先日は朝から夜半までの終日の雨でした。園芸作業は無理でした。初夏とはいうものの、奥州最北端はまだまだ寒く、外に出るのが億劫(おっくう)です。つい、暖かい工作室での「木工作業」に憧(あこが)れます。そして、即、工作室に籠(こも)ります。
工作室は、いつものようにシッチャカメッチャカです。そして、あちらこちらに「やりかけ」の材料等が見えています。その中には「弁当箱」の材料もあります。
実は、「弁当箱」は10年ほど前に一度つくったことがあります。記憶は完全に失せていますが、工作室に眠っていた材料は、おそらく、もう一度つくりたくなって何年か前に準備していていたもののようです。
つい、その気になります。まずは、「部材の確認」です。「部材」というのは、作品の部品や材料のことです。次は、各パーツの接合部分の構造を如何(いか)にするか、の「プログラムづくり」です。
「工作」の喜びは、どの工程も楽しいですが、この「プログラムづくり」の段階が最も楽しい過程に思えます。しかし、デリケートな「蓋物(ふたもの)」です。「部材づくり」には高い精度を要します。そのため、筆者のような素人には、その構造を如何に単純化するかが大きい課題となります。
「木端面」への「鉋掛(かんながけ)」には「プレナー(自動鉋)」を使うつもりです。しかし、この工程が最も難度が高いです。プロの皆さんは、この作業に「手鉋(てかんな)」を使うようです。因(ちな)みに、「木端面」というのは「板の両サイド」のことです。
これまでの経験では、「木端」に「プレナー」をかけると、板全体が「斜(なな)め」に傾(かたむ)き、「直角」にならない傾向があるのです。薄い板の場合には顕著です。
邪道とは思うものの、今回は、「木口(こぐち)」の端(はし)1センチほどに接着剤を塗布し、数枚を固定し「幅(はば)」を確保し後、「プレナーがけ」することを考えました。材料は世界の秀木「青森ひば」です。仕上げは「拭き漆(ふきうるし)」の予定です。何れも、「菌」を寄せ付けない「力」を持っています。
次回の作業は、「木表、木裏」への鉋掛けです。簡単な作業ですが、「量」が多いです。尤も、結果の出来はどうでも良いのです。単に、何かをやっていさえすれば満足なのです。気長に楽しむつもりです。
