「越冬事情」・・・雪止め

今日で4日続く晴天です。最近降ったのは4~5日前です。数日陽光と風に晒(さら)されたことで表面の鋭さが失われています。見た目にはややだらしない感のあるものです。

今日もあちらこちらで雪片付けです。殆(ほとん)どは屋根雪の対応です。雪下ろしは屋根の倒壊防止とともに、他に迷惑をかけないための配慮でもあります。

晴天が続いたことで雪は重量を増しています。また、気温が氷点以上になっていることで、日中はトタンと雪の間に水の膜が生じています。スライドし易くなっています。

「雪止め」という設備があります。これは、雪が滑るのに抵抗するストッパーの取り付けです。つけているところもつけていないお宅もあります。実は、この取り付けについてはさまざまな舞台裏があります。

これをつけることで、屋根に雪がどこまでも堆積(たいせき)していきます。やがて雪下ろし作業が伴います。年配のお宅ではその対応が難しいです。

他方、「雪止め」が無ければ、今日のような日にはザーッと、屋根一面に溜まった雪が滑り落ちます。下ろす必要はなく、一瞬で解決です。

屋根の雪が自動的に滑り落ちることは、広い屋敷では歓迎するものです。しかし、住宅密集地や道路に面している場合には気を使うところです。

このところ心配していました。案の定です。ご近所の屋根雪が滑り落ちました。当然のことなのです。厚さ70cm以上の雪です。

不幸にもその前を走っている車がいたそうです。後部がペシャンコになったようです。小学生やご年輩が歩いていたとすると大変なことになっていました。


町会長のY氏、お隣の理事のT氏がお出でになって知りました。助っ人の依頼です。丁度、工房で塗りの最中でした。

現場は、落ちた雪でT字路が見事に遮断されています。膨大な量です。スコップやスノーダンプでは気の遠くなる作業です。

即、タイヤショベルKUROOBIの動員となりました。しかし、除雪中も車は往来します。殆どの皆さんに不愉快な顔が露骨です。好意で除雪しているタイヤショベルを咎(とが)めているのです。

不思議な世の中です。顕著なのは、病院の送り迎えの車です。傲慢さが如実です。事務的な運転に専念しているセコさに憂いてしまいます。

突然、ボランティアを中止しようか、と思ってしまいます。すぐに熱くなることに修行の未熟さを感じます。反面、若さを認識した瞬間でもあったようです。まだ熱くなれるのです。

屋根雪の落ちたお宅は空き家です。数年前までご高齢のご婦人が住んでいました。管理する親戚は遠方には居るようですが、勿論?我、関せず、です。

他地区同様、当地区も少子高齢化と過疎化が加速中です。地元の中学校は既に無く、小学校も近く廃校になるようです。空き家も目立っています。殆どは老朽化しています。

ご先祖の思惑もあるのでしょうが猫の額(ひたい)ほども無い、二束三文の土地です。早く処分すれば、と思ってしまいます。身につまされるところでもあります。


「工房事情」・・・新五捕物帳

このところの工房作業は掃除と整理整頓が主題です。整理すると逆になんだかんだが浮上してきます。手を掛けたものの、途中で中断している作品のあれこれです。

今日は「カタカタ人形」を完成させることにしました。下拵え(したごしらえ)は既に終えています。単に組み立てと塗装です。

孔は穿(うが)っています。青森ヒバの杭(くい)自体も既にカット済みです。その段階では丁寧な配慮をしたつもりです。ところが、粗(あら)が目立ちます。

暫らくの時間を置いたことで客観性を取り戻したのかも知れません。その修正にも迫られます。


しかし、打ち込む杭の先には多少のテーパーをつける加工があります。また、大丈夫とは思うものの、念のため、孔に接着剤を流します。簡単な作業ですが、接着剤は食(は)み出したくないところです。結構デリケートな作業です。

次は、2時間ほどの時間を置いての塗りです。塗料には「木固めエース」を採用しました。悩んだ挙句(あげく)です。触れられることが頻繁です。付着する汚れを遮断するためです。

「木固めエース」はシンナーの香りがします。パーツは人形を含めて24~5個と結構な量です。換気扇を回してはいるものの、クラクラしてきます。数時間経った今もクラクラしています。


