
剪定や草むしりを終えたところで、庭はカラリとします。その瞬間、またまた次の課題への思いが募(つの)ります。工房作業に似ています。
実は、一昨日、カボチャを鉢植えにしました。庭が菜園となることは歓迎するものではないのですが、つい、ブランブランと生(な)った姿を思いたくなります。ここまで来ればスイカです。
結局は、空中栽培鉢植え2号のためにスイカの苗を求めます。カボチャは「坊ちゃん」の名前通りの小型ですが、スイカは大玉にしたくなります。その4株を求めます。鉢にはゴミ袋のようなものを使ってみることにします。
培養土、腐葉土、化成肥料、骨粉等を混ぜた中に植えます。支柱は、先日カボチャで使った落葉松(カラマツ)の垂木(たるき)です。何れも一般的でないことがワクワクします。是非、何とか育てたいところです。
勿論、このスイカは河原にも植えます。既に根付いている坊ちゃんカボチャ、ミニトマト、ゴーヤ、ナンバン、ピーマン、キュウリは全て健在です。特に、W氏からいただいたカボチャが優秀です。市販されているものと比較すると、勢い、茎のしっかりさ等は170%の出来です。話は飛びますが、数年前、津軽の畑に、このスイカ2株を植えたことがあります。所謂(いわゆる)スイカとなったものは200個近くもありました。笑いこけてしまいました。
しかし、自宅でつくるのは今回が初めてです。W氏は、『坊ちゃんカボチャは7個程度が良いです。それ以上では美味しくなくなります。』、とコーチして下さいました。
スイカにもこの傾向がありそうです。しかし、だとしても大変なことです。カボチャが(3×7=21)、スイカがそれと同数だとすると42個にもなる筈です。勿論、大いに歓迎すること頻(しき)りです。河原ではキャウリが花をつけています。驚きます。つい昨日観察したときには気配すらも無かったのです。実は、キュウリを2本だけにしました。
『2本あれば毎日食べることができますよ。』、という提言に従った結果です。しかし、このように優秀であれば、もう4~5本はあってもよさそうに思えてもきます。園芸活動は尽きることのない宿命を帯びているようです。困ったものです。
2011/06/12(日)
20:09

今日も良い天気です。2~3日前の予報では、この週末は雨だった筈です。ま、善し、とするところです。必然的に、今日は外での作業です。
朝から薪割り(まきわり)です。昨日一段落したものの、整理しなければならない木が結構の量です。
今日のテーマは、先日、資材置き場を整理したときに出した杉です。これは数年前、鉢台づくりの材料として準備したものです。200個ほどもあります。
これまで数十個ほど完成させました。形を整えて漆で仕上げると優秀な作品に生まれ変わります。杉特有の、素朴で鄙(ひな)びた美しさを表現できるのです。近くの旅館で使われています。
本来は老後の楽しみとして準備したものです。しかし、最近の工房作業はそれどころでは無くなっています。折角玉切りにしてスタンバイしたものの、手が及ばなくなっています。薪(まき)として活躍させることにしました。
実は、先日、達人のI氏とW氏がお出での際、『今が老後です。今できないものは永遠に出来ない筈です。』、と釘(くぎ)を刺されていたのです。薪への進路変更は妥当のようでもあります。
今日のツールは斧(おの)だけです。3kg以上のパワフルな斧です。必然的に、それを使いこなすにはそれなりのパワーが伴います。
薪割りをし始めた頃は休み時間の方が多かったようです。しかし、今日はその休憩時間が大分短縮されたようです。衰え始めた筋肉がメキメキと復活していることを実感します。
資材置き場の整理の中、以前作ったテーブルを見つけました。ツールの殆ど無い時代の作品です。それだけに思い出深いものがあります。丁度、昔のアルバムを見る思いです。たまらなくなり、ケヤキ(欅)とイチイ(一位)を材料としたそのテーブルをバージョンアップすることにしました。一部に使っていたイチイをケヤキにするつもりです。
10年以上も自然乾燥させているケヤキがあります。Y社長から頂戴したものです。それを使うことにします。ケヤキはアマ(外側の腐りやすい部分)と硬い腐りにくい芯材で構成されます。何年も外に置くことで、外側の殆どは風化し、硬い芯が残ります。
