
個人の決勝の日です。矢も盾もたまらなく、今日も遠方に出かけます。片道1時間余りの距離ですが、運転中の緑が楽しみのひとつです。奥州最北端の今は、「高体連の歌」のように、「さ緑が燃え立って」います。
力の均衡しているときの優劣をジャッジするのは難しいことです。3審が旗で意思表示をします。てっきり白3本で負けた、と思っていると赤2本と白1本です。いつもながら不思議な世界です。不思議と見る側の力量なのかもしれません。
先般の全日本選手権の決勝もそうでした。結果的には、S選手が左大外刈りを返して1本勝ちをしました。しかし、何となく釈然としないものがあっています。
無免許の味方ではどう考えても技あり止まりなのです。しかし、免許をお持ちのお偉い方のジャッジです。社会的の仕組みであるだけに異論の余地のないものです。
ギリギリの勝負では、選手本来が持っている心情や癖(くせ)が出る傾向があります。残念ながら、関係する選手の数名にそれを見ます。しかし、どの選手も立派でした。1年生から勝ち続けた選手もいます。結果的には7階級3階級を獲りました。
東北大会が今月末です。震災のため、急遽、当地で開催されることになりました。自宅から10分ほどの会場です。是非、応援に駆けつけたいところです。また、8月のインターハイはお隣の秋田県です。日本一を決める試合です。忙しくなりそうです。
帰宅後、即、越冬準備です。薪伐りと薪割りです。いつものように腰が悲鳴を上げます。だらしない限りです。しかし、太い木の全ては終えます。これからは小枝の処理です。単に30cmほどにカットしてまとめるだけですが量が膨大です。少し気合の入るところです。
茗荷(みょうが)の新芽が出ています。ニョキニョキとです。先ほど気付きました。これは観葉の庭草として植えたものです。緑の葉が美しいのです。勿論、所謂(いわゆる)ミョウガとしてもいただきます。しかし、この新芽をいただくレシピもあるようです。
ダイコン(大根)の花がパラリと咲いています。昨年ポットに植えたミニダイコンです。所謂、花といわれる花よりも見応えのあるのが野菜の花です。しかし、この美しさは意外に知られていないもののようです。
2011/06/06(月)
19:57

「越冬事情」・・・方程式
真っ青や、真っ黒の空が交互にやってきます。しかし、暖かい日です。このところ、越冬の準備をしています。春だ春だといっても、あと6ヶ月ほどで冬です。うかうかできないところです。
今日も薪(まき)の準備です。T旅館のH氏の庭木が届きました。太いところは30cmほどもあります。約1mほどに綺麗にカットされています。
それを30cmに玉伐りにし、斧(おの)でカットするだけです。生木(なまき)であることからカットし易いです。その切り口に触るとしっとりと濡れています。皮の下はビショビショです。しかし、カットされることで今年の冬まではカラッと乾燥する筈です。
ツールはチェンソーと斧です。斧は重いですが扱い易いです。チェンソーは斧よりも軽いのですが、腰が悲鳴を上げます。とはいうものの、屡(しばしば)の休憩を挟(はさ)むことで特に問題の無いものです。今回搬入したものを薪小屋に収納するまでは暫らくの時間を要しそうです。
しかし、1%を処理すると残りは99%になります。それを繰り返すことで確実に処理されるものです。どの作業にも共通する方程式のようなものです。
「工房事情」・・・コーチスクリュー朝一番、看板を完成させることにしました。共同ファームに立てるものです。殆どの部材づくりは終えています。今日は組み立てです。
しかし、この組み立てにも多少の技と葛藤(かっとう)が伴います。葛藤、というのはビスの選択です。結局はステンの六角コーチスクリューにします。以前、友人からいただいたものです。
これには予(あらかじ)め2種類の下孔を穿(うが)ちました。一方はスクリューよりも細いもの、他方は六角の頭よりもやや大きめのものです。
実は、このスクリューを揉(も)むためのツールを考えてのことです。頭には十字の溝があり、プラスドライバーでも可能なのですが、ナメってしまいそうだったのです。
結局はラチェットレンチ(ratchet wrench)にしました。Z氏から譲り受けたものです。そのレンチの外径よりも大きい下孔にします。適当なドリルビットは18mmでした。しかし、ここでまた困ったことがあります。実は、将来、この孔を塞(ふさ)ぐつもりです。その埋木(うめき)の準備も伴います。
適当な寸法がなく、20mmを18mmに加工することになります。そのツールは木工旋盤です。単に組み立てるだけですが、さまざまな技とツールを駆使することになります。しかし、実際に要する時間はほんの20分ほどです。しかし、工房はヤンチャになります。
