
久しぶりに外出しました。昼過ぎです。空を見ると、北側の半平面(球面)が青空で、反対側は厚い雲に覆われています。直射日光は拝めませんでした。気温は氷点です。しかし、道路は解凍しています。地熱の作用のようです。
「工房事情」・・・A LITTLE BIG TYPE
還暦をとうに過ぎてから「玩具(おもちゃ)づくり」を試みています。殆(ほとん)どの「玩具」には長い歴史があります。そして、その多くは世界共通のようです。しかし、頭の中にあるのはその中の極(ごく)少しです。情報取得のために、今日はWEBの「のほほん工房」をお訪ねしました。
参考になるものばかりです。特に、オリジナルのJIG(ジグ)が参考になります。当然、アドレスは「お気に入り」にメモされることになります。
「玩具」のページにもたくさんの面白そうなものが紹介されています。今日はその中の「くるくる人形」に挑戦することにしました。非日常的な動きが惹かれるところです。実は、同じ原理のものを昔見た記憶があります。
作り方は簡単なようです。単に、木を刳(く)り貫(ぬ)いて重量のある球形を入れるだけです。もちろん、外形は整えます。しかし、頭の中では簡単ではあっても、往々にして、実際に作ってみなければトラブルが潜んでいることには気付かないものです。まず試してみることです。
材料は、端材(はざい)の垂木(たるき)です。勿論、青森ヒバです。フォスナービットで材の両端を刳り貫き、中央の残った部分は糸ノコ盤でフォローします。問題の無い簡単な作業です。考えるべきは中に入れる錘(おもり)の球体です。指導書(のほほん工房)では鉛(なまり)が良い、ということでした。しかし、今回は単なるサンプルです。ビー玉を代用しました。
実は、結構な量の鉛(なまり)は工房に眠っています。以前、W氏からいただいたものです。自動車のタイヤから集めたもののようです。しかし、球体に加工する際の型枠(かたわく)が思いつきませんでした。
思いついたのは「パチンコ玉」です。しかし、何十年も立ち入ったことの無い世界です。違反行為のようですが、Z氏に調達をお願いしました。今晩届くようです。取りあえず今日はビー玉にしました。
フォスナービットの直径は25.3mmほどです。そして球体の大きさは、納まるスペースの幅よりも1~2mmほど小さいものが良さそうです。
100円コーナーを物色すると「大きめタイプ(A LITTLE BIG TYPE)」があります。直径24.28mmです。因みに10個で100円です。ほぼ理想的です。
サンダーで整えると見事に手に馴染みます。手に持つだけで平和になるのが嬉しいです。ホッとします。あらためて青森ヒバの癒(いや)し効果が体感できます。そして愈々(いよいよ)斜面下りです。頂点にそっと置きます。すると徐(おもむろ)にムニュッと立ち上がり、クルクルと回転して降りてきます。教科書では正三角形等も紹介していました。さまざまなバージョンを生み出せそうです。ま、何とかなりそうです。
今回の大きさは手のひらに納まる程度です。パチンコ玉ではまったく違う形にもなりそうです。何よりも、なだらかな勾配の斜面でもクルクル回転しそうです。
2011/02/11(金)
20:57

「越冬事情」・・・Wednesday’s child
久しぶりの銀世界です。昨日までの家の前はアスファルト状態でした。庭もまた真冬に逆戻りです。少し唖然とします。青空の下で雪や氷がダラダラと融けるのを数日見て、春がインプットされていたのです。
零下の中の降雪は、今の季節としては当然のことです。しかし、今朝の雪が、今が冬の真っ只中(まっただなか)であることを容赦なく思い知らせてくれます。
このような状況認識の甘さを面と向かって指摘されるときには、いつも「Wednesday’s child(水曜日の子)」を思い出してしまいます。これはマットモンローが歌った、映画「さらばベルリンの灯よ」の主題歌です。
Wednesday’s child is a child of woe, Wednesday’s child cries alone I know. When you smiled just for me you smiled, for a while I forgot I was Wednesday’s child.
Friday’s child wins at love they say. In your arms Friday was my day. Now you’ve gone well I should have known, I am Wednesday’s child born to (be) alone.
