷」は、「吉右衛門」も「染五郎」も観ました。

しかし、「困った」ことに、その両者に、台詞(せりふ)や「大道具・小道具」等の数ヵ所に違いがあることに気づいたりなんぞもします。「小道具」では、「五鉄2階」の、「七輪台」がそうです。「吉右衛門バージョン」の「台」が懐(なつ)かしいです。

「台詞(せりふ)」では、「染五郎版」の「本所桜屋敷」のラストシーンです。「山口馬木也」演じる「岸井左馬之助」が、『人はいさ心もしらずふるさとは花ぞ昔のかに匂いける』を詠じていました。(土佐日記の)「紀貫之(きのつらゆき)」?の歌です。「吉右衛門バージョン」では無かった台詞です。

この歌は、「二人の思いのやり取り」の「贈答歌」のようです。要旨は、『他(あなた)の心のほどはわかりませんが、花だけは、昔と同じ良い香りを漂(ただよ)わせています。』のようです。

この「花」は、「梅」のようです。「桜」屋敷での「梅」にはやや違和感がありそうなのです。しかし、理解できるところでもあります。

実は、筆者の関わる例年の「花見の席」が間もなくです。それには「荒城の月」が似合いそうです。小学校で習った歌です。しかし、その歌詞の意味は、教えてもらえませんでした。今になって、無理やり訳そうとしてみます。一番の「春高楼の・・・」の「かげ(影)」は「光」のことのようです。

『昔は、年を経た松の太い幹や枝葉をものともしないで、「月の光」は座敷の杯(さかずき)にまで射(さ)していた。今、あの「力強さ」はどこに失せてしまったのか。』となりそうです。・・・特に今年は「傘寿(さんじゅ)」の「花見」です。「考えされられ」るところです。


感傷の中、今日も「工作室」に入ります。テーマは、このところの「マラカスの袋づくり」です。その「皮バージョン」の続きです。今日完成したのは、「3袋」だけでした。

部材の一部を「100円ショップ」から求めました。「コードストッパー」と「醤油注」等です。「醤油注(しょうゆづぎ)」は昔から知っていましたが、「コードストッパー(codes topper)」の存在は初めて知ります。

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2025/03/19(水) 13:59
つい数日前の最高気温は12℃~13℃ほどでした。それが一転し、ここ数日は、5℃ほどです。「早春賦(そうしゅんふ)」の歌のように、「♪ 今日も昨日も雪の空」です。年甲斐(としがい)もなく、体調を崩しています。


「工房」での課題は、やがて暖かくなってからの「演奏会」の準備です。当日、ご来場の皆様に使っていただく「パーカッション(percussion・打楽器)」づくりです。

当面の課題は、「マラカス(maracas)」を入れる「袋」づくりです。これまでの「袋の材料」は「布」でした。今回は「皮革(ひかく・なめし革)」に挑戦しようとしています。所謂(いわゆる)、レザー・クラフト(leather・craft)です。

その際に、やがて立ちはだかりそうなのが「留め具(とめぐ)」です。実は、当初は、これに「紐(ひも)」を使っていました。それを、今回は、「それらしく」、「ホック(hook・留め金)」を使おうとしています。

「ホック」は、昔、使ったことのあるツール (tool)です。ところが、その「パーツ(parts)」は数種類にも及びます。更には、その組み合わせ等を、完全に失念しているのです。

今日は、朝から、それらとの格闘です。やってみると、丁度、昔やったことのある「因数分解」に似ています。或いは、「老いには向かない作業」なのかも知れません。

『幾歳も屋根雪に埋もれし老楓は今も時得て葉を茂らせんとす(康子)』 「楓(かえで)」は、西行の、『心なき身にもあわれは知られけり鴫発つ沢(しぎたつさわ)の秋の夕暮れ』の、「 たつさわ(発沢)もみじ」と思われます。