それを鍛(きた)えることからのスタートです。グラインダーがツールです。簡単な作業です。しかし、これには膨大な量の微粉末が伴います。更に困るのは独特な強烈な匂いです。知る限りでは最も歓迎したくない香りです。1時間ほどで何とか粗削りを終えます。
手を加える前と後の様相は極端に変化するものです。いつものことながら感激する瞬間です。この感激を味わうために埃(ほこり)に塗(まみ)れることに甘んじることができるのです。今日はここまでです。
午後は試合の見届けです。IK監督からラブコールがありました。先週、高校の県大会あったばかりですが、今週は中学生の試合です。更に、今日はジュニアの試合もH市でありました。大学生を含めた二十歳未満の試合です。ハードスケジュールです。結果的には、出場した全ての選手が優勝します。
しかし、内容的には克服したい課題が続出します。次の試合まで一つずつチェックし、軌道修正する必要があります。下手はいくら努力しても下手のまま成長するものです。日ごろの監督の仕事は、そのチェック機能を如何に果たすかにあるようです。
東北大会、インタヘハイ出場は既に決まっています。全中もそれに続きたいところです。県のチャンピオンだけが出場権を持つ試合です。楽しみにしたいところです。予選では熾烈(しれつ)な戦いが展開される筈です。
数学も文学も木工も柔道も、上達の要素は同じようです。なかなかに難しいターゲットです。
2011/06/11(土)
17:54

「越冬事情」・・・不思議な原則
雨天と思っていましたが、見事な晴天です。そして暑いです。市内では26℃を記録したそうです。それでも、昨夜降ったことで多少の湿り気は残っています。
今日も「越冬準備」です。これまで割ってきた薪の小屋への収納です。朝食後、即、開始です。実は、どれほどの時間を要する作業であるかが想像つきませんでした。抱えることのできる数は5~6本ほどです。薪小屋と四阿(あずまや)を何回も往復します。何回もです。
いつものことですが、コツコツとする作業に不思議な原則のあることを再認識する瞬間です。1本片付けると1本は減少するのです。結局、4時間で解決します。
これまで足のつく場もなかったところにカラリとした空間が生まれます。いつものことですが不思議です。
これで次の薪を運び入れることができます。まだまだこの「越冬準備」は続きます。多少気が遠くなる仕事です。とはいうものの、何とか冬は越せそうです。
単調な作業の合間に草刈です。つい先般刈ったつもりでしたが、見事に繁茂しています。いつもは対岸やご近所にも手をかけていますが、今回は自宅の前だけで妥協します。
実は、壊れてしまった腰が不愉快さを訴えるのです。背筋を使うことを遠慮しているようです。
「園芸事情」・・・緋色の魅力昨日よりも気温が高いです。緋色(ひいろ)のサツキが咲き始めています。この花弁(はなびら)1枚1枚が細い袋状になっています。他で見かけることの少ないものです。名前が不明です。何でも知っているWEBにお聞きしても答えに辿り(たどり)つけないでいます。その不確かさが魅力です。
また、一般的でない緋色が気に入っているところです。自信はありませんが、コナンドイルも、シャーロックホームズでこの緋色に拘っていたようです。やはり、引きつける何かがありそうです。
菜園?の変化も顕著です。キュウリが、キュウリの姿になっています。感激します。花はこれからのようです。ほんの4~5cmですが、グジャグジャと生(な)っています。今年こそは期待できそうです。
「地方紙事情」・・・1コマ漫画先ほど国会中継を聞いていました。参院予算委員会です。ちょうど、原発関係が主題でした。またまた嘘と惚け(とぼけ)の連続です。
原発安全保安委員会が東電と打ち合わせて嘘をつきます。それもシャーシャーとです。堂に入(い)っているのです(嘘つきの熟達者)。恐れ入るところでもあります。
それをいいことに国会議員さんが惚ける、というストーリーです。3月11日直後はまんまと騙(だま)されました。「狼と少年」は数回の嘘で信用されなったのに、今回の政治家、役所関係、そして東電の描くストーリーは懲(こ)りないまま延々と続いています。
彼らの話が嘘であることは既に全国民が周知です。そのつもりで聞いています。それでも嘘をつくのです。まったくの猿芝居です。今日もまた3ヶ月前の嘘が発覚したようです。
彼らのチームワークは金で支えられています。百姓根性のセコい皆さんではどうしても脱却できない腐れ縁の筈です。この嘘は永遠に続くようです。
