
「園芸事情」・・・空中仕立て
昨日の終日の雨が朝にはあがっています。東の空には青空も見えています。その台風一過の中、白ツツジ(躑躅)が咲き始めています。
我が家の庭では、この白ツツジをもってツツジの花は終えます。これからはサツキです。窺(うかが)うと、やはり咲く準備をしています。いつもながら、自然のエネルギーの偉大さを見せ付けられています。
朝食前に外出します。理由は「苗」の調達です。実は、リン酸を多く混ぜたプランターが1つ空いています。これは「実」のなる野菜用に準備したものです。あまり背丈の高くならないものを欲しかったところでした。Y工房にお願いすることにしました。工房というよりも大農園です。
彼の畑では殆ど植え終わっているようです。しかし、ポット苗がたくさん残っています。その中ではオクラが適しているようです。しかし、『カボチャも面白いですよ。坊ちゃんカボチャです。スープや天婦羅に適しています。』、と勧められます。結局、20鉢ほどもいただいてしまいました。
田園の90%は路地栽培です。残りがハウス栽培です。5~6棟もあります。今日の早朝は寒かったものの、ハウス中に入るとポカッと暖かいです。外気とは7~8℃も違うそうです。
イチゴは40cmにもなっています。すでにポツリポツリと赤くなっています。クラクラしてしまいます。
さて、問題は、持ち帰ったカボチャ(南瓜)の植え場所です。しかし、考えることで何とかなりそうです。実は、Y工房では地上から1mほどのところに棚(たな)をつくっています。一見しただけではよく解らない仕掛けです。聞くと、そこにカボチャを生らせるのだそうです。蔓(つる)の性質を利用しているのです。
同じような空中仕立てを見たことがあります。津軽の農家でです。やはり、夕顔のように低い棚に這(は)わせていたのです。木工と同じく、工夫することで何とかなりそうです。
ここ数年前から始まった園芸活動でした。これまではその殆どが失敗のようでした。今年は少し手ごたえがありそうです。
「工房事情」・・・力技
昨日、看板の、Yabeshiの文字を漆(うるし)で描きました。今日はそれの2回目です。重ね塗りです。この作業は朝に限ります。乾わくまでに時間を要するからです。
乾わくに要する時間は変わりは無いのですが、早く描けば早い時刻に乾わきます。遅い時刻の作業では、仕上がりもまた遅くなります。
午後、柱に手をかけました。先日、山から伐ったサクラ(桜)です。皮を剥(む)いて陰干ししていました。まず、看板本体の収まる空間をつくります。簡単な加工ですが、使ったツールは手鋸(てのこ)、チェンソー、グラインダー等です。結構な力技です。またまた腕っ節が強くなった感があります。
アバウトなカットになりましたが、何とかなったようです。次は防腐加工です。「スーパーソート21」を使います。自然に優しい防腐防虫の優れものです。昨年、達人のI氏からいただいたものが90%以上も残っていたのです。
作業を終えた瞬間に依頼主のK社長がお出でになります。即、途中経過をご覧いただきます。アルファベットを使った津軽弁?です。
やはりニヤニヤします。『看板を立てる畑はトレッキングコースの入り口です。おそらく、皆さんに見られる筈です。』、と言います。少し困っているようでもあります。
旅館やホテルの注文が殺到しています。これまでは震災の影響のため、気ままな創作活動でしたが、またまた本来の日課に戻ることになりそうです。
2011/05/31(火)
19:03

昨晩から降り続いています。晴天が続いた昨日までは降ってほしかった雨でした。しかし、終日も続くとなると、抜けるような青空を見たくなります。
晴天と雨天には鮮やかなコントラスト(contrast)を期待したいところです。丁度、西陣や絣(かすり)の縦糸と横糸のような繊細さと大胆さに似たようなメリハリです。
今日の最高気温は10℃前後のようです。朝から工房の薪ストーブをガンガン焚いて細々(こまごま)とした工作活動に没頭します。
まず、ステッキスタンドに手を掛けます。ある程度は昨日で終えています。今日は脚の裏に更に脚のようなものを貼り付けることにしました。これは、全体をバランスをよくするためです。また、槐(エンジュ)の漆塗りに玄関の三和土(たたき)が直接であれば少し苦しいところです。
カーペットの切れ端を使うことにしました。ゴム板に繊維を貼り付けたものです。接着方法は単に両面テープだけです。やや不十分のきらい(嫌い・傾向)はあるところです。しかし、本体の彫刻も未完成です。暫らく様子をみることにします。玄関に置いてみます。多少スペースをとるようですが、何とか妥協の範囲でもありそうです。しかし、杖(つえ)を置いている玄関に慣れるには結構な時間がかかりそうです。