(西行に心酔していた)尾崎紅葉が残した「金色夜叉(こんじきやしゃ)」の「宮さん」の「姓」にも、本人の名前「紅葉」とともに、この「鴫沢(しぎさわ)」が採用されていました。


「桜前線」が伝えられ始めました。3/16現在の情報では、首都圏の開花は今週末の3/22、奥州最北端で4月16日だそうです。しかし、羽田から浜松町に向かう折の左側の一角では、既に咲いている筈です。


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2025/03/16(日) 15:06

今日の奥州最北端は12℃ほどにもなりました。これは、ストーブを焚(た)くと熱過ぎ、消すと寒い、値です。そして、青空の中の「強い風」です。融雪が進んでいます。


「花」の頃、「傘寿の花見」を予定しています。その折、参会者に、簡単な「お土産」を戴いてもらうつもりです。

昨日から、工作室に籠(こも)り、「それらしいもの」を「物色(ぶっしょく)」しているところです。「物色」、というのは、これまでやってきた「木工教室」の「教材」の中からの「抽出(ちゅうしゅつ)」です。

「工作室の整理」は、ほんの数ヶ月前にやったばかりです。その折、「サンプル」だけを残し、「他のパーツ」等を焼却処分したつもりです。

しかし、改めて窺(うかが)うと、またまた、「辻褄(つじつま)の「合わないパーツ」や、「パーツの不足」等が出現します。

中には、「工作室」に残しておきたい、あれこれもあります。未練がましく、「過去の足跡」を残しておきたい、という「思い」が働くのでしょう。困ったことです。

まさしく、「康子女史」の「歌集」にある、『長き日も身辺整理はままならず思いは残る文に小布(こぎれ)に』の通りです。

結局、「工房」の隅(すみ)から抽出されたものは、「石鹸箱」、「千鳥格子」、「額」、「筆箱」、「小物入れ」、「鉛筆立て」、「玩具数種」、「貯金箱」、「T字パズル」、「肩もみ器」等、計30セットほどの「パーツ」です。

それに、「塗料」以外の「解説書」、「サンドペーパー」、「接着剤」等を伴わせます。それらを「袋」に入れて「来月今頃」の「観桜会」に備えようとしています。


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2025/03/13(木) 14:44
このところの夜半(よわ)の月は、小さいながらも「煌々(こうこう)としています。反面、「放射冷却」が伴います。今朝も「キリキリ」と冷えていました。おそらく、マイナス4℃以下もあったようです。

しかし、日中には12℃にも及び、抜けるような青空を迎えます。それでも、畑の一角、日の当たらない「建物の北側」等には、残雪が見えています。


昨日、同級生の「料亭」にお邪魔しました。「傘寿(80歳)の「花見」」の打ち合わせです。実は、座敷からの「桜花(おうか)」が見事なことから、ここ数年、会場を提供していただいていたのです。

その「花見」の折の「引出物(おみやげ)」を支度(したく)しようとしています。その候補に、「千鳥格子(ちどりごうし)の花瓶敷」もあります。「組み立て作業」に、「老化防止」の要素がありそうだったのです。

因(ちな)みに、「千鳥(ちどり)」は、日本では「千鳥(たくさんの鳥」ですが、ヨーロッパでは「hound tooth(猟犬の歯)」といわれているようです。

以前つくった「サンプル」が「工作室の隅」に眠っている筈でした。そして、その「解説書」も「PCのどこか」に仕舞っていた記憶があります。

今日の作業は、まず、その「ファイル探し」からです。データーの「在処(ありか)」を「エクスプローラー」で探し出します。その後、今回用の「解説」に変換します。

とはいうものの、既に「好い加減な歳」です。且(かつ)ては、考えなくても出来た「文章校正」、「余白の設定」、「画像の貼り付け」等の「WORD」の操作でしたが、今は事情が違っています。