今日の夕刊のコラムに、この状況が載っています。実は、先般、当県のH市で、1コマ漫画展が開催されたそうです。その中のルーマニア人の作品をとりあげています。
画の内容は、『滝が目前に迫っている。船を漕(こ)ぐ人たちは進行方向に背中を向けていることで危険には気付かないでいる。他方、安全な岸では太鼓を叩いて激励している。』、というものだそうです。
一生懸命に船を漕いでいるのは何も知らない善良な市民です。安全圏で檄を飛ばしているのは、勿論(もちろん)、政治家、東電、そしてそのお目付け役の原発安全保安委員です。
現場で危機に直面しているのを知っていて、自分たちは安全圏で口裏(くちうら)を合わせて嘘をついているという日本の現状を外国人が訴えているのです。情けない限りです。
さらに、夕刻のニュースでは、現場から離れている首都圏100箇所で測定した放射線量の公開が検討されたようです。愈々(いよいよ)、安全圏の首都圏が最優先で、事故現場が2の次3の次であることが露骨になってきたようです。それにしても3ヶ月も経過しています。困ったものです。
2011/06/10(金)
19:19

今日も暑くなりそうでした。朝一番に「薪小屋(まきごや)」のフォローです。実は、先日までカットした薪が庭を占領しています。それらを収納する前に手を掛けたいところでした。
これまではサクリ板を疎(まば)らにしていました。木の乾燥を促すためです。その板は、単に効率のみを狙ったものでした。下手な抽象画のようでした。ワイルド性はあるのですが、見つめているとクラクラしてくるようでした。
「まことちゃん」の作者の家ではありませんが、建物には色彩とともにある程度のバランスが必要とされるようです。ワイルドさだけではご近所迷惑であったのかも知れません。
朝、Y製材所から材料を運びます。『いくらでも使ってください。』、と多めに頂戴しました。軽トラで運び、即、板の打ちつけです。手のかかるところは、板を打ち付ける面の確保です。実は、数箇所の出っ張りがあります。その食(は)み出ている部分の削除からのスタートです。
木は丸鋸(まるのこ)、単管はグラインダーでカットします。次に、寸法通り?にカットした板の打ち付けです。これには助手の手が必要でした。
使ったツールは丸鋸、グラインダーの他に手鋸、バリ(バール・bar・釘抜き)、インパクトドライバー、金槌、ビス、メジャー、鉛筆そして電源等だったようです。単に板を貼るだけなのですが何だかんだあるものです。
当初、1時間もあれば完了できると思っていましたが、結局2時間以上も要したようです。その大半は休憩時間です。目に入るほどのジャージャーとした汗です。しかし、不思議と快い汗です。
いつものように、多少?のアバウトさのある仕上がりです。しかし、本来は「薪小屋」のサクリ板です。キッチリし過ぎれば、むしろ変なようでもあります。課題克服の充実感に満たされているところです。
午後はかぼちゃ(南瓜)に手を掛けます。W氏からいただいた「坊ちゃんカボチャ」です。苗は7~8株ほどもいただきました。一部はT氏の畑、他は河原です。しかし、1株だけは鉢植えにして庭で楽しむことにしました。その手当てです。
実は、早朝、T氏のお宅にお邪魔しました。その際、見事にフォローされたカボチャを拝見しました。何れも鉢植えにしています。『観賞用です。仕立てるのは1~2個のつもりです。』、と解説します。
これまではスイカの鉢植えで成功しています。ここ数年、結実してからいただいています。ものすごく甘いものです。
それに感化されてのカボチャの鉢植えです。まず、鉢の外側に4本のタルキを立てます。それに紐(ひも)を巻きつけてやるだけです。
これにカボチャのツル(蔓)が絡(から)む筈(はず)、という目論みです。意外にガッシリとした支柱になったようです。その後、伸びている葉を誘引してやります。これまで土に触れていたものが突然、空中に落ち着きます。やや異次元です。一般的でないところが面白いです。
W氏は、『実を生(な)らせるのはせいぜい7個が良いです。それ以上生らせると美味しくなくなるようです。』、とコーチして下さいました。仮に7個としても大事件です。
やがて空中に7個のカボチャが浮くことになるのです。しかし、味よりも鑑賞です。徹底的に生らせることも考えたくなります。ワクワクしてきます。
