昨日は「今夏最高の暑さ」でした。しかし、今日は「今夏最高の暑さ」です。しかし、昼前からのサヤサヤとした風が暑いことを一瞬忘れさせます。雨の噂(うわさ)がありました。噂どおり、と言うべきか否かの判断に迷います。

降ったことは事実ですが、パラパラ程度です。予報どおりですが、これを雨とするには大分苦しいです。何れも正解なところが人生の機微に似ているようです。


工房活動は午前の早い時刻と夕刻です。日課の「箸置き(はしおき)」づくりです。涼しい時間帯とはいうものの、結構な量の汗をかきます。その量以上の水分をとります。明確な新陳代謝を感じます。

来客予定のため、今日は外出できない日です。性懲(しょうこ)りもなく創作活動です。風通しの良い庭とはいうものの集中力が低下していることに気付きます。

主題は「台」づくりです。実は、先日、友人宅にお邪魔しました。その際、縁側から庭に下りる踏み台が劣化していることに気付きました。

その台はホゾ組みを使った緻密な細工でしたが、奈何(いかん)せん、風雨に晒(さら)されていることから緩みがあります。


その台をつくることにします。このところ続いている台づくりの延長です。芸のないと誹(そし)りを受けるものの、設計もまたこれまでと同様にするつもりです。

材料は厚さ3寸5分、幅7寸の青森ヒバです。普段扱う3分板や4分板とは次元が違います。

テーマはバランスの良い頑丈(がんじょう)なつくりです。そして、加工が如何に単純であるかです。そして条件は雨曝(あまざらし)に耐えうるものです。庭を構成する一部です。欲を言えば、貧弱でない、インパクトも期待したいところです。

ゴツい材です。カットにはチェンソーを使います。そして2枚で構成される天板は「全螺旋(ぜんねじ)」で接(は)ぎます。この孔あけもまた手技によるドリルです。生真面目(きまじめ)な定規に頼らない目検討であることに木工の原点の原点に触れる思いがします。


多少のギクシャクはありそうです。しかし、このアバウトさがワイルドさを演出するようです。その次元は枝葉末節のようです。これまで同様、一般的でない、そして未だ市民権を持たない作品になりそうです。


夕刻、ボール盤が届きます。発注したのは大分前です。いつもは2~3日で届いていたものが1ヶ月以上を要しました。全国に問いかけた結果、ようやく探し当てたのが長崎です。

表面には出ていないものの、3.11の震災、津波が奥州最北端にも及んでいます。大切に、且つ、感謝しながら使わざるを得ないところです。

2011/08/10(水) 21:46

これまで使い続けていた「今夏最高の暑さ」ですが、今日は「今夏最高の暑さ」です。工房内は我が家で最も暑さが篭っています。数箇所の窓や戸は開けたてているのですが、風の流れが顕著でないことによるようです。


木工活動は早朝の一瞬です。昨晩イメージしたものの具現化です。昨日つくった幕板(まくいた)の嵌(は)めこみ按配(あんばい)が不満足でした。今日はそのホゾの微調整です。

仮組みをしてみるとなかなかのものです。接続箇所に隙間はなく、ヒタリと吸い付いています。本来、この「湯椅子」は様子確認のためのものです。この仮組み段階だけで目的は達成したことになります。しかし、肝心の課題が残っています。

接着方法です。今はホゾ組みだけでガッシリ固定されていますが、将来、木が痩(や)せることも考えられます。そのための糊付け(のりづけ)です。一般的?には木工ボンドのようです。しかし、これは室内で使う家具等に使うもののようです。

風呂場で使うものには不適のようです。木工ボンドは水に弱いのです。硬化した接着剤は、水を混ぜて緩(ゆる)やかするほどです。試してみたかったのは「グルーガン」です。これまでストローの接着に使った記憶があります。


ところが、木工ボンドより接着力が弱いといわれています。先般、試してみました。カンナをかけた2片と、木口のザラザラ感のある2片です。すぐに硬化します。そして驚くほど頑丈です。手では剥がすことのできない程度です。