くどいようですが、マットモンローの歌では、最終行は、I am Wednesday’s child born to aloneではなく、I am Wednesday’s child born to be alone だったと記憶しております。誤訳を覚悟で訳したことがあります。内容としては、『水曜日生まれの子が一瞬の恵まれた環境で、つい金曜日生まれと勘違いしてしまいます。間もなく、水曜日生まれであることを思い知らされる。』、というストーリーだったようです。マザー・グースの数え歌を引用した詩のようです。
ほんの2~3日が氷点以上であっただけで春と誤解し、再びの雪で真冬であることに気付かされることが情けなくもあります。
「工房事情」・・・分揃え
日課の「箸置きづくり」の材料を使い切ってしまいました。今日は鉋(かんな)がけです。要する時間の長短は、カンナの刃の出し方によって左右されます。
刃を多く出せば多くを削ることができます。結果的には少ない回数で済みます。しかし、刃にかかる負担もまた大きくなります。本来は、出す刃の量を少なくするようです。必然的にプレナーに通す回数は増加します。
今日は後者の方法を採用しました。やはり、同じ面に何回もかけることになります。扱った材は100本です。全部で400面です。それぞれに5~6回です。いつもは小一時間で済む作業時間が4時間近くにもなりました。
作業内容は難しくはないのですが、この長時間が厄介(やっかい)です。堪え性(こらえしょう)のない腰がすぐ訴えてきます。しかし、休み休み、ニコニコしながらの作業がすべてを解決してくれます。
プレナーを通す本来の目的は、木の表面を整えることにあります。しかし、すべての材の分揃(ぶぞろ)えもしてくれるのが嬉しいです。手鉋(てかんな)では難しい、貴重な仕事をしてくれるのです。鉋がけを終えた100本を10×10本にまとめるとキッチリした正方形になります。当たり前のことですが、感動する瞬間です。
昼前、達人のI氏とW氏がお出でになりました。Y製材所からの材料調達の途中です。「積木(つみき)」のパーツをつくっているようです。積木は昔から受け継がれてきた文化遺産です。しかし、ここ最近、特にクローズアップされています。
勿論、玩具としても優秀なものですが、本物の木に触れさせたい、という親心が反映してもいるようです。密(ひそ)かなブームになっています。
我が工房でもつくっています。いくつかの意識しているポイントがあります。ひとつは、材料に青森ヒバを採用することです。そして、パーツは可能な限り単純にすることです。
WEBを探索すると、やはり、同じ観点でつくられた積木があります。すべてが同じ形のパーツです。しかし、その一種類から無限?の形をつくることが出来そうです。もう一度「積木」について悩んでみたいところです。
2011/02/10(木)
21:00

「越冬事情」・・・屁っ放り腰
今日も、最高気温は氷点前後です。車を置いている近くの屋根雪が40~50cmも迫り出しています。厚い氷です。H女史の使っていた車に落下すると大事(おおごと)になります。不安になり、削除することにしました。
例によって、ツールは梯子(はしご)、玄翁(げんのう)、そしてスコップです。梯子の上で力を出すには結構なバランス感覚が要求されます。
作業していると話しかけてくる方がいます。それも入れ替わり立ち代り、です。玄翁捌(さば)きを写真に撮られました。また、川に捨てられた雪のボリュームも撮っていました。
雪(氷)下ろしが相当に珍しかったようです。どうやら新幹線でお出でになった方々のようです。梯子の上の屁っ放り腰(へっぴりごし)がやや不本意でした。
首都圏から奥州最北端までの移動時間が短縮されたことが、さまざまな方面に影響を及ぼしています。そのひとつが、海を越えた函館の皆さんが喜んでいることです。北海道の方々が歓迎しているのです。
短縮された分の時間が北海道に移動する時間にあてられているのだそうです。「首都圏」→「新青森駅」→「旧青森駅」→「青函トンネル」→「函館」、という行程のようです。
当地宿泊者数も増えているようです。これまでの2月以上に入っているようです。非常に良い傾向です。必然的に、毎日の木工作業も加速を余儀なくされそうです。
「工房事情」・・・jigsaw puzzle木を材料とした「玩具(おもちゃ)づくり」に誘惑されています。しかし、貧困な想像力や予備知識からは捻(ひね)り出せない世界です。
数千年、数万年もの間、しかも世界中の英知が蓄積された結果の玩具です。一人の素人では無理からぬことなのです。ヒントに触れたいところです。頼りの綱はWEBです。先達(せんだつ)の足跡が無数に紹介されています。
