
「園芸事情」・・・柱の瑕
寒くもなく暑くもない日です。ここ数日晴れが続いていましたが、九州から雨が北上しているようです。間もなく奥州最北端にも達するようです。
河原の元気のよい草を刈ることにしました。1mほどにもなっています。実は、この河原に「花菖蒲(はなしょうぶ)」を植えています。それが咲く寸前です。草むらの中の花も乙なものですが、少し(大分)だらしなくもあります。
物置から半年ぶりに草刈機を出します。もしや、とは思ってはいたのですが、やはりエンジンがかかりません。20回もかけると気力の殆どを失います。結局、修理することにします。勿論、自信の無い分野です。
見よう見まねでプラグの点検です。ラチェトで簡単に外れます。やはり、油がかかっています。コンプレッサーで付着物を飛ばし、ワイヤーブラシで磨きをかけます。暫く(しばらく)をお茶の時間にして乾燥を待ちます。再挑戦すると元気よくかかります。
花菖蒲の両側を2回ほど往復することで何とかそれらしくなります。この小川には巨大な鯉(こい)が16~7匹住んでいます。真鯉が殆どですが、緋鯉(ひごい)も混ざっています。数年前、棟方志功記念館から出張してきたものです。
そのすぐ前に草刈機をかけても鯉は悠然としています。住人に慣れてしまっているようです。草を刈ることで驚かせたくはないところでした。この慣れにホットとしています。
僅(わず)か1時間ほどでビッショリと汗をかきます。モヤモヤとした精神状態が突然クリアーになります。動物であることに感謝する瞬間です。
明日の28日に予定していた田植えを今日終えたそうです。その時間帯が製材の時間帯だったようです。K社長が、『田植え機が急に空いたことで急遽の田植えになりました。しかし、植え残しがあります。それは明日の9:00頃からのスタートです。婦人会や母親会の皆さんに応援していただくつもりです。』、と事情を教えてくださいます。
夕刻、その植えたばかりの田んぼに行ってみます。3面ですが、やはり壮観です。田んぼらしいのです。明日は、チマキ(粽)で陣中見舞いをするつもりです。『柱の瑕(きず)は一昨年(おととし)の、5月5日の・・・』のチマキです。ワイフが今下拵え(したごしらえ)をしています。
「工房事情」・・・落葉松
午後は製材の見学です。数年前、建設会社のO社長と運び込んだ落葉松(からまつ)の製材です。落葉松は建築用としては一般的でないようですが腐りにくい木です。ベンチの材料に考えていました。
やはり腐りはなく、今でもカンカンとしています。製材所のY社長が、『乾燥した落葉松に釘(くぎ)を打っても曲がってしまう。』、と言っています。それほど硬い木です。
昨日、Y社長が2mに伐っておいてくださいました。それが10本あります。それを座板と脚に加工します。昨晩、その構造を考えました。結局、最も単純なものに落ち着きました。脚も座板も「タイコびき(太鼓挽き)」です。
座板の厚さを4寸にします。脚はほんの少し切取るだけです。結構な重量です。今は2mですが、1mの長さのベンチも考えています。それにはチェンソーで2つに伐るだけです。然程(さほど)の問題はないものです。しかし、何(いず)れの長さが適当であるかがよく解からないところでした。
夕刻、K社長がお見えになりました。お伺いすると『家族連れには長い方が良いのではないか。』、というご意見です。更に、『ベンチはいくらあっても重宝します。』ということです。2mもののベンチでは7脚ほど、1mものであればその倍数です。少し考えることにします。
落葉松は年輪に赤いアクセントが入っています。製材後の切り口が綺麗です。話しは飛びますが、この落葉松で囲炉裏を作った方がいます。
見事な出来でした。しかし、惜しむらくは生木(なまき)でした。1~2年は持ったものの、捻り飴(ねじりあめ)のようになったそうです。
今日挽(ひ)いたものは5~6年も自然乾燥しています。ヘンチであれば優秀なものになる筈です。しかし、製材したままをそのまま作品にできないようです。これから鉋(かんな)がけ、面取り、脚のカット等の作業を経てからになります。
この作業は屋根のある製材所の中で行うつもりです。しばらくは、工房KUROOBIを留守にすることになります。とはいうものの、1~2日で何とかなる作業量の筈です。
しかし、2mものは、KUROOBIといえども一人でやっと移動できる重量です。腰は2箇所ほど骨折していますが、昔を思えばお遊びのような筋力トレーニングです。
結構な端材(はざい)が生まれます。Y社長は、『勿体(もったい)無い。畑をやっているのであれば棒を使う筈です。1寸ほどの棒もつくりましょうか。』、と言います。ありがたいことです。
2011/05/27(金)
20:01