先日、「大根の干し方」について触れました。テーマのひとつは干す場所です。屋根のあるところに干す陰干しか、或いはそうでない場所か、です。勿論、何でも知っているWEBに訊いてもみます。
しかし、そのことは殊更(ことさら)クローズアップされていないようです。「陰干し」に触れているのは若干です。どうやら両極端の考え方に二分されているようです。結局、明確な結論に辿(たど)り着くことができませんでした。
たかが「大根の干し方」ですが、明確な方法に到達できないことに奥深さを感じます。しかし、昨日、ようやく正解に辿りつきます。実は、昨晩は収穫祭です。その席でY女史から伝授されます。
ご年配の方です。半世紀以上も昔から「糠漬(ぬかづけ)」を実践してきた、生き字引のような方です。彼女は母親から学び、母親はその母親からと、何世代も受け継がれてきたそうです。実績に裏付けされたレシピです。これ以上の真実は無さそうです。
結論は、『屋根の無い外に干します。』です。当初このことに疑問を持ったのは、干している最中の雨についてです。実は、以前、一度シワシワになってから雨にあたったことがあります。その結果、瑞々(みずみず)しくパーンと復活してしまったのです。生き返ったことになります。
その点をY女史にお訊ねします。すると『新しい芽を取り除かないからです。』、と答えます。全く予想もしていなかった世界です。『葉の中心近くに新しい葉があります。これを削除しなければいつまでも生きています。』なのだそうです。
萎(しな)びたものが水分を得て復活するのは、まだ生きているからなのだそうです。『これは畑から収穫する前に済ませる作業です。』、『それをしておけば、瑞々しく復活することは無いのです。』とのことです。
また、『その手当があれば、多少の雨は無視できます。』、『雨を避けるためにシートをかけることもあります。しかし、長時間被せていると、逆に、折角の大根が傷んでしまいます。』と解説してくださいます。
また、寒さ対策もよく解からないところでした。WEBには「寒さ対策」が載っています。大根は凍ると傷(いた)むからです。『状況によっては室内に取り込む。』とあります。しかし、これについても全く異なる見解です。『ある程度干したものは、余程でなければ凍ることはありません。逆に、室内に取り込むことで傷むのです。』、『奥州最北端といえども、この時期にマイナス4~5°が何日も続くことはなく、殆ど無視しても良いのです。』なのだそうです。
『母がしていたように、何十年もそのようにやってきました。全く問題はありませんでした。寒いほど短時間に干せます。』、『この頃の普通の気温であれば10日間ほど、そして風のある寒いときは1週間ほどが目安です。』と教えてくれます。
翻って、我が家の大根は、一部、屋根のある車庫に干しています。そして、既に2週間以上は経過しています。複雑な思いをすること頻(しき)りです。尤も、明後日は漬けるつもりです。苦しいながらも何とか滑り込みセーフのようでもあります。
Y女史とは「渋柿の塩漬け」についてもお話します。彼女の庭にも柿の木があります。しかし、流石(さすが)の彼女も、『塩漬けは初めて聞きます。面白そうですね。』と、経験は無さそうです。
先日仕掛けたものは漬けてから20日ほどになっています。1週間ほど前の試食ではまだ渋味が口に残る進捗状況でした。しかし、そろそろ渋味と甘さが入れ替わる頃です。満足する結果であれば、是非、お届けするつもりでいます。
K社長が仕掛け人の昨晩の「収穫祭」は極めて盛況でした。コメ作り、野菜づくりもそうですが、早朝散歩の案内、ホタルの飼育と案内係の皆さん等の忘年会を兼ねた慰労懇親情報交換会です。若干の景品を準備しました。工房でつくった小作品です。今年は時間がなく、僅か5点だけです。これが50人ほどの誰かの手に渡ります。この確率の低さが熱気を生みます。福引の方法は昨年同様のジャンケンです。