暫らく続いた晴天でした。しかし、今晩は湾内を低気圧が通過するようです。またまた雪になりそうです。しかし、新五捕物帳で杉良太郎が唄った主題歌に勇気付けられます。

『たとえひとときの安らぎでもあれば明日から 生きて行けると・・・』です。

僅かの青空に出会ったことで、またまた襲い来る吹雪に立ち向かう勇気が湧いてくるのです。この単純な精神構造が不思議です。

2011/01/27(木) 19:46

晴天が3日続いています。そして最高気温は2℃ほどと高いです。猛威を奮った将軍さまも息ぎれの気配があります。

軒から雪や氷が融けた雫(しずく)が滴(したた)り落ちています。屋根の傾斜で雪の重量が下方に働きます。

雪庇(せっぴ)は2m近くにもなっています。それでも落下しないのは、雪自体に粘り気が生じているからのようです。更に、ツララ(氷柱)です。

懸念は屋根の強度もありますが、陽光が遮られることから室内が暗くなることです。そして何よりも落雪が心配されます。

話しは飛びますが、ツララは雪国や寒さの代名詞ようです。しかし、実際には暖かい室内の屋根に生じます。一般家庭では台所(厨房)の屋根に現れます。

暖房で融けた雪が雫になり、外気の冷気で凍る現象です。したがって、暖房の無い部屋の屋根には殆ど発生しないものです。ツララは暖かい室内を意味します。

この氷の塊(かたまり)が、暖気によって突然ドーンと落下します。石の塊のようです。歩行者や車に不調法があっては大変です。怖いです。


一昨日に続いて今日も屋根に上がって軒の氷落としです。軒に密着している氷はスコップを使って剥(は)がします。本来は鉞(まさかり)を使いたいところですが、往々にして屋根を傷(いた)めてしまいます。

それなりの力でドンドンと突っついてやります。危ないのは剥がれる瞬間です。力を加える対象が突然消滅します。体重にだけ頼り過ぎると反作用を失って落下に繋(つな)がります。

ドキッとする瞬間です。力を加える対象が何時消えても、体を屋根の上に残すことを考えて作業することになります。

屋根同士が雪で繋がっているところもあります。同じ高さであればまだしも、一方が高い屋根では不愉快な結果になります。

高い屋根の雪が低い屋根に凭(もた)れるからです。相当な重量です。『お宅の雪で屋根が壊れます。何とかしてください。』、と訴えているところもあるようです。

夏は仲良し、冬は険悪になる所以(ゆえん)のひとつです。本来は家を建てる時点で配慮すべきであったのです。しかし、相手は空から降る雪です。建った今ではどうしようも無い、という考え方もあるようです。


午前中、外出しました。道幅が極端に狭くなっています。除雪車は入っているのですが、片付けたあとに自宅の雪を道路に運び出す結果です。雪のやり場が無いからです。仕方の無い反則のようにも思えます。

しかし、目の前に雪捨て場があっても不思議な現象がおきています。以前にも紹介しましたが、玄関や敷地を見事に除雪しているお宅があります。

ところが、その雪を道路やお向かいの玄関に捨てています。今日もそうです。驚きです。

何回か、「3歩先に川がありますよ。どうして他所(よそ)に捨てるのですか。」とご意見をしてはいます。しかし、その度ごとに『あら、そうですね。』と体をかわします。

自分がよければ他所については感知しない、の思想が根付いているようです。すこぶる強(したた)かです。

或いは、それくらいのバイタリティーが無ければ厳しい冬は乗りきれないのかも知れません。たかだかの雪が人の心をセコくしているのであれば情けない話です。

話は飛びますが、無人の家が近くにあります。その屋根にも大分積もっています。しかし、玄関前はアスファルトが見えています。

いつも近くの住人が片付けているのです。どうやら、セコくない世界もありそうです。

今晩は相当に冷え込むようです。明朝もまた、雪の深さを訊ねることにします。

2011/01/26(水) 17:45

昨日に続いての晴天です。そして最高気温は2℃ほどです。青空と暖気に誘われて、日課の「箸置きづくり」と並行しての除雪です。

庭を歩くとギュッ、ギュッと鳴ります。体重で圧力を加えられた雪が密度を高めるときの音です。低い気温では「啼き砂」のように、キュッ、キュッとした音です。

あちらこちらで屋根の雪おろしをしています。中には80歳ほどのご婦人までも屋根に上がっています。「屋根雪下ろし日和(ひより)」なのです。

しかし、今日は、我が家では屋根には上がりませんでした。不十分ながらも、気になっているところは昨日終えています。庭だけにしました。

とはいうものの重量を増した膨大な量です。つい先日新しく買い求めたスノーダンプの柄(え)は既に壊れています。乱暴な使い方にもありそうですが、先日の煙突の「曲がり」同様、わざと壊れるように作ってもいるようです。難しい世の中の仕組みです。


