
晴天が3日続いています。そして最高気温は2℃ほどと高いです。猛威を奮った将軍さまも息ぎれの気配があります。
軒から雪や氷が融けた雫(しずく)が滴(したた)り落ちています。屋根の傾斜で雪の重量が下方に働きます。
雪庇(せっぴ)は2m近くにもなっています。それでも落下しないのは、雪自体に粘り気が生じているからのようです。更に、ツララ(氷柱)です。
懸念は屋根の強度もありますが、陽光が遮られることから室内が暗くなることです。そして何よりも落雪が心配されます。
話しは飛びますが、ツララは雪国や寒さの代名詞ようです。しかし、実際には暖かい室内の屋根に生じます。一般家庭では台所(厨房)の屋根に現れます。
暖房で融けた雪が雫になり、外気の冷気で凍る現象です。したがって、暖房の無い部屋の屋根には殆ど発生しないものです。ツララは暖かい室内を意味します。
この氷の塊(かたまり)が、暖気によって突然ドーンと落下します。石の塊のようです。歩行者や車に不調法があっては大変です。怖いです。

一昨日に続いて今日も屋根に上がって軒の氷落としです。軒に密着している氷はスコップを使って剥(は)がします。本来は鉞(まさかり)を使いたいところですが、往々にして屋根を傷(いた)めてしまいます。
それなりの力でドンドンと突っついてやります。危ないのは剥がれる瞬間です。力を加える対象が突然消滅します。体重にだけ頼り過ぎると反作用を失って落下に繋(つな)がります。
ドキッとする瞬間です。力を加える対象が何時消えても、体を屋根の上に残すことを考えて作業することになります。
屋根同士が雪で繋がっているところもあります。同じ高さであればまだしも、一方が高い屋根では不愉快な結果になります。
高い屋根の雪が低い屋根に凭(もた)れるからです。相当な重量です。『お宅の雪で屋根が壊れます。何とかしてください。』、と訴えているところもあるようです。
夏は仲良し、冬は険悪になる所以(ゆえん)のひとつです。本来は家を建てる時点で配慮すべきであったのです。しかし、相手は空から降る雪です。建った今ではどうしようも無い、という考え方もあるようです。

午前中、外出しました。道幅が極端に狭くなっています。除雪車は入っているのですが、片付けたあとに自宅の雪を道路に運び出す結果です。雪のやり場が無いからです。仕方の無い反則のようにも思えます。
しかし、目の前に雪捨て場があっても不思議な現象がおきています。以前にも紹介しましたが、玄関や敷地を見事に除雪しているお宅があります。
ところが、その雪を道路やお向かいの玄関に捨てています。今日もそうです。驚きです。
何回か、「3歩先に川がありますよ。どうして他所(よそ)に捨てるのですか。」とご意見をしてはいます。しかし、その度ごとに『あら、そうですね。』と体をかわします。
自分がよければ他所については感知しない、の思想が根付いているようです。すこぶる強(したた)かです。
或いは、それくらいのバイタリティーが無ければ厳しい冬は乗りきれないのかも知れません。たかだかの雪が人の心をセコくしているのであれば情けない話です。
話は飛びますが、無人の家が近くにあります。その屋根にも大分積もっています。しかし、玄関前はアスファルトが見えています。
いつも近くの住人が片付けているのです。どうやら、セコくない世界もありそうです。
今晩は相当に冷え込むようです。明朝もまた、雪の深さを訊ねることにします。