今日も良い天気です。2~3日前の予報では、この週末は雨だった筈です。ま、善し、とするところです。必然的に、今日は外での作業です。

朝から薪割り(まきわり)です。昨日一段落したものの、整理しなければならない木が結構の量です。

今日のテーマは、先日、資材置き場を整理したときに出した杉です。これは数年前、鉢台づくりの材料として準備したものです。200個ほどもあります。

これまで数十個ほど完成させました。形を整えて漆で仕上げると優秀な作品に生まれ変わります。杉特有の、素朴で鄙(ひな)びた美しさを表現できるのです。近くの旅館で使われています。

本来は老後の楽しみとして準備したものです。しかし、最近の工房作業はそれどころでは無くなっています。折角玉切りにしてスタンバイしたものの、手が及ばなくなっています。薪(まき)として活躍させることにしました。

実は、先日、達人のI氏とW氏がお出での際、『今が老後です。今できないものは永遠に出来ない筈です。』、と釘(くぎ)を刺されていたのです。薪への進路変更は妥当のようでもあります。

今日のツールは斧(おの)だけです。3kg以上のパワフルな斧です。必然的に、それを使いこなすにはそれなりのパワーが伴います。

薪割りをし始めた頃は休み時間の方が多かったようです。しかし、今日はその休憩時間が大分短縮されたようです。衰え始めた筋肉がメキメキと復活していることを実感します。


資材置き場の整理の中、以前作ったテーブルを見つけました。ツールの殆ど無い時代の作品です。それだけに思い出深いものがあります。

丁度、昔のアルバムを見る思いです。たまらなくなり、ケヤキ(欅)とイチイ(一位)を材料としたそのテーブルをバージョンアップすることにしました。一部に使っていたイチイをケヤキにするつもりです。

10年以上も自然乾燥させているケヤキがあります。Y社長から頂戴したものです。それを使うことにします。ケヤキはアマ(外側の腐りやすい部分)と硬い腐りにくい芯材で構成されます。何年も外に置くことで、外側の殆どは風化し、硬い芯が残ります。

それを鍛(きた)えることからのスタートです。グラインダーがツールです。簡単な作業です。しかし、これには膨大な量の微粉末が伴います。更に困るのは独特な強烈な匂いです。知る限りでは最も歓迎したくない香りです。1時間ほどで何とか粗削りを終えます。

手を加える前と後の様相は極端に変化するものです。いつものことながら感激する瞬間です。この感激を味わうために埃(ほこり)に塗(まみ)れることに甘んじることができるのです。今日はここまでです。


午後は試合の見届けです。IK監督からラブコールがありました。先週、高校の県大会あったばかりですが、今週は中学生の試合です。

更に、今日はジュニアの試合もH市でありました。大学生を含めた二十歳未満の試合です。ハードスケジュールです。結果的には、出場した全ての選手が優勝します。

しかし、内容的には克服したい課題が続出します。次の試合まで一つずつチェックし、軌道修正する必要があります。下手はいくら努力しても下手のまま成長するものです。日ごろの監督の仕事は、そのチェック機能を如何に果たすかにあるようです。

東北大会、インタヘハイ出場は既に決まっています。全中もそれに続きたいところです。県のチャンピオンだけが出場権を持つ試合です。楽しみにしたいところです。予選では熾烈(しれつ)な戦いが展開される筈です。

数学も文学も木工も柔道も、上達の要素は同じようです。なかなかに難しいターゲットです。
2011/06/11(土) 17:54