よく解かりませんが、グルーガンはホットスティックを熱で融かし、再び硬化する力を接着力にするようです。そのスティックの正体は、合成樹脂、エチレン酢酸ビニール共重合体、炭酸水素系樹脂等のようです。

どういう訳か、工房にはまだ封を切っていないものと2台あります。グルーガンの厳(いかめ)しい名前に反して安価です。おそらく、100均コーナーで求めていたようです。

ということで、このグルーガンを使っての本組みです。しかし、優秀と想われるこれにも落とし穴があります。短時間で硬化することです。スティックは85℃ほどで液体になりますが、逆に、これ以下の温度では硬化するのです。その間8秒ほどです。

ところが、今回の設計は4箇所同時の組み立てを余儀なくさせられています。それも各箇所を少しずつ攻めながら決める方法です。

如何(いか)に短時間で組み立て終えるかが勝負の分かれ道です。嵌(はま)りきっていない状態で時間が経(た)つと不十分なままガチンと固まってしまいます。


懸念(けねん)はしていたものの、やはり不十分な接合になります。1mm弱ではあるものの隙間(すきま)が生じているところもあります。

このグルーガンを本番に採用するかどうかの判断材料は得たことになります。少し(大分)がっかりしますが、やる価値はあったようです。

幕板の固定には、更に脚の下から木釘(きくぎ)を埋めます。これにもグルーガンを使います。瞬時に行える作業です。この程度であればほぼ完璧?に仕上がるようです。

一応の試作品の完成です。しかし、実際にはまだです。風呂場で試すことが残っています。しばらく水に漬(つ)けて変化の様子を確認する必要があります。

初めて経験することです。やってみなければ納得できないことが多いです。仮に失敗しても貴重な学習です。明日もまた新しい世界を垣間見たいところです。

2011/08/09(火) 16:21

暑い立秋です。言っても詮(せん)ないことは解かっているものの、つい、「暑い」と言っています。昔、寒さと暑さの二者択一に迫られた際、何れを優先させるべきかを自問したことがあります。

その答えは、それを判断する時によって変わるようです。このような「Hot fishes」には凍(い)てつく厳寒といえども歓迎するところです。軟弱さの露呈です。

僅か3分の工房活動といえども滝のような汗に見舞われます。それに抗しての「湯椅子」の検討です。今日は「幕板(まくいた)」の取り付けです。

たかが小さい椅子とはいうものの、机や台等の枠(わく)型には力学の裏づけが必要のようです。手を抜くべきではない工程のようです。

しかし、素人には緊張するところです。脚につけた10°のテーパーがこの幕板にも反映されます。ホゾとホゾ孔双方に、です。いつもながらホゾ孔加工が厄介(やっかい)です。優秀な角鑿(かくのみ)が不如意なことからボール盤を代用します。それと鑿(ノミ)です。


何とか組み立ててみます。しかし、1mmほどの誤差があります。ホゾの加工がアバウトだったことのツケです。勿論、この程度は微調整で何とかなる筈(はず)です。

まだ仮組み段階ですが、対角線方向にかかる力による歪(ひずみ)はほぼ皆無です。先が少し見えてきたようです。しかし、まだまだ工夫に迫られます。

この種の部材作りは一瞬で済ます類(たぐい)のものです。あーでもない、こーでもないとクズクズしては役に立たないものです。

当初の幕板は脚に抜き通すつもりでした。閂(かんぬき)で締め付ける方法です。しかし、仕上がりが醜(みにく)くなることが予想されたことから、急遽(きゅうきょ)の進路変更です。この固定は、脚の底から木釘(きくぎ)でも打つつもりでいます。


外部からの情報が多い日でした。世の中が刻々と変化していることを見せ付けられます。



2011/08/08(月) 20:52

北は祭り一色です。例年は祭りの後半から秋風が訪れます。しかし、今年は今になって暑くなっています。この夏一番の猛暑です。しばらく続きそうです。

「湯椅子」の検討をしているところです。大雑把(おおざっぱ)な組み立て構造は何とか見通しがついたようです。次はデザインへの配慮です。今朝は足に手を掛けます。これまでは、脚の下方の全体の面が接地しています。それを4点に変えることで安定度は更に増すようです。