進行役はO社長です。ほとんどはご年配の方々です。おそらく、このように興じる機会は少ない筈です。気勢を上げながらの気合の入るジャンケンでした。楽しい一時でした。
景品を射止めた方々は近くの席の皆さんに披露します。特に下駄(げた)とペーパーウェイトが注目を集めたようです。青森ヒバのゲタを射止めたご婦人は『とても履くことはできせん。大事に飾っておきます。』、と感激してくれます。
槐(エンジュ)のペーパーウェイトをあてたご婦人は、その意外な重さに驚いています。そして、継ぎ目が見えないことに更に驚きます。『床の間の柱がエンジュです。良いものがあたりました。』と喜んでくださいます。
ありがたくも恐縮するところです。来年は、もう少し気合の入った作品を、と思ってしまいます。ある意味では、それが作品づくりの原点なのかも知れません。
※掲載の写真はA工房のスタッフが撮影したものです。
2011/11/17(木)
16:58
2~3日前から、『降ります。』の予報でした。しかし、最低気温は4~5°です。「まだまだ。」と分析していました。実際に昨日はその気配なしです。往々にして、これが困る結果になることが多いです。
『降る。』の結果降らなければ、次に『降る。』と言われても信用しなくなる傾向があるからです。丁度、「オオカミと少年」の物語に似ていそうです。
いつも「オオカミが出たぞーっ。」と嘘(うそ)をついて村人が驚くのを楽しんでいたものの、ある日、本当にオオカミが出、「オオカミが出たぞーっ。」と叫んでも、だれも信用しなかった、という物語だったようです。
勿論、オオカミと天気予報は異質のものです。しかし、繰り返して外れる予報には猜疑心(さいぎしん)が芽生えてくるものです。つい、まだまだ大丈夫、と思ってしまうのです。
しかし、今朝の予報天気図はすべて雪マークです。朝はその気配は無かったものの、流石(さすが)に寄り切られます。普通タイヤでの雪道は無理です。ついにスノータイヤに替えることにします。早朝、冬タイヤを車に積み込みます。即、知人の整備工場にお願いします。わずか10分程度の作業時間で済みます。何だかんだ理屈を捏(こ)ねている次元では無いことなのです。
昼過ぎ、小雨模様から雪に変わります。空一面から無数のフレークが降りてきます。里の初雪です。久しぶりに見る本物の雪に、つい、感激しながら空を見続けます。
タイムリーなことこの上も無いタイミングのタイヤ交換だったことになります。この絶妙のタイミングが毎年のパターンであったことを思い出して苦笑する有様です。
しかし、しきりに降る雪は地上に落ちた瞬間に融け去ります。やがて青空が広がります。やはり、「オオカミと少年」だったのか、と思ったりもします。現金なものです。ま、「転ばぬ先の杖」と捉えて予報を出した気象庁に感謝すべきのようです。
しかし、その気象庁が予報の見直しをしているようです。これは、先般の3.11の地震と津波時の対応の在り方に端を発しているようです。わずか5分ほどの時間に、「地震予知連絡」から始まって5つ?もの情報があったことです。
迅速に適切な津波情報が出されなかったとの批判を受け、改善策を議論する検討会の初会合を開いたようです。やがてまとまる改善案が一般地域住民の判断材料になることを期待するばかりです。
ともあれ、今日のタイヤ交換は3時間待ちだそうです。我も我もと混雑しているそうです。雪の季節に確実に突入しています。これから4~5ヶ月間の雪とのお付き合いになります。
2011/11/15(火)
17:35

「工房事情」・・・共鳴音
毎朝の早い時刻に外に出ます。その時間帯に同じ方とお会いします。早朝散歩の方々です。いつも声を掛け合ってご挨拶するのですが、実際にはお名前の解からない方が多いです。
今朝は思い切ってお名前をお訊(き)きします。ご年配のご婦人です。いつも『下駄(げた)の音が良いですね。』、と声をかけてくれる方です。