一方、このような条件の雪が「カマクラづくり」には適しています。実は、昨晩、何回目かの新年会がありました。その席上で『カマクラをつくろう。』、とK社長が提案します。

筆者もカマクラづくりにかけては他に引けをとるものではありません。それなりの自負があります。発言権はありそうです。

小学校時分だったと思いますが、毎年たくさんつくった事実があります。しかも、それらはみな成功しているのです。

しかし、集まった諸氏もまた強(したた)かです。それぞれが絶対の信念を持っているのです。ところが不思議なことに、レシピが皆違っているのです。

雪質、雪の調達、カマクラの大きさと形、使う道具等に至っては意見がまちまちなのです。或いは、どれも正解なのかも知れませんが・・・。

更に、今朝、K社長がお出でになり、『N氏がエスキモー形式はどうかと訴えている。』と困惑しています。ブロックの積み上げ方式の提案があったのです。

どうやら、同舟に、意見の異なる優秀な船頭10人ほどが乗り合わせることになりそうです。何やら波乱含みです。


昨晩のメインデッシュは鮭(さけ)と鱈(たら)の「ジャッパ汁」です。しかし、集まる皆さんもまた、それぞれ一般的でないものを持ってきて下さいます。

『鹿肉の刺身(さしみ)とサラミソーセージです。ゴマ油とショウガが合います。』とT氏です。一般的には市販されていないようです。勿論?初めていただきました。

普通のサラミの味は濃くできています。しかし、塩味や辛味(からみ)は殆ど無いつくりです。しかも、驚くほどクセは無く食べやすい出来です。お隣の県の友人の手作りだそうです。よく解らない世界です。

また、K氏は心太(トコロテン)です。厳寒の折です。違和感がありました。夏にいただくものと理解していたのです。

ところが、『今これを干せば寒天(かんてん)になります。特に不思議ではないのです。』、と講釈します。

K氏は「寄せ豆腐」や「タラコ」も持ってきました。特に「タラコ」は当地オリジナルの料理といわれています。やはり、です。

真鱈(メス)の卵にニンジン、スルメ、昆布等を入れ、醤油(しょうゆ)、酒、ナンバンで味付けして数日熟成させたものです。どういう訳か、マツタケも入っています。

世の中を知らない、といえばそれまでですが、さまざまな次元の事情が普通に混在している現実に困惑しているところです。

2011/01/25(火) 18:49

正月5日頃から休みなく降り荒れた雪でした。その間の最高気温も氷点前後です。降った絶対量は例年通りのようですが、蓄積された雪は多いようです。特に屋根雪が顕著です。

今日は3週間ぶりの青空です。そして最高気温はプラス1℃あたりです。僅か1℃ではあっても氷点以上です。青空の下ではやはり暖気(だんき)を感じます。

すかさず雪下ろしです。まずは工房の屋根です。2~3年前、有志数人で建てた力作です。頑丈さは自信を持つところですが、18畳間の屋根面です。気になっていたところです。

スノーダンプ、角スコップ、水を持って屋根に上がります。水は水分補給用です。厚いところは1m以上もあります。すこぶる重い雪です。氷点近くとはいうものの、間もなく汗だくになります。


工房の屋根には3時間ほどを要しました。次に四阿(あずまや)です。本来は工房よりも低い屋根です。しかし、同じレベルになっています。

風の伴う雪は低い場所を探して積もるようです。1.5mも積もっていました。相当な重量に耐えていたことになります。

この四阿も自作です。屋根を支える柄(つか)が下からの支えを持たない「浮柄(うきづか)」になっています。簡単なホゾ組みをしているものの、相当頑丈に出来ているようです。

今日の作業はこんな程度で妥協です。実は、屋根の雪下ろしには付録がつきます。下ろした雪の後始末です。これが下ろす作業よりも大仕事です。これも途中で妥協しました。実は、今晩、集まりがあります。

夕刻突然決まった新年会です。10名ほどが集まります。その準備です。準備とはいっても単に「鱈(たら)と鮭(さけ)のジャッパ汁」をつくるだけです。大した準備ではないのです。