続いては「看板」です。K社長から依頼されていたものです。共同?の畑に立てるものです。実は、先般、下拵え(したごしらえ)は終えていたのですが、肝心の原稿に迷っていました。
さまざまな候補があったものの、いずれも他の名前のコピーでした。そのひとつが「わ・ど・な」です。これは当地の言葉で「私とあなた」の意味があります。
しかし、この名前は、県内各地の居酒屋(いざかや)やショピングセンターにいたるまで、数限りなく使われています。首都圏でも、本県出身のオーナーの店に使われています。
その、だれでも使っている名前では全くナンセンスのようです。以来、適当な妙案はなく、これまで足踏み状態が続いていました。
結局、看板づくりを担当したKUROOBIに託されます。人真似(ひとまね)ではなく、完全オリジナリティーの名前にしたいところです。初めて出会う方には???と思われるほどのインパクトがあってもよさそうです。
辿(たど)りついた先が「Yabeshi」です。今朝思いつきました。当地?の言葉で「さあ、皆さん、やりましょう。」の意味です。これは、この畑の趣旨を汲んだものです。広い畑です。やりたい方々が集まっての交流の場をイメージしたものです。依頼主のK社長もまだ知らない情報です。この日記が最初の公開です。この「Yabeshi」は誰も使っていない名前(の筈)です。きき慣れないことから、おそらく、反対意見も出てきそうです。目論見(もくろみ)としては、まず既成事実をつくり、その後、時間をかけて市民権を持たせてやりたいところです。
即、行動開始です。問題はフォントです。安全圏はWORD(ワード)のコピーです。しかし、それもまた邪道のようです。結局、恥じを偲んでも肉筆にならざるを得ませんでした。まず、筆に墨(すみ)を含ませて障子紙(しょうじがみ)に書いてみます。
筆で書くアルファベット(alphabet)にもまた個性がありそうです。それをもとに、大まかな輪郭をヒバの看板にコピーします。次の工程からが木工作業です。文字の輪郭をトリマーで掘ります。勿論、定規(じょうぎ)の無いフリーハンドです。
次に文字入れです。塗料を漆(うるし)にしました。風雨に晒(さら)されることから厚く塗るつもりです。厚く塗る、ということは、何回も塗り重ねるということです。塗ったものが乾わくには1日は要します。今日は記念すべき、その第1回目です。
明日からは単なる「塗り絵」になります。誰もが可能な単純作業です。しかし、数日のお付き合いは必要です。気長な創作活動になります。
2011/05/30(月)
15:03

「工房事情」・・・一件落着
ステッキスタンドに手をかけています。メインの材料をケヤキ(欅)にしました。重いことで安定感がありそうだったのです。端材(はざい)の欠片(かけら)です。
昨日は、その一端に35mmほどの孔を穿(うが)ちました。今日はその磨きからです。グラインダーやサンダーを使います。派生する微粉末が厄介(やっかい)です。
匂(にお)いです。クラクラします。作業を終えても衣服に染み付いています。普段は100%青森ヒバの加工です。清涼な香りの中で暮らしていたことにあらためて感謝することになります。
素材の加工は簡単なようで難しいです。正解が見えないからです。理想と矛盾との闘いです。最も不得意なセンスが要求されます。結局は不本意を徹底的に味わいながら諦(あきら)めることで一件を落着させることになります。
しかし、それだけでは長い辺の左右の安定度が弱いようです。脚をつけることにしました。エンジュにしました。この結合には、両者を若干欠き、組み合わせる方法にしました。誤差0.2mmほどの精度が要求される加工です。
今回もテーブルソーに活躍してもらいました。ルーターやトリマーのデリケートな刃は固い木に使いたくないところです。テーブルソーはこれまで数回経験しています。安全圏のようでした。この加工中にもケヤキの微粉末は飛散します。膨大な量です。
そして塗装です。ケヤキには漆が似合います。エンジュにも試してみたいところでした。即、「拭き漆」です。午前中に塗ったものは夕刻に乾燥し始めています。1回目は木の吸い込む量が多いことからのようです。夕刻、「漆風呂」から出して組み立ててみます。自己評価では少し複雑なものがあります。その是非を判断できないのです。気になるのはエンジュとケヤキの漆塗りです。立派過ぎるようなのです。
