この春、S市のM氏からルバーブの種をいただきます。ほんの手のひら一杯の量です。それを発芽用の小さいポットで育てます。植えた直後は、発芽しないのではないか、と心配します。

しかし、2週間ほど後から一斉に芽を出します。その数1000鉢以上です。次の憂いは、植える場所です。結局、畑を持つ、あちらこちらの友人にいただいてもらいます。その段階では「ルバーブ」なるものの正体は誰も知らないのに、です。勿論、収穫時期もレシピも解からないのに、です。無理を言ったことになります。

先日、M氏をお訪ねした際に収穫時期を知ります。早速、行動開始です。まず、T氏の畑のものを収穫します。量は少ないものの、見事なジャムに変身します。作業は簡単ですが、砂糖の量の加減に好みがあります。結構、難しいものです。

その情報をK社長に伝えます。彼もまた自分の畑から収穫し、ジャムづくりに挑戦します。『ジャムの出来は煉(ねり)で決まる。』と豪語し、72歳の人生で初めてのジャムづくりです。つくる過程を2度も3度も報告にきます。これも大成功です。しかし、量は小さい鍋に収まる量です。

次は、ご年配のY女史が育てたルバーブです。Y女史は専門家です。彼女の育てたルバーブは素人の私たちが育てたものとは全くレベルが違っています。背丈は、私たちが育てたものの3倍以上もあります。茎もまた同様です。K社長は歓喜しながら再挑戦に及びます。

結局、大鍋一杯のジャムの完成です。春、海のものとも山のものともわからなかった試みが漸く実を結んだ瞬間です。夜は当然のように収穫祭です。しかし、即、次の課題に及びます。


このジャムの活用方法です。パンやクッキーは勿論ですが菓子のトッピングを考えているようです。

また、イギリスでは生のものを薄くスライスしてサラダに入れるレシピがあります。『生をマイナス60℃で凍らせるとどうなるか。』と、すっかりその気になっています。

今はまだポピュラーでないルバーブですが、とりあえず、奥州最北端からメッセージを発信することになります。

2012/09/07(金) 07:47

沐浴後の早朝から行動開始です。まず、友人宅にお邪魔します。その彼は同級生です。還暦はとうに過ぎています。朝は早いです。お邪魔すると、やはり庭仕事をしています。ニラ(韮)の花が満開です。

今日の目的はルバーブの収穫です。実は、この春に植えたのですが、収穫時期が曖昧でした。昨日、いただき先のS市のM氏にお聞きしてきます。すると、『えっ。まだ収穫していないのですか。』という答えだったのです。

即、刈り入れをしてジャムをつくることにします。植えて1年目です。量の少なさは妥協します。時期が遅くなったことで、やや硬くなっていそうです。しかし、実験材料としては条件を満足しています。

レシピは簡単です。茎(くき)部分を短めにカットして砂糖に漬けます。その後コトコトと煮るだけのようです。しかし、結果は実際に試す以外に無さそうです。成功の様子を早く皆さんにお伝えして喜んでいただきたいところです。


友人宅からは米袋に詰めたジャガイモをいただいてきます。折しも、今日のシュミエン(趣味の園芸)のテーマはジャガイです。夏に植えて秋に収穫するパターンの紹介です。本来は、専用の種イモを使うようですが、いただいたものを発芽させるつもりでいます。勿論、プランター栽培です。


久しぶりのお休みです。この機会にすべき課題がたくさんあります。メインテーマは草取りです。今日は河原の他に庭にも手をかけます。2人で3時間を要します。

草というのは、フキ、ミズヒキ、ドクダミ、シダ等です。それらを削除してやるとオモト(万年青)が姿を現します。庭の雰囲気が一変します。いつも感じる不思議さです。

そして「ブドウ(葡萄)の袋かけ」です。実は、初めてブドウが生った年は食べきれないほどを収穫します。10年ほども前のことです。それ以降の収穫はゼロです。

毎年ブドウは生るのですが、その全てが小鳥の餌(えさ)になるのです。色づいた順に啄む能力は見事なものです。1つまた1つと消えて秋になります。それに抗しての袋がけです。


話は飛びますが、2~3日前、テレビで「樋口一葉」を観ます。その中で、一葉の名の由来が紹介されています。

「達磨が一葉の葦舟に乗って川を渡る。」のヒントと、達磨に足が無いこととオアシ(お金)が無いことにかけているのだそうです。

「一握の砂」の石川啄木の名前にも似ていそうです。「木を啄む(ついばむ)鳥」はキツツキのようです。何れも、置かれている厳しい環境を自覚しています。その切なさが作品を生んだのかも知れません。

小鳥の餌も確保してやりたいところです。とりあえず15個ほどにかけます。しかし、材料は新聞紙です。どれだけ風雨に耐えるかは未知数です。それでも、生まれて初めての「袋がけ」です。ワクワクしてきます。

2012/09/02(日) 12:44

今日も早朝から動き出します。日中は30℃ほどと過ごし難いです。この時季の黎明(れいめい)の頃は値千金です。貴重です。

朝一番に河原に降りてみます。気がかりはトマトです。少しでも色づいたものはすべてカラス(烏)の食糧になります。そのことが不本意なことから、カラスが食す前に収穫することにしています。

