
久しぶりの雨です。実は、1週間ほど前、奥州最北端県に大雨洪水注意報が出ていました。結構な雨量だったようです。しかし、当地には全く降らなかったのです。どうやら局部的なものだったようです。
今日は数か月ぶりの雨です。とはいうものの、シトシトと降る程度です。それも時折です。この程度の雨では木の下までには及ばなく、依然として水気の全くない土です。今朝は、雨の中、庭への水遣りです。
昨晩お出でになったT氏は、『山にはキノコ(茸)の気配が全く無い。湿り気がなければ菌は繁殖できない。困ったものです。』と焦っています。
今日は朝からの工房作業です。箸置き、コースター、積木づくりです。このところ遅々としながら進捗している課題です。鉋(かんな)がけから始まって適当な長さにカットします。
カット面は木に直角な木口です。普通の刃ではザラザラになります。カットしたものを更にジクソー等で加工する場合には、そのザラザラは無視できます。しかし、カット面がそのまま結果となるときには鋭利な刃を使います。

この作業を、これまでは定規の壊れたスライド丸鋸(まるのこ)でしていました。しかし、先日、新しいものを手に入れました。
モーターが優秀とされている日立工機です。手元を照らす電燈、刃の回転を瞬時に止めるストッパー、そしてカットする線を現すレーザー付きです。精密機器を思わせます。
今日は積木のカットの様子見です。カット面がそのまま結果となるデリケートな加工です。試運転のつもりでした。木口は見事な切り口です。鉋(かんな)をかけた木端面よりも滑らかです。
しかし、このスライド丸鋸を完全に御していないのが現状です。長さを固定するストッパーと材を抑える手の位置です。以前、材をギッチリ固定したことでキックバックを起こした経験があります。スライド丸鋸の定規が壊れたのもこの所為(せい)です。理屈をマスターしていないからです。
たくさんの失敗をヒントにして気長に腕を磨くことは初めから承知のことだったのです。まだまだ駆け出しの素人には、この失敗だけが師匠のようなものです。貴重な体験です。
午後、地元のギャラリーに寄ります。目的は3つあります。まず、匂い袋の持参です。来場者へのプレゼント用です。勿論、青森ヒバの鉋くずです。その補充です。昨年は1週間で700袋が出ています。今年は1か月間の開催です。1日100袋とすれば3000袋を用意することになります。
次は他の作品の鑑賞です。何れも、つくる時間が伝わる丁寧な作品ばかりです。特に興味深いのは「宝珠」です。昨年も出品されていたものです。1個の青森ヒバの塊からつくられています。

先ほどの丸鋸ではありませんが、青森ヒバをスパッとカットすることは至難です。おそらく、余程鋭利な鑿(のみ)でつくったようです。基本の図案は正五角形です。この墨付けだけでも気が遠くなります。ご高齢の細工師の作です。
次の目的は、やはり、工房KUROOBIの作品です。どのように展示されているかが気になっていました。拙(つたな)い作品ながらも、作品は、展示の仕方で全く雰囲気が変わるのです。やはり、不満足な配置でした。即、位置をかえてやります。
この展示は9月いっぱいです。会場は、駅前の「道の駅」3階です。お出でいただき、厳しい視点でのご講評を頂戴したいところです。満喫した工房活動の1日でした。明日から1週間はリフレッシュした頭で頑張れそうです。夜になってもシトシトした雨です。