先般つくった自作のゲンコツ(厚手の足駄)です。試作品です。ここ2~3ヶ月毎朝履(は)いて沐浴に出かけています。実は、履き易さもあるのですが、実際に使ってみて、その様子を確認する必要もあったのです。
そのひとつは歯の減り方です。実は、今回の歯は、左右別々の方法で組み立てています。1方は木の目と垂直に嵌め込んでいます。木口(こぐち)が路面に着く角度です。嵌め込み式の歯はこのパターンのようです。
他方、嵌め込まれていない歯の場合は木の側面が路面に着くことになります。これは、1枚の板を切り抜いて2つの下駄(1足)を生み出す、一般的な作り方の結果です。高い歯の「日和下駄(ひよりげた)」や足駄(あしだ)等以外の、低い歯の下駄です。
今までの経緯では、カランコロンの共鳴音の点では何れも同じ結果を呈しています。その音を聞いて、『懐かしい良い音ですね。』、と、多くの皆さんが声をかけてくださるのです。今は失われつつある文化のひとつです。数十年ぶりに聞く音だった筈です。
結局、その方は近くの歯医者さんでした。お年を召してはいるものの、まだ現役だそうです。近くに住んではいるものの、これまでよく存じ上げていなかったことが残念でした。
話は戻りますが、ゲンコツの歯は、左右の減り塩梅(あんばい・加減)にはさしたる違いは無いようです。木口が路面に着く側は、接地部分が捲(めく)れ上がる傾向が高い程度です。
話は飛びますが、明日は「収穫祭」です。工房でつくったいくつかの作品を福引の景品にするつもりです。下駄も予定しています。青森ヒバでつくった赤い鼻緒(はなお)の「日和下駄」です。
この歯は木口面を接地面にしています。台への嵌め込みはダブテール(鳩のシッポ)方式です。先日、下駄屋さんに見ていただきます。古くから続く老舗(しにせ)です。『青森ヒバの下駄は初めて見ます。歯の嵌め込みはデリケートすが良くできています。』の評価をいただきます。世界唯一の下駄ということになります。
まだ足を通していない下駄です。使い勝手は未知数です。多少の不安も無いことも無いです。明日これを手にする方に、今後の経過をお訊ねしたいところです。
「越冬準備」・・・岐路冷たい風が吹き始めました。漬物の時期です。ここ数年、各種漬物に挑戦しているところです。メインは赤カブ(蕪)と大根の糠漬け(ぬかづけ)です。
WEBや経験者からお聞きして何回か試みています。しかし、何回か、でマスターするには奥が深過ぎるようです。曖昧(あいまい)な点がいくつかあります。
まず、大根の種類です。最近聞いたことですが、糠漬け用と普通の大根は違うのだそうです。漬物用は辛(から)く細長いのだそうです。それに対してオデンやオロシ、そして一夜漬け用は、所謂、大根足のように太く短い種類なのだそうです。初めて知る世界です。
更に、干し方です。日に当てて干すことと陰干しの何れが正解かです。これはたくさんの方にお聞きしました。さまざまな持論があります。それが両極端であることが面白いです。
これまでの認識では、水分を蒸散させシナシナにすることが目的と思っていました。しかし、太陽を浴びさせることで甘味(うまみ)を高めることも目的のようでもあります。
その意味では、干す場所は屋根の無いところが良さそうです。しかし、干す量が多ければ、雨にも晒(さら)すことになります。干されたものが雨にあたると再び生き返ってしまいます。
『些細なことは無視します。雨にあたるのを覚悟で外に干します。陽を浴びたものは美味しいのです。』、の意見が半数です。
他方、『直射日光があたらなくても雨のあたらない場所に干すのが正しいです。』の意見もあります。要するに「陰干し(かげぼし)」です。更に、干す時間です。『長く干し過ぎたものは美味しくないです。』の解説もいただきます。一般的には1週間ほどのようです。これもまたよく解からないでいます。
2週間ほど前から、細長い漬物用といわれる大根を干しています。直接雨のあたらない軒下を使っています。樽(たる)のカーブに添わせるにはもう少しのシナシナ感が欲しいところです。