脚の接地面から弧を削除してみます。ツールはニベアの缶(かん)です。円形をあてて鉛筆で弧を描き、糸鋸(いとのこ)盤を活躍させるだけです。2箇所の加工に要した時間は7分ほどです。ほぼ一瞬の作業で全体の様子はガラリと変化します。不思議な世界です。


関東と関西から客人がお出でになっています。目的は奥州最北端の文化に触れる旅のようです。今日一日同行することになりました。工房活動は早朝の一瞬でした。

最初に向かった先は八甲田山のロープウェイです。駐車場の車の多くは県外ナンバーです。やはり、ねぶた祭りとともに八甲田もコースの中に入れているようです。

山麓駅で高校同級のY氏と会います。ロープウェイの社長さんです。驚きます。彼は会計事務所、M自動車等の社長、会長さんです。八甲田には普段居ることの殆ど無い多忙な方です。

聞くと、『宮家のH殿下ご一行をご案内していたところです。丁度今お帰りになったところです。』とのことです。

山頂駅と山麓駅とでは10℃以上も違うようです。山麓駅で暑かったものが、山頂駅ではヒヤリとします。僅か12~3分昇るだけで、です。顕著な変化に感動します。山頂駅でボランティアの案内人と友達になります。7歳ほどの先輩です。敬服します。

夕刻、G市に入ります。メインテーマの「立ちネブタ」観覧のためです。実は、ナビゲーター自身も観たことがなかった祭りです。

市内への車乗り入れは無理です。郊外のモールが一般駐車場になっています。H店のK君が迎えに来てくださいます。お世話になりました。

「立ちネブタ」についての認識は、巷(ちまた)の評だけが情報源でした。『本場?のA市とは全くスケールが違う。期待するものではない。』と捉(とら)えていました。

しかし、実際には全く違っています。人形のスケールや迫力はA市以上です。度胆(どぎも)を抜かれます。そして跳人(はねと)や囃子(はやし)の雰囲気が良いです。関係者の皆さんからは、沿道の観客を盛り上げる気遣いが伝わってきます。

やはり、『To see is to believe.(百聞は一見に如かず)』です。これまでの不見識に汗顔(かんがん)してしまいます。


高校生ネブタを含めて17~8台が運行します。驚いたのは、それぞれの囃子とともに服装が違っていることです。

それぞれの団体によってそれぞれのオリジナリティーを育てているようです。そして観覧者とともに運行関係者の人の多さです。リオのカーニバルを思わせます。

どの人形にも感動します。圧巻は昨年つくられた「又鬼(マタギ)」です。ギリッと睨(にら)む恐ろしいまでの形相(ぎょうそう)の中に、自然界に活きる切なさも窺える作品に仕上がっています。

「館(やかた)」には常に3台の大型ネブタが展示されています。毎年1台つくられ、毎年1台解体されます。この「又鬼」も再来年には解体されることになります。残念です。

祭りの健全性と盛り上がりは、日常の生活の厳しさと正比例するようです。特に今年は震災、津波、原発等に端を発した被災が今尚続いています。その中の祭りです。感激すること頻(しき)りです。

山車(だし)の先頭は市長です。久しぶりにお会いします。やはり『何時からヒゲ(髭)をのばしているのですか?』と笑われます。H店の前に特別の観覧席を準備していただきました。当初、長いと感じていた2時間が一瞬に思えるほどです。

然程(さほど)乗り気でなかった関東のT氏が顕著です。座席にじっとしていないのです。次々に通過するネブタをデジカメにおさめています。相当感動しているのです。その様子を見て、K氏ご夫妻とともに笑いこけます。堪能しました。

今日もまたたくさんの皆さんとお話します。富山からお出での皆さん、G市内の元気の良い若者等とです。殆どは初対面の方ですが、会話することで、どこかに接点のあることに気づきます。貴重な時間でした。

2011/08/07(日) 10:29

昨日の表現では「言うまいと思えど今日のhot fishes(暑さかな)」です。特に工房は厳しいです。工房活動は早朝の一時になります。

このところ「YUISU(ユイス)」づくりに挑戦しています。今は一般的でなくなっていますが、昔から伝わっている木製の「湯椅子」です。4片ほどの部材を組み合わせるだけの簡単なつくりのようです。