課題になり得るか否かの判断材料にはさまざまな要素があります。単純性、ドラマチック性、造形の様子、和(なご)みの伝達度等です。そして何よりも、自身が憧(あこが)れるかどうかが一番の決め手です。
今日は2つの課題にチャレンジしてみました。何(いず)れも初めて出会うものです。ひとつは「ガリガリトンボ」です。簡単な構造が魅力ですが、遊び方のよく解らない玩具です。まず作ってみました。
細い棒にギザギザを入れて、棒の先端にプロペラをつけるだけです。ギザギザの加工にはトリマーを使いました。勿論、小刀でも可能です。或いは、針金を斜めに巻きつけてもよさそうです。
プロペラの材料は紙にしました。今回は単なる様子確認です。紙で十分なのです。そのプロペラを棒の先端にピンでとめます。
遊び方は、別の棒をギザギザに沿ってスライドさせます。そのときにガリガリと音を発します。「ガリガリトンボ」の名前の所以(ゆえん)のようです。
ただそれだけで棒の先端のプロペラが回転するのです。おそらく、微振動をエネルギーとしているようです。不思議さはありますが、満足度は48%あたりでしょうか。
次は「ジグソーパズル(jigsaw puzzle)」です。「嵌(は)め絵」の一種です。これは、先般、O女史から勧められたものです。一般的なジグソーパズルには「絵」が描かれています。しかし今回は「文字」です。しかも、その文字を子供本人に描いてもらうつもりです。
しかし、この描いた文字の線上に「糸ノコ」があたります。「文字」の描き方には多少の技があるようです。一旦方針が決まれば簡単な作業です。毎日のように「糸ノコ盤」が活躍しています。やろうと思いさえすればすぐに出来る類(たぐい)です。
文字を「は」にしました。これはH女史の名前の一文字です。結果は7つのパーツに分かれます。早速それを組み立ててみます。パズルとしては意外に難しいものです。
しかし、原稿は子供本人が描く完全オリジナルの文字です。面白そうです。夏祭りに出品する作品としては合格点をもらえそうです。
実際にはこのパズルを箱に収めるつもりです。四角や円(まる)のケースです。子供の宝物になりそうです。しかし、丸い収納箱には旋盤を使うことになりそうです。或いはトリマーでも可能なようですが・・・。少し考えることにします。
予報では、向こう一週間も今日のような気温です。そしてその毎日に達磨(ダルマ)マークがついています。少しの億劫(おっくう)さがあります。気力だけはメラメラと燃やすことにします。
2011/02/09(水)
20:21

この日記を数日間お休みしました。ご心配に深謝し、ご容赦いただくところです。失礼しました。
実は、先日、PCのクリーニングをしました。予想外に手間取りました。30~40万ほどのファイルの確認に72時間以上も要しました。気力や体調不良に影響されたものではないものです。
「越冬事情」・・・千夜一夜物語
正月はじめから降りっぱなしの雪でした。屋根も庭もスッポりと埋まっていました。しかし、2月に入って間もなくの暖気でカラリと一変しています。
陽光、気温、そして適度な風が雪を融かしていきます。それも、瞬(またた)く間にです。タイヤショベルやスノーダンプとは異次元の能力にあらためて気付かされます。
工房の屋根に乗っていた雪も、今は皆無です。実は、一昨日、手を貸しました。軒(のき)にへばりついた氷を落とすとゴーッとスライドして落下しました。屋根一面の雪があれよあれよの間にです。丁度、千夜一夜物語の空飛ぶ絨毯(じゅうたん)のようでした。
雪の厚さは20~30cmでした。その雪に足を乗せていれば4m下の川に落ちていた筈です。勿論、ああなればこうなる、という学習は何回もしてきたつもりです。雪下ろしの基本のひとつです。
昨日今日はその暖気も遠慮しています。新しい積雪は殆ど無いものの、最高気温でも氷点下です。今朝は工房の水桶(鍋)に薄氷が張っています。
吉丸一昌が書いた「早春賦(そうしゅんふ)」の世界です。「春は名のみ・・・」です。一瞬はその気にはなるものの、文字通りの春までにはまだまだ時間がかかりそうです。
「工房事情」・・・力山を抜き先般、「昇り人形」に誘惑されました。手探(てさぐ)りの試行錯誤からのスタートでした。やってみると、それらしい雰囲気と様子がつかめるものです。一旦様子がわかるとバージョンアップをしたくなります。
まずは人形のキャラクターです。「鯉幟(こいのぼり)」に続いて、元気な「赤ん坊」を考えました。「金太郎」をイメージしてのものです。簡単な原稿をつくりましたが、やはり、洗練された図案には至りませんでした。