世の中に存在していない類(たぐい)のスタンドのようなのです。しかし、主人公の「杖(つえ)」自体もエンジュです。何とか妥協の範囲であるのかも知れません。明朝、評価し直すつもりでいます。不満足であれば、手直しはいくらでも可能なのです。
「裏山事情」・・・ガンジャ
午後、友人のT氏がお出でになります。『イカリソウ(碇草)を採って来よう。』、ということで、即、裏山に入ります。薬湯に使うものです。道路端に生えています。
メインはイカリソウですが、さまざまと目に付きます。ミズ(ウワバミソウ)、山蕗(やまぶき)も収穫します。収穫し易いのはミズです。しかし、1回の量をほんの少しにします。食べたくなったら裏山に行くだけで、いつでも収穫できるからです。
やや手間のかかるのがフキです。実は、フキのどの部分を採るかです。根元から3本の茎(くき)が出ています。立派、やや立派、貧弱の3本です。中央が最も立派です。これはモタモタして美味しくないようです。次に立派な脇を採ります。「ワキブキ」といわれているものです。
フキの葉はどこにでも見えます。しかし、この「ワキブキ」の立派なものは意外に少ないのです。八百屋のS氏は深山に入って、ぶっ太い(ぶっとい)ものばかり収穫してきます。見事な世界です。
帰路、あちらこちらに咲いている花に目がいきます。T氏が『あれがガンジャです。』、と解説してくれます。初めて聞く名前です。実は、それが「卯の花」でした。別名が「空木(うつぎ)」です。実は、この日記で、佐々木信綱の「夏は来ぬ」にふれています。歌詞は5番まであるようです。いずれも初夏の自然や風物詩をとりあげています。その中で2回出ている言葉があります。「水鶏(クイナ)」、「さなえ(早苗)とタマナエ(玉苗)」、そして「卯の花」です。
この中で、「水鶏(クイナ)」と「さなえ(早苗)とタマナエ(玉苗)」は理解できます。「水鶏(クイナ)」はニワトリに似た、見方によると不恰好な鳥です。
数年前、我が家の狭庭(せにわ)の蹲(つくばい)から水を飲んでいたのを見ました。「さなえ(早苗)とタマナエ(玉苗)は、同じイネ(稲)の苗です。
これまで解らなかったのは「卯の花」でした。当地ではガンジャと表現しているそうです。佐々木信綱が初夏の代名詞として1番と5番に登場させているほどです。
しかし、疑問もあります。「夏は来ぬ」の1番は『卯の花の匂う垣根にホトトギス早も来啼きて・・・』です。それを思い出して香りを聞いてみます。殆ど無臭です。またまた理解に苦しむことになります。
それらはとも角、「夏は来ぬ」の「ぬ」は過去や完了を表しているようです。文法的には「夏は既に来ている」、となります。今が初夏のようです。
夜になって漸く降り出しました。畑には待望の恵みです。自然の雨は水道とは比較できない能力を持っています。歓迎すること頻り(しきり)です。
2011/05/29(日)
19:28

「工房事情」・・・ステッキスタンド
早朝(夜明け前)のテレビを見ることが多くなりました。全国各地の1時間ごとの天気予報が放映されています。
その新鮮な情報では、9時と11時に雨だったようです。しかし、結果的には降りませんでした。
その、雨の予報を達人のI氏もキャッチしていたようです。朝一番でお出でになりました。実は、彼は山荘で園芸活動をしています。それは雨天には不向きのようです。
工作材料調達のためにお出でになりました。テーマは山ザクラです。『今はホコリ(埃)で艶(つや)が失せていますが、洗うことでピカピカになります。それを陰干しすることで、綺麗な皮を生かした加工ができるのです。』、と意欲満々です。
そして、昨日のベンチの様子をご覧になります。ワイルドな構造に感激して下さいました。実は、このベンチのパーツはやたら重いものです。暫(しば)らく雨が続くことで、75kgが37.5kgに半減することになりそうです。
ここ暫らく、具体的な木工作業が足踏み状態です。午後の一瞬、小作品に挑むことにしました。先日つくった「杖」を置く仕掛けです。
一般的には「ステッキスタンド」と表現されているようです。失敗は覚悟の上で何とか一歩前進することにしました。
基本的には、それなりの重量のある材に孔を穿(うが)つだけです。ところが、それだけでは作品とはいえないようです。それなりのストーリーが欲しいところです。しかし、そのストーリーは基本をつくってからでも何とかなりそうです。