「園芸事情」・・・逆輸入午後、T氏のお宅にお邪魔します。実は、彼の裏庭にも菜園があります。一般的なラディッシュやミニトマト、パセリ、スイカ、キヌサヤ、シュンギク等もありますが、面白いものもさまざまあります。落花生(らっかせい)、ソラマメ等です。
実は、この落花生(らっかせい)やソラマメは育てたことがあります。見事に失敗でした。ある程度育った段階でいただくことにしました。今日はとりあえず、ラディッシュとパセリのポットを頂戴してきます。
パセリは逆輸入です。実は、昨春、我が家で種から育てた500~600株の一部です。残念ながら、我が家のものはスリムそのものでした。
ところが、それと同じ苗のT氏の育てたものはモコモコ、ブリブリしています。少しクラクラします。
即、HC(ホームセンター)に出かけます。腐葉土、培養土、油かすの他に葉物用等を仕入れてきます。実は、向こう数日は24~5℃になるようです。今が園芸活動の旬のようなのです。しかし、個人の決勝も拝見したいところです。今晩考えることになります。
2011/06/05(日)
20:34

「現場の事情」・・・宿命
山積する課題の中、今日は遠方に出かけます。車で1時間少しのM市です。これまで何十回もお邪魔してはいるものの、時折、目的地までのルートに自信が無くなるところもあります。
昔からその傾向はあるものの、その傾向に加えて、記憶力が鈍ってきていることもありそうです。その現実化の兆(きざ)しだとすれば困ったものです。
今日の最高気温は、自宅近辺で21℃だったようです。しかし、移動先の太平洋側は寒いです。ヒヤリとしています。ヤマセだったようです。
古傷の両肩が病んでいました。僅か1時間の空間的な距離で全く異なる天候になることを実感します。
遠出のテーマは試合の応援です。昨年の秋と今年の5月には優勝しています。3月の全国大会は宮城県の地震で中止になりました。選手にとっては、今日の試合が日本一を決める試合に繋(つな)がります。それだけにさまざまな現象の現れる試合です。
突然、思いきりの良い技を出すもの、ガキンガキンに硬直して力を出せないでいるもの等です。やはり、それぞれのチームには5月とは全く違うものがみられます。
技量の変化もありますが、精神状態の作用が大きいようです。しかし、どの皆さんであっても優秀です。工房KUROOBIとは比較できないほど立派です。決勝は3:0です。事実上の決勝は準決勝でした。その準決勝を1:1の内容で凌(しの)ぎます。5人制の大将戦まで0:1で負けてきて大将に繋ぎます。受け継いだ大将が数秒で1本とります。見事なチームプーレーでした。これまでの稽古の内容が窺がわれます。
本部で仕度した昼食は豪華版です。しかし、昼食後の準決勝、決勝です。胃には負担でした。帰宅後の今でもモタレています。軽い?胃潰瘍のようでもあります。しかし、選手、監督はじめ関係者は、このモタレを毎日味わっていたことになります。現役の宿命のようです。
「園芸事情」・・・秋田小町その試合の合間、M市のE会長とお話します。園芸がテーマです。実は、先般植えつけたものに、肥料等の入っていたビニールの覆(おお)いをしています。
それをどのタイミングで外すか、です。お聞きすると想像もしていない答えがかえってきます。
『基本的に、ビニールの覆いは苗木に体力をつけるためです。体力が幼ければ病気になるからです。特にキュウリは顕著です。』、また、『ミニトマトが成長して、葉が覆いに触れているときには、ビニールに触れる面を葉の裏側にします。』等々と解説してくださいます。
いずれもドキッとする内容ばかりです。実は、我が家の菜園はプランターが主です。本格的な畑でないにせよ手直しの必要がありそうです。
また、E会長のお話を聞いて、来年は「菜の花」も植えたくなります。ささやかな園芸事情ですが、夢は無限に広がってきます。
夕刻、『秋田小町です。』と、友人が稲の苗をもってきます。実は、狭庭のプランターの稲作りをして3年目になります。
因みに、昨年は大豊作でした。収穫した稲は季節季節の神事に活躍していただきました。今年も楽しめそうです。毎年のことですが感謝しているところです。
2011/06/04(土)
20:26

「園芸事情」・・・花終い
寒いのか暑いのかよくわからない日です。しかし、工房では薪ストーブを焚いています。噂(うわさ)では、明日から暖かくなるようです。
そのことを知っているのか、突然白ツツジが花を開いています。6分咲きというあたりでしょうか。今が見頃です。しかし、この盛りの姿に散ることが連想されます。