多くの時間を要して、データーの「在処(ありか)」を探し出します。簡単な作業の筈(はず)ですが、自身の「老い」を感じさせる作業でした。数時間を要して、「プリント」まで行きつきました。

「工作室の整理」は、ほんの数ヶ月前にやった筈です。その折、「サンプル」を残し、焼却処分していました。今回の「観桜会」で、その「サンプル」を使い切るつもりです。残しておいても困ることになるからです。「断捨離(生活環境のスリム化)」は、これから更に進めなければならない大きい課題です。


首都圏の「桜花」の見ごろ迄にはあと2週間ほどのようです。特に上野と日体前は、昔、毎年、試合や練成会の折に楽しませていただいた記憶があります。

他方、奥州北端は、それに遅れること一月ほど経ってからです。「傘寿の花見」までには、一ヶ月ほどの余裕があります。何とか間に合いそうです。


「物置」に置いていた(筈の)、「苗づくり」用の「種」を再確認します。「マンズナル」がたくさん出てきました。

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2025/03/12(水) 09:22
吉丸一昌の早春賦(そうしゅんふ)のように、『・・・さては時ぞと 思うあやにく 今日もきのうも 雪の空・・・』です。

因(ちな)みに、「あやにく」は「生憎(あいにく)」、「いらだたしい、憎らしい、意地が悪い、思うにまかせない、」、等の意味のようです。

「・・・3月も中半(なかば)です。春の筈だ、と思うものの、苛立たしくも、今日も昨日も雪の空です。」


「春鱒(はるます)」が出ている時季(シーズン)のようです。「買い出し」に出かけようとは思うものの、この雪です。迷うところです。結局、今日の外出は断念、です。


工作室では、「マラカスケース(maracascase)・袋づくり」の停滞のままです。尤(もっと)も、経験の無い世界です。「どのようなゴール」が正しいのかも解らないままの「試行錯誤(しこうさくご)」の繰り返しです。「詮(せん)無き」ところです。

当面している課題は「ハトメ」の「穴あけ」です。現在の布地は、「デニム」です。「皮革」用の「ポンチ(punch)」での「穴あけ」には無理がありそうでした。因みに、「ハトメ」が「鳩(はと)」の「目」の表現であることを最近になって知ります。


「作業の難易度」には、いくつかのパターンがあるようです。例(たと)えば、難(むずか)しそうに見えても、実際には「簡単なもの」、逆に、簡単そうに思えても「難しいもの」、等です。今日は、その「後者(こうしゃ)」のようです。

今日のそれは、「鳩目(ハトメ)」の「下穴あけ」です。折り畳(たた)んだ「デニム」の木地に「鳩目の穴」を開けるに苦労します。あれこれを試します。しかし、その方法まで辿(たど)り着くことはできませんでした。

一時、「彫刻刀」に頼(たよ)ろうともしましたが、結局、「ポンチ」に戻りました。右往左往の繰り返しを経て、何とか、結果には至ったようです。

気を良くして、次に、「皮革」にも及びます。「皮革」は、初期段階で「試作」はしていましたが、やや、「不満足」なものがありました。今回は、それらの「解消」の「試(こころ)み」です。少し、「気合」の入るところでした。

「試作」では、「縫い合わせ」に「糸」を使いました。今回は、「接着剤」に頼(たよ)ろうとしてみます。結果は、大成功でした。次の課題は「塗装」です。「アルコール」を「溶液」とした「染料」での「色付け」です。

乾いた後、「MINK OIL」なるものを浸み込ませて「磨き」をかけてやります。丁度、「革靴」の「磨き」のようなものです。結果の満足度は、これにも、「高い」ものがありました。


「北国」といえど、日に日に「春めいて」きています。そろそろ、「苗(なえ)づくり」のプログラムづくりです。「エダマメ」、「トマト」、「ジャガイモ」、「菊」、「(まんずなる)ササゲ」等は「必須」のようです。


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2025/03/10(月) 08:02