河原のあちらこちらにキノコ(茸)が出ています。勿論?毒キノコです。しかし、キノコとの出会いは久しぶりです。期待したい季節の序奏に思えてきます。マツタケ、イクジ、ハツタケ、サモダシ等、昨年の山は顕著な不作だったのです。


例年、イクジ(アミダケ)は2回の収穫が可能のようです。盆前に一度、そして9~10月にかけて一度です。山歩きの専門家に訊いたところ、『気配はまだ無い。』です。気になるとともに、期待すること頻り(しきり)です。

早朝の1時間ほどは工房に籠ります。実は、昨日、数人の方と、この度展示するつもりの「拭漆ひば杯」に話が及びます。その中で『結果だけではなく、そのプロセスの紹介があれば良い。』が出ます。

早速、そのための簡単なレポートをつくることを考えます。レポート自体は簡単ですが、それだけでは面白味にかけます。「木製の本」をつくることにします。簡単な作業の筈です。工房の隅から薄い板を探し、適当な大きさにカットします。材料の都合上、16~18頁(ページ)程度どまりになるようです。




とはいっても、本は本です。歴史に裏付けられた常識があるようです。それぞれの部位には「天」、「背」、「耳」、「地」、「角」、「木口」、「のど」、「溝」、「小口」等の名前がついています。簡単に「木製の本」とはいっても、譲ることのできない作り方のルールがありそうです。

つくる際のテーマは、まず、ページの開閉可能が最優先です。次に、のど(喉)、背、表紙等の効率的な設計です。

「板の本」が出来さえすれば、あとは、それぞれのページにプリントしたデーターを貼りつけるだけで良さそうです。ま、何とかなりそうです。

2012/08/28(火) 06:47

今日は日曜日です。一週間ぶりのお休みです。しかし、午後からパーティーがあることから、ハードスケジュールになります。

夏至のあたりは3:30頃から明るくなっていましたが、今は5:00ころになっています。その明るくなった頃からの作業を満喫します。暑い日が続いていますが、早朝は結構涼しいです。能率が上がります。

作業の前にT宅にお邪魔します。目的は、「地メダカ」と「ルバーブ」です。実は、庭に数基の「蹲(つくばい)」があります。この時期の蹲には「メダカ」を放すのが作法のようです。生き物が居なければ「蚊(か)」の繁殖池になってしまうからです。

T宅には数百匹の「地メダカ」が生息しています。棲家(すみか)を我が狭庭に変えてやります。実は、「メダカの餌(えさ)」は市販されています。ビタミン剤等を含んだものです。

しかし、これまでの経験では、その市販のものよりも、蚊の子ども(ボウフラ)が好きのようです。瞬間的にバクバクと食するのです。ついでに、たくさんの茗荷(みようが)、完熟トマト、玉葱(たまねぎ)を頂戴してきます。


他方、「ルバーブ」は、その成長の確認のためです。実は、今春、S市のM氏から一握りの種をいただいてきます。それをポットで育てます。1000個以上になります。植える場所が無いことから、あちらこちらの友人の畑に依頼します。その中にT宅もあります。


この「ルバーブ」は、ジャムにするつもりです。M先生は、『今年はどうかな。来年は確実です。』と仰って(おっしゃって)いました。我が狭庭のものは5~6寸ですが、T氏のものは1尺5寸ほどなっています。感激します。

午後、そのM先生にお会いします。その折、成長の様子を報告します。すると、『もう収穫しても良いです。遅くなれば茎が乾燥してしまいます。ジャムには枝部の茎を使います。』とコーチされます。何が何だか解からなかった「ルバーブ」が、愈々(いよいよ)具体化に近づいています。

帰宅後は作品づくりです。やや切羽詰っています。実は、先般、地元の「長寿会」に入ります。その皆さんの作品展示会が9月からあります。今回は1か月間だそうです。その展示用の作品づくりです。その1点は、先日作った「拭漆ヒバ木杯」です。漆は既に乾燥しています。

これは、毎日、入れ替わり立ち代わりお出でになる皆さんに講評をいただいているところです。粗末(?素朴)な出来ですが、サンプルとしてつくったものです。恥ずかしさはありますが、ま、愛嬌のつもりです。

依頼されている中に「積木(つみき)」もあります。先週、鉋掛け(かんながけ)は済ませています。次の工程はカットです。しかし、このカットに躊躇(ちゅうちょ)しています。実は、これまでの積木は直線だけでした。今回は、パーツに円弧を取り入れることを考えています。

これは、達人のI氏やW氏が手掛けているジャンルです。そのヒントをいただくことにします。躊躇、というのは、円弧の寸法のことです。これは、2つのパーツをクランプで固定し、フォスナービットで円を刳(く)り貫きます。そして、この一つに半円柱を嵌(は)めることになるのですが、この半円柱の作り方です。


これは、一旦、丸棒をつくり、それを2分割して板蒲鉾(かまぼこ)のようなものをつくります。その方が効率的に思えたのです。しかし、円柱を鋸刃(のこば)でカットするとき、刃の厚さ分の誤差が生じそうです。