梯子(はしご)を使ったことで「カケオ」をつくることにしました。これは昔から津軽に伝わる干し魚です。軒下に吊るすことからの「掛け魚」が語源のようです。

昔は30本ほどもつくりました。しかし、その名残(なごり)が冷凍庫に今でも眠っています。今年は銀鮭1本です。丁寧に鍛えることにします。

このレシピは、氷点下と暖気の繰り返しを待つだけです。氷点下で凍ることで水分が外に出ます。その結果、味が凝縮して美味しくなる仕掛けです。

スライスしてそのままいただきます。珍味です。また、酒塩(さかしお)に漬けていた春鱒(はるます)も10本ほど軒下に吊るしました。

カケオは熟成に3ヶ月は要しそうです。春鱒は4~5日のようです。その頃も新年会が開催されそうです。


2011/01/24(月) 18:26

「越冬事情」・・・靴磨き

今日「は」今冬一番の雪です。「も」ではなく、「は」の新鮮さと断定の言葉遣(づか)いに雪の佳境を感じ取っていただきたいところです。

このところ、毎日、一番を更新しています。昨晩から今朝にかけては然程(さほど)ではありませんが、昼前後の日中が劇的です。モサモサと絶え間なく落ちてきます。片付けて後ろを振り返ると、またまた新たに積もっています。

雪片付けの結果エンプティーになるところが掃除(そうじ)に似ています。その掃除は、本来は朝と一日の終わりには必ずするようです。

ほんの少しの埃(ほこり)や木屑(きくず)等の塵(ごみ)も綺麗に掃き清めておくのです。また、全く塵は無いように見えても毎朝晩するのが掃除のあり方のようです。

これは、「靴磨き」にも似ています。昔、「どうせ汚れる。毎日磨く必要は無いのではないでしょうか。」、と屁理屈(へりくつ)を捏(こ)ねたことがあります。

しかし、『靴は毎朝磨いて出かけるものです。どうせ汚れるからといって毎日の掃除を欠かすことはないでしょ。』、と諭(さと)してくれた方がいました。T女史です。半世紀以上も前のことです。

とはいうものの、我が家の工房の掃除は、乱雑さが目に余る頃でなければエンジンのかからないことが屡(しばしば)です。意味合いは少し違うようですが、降り続く雪を片付けるには20~30cmの積雪が目安になります。

どうせ、という思いが働くのでしょうか。降っている最中は待機したくなるのです。雪片付けの今頃はいつも靴磨きを思い出します。

庭は、門から工房、そして薪小屋(まきごや)までのアプローチは毎日片付けています。しかし、屋根が圧巻です。雪を載せた屋根は風流とはいうものの、門、葡萄棚(ぶどうだな)、四阿(あずまや)はそろそろリミットのようです。

四阿の雪でBSアンテナが受信不能にもなっています。明日には手を掛けることになりそうです。


「工房事情」・・・「松風」

今日は納品日です。地元のKホテルに「コースター」と「看板」をお届けしました。女将さん、K女史、T氏等、皆さんが喜んでくださいました。

看板の取り付けを、ホテルの出入り業者に任せることも考えました。しかし、簡単な作業です。フットワークの良い、皆さんのフォローを戴いて取り付けることにしました。

以前にも経験していますが、栗(くり)の木でつくった仕掛けが見事です。寸分の狂いも無く、またトラブルも無く、一発で取り付け完了です。単に、インパクトドライバー、ビス、メジャー、そして脚立代わりの椅子だけがツールです。

一ヶ月弱を要した看板です。振り返れば、今日の取り付けに至るまで、多くの皆さんから助言をいただいています。

素材の青森ヒバの選定と提供、漆の扱い、マスキング液、筆、塗料等です。拙(つたな)い技ではあるものの、皆さんのご好意が集約された作品です。有難いことです。今晩もう一度思い出すことにします。機会をみつけて、是非、作品を評価していただくつもりです。

乾菓子(ひがし)とともにいただいたお薄(おうす)が見事です。女将さんが立ててくださいました。お茶の美味しさもありますが、お湯加減も心得たお点前(おてまえ)です。

「このお茶は初音ですか。」と聞くと、女将さんが『そうです。よくお解りになりますね。』、と応えてくださいます。


我が家のお薄では、混ざりきっていないお抹茶が底に残っていることが多いです。最後の一口まで透明感がありました。巧みな茶筅(ちゃせん)捌(さば)きだったことになります。

話は飛びますが、茶道では、お湯の温度を数種類に区分しているそうです。まず、釜(かま)に水を張って火にかけると、やがて内壁に無数の気泡が生まれます。それがプチッ、プチッと浮かびあがります。その頃の温度が「ミミズの鳴き声」です。

勿論、実際にはミミズは鳴かないものです。しかし、仮に啼くとすれば、このような音色を発するのではないか、という世界です。風雅の最たる表現です。

さらに温度が上がるとコポッ、コポッとした気泡が浮かんできます。蓋(ふた)をとって覘(のぞ)くと、それが無数の魚の眼に似ています。その所以(ゆえん)で、そのときの温度を「魚眼(ぎょがん)」と称しています。