はじめは無骨からのスタートが良さそうです。ケヤキ(欅)の塊(かたまり)を使ってみます。まず孔あけです。硬い木にフォスナービットです。これがまた気合の入るところです。ビットはすぐに熱くなります。焼きが戻ることから、それを水に浸けながら繰り返します。水は如雨露(じょうろ)を使います。
ボール盤では無理でした。パワフルなドリルが活躍します。邪道のようですが、ハンドルをしっかりと持ち、体重を思いっきりかけてやります。硬いケヤキが貫通します。
「杖」を嵌(は)めてみるとピタリとしたバランスです。これで基本の完成です。明日はストーリーづくりになるようです。
「園芸事情」・・・平戸躑躅
K社長が執心の田植えの日です。実は、昨日、機械を使った場所です。しかし、機械だけでは不十分のようです。そのフォローが今日になりました。
達人のI氏と現場にお邪魔します。殿方はK社長だけです。他は、概ね還暦を迎えるころの、早乙女(さおとめ)の皆さんです。14~5人も出張(でば)っています。地元の活性化に賛同する方々ばかりです。昨日以上に田んぼらしい田んぼに変身します。感激します。
残念ながら、KUROOBIは直接田んぼには入りませんでした。ただ気持ちだけの応援だけです。しかし、何となく、田植えに参加した気持ちになります。稲刈りまでを見守りたいところです。河原の花菖蒲(はなしょうぶ)が咲いています。薄紫のツツジ(躑躅)も咲き始めています。自信はないのですが、「平戸ツツジ」というようです。どこにも咲いている一般的な種類のようです。我が家の狭庭(せにわ)には2株あります。
しかし、イトヒバの下になっていて日当たりの十分でない株はまだ咲く気配を見せていないようです。不満足でもありますが、その分、時間差を楽しむことができそうです。
南に台風が近づいているようですが、奥州最北端では雨も未だです。少し困っています。実は、河原のミニトマト、ゴーヤ、ナンバン等に水遣り(みずやり)をしていないのです。更に、今日植えたイチゴのプランターにもです。今晩の雨を期待することになります。
2011/05/28(土)
20:57

「園芸事情」・・・柱の瑕
寒くもなく暑くもない日です。ここ数日晴れが続いていましたが、九州から雨が北上しているようです。間もなく奥州最北端にも達するようです。
河原の元気のよい草を刈ることにしました。1mほどにもなっています。実は、この河原に「花菖蒲(はなしょうぶ)」を植えています。それが咲く寸前です。草むらの中の花も乙なものですが、少し(大分)だらしなくもあります。
物置から半年ぶりに草刈機を出します。もしや、とは思ってはいたのですが、やはりエンジンがかかりません。20回もかけると気力の殆どを失います。結局、修理することにします。勿論、自信の無い分野です。
見よう見まねでプラグの点検です。ラチェトで簡単に外れます。やはり、油がかかっています。コンプレッサーで付着物を飛ばし、ワイヤーブラシで磨きをかけます。暫く(しばらく)をお茶の時間にして乾燥を待ちます。再挑戦すると元気よくかかります。
花菖蒲の両側を2回ほど往復することで何とかそれらしくなります。この小川には巨大な鯉(こい)が16~7匹住んでいます。真鯉が殆どですが、緋鯉(ひごい)も混ざっています。数年前、棟方志功記念館から出張してきたものです。
そのすぐ前に草刈機をかけても鯉は悠然としています。住人に慣れてしまっているようです。草を刈ることで驚かせたくはないところでした。この慣れにホットとしています。
僅(わず)か1時間ほどでビッショリと汗をかきます。モヤモヤとした精神状態が突然クリアーになります。動物であることに感謝する瞬間です。
明日の28日に予定していた田植えを今日終えたそうです。その時間帯が製材の時間帯だったようです。K社長が、『田植え機が急に空いたことで急遽の田植えになりました。しかし、植え残しがあります。それは明日の9:00頃からのスタートです。婦人会や母親会の皆さんに応援していただくつもりです。』、と事情を教えてくださいます。
夕刻、その植えたばかりの田んぼに行ってみます。3面ですが、やはり壮観です。田んぼらしいのです。明日は、チマキ(粽)で陣中見舞いをするつもりです。『柱の瑕(きず)は一昨年(おととし)の、5月5日の・・・』のチマキです。ワイフが今下拵え(したごしらえ)をしています。
「工房事情」・・・落葉松
午後は製材の見学です。数年前、建設会社のO社長と運び込んだ落葉松(からまつ)の製材です。落葉松は建築用としては一般的でないようですが腐りにくい木です。ベンチの材料に考えていました。