その誤差のために、予(あらかじめ)め2つの直方体にフォスナービットをあてる際に、誤差分だけの板を挟(はさ)めることにします。ここまで想像する時間が躊躇、ということになります。勿論、今回は試(ためし)です。不満足であれば工夫し直せば良いだけです。

そして「ポケットティッシュケース」の組立です。ここまでに至る試行錯誤に時間も結構費やします。サンプルをつくり、多くの皆さんに使ってもらいご意見をいただいています。そして、これも、達人のI氏、W氏からもヒントをいただいています。

取り敢えずの方向が決まり、今日の組立になります。部材は何十組もつくっています。あとは、コツコツと組立てて、ベルトサンダーで微調整するだけです。サンダーでの微調整は一瞬です。少し具体化してきます。

明日から明後日にかけて遠方に出かけます。台風に遭遇しなければ良いのですが・・・。

2012/08/26(日) 19:24

暑い日が続いています。You might think,but today’s at fishes.(言うまいと思えど今日の暑さかな)です。

寒いときにはYou might think,but today’s some fishes.となるようです。この英訳?を半世紀以上も昔の高校時代に聞いたことがあります。

その最中(さなか)にホトトギスが咲いています。今朝気づきます。この名前がよく解らないところです。花が鳥の不如帰(ホトトギス)の羽毛に似ているために命名されたことは何となく理解できます。

しかし「不如帰(帰るにしかず)」の文字が難しいのです。

これは中国の伝説に基づいているようです。日本でのホトトギスの意味は、『人や物事は見かけによらない』とされています。徳富蘆花は、小説「不如帰」で何を表現したかったのかを考え直すことにします。

ツワブキやアオキ同様、ホトトギスの葉も斑入り(ふいり)です。敢えて好んで植えたものではないのですが、近くの山から迷い込んできたものらしいです。

数年前から庭に馴染んでいます。しかし、庭には似合わないようです。削除するかどうかはを来年に向かって考えるつもりです。




シドケ(モミジガサ)も花の時季のようです。実は、以前から咲く傾向があったのですが、その時から1ヶ月ほどの時間が経過しています。まだよく解らない生態です。

他方、河原のゴーヤもまた成長中です。トマトはカラスの食糧になってはいても、流石(さすが)にニガウリまでは手を出さないようです。例年は20本ほども収穫するのですが、今年は4~5本が限界のようです。


2012/08/22(水) 19:17

昨晩、地元では毎年恒例の盆踊り大会があります。尤も、歩行困難な小生は、自宅に籠り風に乗って微かに聞こえてくる「ドタレバチ」を楽しむだけです。

話は飛びますが、単に「津軽弁」とはいっても、その地その地で使われる「津軽弁」は異なります。漁師、商人、農家等の違いによって、また、年齢層によっても異なっています。その「津軽弁」も今は希薄化しています。

日本国内で使われる言葉の画一化です。これは半世紀前に出現したテレビの出現によるようです。子供たちは親よりもテレビで使われている言葉を使う傾向があったようです。おそらく、この頃から幼児の「津軽弁」は消えたようです。

しかし、今、それが見直されてきています。一旦、言葉が画一化された後に当地オリジナルの「津軽弁」の貴重さを認識したからのようです。近くの旅館では、遠方からの方々にあえて「津軽弁」を使ってもてなしています。その「津軽弁」でもてなす地元の皆さん自体が「津軽弁」をよく理解していない年齢です。


話は戻りますが、「ドレレバチ」の歌詞は、『高い山から谷底見ればホーイホイ 瓜や茄子の花盛り・・・』です。昔の津軽弁で唄われていることから、その意味を聴き取るには難しいです。おそらく、今ではご年配の方にも無理のようです。

さて、このところ手をかけてきたのは「桶のような木杯」です。「拭漆(ふきうるし)」は昨日で6回目になります。この回数が多いかそうでないかはよく解からないところです。世の中には、100回繰り返した御仁も居たそうです。エンドレスのようなものなのです。

しかし、これから先は、いつでも気の向くままに作業のできるものです。今回で区切りをつけることにします。実は、当面する新たな課題があらわれます。「積み木づくり」です。

一般的な「積み木」は単純な構造ですが、結構、奥の深いものです。最少単位を積み重ねた結果が、大きいパーツの寸法とピタリと一致しなければ、その満足度は低くなりそうです。正確な寸法と角度が伴います。


今日は、その下拵え(したごしらえ)です。1寸5分角のタルキ(垂木)とそのタルキを2本合わせたサイズの板へのカンナがけからのスタートです。実際には、その前に両端の木口(こぐち)のカットの作業からです。

カンナがけにはプレナー(自動カンナ)を使います。本来は一瞬で済む内容です。しかし、立姿勢を余儀なくさせられるとともに、この暑さです。休み休みの作業になります。結局、40本ほどの加工に数時間を要してしまいます。

このイントロダクションの続きは、1週間後になりそうです。それまで、簡単な設計図を考えることにします。

2012/08/20(月) 07:41