やがてシュンシュンと湧いてきます。丁度、松林を縫う風の音に似ています。その温度が「松風(まつかぜ)」です。そしてゴボゴボと煮立つときの温度が、逆巻く波の「怒涛(どとう)」です。

お点前(おてまえ)には「松風」を用います。しかし、「魚眼」から導いた「松風」ではなく、一度「怒涛」を経た「松風」です。

実際には七音、と聞いたことがあります。これは、半世紀も前、M先生の書道の時間に教わった内容です。

「松風」は一般的ですが「魚眼」、また「ミミズの泣き声」に至っては、今ではお茶の先生であっても使わない言葉になっているようです。残しておきたい表現です。

今日、女将さんと、その「翠軒流」のM先生のお話にも及びました。不思議な出会いがあるものです。


ここ毎夕、タイヤショベルが出張しています。今日も友人に駆(か)られています。勿論、大特(大型特殊免許)と作業免許を持っている方です。筆者の3倍以上は扱いが巧(たくみ)です。

雪の量もさることながら、スノーダンプでは間に合わない年齢を迎えているのも事実なのです。


暮れて今は満天の星です。先ほどお見えのお客様が、『ツルンツルンだ。』、と言っていました。既に、です。今晩は相当な冷え込みになりそうです。

今日は長話になりました。特に「松風」は以前にも紹介したようでもあります。失礼をご容赦願うところです。

2011/01/23(日) 18:25

「越冬事情」・・・単調増加

一昨日が今年一番の雪でした。そして昨日が今冬一番の雪でした。しかし、今日が一番です。一見、矛盾がありそうな表現ですが、日に日に増す雪です。決して矛盾ではないのです。

朝は10cmと然程(さほど)ではなかったのですが、昼前からノソノソと降り続きました。片付けて振り返ると積もっている有様です。

時折の吹雪の中、あちらこちらのお宅で雪片付けです。しかし、雪を寄せる場所が無いところは大変です。僅(わず)かのスペースに垂直に積み上げています。

今冬の雪は1月5日ころから降り出しました。『今年は雪の無い良い正月だ。』、の挨拶が頻りでした。その後降りっぱなしです。

降雪量は例年並みですが、積雪量が多いようです。これには気温が関係しているようです。


氷点前後の最高気温が続いていることで、屋根雪が顕著に単調増加状態です。

屋根雪は陽光で滑り落ちる傾向があります。それが曇天と吹雪です。増えっぱなしです。数日に一度、3~4℃の気温と陽光があれば全く違う状態になるのですが・・・。

流石に今日は屋根の雪下ろしに踏み切ったお宅があります。顔見知りの大工さんが梯子(はしご)を担(かつ)いであちらこちらに動いています。やはり専門家です。ご年輩だけのお宅には引っ張り凧(?蛸)です。

我が家ではまだ決心が付かないでいます。せめて吹雪が止むのを待ちたいところです。理想的には青空を見ながら汗をかきたいところです。


「工房事情」・・・「思ひ出」

今日は「コースター」と「看板」の仕上げになりました。何れも、これまで下拵え(したごしらえ)をしてきたものです。

コースターは微修整と焼印押しです。面取りに「丸面ビット」を使っています。やはり、極若干ですが逆目(さかめ)が生じます。サンドペーパーで修整します。焼印は3種類です。簡単な作業ですが、数時間は要します。

そして看板です。ホテルの大浴場用です。ご婦人用に「弁天」、殿方用が「海幸」です。何れも陸奥湾(むつわん)の大パノラマを眺望できる浴場です。

話しは飛びますが、太宰治の作品に「思ひ出」があります。その第三章に、『・・・いつか離れ島になつてゐるので、私たちはまだ夢から醒めないでゐるやうな氣がするのである。・・・。』があります。

その島が「裸島」です。ホテルの大浴場からは「湯の島」とともにその「裸島」も眼下に眺めることができます。

K女史から提案されてから約1ヶ月を経て、漸(ようや)く納品できます。看板を吊(つ)るすフックは先日つくっています。今日は下穴あけです。全部で20箇所になります。

それぞれに、ビスの頭が隠れる仕掛けもしました。状況が許せば、明日の取り付けになりそうです。


朝と昼に片付けたものの、夕刻にはまた積もっています。タイヤショベルは今晩も活躍しそうです。

2011/01/22(土) 16:41