一昨日、友人が届けてくれたものは、「大根足の大根」です。既に干されたものです。しかし、これももう少し干した方が良さそうです。この干し場所はタイヤショベルの車庫です。いずれにしても週末には漬けることになります。
結局、大根が80本、赤カブが70個ほどです。量が少し多いようですが、さまざまなバージョンで楽しむつもりです。勿論、正確なレシピにはならないようです。
考えているのは、まず、普通の「糠漬け」です。これは大根とカブの両方です。そして大根の「割り漬け」です。これは地方によってさまざまな名前で言われています。そのひとつが「ナタ漬け」です。
これは大根をザクリザクリと鉈(なた)でカットすることから命名されたようです。或いは、「にしん漬け」です。「身欠鰊(みがきニシン)」を入れて漬けることからです。
そしてカブの千枚漬けにも憧(あこが)れるところです。これにもさまざまなレシピがあるようです。まず干し加減です。そして厚さです。また、昆布を入れるか否か等です。あれやこれや、判断の岐路に立つこと頻(しき)りです。
2011/11/15(火)
09:46

終日の真っ青な空です。気温はやや低くいものの、このような日が「小春日和(こはるびより)」のようです。
里の紅葉もすすんで綺麗になっています。落葉も多くなっています。緑を誇ったミョウガ(茗荷)は既に黄色になり、朽ちはじめています。
今日は土曜日です。久しぶりに庭を見ます。シャキッとしているのはオモトです。やはり、「万年青」の文字通りです。とはいうものの、やはり植物です。今の葉は来年の初夏に新しい葉と入れ替わります。その頃には別の植物の葉が出始め緑一色になります。その錯覚から「万年」も変わらない緑に映ります。
先般漬けた「渋柿」が気になっていました。渋の抜け方と甘みの様子です。漬けたのは10月30日です。2週間を経ています。確認したくなります。皮を剥いてかじります。硬さは申し分なしです。かじった瞬間は結構な甘みです。しかし、次第に、口中に渋味が広がります。我慢できなくはないものの無理をすることも無いです。海水濃度の塩分ですが、味には全く反映していません。皮を剥いたからのようですが・・・。
変化の過渡期のようです。この段階から大変身するようです。やがて、渋味が抜けて甘味が増すことになる筈です。次の試食は1週間後あたりを考えています。
初めての挑戦です。やってみなければ納得できない世界なのです。一般的でない「渋柿の塩漬け」です。このポピュラーでないところに面白味がありそうです。
工房では「抜貝」の貼り付けです。はじめて挑戦します。実は、さまざまな迷いがありました。そのひとつが接着剤です。専門家のH氏によれば『本来は漆です。しかし、今は市販の接着剤を使ってもいます。』ということです。
実は、漆の接着力を先日確認しています。「糊漆」を使いました。これは漆と糊(のり)を混ぜたものです。満足する結果です。華奢な力では引き離すことの出来ない接着力です。
しかし、それは白木同士の接着でした。今回は、既に漆でコーティングされています。その結果のほどは未知数です。その確認のための試みでもあります。仮に失敗したとしても実際に自分で確認することが一番なのです。結局、漆を接着剤にします。貼り付けた後、更に漆を被せて拭き取ります。それは貝と木地のコーナーにも漆を置きたいことからです。薄い貝とはいっても厚さがあります。その縁(ふち)を漆で固めることで接着力が増すようなのです。以前、この方法で螺鈿(らでん)を嵌めたことがあります。尤も、正確な技はよく解からないところです。
接着に使った漆の乾燥には結構な時間が伴います。様子を見ながら、貝の上から、何回かの拭漆(ふきうるし)をすることになります。ドキドキしながら時間の経過を待つことになります。