しかし、実際には違っています。往々にして単純なものの背景には緻密な計算が隠されているものです。金属のクギ(釘)は使いたくないところです。更に、座板と脚の10°のテーパーです。一方が80°、他方が100°です。この角度は4片のすべてに等しく関係します。

昨日は練習です。敢(あえ)て節や割れのあるものを使いました。一応の様子が確認できたことから、今日は座板を変えてみます。素性の良い1寸3分の青森ヒバです。

実は、試作品とはいうものの、いくら鍛えても鍛え甲斐がないことを初めから知っています。その状態で貫徹するには極度のハイレベルの哲学が伴います。

座板の加工はホゾ孔のつくりに尽きるようです。これにも10°のテーパーを反映させることになります。この角度の確保のためにスライド丸鋸(まるのこ)が良さそうです。

刃物は正しい位置に満足する角度でズバッとあてるようです。何れかが不都合であれば万事休すです。少し緊張します。


位置を少しずつずらして刃を当てます。所詮(しょせん)は丸ノコです。切り口は弧を描きます。しかし、これで満足するところです。10°の面を出すことがテーマです。その後の微調整に委(ゆだ)ねることができます。

この微調整に、昨日はノミ(鑿)を使いました。少し無理のようです。一年以上も砥(と)いでいないことから切り口がボロボロになります。

当然のことですがストレスが募(つの)ります。今日は動力を使うことにします。トリマーにストレートビットを装填(そうてん)します。

ホゾ組みのポイントは、ホゾとそれを受け入れるミゾの幅を一致させることにあるようです。溝をやや狭くすることでホゾがギシッと嵌(はま)ることになります。

今回は上手(うま)くいったようです。更に、座板の1寸3分に対してホゾの深さが8分(25mm)ほどです。嵌め込むだけでガシッと固定されます。

この、仮組みの仮組み段階で助手に座ってもらいます。『安定して座り心地が良いです。』と評価します。しかし、この段階で止まるのは邪道です。余りにも表面的過ぎるのです。常識的には「幕板(まくいた)」が必要です。両側の脚を繋(つな)ぐ補強材です。


この取り付け加工が少し厄介(やっかい)そうです。これにも10°のテーパーが必要です。更に、組み立ての順序の工夫もあります。

見た目には単純な4片の組み合わせです。しかし、実際には大胆かつ繊細(せんさい)な加工技術が伴っています。受け継がれてきた文化の奥深さを今になって気付いている有様です。それにしても面白い世界です。


明日は外出の予定です。東京のT氏はじめK氏ご夫妻ご一行のナビケーター役を仰せつかっています。最も不得意とするジャンルです。地元の住人にとって最も疎(うと)い場所が地元のようです。一般的にはむしろ外部の方のほうが詳しいようです。

ま、基本的には、奥州最北端のオリジナリティーの紹介が妥当のようです。古代から中世にかけての安東水軍の名残(なごり)を津軽の西海岸に感じるのも一興(いっきょう)のようです。

中国、インド、ペルシャ、地中海等、世界を舞台に活躍したといわれています。新幹線や旅客機の今の尺度であっても大ロマンです。明日は一旅行者として楽しむつもりです。

2011/08/06(土) 19:24

半世紀近くも前、ウツラウツラとしているとクラスの皆さんが苦笑しています。英語の時間です。慌(あわ)てて覚醒し。その笑いの出所を探ります。O先生が出題した和訳です。

「You might think but today's some fishes.」です。「あなたは~するかもしれない。・・・。」等々と乏しい能力で必死に訳してみます。トンチンカン(頓珍漢)です。正解は「ユウマイト オモエド キョウノ サムサカナ」です。

サマセット・モームのエッセイを訳していた中でフッと気分転換の時間を設けての駄洒落(だじゃれ)でした。今日はさしずめ「hot fishes(あつさかな).」のようです。

