昨朝(12月22日)、雪が「チラ」ついていました。前日とは15℃も低かったのだそうです。然(さ)もありなん、です。寒暖差の大きい春へのイントロです。
朝食の膳に「南瓜(かぼちゃ)の煮物」が添えられていました。その「煮物(にもの)」を見て、漸(ようや)く「冬至(とうじ)」であったことに気づきます。「うっかり」していました。
もはや80回目の「冬至」です。既に、いつ何があっても可笑(おか)しくない歳です。「岡本かの子」の歌、
『年々(としどし)に 我が悲しみは深くして いよよ華(はな)やぐ いのちなりけり』を思い出しています。
「心なし」か、今日は昨日より明けるのが早く感じられます。一目散(いちもくさん)に夏至に向かっているのでしょう。冬を越えたらやりたいことがたくさんあります。
眼前には、いつも、出番を待っている膨大な量の課題が控(ひか)えています。今日も「螺鈿(らでん)づくり」の続きです。
遅々としながらも、そして「拙(つたな)い出来(でき)」ながらも、健気(けなげ)に「ゴール(goal)」を目指そうとしています。
今は、「貝」を「木地(きじ)」に「埋める」段階です。その何回目かの試みです。今回の「貼り合わせ材」は「生漆(きうるし)」と「木の粉末」を攪拌(かくはん)したものです。
簡単な作業です。しかし、相手は「漆(うるし)」です。単に、「削って塗る」の繰り返しですが、納得できる迄には延々(えんえん)とした時間を要します。
因(ちな)みに、「バカ塗り」といわれる「津軽塗」があります。「バカ塗り」の由来は、この「削って塗って乾かす」を「愚直(ぐちょく)」に延々と続けことから命名 (めいめい)されたようです。
反面、「簡単に結果が出ない」、「思い通りにならない」作業こそが作品作りの「楽しみ」でもあるようです。丁度、「方程式の解法」に似ています。
年末です。思い起こせば、一瞬に過ぎ去ったこの1年でした。「必殺シリーズ」同様、楽しかった春、夏、秋のあれこれが思い出されます。
まさしく、『春とおもえば 夏が来て 夏とおもえば 秋がきて しょせん最後は寒い冬』の通りです。作詩 石坂まさを、作曲平尾昌晃の作品だった筈です。
