北は祭り一色です。例年は祭りの後半から秋風が訪れます。しかし、今年は今になって暑くなっています。この夏一番の猛暑です。しばらく続きそうです。

「湯椅子」の検討をしているところです。大雑把(おおざっぱ)な組み立て構造は何とか見通しがついたようです。次はデザインへの配慮です。今朝は足に手を掛けます。これまでは、脚の下方の全体の面が接地しています。それを4点に変えることで安定度は更に増すようです。

脚の接地面から弧を削除してみます。ツールはニベアの缶(かん)です。円形をあてて鉛筆で弧を描き、糸鋸(いとのこ)盤を活躍させるだけです。2箇所の加工に要した時間は7分ほどです。ほぼ一瞬の作業で全体の様子はガラリと変化します。不思議な世界です。


関東と関西から客人がお出でになっています。目的は奥州最北端の文化に触れる旅のようです。今日一日同行することになりました。工房活動は早朝の一瞬でした。

最初に向かった先は八甲田山のロープウェイです。駐車場の車の多くは県外ナンバーです。やはり、ねぶた祭りとともに八甲田もコースの中に入れているようです。

山麓駅で高校同級のY氏と会います。ロープウェイの社長さんです。驚きます。彼は会計事務所、M自動車等の社長、会長さんです。八甲田には普段居ることの殆ど無い多忙な方です。

聞くと、『宮家のH殿下ご一行をご案内していたところです。丁度今お帰りになったところです。』とのことです。

山頂駅と山麓駅とでは10℃以上も違うようです。山麓駅で暑かったものが、山頂駅ではヒヤリとします。僅か12~3分昇るだけで、です。顕著な変化に感動します。山頂駅でボランティアの案内人と友達になります。7歳ほどの先輩です。敬服します。

夕刻、G市に入ります。メインテーマの「立ちネブタ」観覧のためです。実は、ナビゲーター自身も観たことがなかった祭りです。

市内への車乗り入れは無理です。郊外のモールが一般駐車場になっています。H店のK君が迎えに来てくださいます。お世話になりました。

「立ちネブタ」についての認識は、巷(ちまた)の評だけが情報源でした。『本場?のA市とは全くスケールが違う。期待するものではない。』と捉(とら)えていました。

しかし、実際には全く違っています。人形のスケールや迫力はA市以上です。度胆(どぎも)を抜かれます。そして跳人(はねと)や囃子(はやし)の雰囲気が良いです。関係者の皆さんからは、沿道の観客を盛り上げる気遣いが伝わってきます。

やはり、『To see is to believe.(百聞は一見に如かず)』です。これまでの不見識に汗顔(かんがん)してしまいます。


高校生ネブタを含めて17~8台が運行します。驚いたのは、それぞれの囃子とともに服装が違っていることです。

それぞれの団体によってそれぞれのオリジナリティーを育てているようです。そして観覧者とともに運行関係者の人の多さです。リオのカーニバルを思わせます。

どの人形にも感動します。圧巻は昨年つくられた「又鬼(マタギ)」です。ギリッと睨(にら)む恐ろしいまでの形相(ぎょうそう)の中に、自然界に活きる切なさも窺える作品に仕上がっています。

「館(やかた)」には常に3台の大型ネブタが展示されています。毎年1台つくられ、毎年1台解体されます。この「又鬼」も再来年には解体されることになります。残念です。

祭りの健全性と盛り上がりは、日常の生活の厳しさと正比例するようです。特に今年は震災、津波、原発等に端を発した被災が今尚続いています。その中の祭りです。感激すること頻(しき)りです。

山車(だし)の先頭は市長です。久しぶりにお会いします。やはり『何時からヒゲ(髭)をのばしているのですか?』と笑われます。H店の前に特別の観覧席を準備していただきました。当初、長いと感じていた2時間が一瞬に思えるほどです。

然程(さほど)乗り気でなかった関東のT氏が顕著です。座席にじっとしていないのです。次々に通過するネブタをデジカメにおさめています。相当感動しているのです。その様子を見て、K氏ご夫妻とともに笑いこけます。堪能しました。

今日もまたたくさんの皆さんとお話します。富山からお出での皆さん、G市内の元気の良い若者等とです。殆どは初対面の方ですが、会話することで、どこかに接点のあることに気づきます。貴重な時間でした。

2011/08/07(日) 10:29