やはり腐りはなく、今でもカンカンとしています。製材所のY社長が、『乾燥した落葉松に釘(くぎ)を打っても曲がってしまう。』、と言っています。それほど硬い木です。
昨日、Y社長が2mに伐っておいてくださいました。それが10本あります。それを座板と脚に加工します。昨晩、その構造を考えました。結局、最も単純なものに落ち着きました。脚も座板も「タイコびき(太鼓挽き)」です。
座板の厚さを4寸にします。脚はほんの少し切取るだけです。結構な重量です。今は2mですが、1mの長さのベンチも考えています。それにはチェンソーで2つに伐るだけです。然程(さほど)の問題はないものです。しかし、何(いず)れの長さが適当であるかがよく解からないところでした。
夕刻、K社長がお見えになりました。お伺いすると『家族連れには長い方が良いのではないか。』、というご意見です。更に、『ベンチはいくらあっても重宝します。』ということです。2mもののベンチでは7脚ほど、1mものであればその倍数です。少し考えることにします。
落葉松は年輪に赤いアクセントが入っています。製材後の切り口が綺麗です。話しは飛びますが、この落葉松で囲炉裏を作った方がいます。
見事な出来でした。しかし、惜しむらくは生木(なまき)でした。1~2年は持ったものの、捻り飴(ねじりあめ)のようになったそうです。
今日挽(ひ)いたものは5~6年も自然乾燥しています。ヘンチであれば優秀なものになる筈です。しかし、製材したままをそのまま作品にできないようです。これから鉋(かんな)がけ、面取り、脚のカット等の作業を経てからになります。
この作業は屋根のある製材所の中で行うつもりです。しばらくは、工房KUROOBIを留守にすることになります。とはいうものの、1~2日で何とかなる作業量の筈です。
しかし、2mものは、KUROOBIといえども一人でやっと移動できる重量です。腰は2箇所ほど骨折していますが、昔を思えばお遊びのような筋力トレーニングです。
結構な端材(はざい)が生まれます。Y社長は、『勿体(もったい)無い。畑をやっているのであれば棒を使う筈です。1寸ほどの棒もつくりましょうか。』、と言います。ありがたいことです。
2011/05/27(金)
20:01

昼前に外出しました。出かけるときの気温は15℃です。一般的にはやや涼しい気温です。しかし、体感気温は25℃もあります。少し変だと思っていました。
わずか850m先の前沖(まよき)の島が見えないのに驚きます。いつもは泰然と緑の姿を見せている「湯の島」です。濃霧の所為(せい)です。また、高速道路の下に見える田んぼからはモーモーと湯気(ゆげ)が立っています。どの田んぼからもです。これにも驚きます。
そして、2時間後の帰路では23℃に変化しています。一瞬にして8℃も上昇したことになります。やや涼しい筈の15℃を暑く感じたのは、やはり、その兆候であったのかも知れません。
実は、昨日の日記で、佐々木信綱の「夏は来ぬ」について触れました。「5月の田植えをして『夏は来ぬ』、と表現するには勇気を必要とする。」、という内容です。
しかし、田植え時期の今日のような日は、やはり、夏であるとしても全く不自然ではなさそうです。流石(さすが)佐々木信綱さんです。早計をお詫びすべきのようです。
28日に予定していた「ほたる湖」の田植えが延期になったそうです。K社長が教えて下さいました。理由はよくわかりませんが、主人公で、指導者のご婦人の都合によるようです。専門家がついていなければ手も足も出ない分野であることに神々しさがあるようです。
ここ数日の好天が作用してか、狭庭(せにわ)が顕著に変化しています。特に、蕗(ふき)は1mほどにもなっています。実は、その蕗(ふき)の葉の下にさまざまな草花が生息しています。アイヌネギ(行者大蒜)、ヒトリシズカ(一人静)、オモト(万年青)、エビネ(海老根)等です。
蕗の葉の下を窺うとエビネが花をつけています。小豆色(あずきいろ)の小さい花です。離れてはよく判りませんが、近距離で見ると蘭(ラン)特有の容(かたち)をしています。猿面(サルメン)エビネと聞いています。猿の顔に似ているからのようです。10年ほどまえ、友人からいただいたものです。
このところ、工房活動をお休みしています。明日はカラマツ(落葉松)の製材を見学するつもりです。腐り難いことから、土中に埋める杭(くい)として使われる木です。重機を使うことになります。少し気合がはいりそうです。
2011/05/26(木)
19:04