『花は盛りを・・・(花は盛りだけを見るものではない・・・。)』、とはいうものの、ツツジの「花終い(はなじまい)」は悲しいほどの姿になります。それを思ってしまうのです。
薄紫の平戸ツツジもそうですが、この白ツツジは顕著です。本来であれば、花が終わる前に「花柄摘み(はながらつみ)」をすべきのようです。遅くまで花をつけることで木が弱ることもあります。その早めに摘んだ花は水盤に浮かべて楽しみます。
ツツジもそうですが、特にサツキは花よりも葉を鑑賞する、という価値観があるようです。或いは、この「花終い(はなじまい)」の姿が関係しているのかも知れません。
「工房事情」・・・試運転今日は黙々とした作業に終始しました。旅館とホテルから依頼されている作品づくりです。下ごしらえは以前から手をかけていますが、完成までには結構な時間を要します。
作業の後半に「面取り」加工があります。これは、「坊主面ビット」を使っての稜角(角)の削除です。これまでルーターに頼っていた作業です。今回は新しいツールを使いました。先日組み立てた「トリマー台」です。いわばその試運転のようなものです。
勿論?ルーターはパワフルですが、細かい作業はトリマーでも可能な範囲のこともあります。結果的には頗(すこぶ)る快適です。この事実を後ろ盾として多様な使い方に及ぼしていくつもりです。
作業中、Y社長がお見えになりました。さまざまな情報交換ができました。その中に、先般挽(ひ)いた「落葉松(からまつ)」があります。
メインはベンチの座板ですが、その座板以外の部分の使い方です。結果的には、幅1尺以上、厚さ1寸の板にし、その一部を1寸角のタルキにしました。
『畑をつくっているのであれば、棒は必ず使う筈です。』、というY社長の配慮からです。実は、そのタルキを昨日拝見してきました。腐りにくい落葉松です。見事なものです。7尺弱が70~80本も束(たば)ねられています。市販がされていないことで、是非役立たせたいところです。無論、不要であれば工房KUROOBIが活用することになります。
その畑に立てる看板に塗った「木固めエース」が乾わいています。看板と柱の固定方法を確認してみます。基本的には柱を欠いて、そこに看板本体を嵌(は)めこむ仕掛けです。しかし、それだけでは不十分です。柱の裏面からビスを揉(も)むつもりです。
考えているのはステンのビスかコーチスクリューです。いずれにしても、柱の中央あたりまでは大きめの孔を穿ちます。その後、看板本体まで下穴をあけてビスを揉む手順のつもりです。
今日は、まず、大きめの孔を穿ってみます。ツールはハンドルつきの大型ドリルです。やはりパワフルです。硬い山桜であってもスルスルと掘っていきます。頼もしいです。何とか全貌が見えてきたようです。
2011/06/03(金)
18:45

予報では、午前と午後に雨が降るとのことでした。正解率は50%でした。朝の9:00頃に降りました。それもパラパラ程度です。
白ツツジが大分花を開いています。今朝、サツキの花を一輪だけ確認しました。間もなくツツジが終わり、サツキの季節を迎えることになります。
朝一番に看板に手をかけます。文字は漆にしています。考えた末、地の塗料を「木固めエース」にしました。外に置くことで雨水に配慮した結果です。
しかし、塗りはアバウトにします。所詮は畑に立てるものです。デリケート過ぎる配慮はむしろ似合わないようなのです。1回目はスッと木肌が吸い取ります。1時間ほど後、仕上げ塗りクリヤーを塗るだけです。しかし、粗末な塗りとはいえ、綺麗なヒバ特有の淡黄色に変化します。
夕刻には既に乾わいています。丁度その頃、依頼主のK社長がお見えになります。多少の不安はありそうですが、ほぼ仕上がった状態をご覧になり、『いつ設置しようか。O社長とも相談しましょう。』、とまんざらでもなさそうです。
しかし、今もって不安なのは「Yabeshi」のアルファベットの津軽弁?です。ゴーギャンも生存中は認められなかったようです。是非、市民権を持っていただきたいところです。
昨日に引き続いて今日も越冬仕度(したく)です。昨日はチェンソーを使った「薪伐り」でした。今日は「薪割り」です。これには斧(おの)?に登場していただきます。話は飛びますが、一般的に優れている、といわれる斧には数種類あるようです。やはり、カナダやスカンジナビア半島の森林地帯が本場のようです。
スウェーデン製ではフルツブルック・スプリッティングアックスやフルターフォッシュ・スレッジアックス、フルターフォッシュ・カーペンターアックス、フルターフォッシュ・ハチェット等が有名なようです。
しかし、工房KUROOBIはSTIHLの薪割り用ハンマーです。数年前に取り寄せた逸材です。国定忠治の刀は加賀の住人の小松五郎義兼(よしかね)が鍛えた業物(わざもの)ですが、ヘッド重量3300g、柄の長さ85cmのドイツ製です。
