
暑い立秋です。言っても詮(せん)ないことは解かっているものの、つい、「暑い」と言っています。昔、寒さと暑さの二者択一に迫られた際、何れを優先させるべきかを自問したことがあります。
その答えは、それを判断する時によって変わるようです。このような「Hot fishes」には凍(い)てつく厳寒といえども歓迎するところです。軟弱さの露呈です。
僅か3分の工房活動といえども滝のような汗に見舞われます。それに抗しての「湯椅子」の検討です。今日は「幕板(まくいた)」の取り付けです。
たかが小さい椅子とはいうものの、机や台等の枠(わく)型には力学の裏づけが必要のようです。手を抜くべきではない工程のようです。
しかし、素人には緊張するところです。脚につけた10°のテーパーがこの幕板にも反映されます。ホゾとホゾ孔双方に、です。いつもながらホゾ孔加工が厄介(やっかい)です。優秀な角鑿(かくのみ)が不如意なことからボール盤を代用します。それと鑿(ノミ)です。

何とか組み立ててみます。しかし、1mmほどの誤差があります。ホゾの加工がアバウトだったことのツケです。勿論、この程度は微調整で何とかなる筈(はず)です。
まだ仮組み段階ですが、対角線方向にかかる力による歪(ひずみ)はほぼ皆無です。先が少し見えてきたようです。しかし、まだまだ工夫に迫られます。
この種の部材作りは一瞬で済ます類(たぐい)のものです。あーでもない、こーでもないとクズクズしては役に立たないものです。
当初の幕板は脚に抜き通すつもりでした。閂(かんぬき)で締め付ける方法です。しかし、仕上がりが醜(みにく)くなることが予想されたことから、急遽(きゅうきょ)の進路変更です。この固定は、脚の底から木釘(きくぎ)でも打つつもりでいます。
外部からの情報が多い日でした。世の中が刻々と変化していることを見せ付けられます。