このカボチャには既にたくさんの花芽がついています。実は、この花芽には2種類あります。将来、雄花になるものと雌花(めばな)になるものとです。今ついている花芽の殆どは雄花です。しかし、1個だけ雌花が確認できます。雌花の下方には丸い玉がついていることで解ります。実際のカボチャはこの雌花だけに生ります。この現象はキュウリ、ゴーヤ、スイカ等と同様のようです。
プロの皆さんには常識の範囲のようですが、つい最近学習したことです。ほんの少し理解を深めることで別世界に入る気がしてきます。
薄紫の平戸ツツジが花を終えています。悲惨な姿の花終い(はなじまい)です。そのツツジにバトンを渡されたようにサツキが咲き始めています。自然の不可思議です。
夕刻になってポツリポツリと降り出しました。明日は雨のようです。暫らく晴天が続いていたことで、作物には貴重な恵みの雨になる筈です。
2011/06/09(木)
17:57

「春だ、春だ」と大騒ぎしていたのはつい先頃でした。奥州最北端の厳冬では、それだけ待ち焦がれる春だったのです。しかし、ここ数日の気温は初夏のようです。大いに歓迎するところです。
しかし、朝夕はまだ石油ストーブのお世話になっています。話は飛びますが、8月初旬の真夏に網走(あばしり)にお邪魔したことがあります。F氏のお宅に1週間ほどもです。
その折、不思議な光景に出会いました。夕刻になって、ストーブを焚くのです。真夏でも寒いのです。他方、石垣島では今日、1回目の稲刈りだったそうです。南北の事情の違いをあらためて認識されます。
「工房事情」・・・冬支度今日も晴天です。しかし、週末には雨になるそうです。この晴天時にしておかなければならない作業があります。
それと並行して、達人のI氏から依頼された作品づくりです。昨日に引き続いて、朝食前の早朝からの作業です。
「面取り」は昨日終えています。今日は微調整です。実は、「坊主面ビット」を使ったものの、焦(こ)げている部分やザラザラ箇所が出ます。その修整です。簡単な作業ですが、結構な集中力と腕力が伴います。汗びっしょりになります。
そして「焼印押し」です。昨日、O番長から拝借した当地オリジナルの印です。世界に発信するために使うことにしました。焼印は4種類になりました。ややくどいようですが、必要な情報ばかりのつもりです。
その作業終了後、達人のI氏とともにW氏がお出でになります。極めてタイムリーです。実は、今日のメインテーマは、薪小屋の移動と庭木の伐採です。助手と2人でするには1日がかりの作業量だったのです。その折でした。
即、4名で行動開始です。まず、庭木の枝の伐採です。枝とはいうものの、太さは30cmほどもあります。カットは簡単なのですが、葉のついたものを編集すると膨大な量です。チェンソーの扱いは皆さんがベテランです。ほぼ一瞬で一件落着です。
次は薪小屋(資材置き場)の移動です。既に入っているものを一旦出してヒョイと移動するだけです。
しかし、中に入っている資材は細々(こまごま)したものばかりです。それでも、皆さんのおかげで目出度く移動完了です。有難いことです。
やがて、この後には板を貼ることになります。材料はY製材所から提供されます。襖(ふすま)3枚ほどの狭いところです。Y社長は『30分で終える作業内容です。』、とプレッシャーをかけます。明朝板を運び、遅くても午前中には終えるつもりです。
このところ薪の仕度をしていました。Y製材所でも準備してくださっていました。腕ほどの太さのものです。乾燥し易いことで割る必要のないことが魅力です。近いうちに運ぶことになります。冬支度にはまだまだ時間を要しそうです。
夕刻、A工房にお邪魔します。人気のあるのが「拭き漆の杯」です。ケヤキ(欅)よりも青森ヒバのようです。世界唯一のKUROOBIの発信している作品です。さもありなん、です。他方、顕著ではないものの、コンスタントな需要のあるものは「葉書」です。以前から催促されていましたが、今日になって漸(ようや)くの納品になりました。
A工房からさまざまなご意見を頂戴します。愈々これからがシーズンです。新しい商品開発を目論みたいところです。
「園芸事情」・・・勝負
I氏とW氏がお出での際、ミニトマト、ナンバン、キュウリ、ピーマン等の状況をご覧になりました。『苗のカバーは外した方が良いのではないか。花が咲き、実がなっています。直射日光にあてるべきです。』の提言をいただきます。