「赤ん坊」の頭部は「糸ノコ」で切り離されています。やはり外れます。胴体と頭部を固定することにしました。脇の下から孔あけビスを揉(も)み、「竹ヒゴ」を差し込むだけです。
このサンプルは機能的には問題なく、スルスルと昇っていきます。まあまあ、のようです。次に、この「赤ん坊」にアクセントをつけてみました。
「山」です。「赤ん坊」が「山」を持ち上げている構図です。他の作品には見かけないキャラクターの筈です。謂わばオリジナルのようです。
当初、「赤ん坊」と「山」とを別のピースにしました。残念ながら、昇る速度に緩慢さが生まれます。今日は、これらを一体化してみました。糸ノコの扱いには然程(さほど)の差異は無いものです。しかし、頭部や「腹掛け」等の顔の輪郭をトリマーに任せてみました。
やはり、潔(いさぎよ)さは失われるようです。不満足であれば、勿論(もちろん)、後刻、切り離して竹ヒゴで固定はできる筈です。もう少し考える余地はありそうです。
「山」を持ち上げる、という発想は項羽(こうう)の「垓下の歌」から生まれたようです。『力は山を抜き、気は世を蓋(おお)う・・・』(私の力は山をも動かす程強大で、気迫は世の中をおおい尽くしてしまう程・・・)という詩です。これは虞美人(ぐびじん)に贈った詩の一節です。
項羽の気概は、無限の可能性を秘めた「赤ん坊」に相応(ふさわ)しいようです。健(すこ)やかな成長を願ってのものです。
絵を描くことは最も不得意なジャンルです。しかも、キャラクターにはストーリーを持たせたいところです。これにも特別なセンスが要求されそうです。
この種の課題解決には、想像力を脹(ふく)らますとともに、いつも楽しいことをイメージすることのようです。
2011/02/08(火)
15:23

「越冬事情」・・・Lake Louise
顕著な暖かさは感じないものの、最高気温は7~8℃にもなったようです。やはり、滑り止めをつけた屋根でも、ジワリジワリと雪庇(せっぴ)が迫(せ)り出してきています。
雪止めがストッパーにはなっていますが、上方の雪が下方に落ちようとするときに働く重量が、ストッパーに圧力をかけます。そのとき、ストッパーに喰らいついている氷が移動するようです。丁度、氷河に似ています。
だいぶ前のことですが、実際の氷河をカナダバンフのLake Louise(ルイーズ湖)で見たことがあります。途方も無い氷の山でした。湖に映る真っ青な空と純白の氷河が今でも目に浮かびます。
氷山の移動は見た目には解らないものです。しかし、その氷がジワリジワリと麓(ふもと)に流れてきているのだそうです。屋根雪と比較することは余りにも頓珍漢(とんちんかん)のようですが、今ごろにはいつも思い出します。
「工房事情」・・・相性
日課の消化と並行しての玩具づくりです。先日から「昇り人形」に誘惑されています。遊び方も理屈も解らない状態からのスタートです。はじめは、「人形」の代わりに簡単な棒を使いました。しかも横に、です。
粗雑なつくりではあるものの新しい世界が開けます。遊び方は、左右に垂れた紐(ひも)を交互に下方に引くだけです。多少のタイミングはあります。しかし、ドラマチックに、スルスルと上方に昇っていきます。不思議な光景との出会いです。ワクワクします。
その気になって「人形」のキャラクターを考えてみました。本来の人形は上下に長いようです。これは、安定度が増すためのようです。しかし、今回も横棒になってしまいました。「こいのぼり」です。春を待つ思いに勝てなかったのです。
今日は孔あけと紐(ひも)通しです。簡単な作業ですが、実は、デリケートな舞台裏があります。紐の太さと孔の内径の関係です。
教科書(手作り木工辞典)では、それぞれの部分によって孔あけ用のビットの太さを変えています。2mmの皮紐に対して2mm、3mm、3.5mm等です。
しかし、手元の革紐は直径2.2mmです。使うビットを3.7mmにしました。実は、これは4mmと表示されているビットです。因(ちな)みに、3mmビットは実際には2.7mmほどの寸法です。
結局、指導書では2mmの紐に対して3mmです。それを今回は2.2mmの紐に対して3.7mmのビットを使ったことになります。実は、2.7mmのビットでは渋(シブ)かったのです。両者の値の差は1mmと1.5mmです。差異は然程(さほど)では無いようですが、やはり、孔が大きかったようです。手を放すとストン、と勢いよく降り過ぎるのです。紐と孔の関係には微妙な相性(あいしょう)があるようです。