急に暑くなりました。この暑さは向こう暫らく続くようです。昨日までは涼しい、寒いと宣(のたま)っていたものの、やはり夏です。各地区で熱い祭りが佳境を迎えています。


一昨日の3日、仕舞の奉納があったそうです。今朝の地方紙で知ります。「能(のう)」の「善知鳥(うとう)」です。奥州最北端の本県が舞台になっている唯一(ゆいいつ)の作品といわれています。

善知鳥は、親子の情愛の深い鳥といわれています。親が「うとう」と呼ぶと、子が「やすかた」と答えたそうです。昔、外ヶ浜にいたという鳥です。

12世紀の頃、これを題材に藤原定家が詠んだ歌があります。『 陸奥(みちのく)の 外が浜なる 呼子鳥 鳴くなる声は うとう(善知鳥) やすかた(安方)』です。

更に、それを題材に14世紀の頃、世阿弥(ぜあみ)がつくったのが謡曲「善知鳥」です。ストーリーは次のようです。

漁師が善知鳥に意地悪をし、地獄に落とされます。その猟師が亡霊となり、外ヶ浜にいる自分の妻子の安否を尋ねて欲しいと旅の僧に頼む、というものです。


更に、そのことを題材に志功が「夜訪(よどい)の柵」をつくります。門をあけている津軽っぽい女性の顔立ちを見事に表現しています。漁師の娘さんです。

漁師の家を探し当てた僧が、『ごめんださい。夜分に恐縮です。こちらは〇〇〇様のお宅ですか?』と、門を叩いたのに対して、『どちら様ですか?』、と答えた瞬間を、旅の僧から見た角度で描いています。

おそらく、夕食の片付けが終わった8:00頃なのでしょうか。突然の来客に対しての、期待、はにかみ、外部の接触への好奇心、無防備さがよく表れています。

一刻も早く、という夜訪(よどい)の設定が僧侶の誠意を伝えています。一般的にはクローズアップされていないようですが、志功の想像力を垣間見ることができる見事な作品です。

藤原定家が詠んだ歌は「善知鳥神社」の歌碑に刻まれています。その「善知鳥神社」での奉納です。残念なのはそれが2日後の今朝になって知ったことです。情報の伝達方法または情報の収集能力の何れかに問題がありそうです。

また、当の奥州最北端ではあまり話題になっていないことです。定家がとりあげたほどです。1000年近い昔は首都圏が注目するほどの文化圏であったことになります。地元で話題にならないことが少し残念です。


今日の工房活動は「椅子」づくりです。風呂場用の椅子のことから「ユイス」とも表現されているようです。椅子はこれまで数脚つくっています。しかし、今回は新しいバージョンに挑戦することにします。

まずカンナ(鉋)がけです。少し?ガッカリします。縞(しま)が入っているのです。実は、心当たりがあります。つい先日、台づくりに古材を使いました。

気をつけたつもりですが、釘(くぎ)が埋まっていました。プレナーはクギであってもスパッとカットしますが、刃にも瑕(きず)がつきます。その瑕がシマを描きます。


気を取り直して、続行します。座板と脚にテーパー(taper)をつけることにします。10°にします。幕板(まくいた、脚と脚のつなぎ)を含めて8辺に同じ角度を持たせることになります。これまでの直角とは事情が大分違います。

この加工に使うツールの選択が第一関門です。10°のテーパーはそれぞれの部材に反映します。結局、丸鋸(まるのこ)にします。パズルの世界です。それでも何とかなりそうです。

難関は座板と脚のコネクトです。座面にはビス等の跡を見せたくないところです。結局、ホゾ接(は)ぎになります。しかし、このホゾ孔にも10°のテーパーは係わっています。

トリマーやルーターでも対応できるのでしょうが、丸鋸と鑿(のみ)そして金槌(かなづち)に任せます。これでも何とかなります。

しかし、今回は様子見の試作品です。やがてまとまった数をつくるとなるとこうはいかないようです。単純で正確な加工方法を考えなくてはならないことになります。そのためにも今回は少し苦労してみるつもりです。

幕板はまだですが、組み立ててみます。何とかそれらしく映っているようです。

2011/08/05(金) 22:00