実は、このカバーを外すタイミングを判断しかねていたのです。即、全てを外します。やはり、ミニトマトは既に生(な)っています。ナンバンも白い花をつけています。外すまで気づきませんでした。恐縮すること頻(しき)りです。
鉢植えの「坊ちゃんかぼちゃ」は、3~4本の支柱に絡ませるつもりです。遅ればせながら、薪小屋が収束したことで明日の手当てになりそうです。夕刻お出でになったT氏が、『どちらが優秀な作品になるか勝負しよう。』、と言います。少し気合が入りそうです。
2011/06/08(水)
19:40

「当世事情」・・・SCB
暑い日です。首都圏ではSCB(スーパー・クール・ビズ)が市民権を持ちました。サンダル、Gパン、アロハシャツです。よく解らないことがありました。
ひとつは、そのSCBの中、本来?のスーツにネクタイで出勤したときの対応です。その服装でも可とするのか、反則扱いされるか、です。
それ以前に、やはり、違和感があるところでした。昔、お勤めしていた頃には、ネクタイを絞ると得体の知れない液体が滴(したた)り落ちていました。
その姿勢を誇りとしていた時代です。SCBは、見てくれよりも、服装をコントロールすることで仕事に対する集中力を優先することを目的としたことになります。
着物は暑いものです。浴衣もそうです。それを暑い夏にさりげなく着こなす文化もあった筈なのです。そのさり気なさの演出のために、水分の摂取を控えるという舞台裏もあったようです。
省エネのためのSCBのようですが、暑くてもさり気なく振舞う、これまでの文化を思うと少し複雑です。
「園芸事情」・・・ワラの代わりこのところ冬支度の薪の準備をしています。チェンソーを使ったことで結構な量の大鋸屑(おがくず)が発生しています。その処理は、これまで庭に蒔(ま)いたりストーブで燃やしていました。今日は発想を変えてみます。
イチゴのプランターに蒔いてみることにしました。見たことも聞いたことも無い方法です。しかし、理論的には何とかなりそうだったのです。それは、一般的にはワラ(藁)を敷いていることからです。これは、将来、実を直接土に触れさせないための配慮のようです。そのワラの代わりです。
仮に失敗したとしても、現時点では試す価値はありそうです。結果の如何(いかん)を問わず、善しとするところです。
「工房事情」・・・珠玉のとき
今日は注連縄(しめなわ)綯(な)いです。裏山の赤松に張るものです。実は、先般、この注連縄を完成させていました。しかし、『何となく釈然としないものがあります。やり直しましょう。』、の、「京ちゃん工房」の意向です。
実は、KUROOBIも何となくその思いがあっていたところでした。スタッフは、A工房のO氏を加えた、前回のメーバーと同様の3名です。おおむねは心得ている皆さんです。望むところでした。今回は、まず、わら(藁)の調整からです。縄は藁を次々に足していきます。スルスルとした綺麗な藁では摩擦が少ないようなのです。因(ちな)みに、綺麗な藁をガサワラというようです。
このガサナワでは絡みがうまくないようです。叩いて全体を軟(やわ)らかくします。使うツールは砧(きぬた)です。そのキヌタは軽すぎれば役に立たなく、重すぎれば振り上げる腕に負担がかかり過ぎます。その適当な加減が昔からの文化遺産のようです。
やはり、手に水ぶくれが発生します。縄は3本を基本に綯います。3名が代わるがわりに1本を担当して左に捩(ねじ)り、絡(から)めていきます。前回と違って硬い縄になりました。横綱の土俵入りに使っても良いほどです。
その作業の中、ご年配の京ちゃんから聞く有職故実(ゆうそくこじつ)が楽しみです。その殆どは初めて伺う情報です。しかし、つい半世紀前には常識であった内容です。
砧(きぬた)を使うのも、しっかりとした左捩りの縄を綯うのも初めての経験です。充実した、珠玉の時間を過ごすことができました。
赤松に張るのは来週の14日だそうです。町会の掲示板に告知されています。勿論?、制作者の一人のKUROOBIは欠席の予定です。地元の皆さんが集まる神事への出席は、晴れがましくおこがましい限りなのです。ひっそりと陰からフォローするだけで満足するところです。
夕刻、番町さんがお見えです。焼印をお届けして下さいました。先般3月の新幹線乗り入れの際に、K校が使ったものです。
実は、達人のI氏から簡単な作品を依頼されています。それに使うつもりのものです。有効活用したいところでした。
2011/06/07(火)
21:08