結果が解れば、この「昇り人形」の仕掛けは単純です。しかし、作業的にはこの孔あけの加減が結果の良し悪しに大きく係わっています。もう少しの試行錯誤が必要とされます。
当初は「2匹のこども」のつもりでした。しかし、昇るスピードに緩慢(かんまん)が出ています。理由はよく解らないのですが、問題は設計にもありそうです。今は、両親とこども1匹の、3匹の「こいのぼり」です。
3体の鯉(こい)の間にストッパーをつけてみました。若干の空白を確保するためです。しかし、この仕掛けが、必要か不必要かは解らないものです。単に、様々な選択肢の羅列(られつ)の一環です。不必要であれば消去するだけです。特に試行錯誤では、固執(こしつ)の無い柔軟な発想が必要なようです。
2011/02/04(金)
18:53

「越冬事情」・・・しっぺ返し
予報どおりの気温です。プラス7℃ほどにもなったようです。陽光が見えないことで高い気温には現実感は希薄です。しかし、目には映ってきます。雪が溶けた雫(しずく)が軒からダチダチと落ちています。そして屋根の雪の嵩(かさ)が小さくなっています。
今日も雪の対応です。道路に面した母屋根(おもやね)の軒に氷がしがみ付いています。先日遣り残しのところです。気温の低いときには然程問題は無いのですが、暖気が困ります。いつ自然落下するか解らないのです。歩行者や車にでも落ちたら大事です。
いつものように2連梯子(はしご)とハンマーの活躍です。氷点下の寒いときとは違っています。叩くと、意外なほど脆(もろ)く砕けます。更に、雨です。若干の雨ではあるものの、早晩、しがみ付いている氷が落ちる筈です。やはり今日すべきの作業でした。
次に気になっていたのは門の屋根雪です。まだまだ、と思っていたところ、今日は相当な重量感を伝えてきています。即、断行です。庭の小さい門ですが下ろしてみると膨大な量です。
お出でになっていたT氏が、即、お手伝いをかって下さいました。有難いことです。ついでに、庭の除雪にも及びました。数日前までの吹雪の置き土産が少しずつ削除されています。それにつれて晴れやかな気持ちにもなります。
ご近所でも屋根雪を下ろしています。建設会社の若い衆の数名です。やはり専門家です。高い屋根から落ちても、『梯子を使わないで滑って降りてきました。』、と豪快に笑います。
その若さが羨(うらや)ましくもあります。しかし、道路に落ちた雪の量はやはり膨大です。タイヤショベルは今日も大活躍です。
短時間とはいうものの、昼前に降った雨が多少気になっています。この時期の雨は「雨返し(あまがえし)」の要素を持つようです。
これは、雨の後には暴風雪が待っている、という、この時期特有の気象現象です。しっぺ返しのようなものです。ところが、予報では明日から数日間の気温は高いです。とりあえず、予報を信じることにします。
「工房事情」・・・木口切り
今日は下拵え(したごしらえ)の日です。ホテルから依頼されている「コースター」づくりの準備です。材料は優秀な青森ヒバのヤクモノです。実は、工房にはだいぶ前に入っていましたが、一休みしていたのです。
今日の予定は、そのヤクモノに鉋(かんな)がけをし、その後は期待する寸法にカットするだけです。鉋(かんな)がけはプレナー(自動カンナ)が処理してくれます。そしてカットはスライド丸鋸(まるのこ)です。意外に短時間で処理できる作業です。
しかし、プレナーは立ち姿勢を要求してきます。簡単な作業にもかかわらず、腰が訴えてくるのがだらしないところです。勿論、休み休みであれば問題は解消されます。久しぶりにまとまった数の板に手を掛けました。
板の処理には「木口切り」が伴います。これは、プレナーの歯の保護に配慮した工程です。大抵の木は立てています。その際、地面側の端が小石等を含むことがあります。やがてプレナー等の金属の歯が、その硬いものに出会ってしまうのです。
したがって、プロの皆さんは歯を使う前に「木口切り」をするようです。そして一旦「木口切り」をした後は、「木口」が床に触れないことに配慮するのだそうです。結局、寝せておくのだそうです。先般、達人のI氏から教えていただいた基本のひとつです。
今回は両端の「木口」を落としてからのスタートです。その状態でカットすると、残った端材の両端もまた綺麗な切り口になります。感激もするところです。これまで薪(まき)ストーブに入っていたものが、今後は新しい世界が待つことになります。
明日から暫らくは糸ノコ盤の活躍です。数が多いです。コツコツとした長期戦が待っています。助手が大活躍することになっています。
2011/02/03(木)
18:10