実は、昔使った斧はあるのですが、失礼ながらも、それとは全く異なる切れ味です。ツールには世界中の皆さんが気を使っているようです。アメリカでは斧を使った髭剃り(ひげそり)大会があるほどです。
昨日から今日にかけて手持ちの木を割るつもりでいました。しかし、事情が違ってきました。実は、昨日、いつもお世話になっているH氏から『薪用の木を運んできます。』、というお話をいただきました。それも車で1時間以上も要する遠距離のS市からです。
今朝届いています。小枝から太いものは30cm以上もあります。またまた越冬仕度です。伐って間もない庭木のようです。実際の作業にはこれが最高なのです。チェンソーの玉切りはいとも簡単です。更に、STIHL(スチール)の薪割り用ハンマーを使うとパカンと割れます。勿論?、太い枝の密集している部分はチェンソーの力を借ります。
簡単、とはいうものの、薪割りにはそれなりの技と集中力が伴うようです。振り下ろすときに腰を沈めることです。そして、刃をあてるポイントと、あたるときの直角の角度です。逆に、この集中力の衰えが明確になるのが薪割りでもありそうです。
5~6回もパカーンと割れると、つい、簡単に割れるものだと勘違いしてしまうのです。いい加減にやると、即、ガクンと刃が角度を変えてしまうものです。昔から伝えられる薪割りですが奥の深さを悟ることになります。そしてワイルドさです。結構な筋力トレーニングです。
夕刻、またまた新しい薪材が届きました。ここ暫らくは越冬準備に終始しそうです。
2011/06/02(木)
20:12

昨晩の最低気温は5℃だったようです。日中は快晴だったものの、ヒヤリとした風です。どうやらヤマセのようです。
ヤマセは冷たく湿った風です。北海道、東北地方、関東地方の太平洋側に特有のようです。しかし、顕著なのは奥州最北端です。太平洋から入る風が日本海側の津軽を直撃するのです。
文字では「山背」の他に、「北東風」や「東風」等と表されているようです。しかし、「東風」となれば、一般的にはやや事情が違ってきそうです。
平安時代の頃?、菅原道真(みちざね)が詠った『東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ』があります。
実は、当地の「東風」は作物の不作(冷害)の代名詞にもなっています。また、捻挫(ねんざ)や骨折等の古傷をジワリジワリと刺激する存在でもあります。
しかし、快晴の中のヒヤリとした風は、体を動かしているものにとっては、ピュアーで清涼感も感じさせる存在でもありそうです。
薄紫の平戸ツツジ?が満開です。朱や赤等にも見応えがあります。河原には紫の花菖蒲が咲いています。実際に咲き始めたのは数日前ですが、ここ2~3日が寒かったことで遠慮していたようです。しかし、これらは早晩散ることになります。散ることが解かっていることが愛(いと)おしさを増長させてもいるようです。
吉田兼好の「徒然草(つれづれぐさ)」の、『花はさかりに 月はくまなきをのみ見るものかは・・・』を理解しないこともないのですが、この花々と次に出会うのはきっちりと1年後です。十分に味わい尽くしたいところです。
今日は「薪割り」に終始します。実は、春とも夏ともいえないこの頃の為すべき作業は冬仕度です。丁度、イソップ物語のアリ(蟻)の事情に似ています。
まず、手持ちの薪材の処理からです。これまでタイヤショベルの車庫で自然乾燥させていました。直径30~40cmです。斧(おの)では無理です。割る、というよりもチェンソーで伐る、の表現が正しいです。
木の内容はさまざまあります。タモ、マツ、ウメ、ケヤキ等です。カラマツとケヤキはカンカンと硬くなっています。少し気合が入ります。
話は飛びますが、薪に適した木があります。一般的には雑木(ぞうき)のようです。マツは火力はあるのですが煤(すす)が多量に出ることから敬遠されるようです。しかし、ペチカ等には適しているそうです。実は、Y社長からお聞きしたレシピです。今日は、約半数で妥協です。実は、いくつかの憂いがあります。何れもチェンソーがらみです。一つは騒音です。いつもは傍若無人の生活はしているものの、時折は紳士的な配慮に気を使います。また、続けてチェンソーを使うことでエンジンが高熱化することです。以前、ぶっ続けで使って壊した過去があります。
奥州最北端の冬は厳しいです。6月1日の今日でもストーブを焚いて過ごしているほどです。暫(しば)らくは蟻の生活を見習わざるを得ないようです。しかし、結構な筋力トレーニングであることに充実感があります。
2011/06/01(水)
18:57