
これまで使い続けていた「今夏最高の暑さ」ですが、今日は「今夏最高の暑さ」です。工房内は我が家で最も暑さが篭っています。数箇所の窓や戸は開けたてているのですが、風の流れが顕著でないことによるようです。
木工活動は早朝の一瞬です。昨晩イメージしたものの具現化です。昨日つくった幕板(まくいた)の嵌(は)めこみ按配(あんばい)が不満足でした。今日はそのホゾの微調整です。
仮組みをしてみるとなかなかのものです。接続箇所に隙間はなく、ヒタリと吸い付いています。本来、この「湯椅子」は様子確認のためのものです。この仮組み段階だけで目的は達成したことになります。しかし、肝心の課題が残っています。
接着方法です。今はホゾ組みだけでガッシリ固定されていますが、将来、木が痩(や)せることも考えられます。そのための糊付け(のりづけ)です。一般的?には木工ボンドのようです。しかし、これは室内で使う家具等に使うもののようです。
風呂場で使うものには不適のようです。木工ボンドは水に弱いのです。硬化した接着剤は、水を混ぜて緩(ゆる)やかするほどです。試してみたかったのは「グルーガン」です。これまでストローの接着に使った記憶があります。

ところが、木工ボンドより接着力が弱いといわれています。先般、試してみました。カンナをかけた2片と、木口のザラザラ感のある2片です。すぐに硬化します。そして驚くほど頑丈です。手では剥がすことのできない程度です。
よく解かりませんが、グルーガンはホットスティックを熱で融かし、再び硬化する力を接着力にするようです。そのスティックの正体は、合成樹脂、エチレン酢酸ビニール共重合体、炭酸水素系樹脂等のようです。
どういう訳か、工房にはまだ封を切っていないものと2台あります。グルーガンの厳(いかめ)しい名前に反して安価です。おそらく、100均コーナーで求めていたようです。
ということで、このグルーガンを使っての本組みです。しかし、優秀と想われるこれにも落とし穴があります。短時間で硬化することです。スティックは85℃ほどで液体になりますが、逆に、これ以下の温度では硬化するのです。その間8秒ほどです。
ところが、今回の設計は4箇所同時の組み立てを余儀なくさせられています。それも各箇所を少しずつ攻めながら決める方法です。
如何(いか)に短時間で組み立て終えるかが勝負の分かれ道です。嵌(はま)りきっていない状態で時間が経(た)つと不十分なままガチンと固まってしまいます。

懸念(けねん)はしていたものの、やはり不十分な接合になります。1mm弱ではあるものの隙間(すきま)が生じているところもあります。
このグルーガンを本番に採用するかどうかの判断材料は得たことになります。少し(大分)がっかりしますが、やる価値はあったようです。
幕板の固定には、更に脚の下から木釘(きくぎ)を埋めます。これにもグルーガンを使います。瞬時に行える作業です。この程度であればほぼ完璧?に仕上がるようです。
一応の試作品の完成です。しかし、実際にはまだです。風呂場で試すことが残っています。しばらく水に漬(つ)けて変化の様子を確認する必要があります。
初めて経験することです。やってみなければ納得できないことが多いです。仮に失敗しても貴重な学習です。明日もまた新しい世界を垣間見たいところです。