16日に集まりがあります。K社長主催の何回目かの収穫祭です。50~60名ほどが参加するようです。普段お話することの少ない皆さんとの交流の場です。特に、ご年輩の皆さんとの会話にあたらしい発見があります。
忘年会を兼ねた慰労会です。今年も数点の作品を工房からプレゼントするつもりです。福引の景品です。昨年はジャンケンでした。驚くほどの盛り上がりでした。昨年以上に熱くなっていただきたいところです。
2011/11/12(土)
17:54

明るくなるのが遅くなっています。このところは特に顕著です。早朝、まだ暗いうちの沐浴(もくよく)です。西の空に大きく煌々(こうこう)とした(満?)月がかかっています。
まさに曙(あけ)んとする時間帯の見事な月です。しばらくの間見入ってしまいます。つい、デジカメに収めます。ズームアップしたことでボヤける結果になっていますが、実際にはクリアーな輪郭です。
まだ暗いうちからの撮影作業は異常のようです。しかし、その時間帯はK社長も活躍しています。実は、ここ数年、「朝焼け」を撮りに出かけているのです。街の小高い丘を背にして撮影しているようです。
さて、作品につけるアクセントのようなものを考えているところです。ほんのワンポイントです。しかし、実際の作業はビビる世界です。その要素の如何が結果に大きく反映するからです。
まず大きさです。控えめに、そしてさりげなく自己主張させてやりたいところです。そして何よりもデザインに迷います。これまで好んで使ったのは、昔から伝えられてきた文化の香りのするものばかりです。
ご紹介したことのあるものですが、具体的には、丁子(ちょうじ)、米俵、鉞(まさかり)、打出の小槌(うちでのこづち)、扇、鍵、花弁(はなびら)、珊瑚(さんご)、琴柱(ことじ)、御所車(牛車・ぎっしゃ)等です。
何れもおめでたい縁起物の類(たぐい)です。夢と和(なご)みを発信しているように思えます。鉞は、昔、武功をたてた武士に天子が授けたものだそうです。打出の小槌はドラえもんにも登場します。大黒様の持つ小槌(こづち)です。一寸法師の物語には体を自在に大きくしたり小さくできるものとして登場しています。宝物も出せるのだそうです。
丁子はクローブ(clove)です。東南アジアが原産のようです。中国では昔、殺菌や消毒剤に使ったようです。釘(くぎ)の形をしていることから、同じ意味の丁の文字があてられたそうです。日本では香料の他に、この精油を刀の錆止めに使っていたそうです。正倉院の宝物の中にも当時の丁子が残っているそうです。鍵(かぎ)は金庫や蔵をあけるカギです。宝物に関係するようです。しかし、扇や花弁、そして琴柱(ことじ)等はややニュアンスが違っているようです。扇は末広がりの縁起もの、そして琴の弦を支える琴柱は優雅さの表現なのでしょうか。
これらは何れも、現代では使われる機会の少なくなった文様です。しかし、個人的には、生まれた直後から見慣れてきた懐かしさを秘めています。是非、再発進したいところでした。
これまで、これらを彫刻で表現してきました。つい先般、はじめて螺鈿(らでん)に挑戦します。緊張はするものの楽しい作業です。使った貝は一般的な鮑(アワビ)貝です。ツールは力の弱いグラインダーです。何とかなるものです。
しかし、アワビ貝には凹凸があります。普通大の貝の平面部分はごく僅(わず)かです。結果はゴツく逞(たくま)しいものになります。それを知った福井県のH氏から、『薄いものですが平面のものがありますよ。』の情報をいただきます。
早速、数種類をお分けしていただきます。結構見事です。実は、これだけのものを切り抜くには、結果の数十倍を切り捨てることになります。舞台裏を知っているだけに感激します。
前後しますが、仕上がったものを「抜貝(ぬきがい)」というようです。因みに、今回送っていただいた抜貝は「米俵」、「丁子」、「小槌」、「鍵」です。間もなく「扇」、「琴柱」等も届くことになっています。
次の課題は貼り付け方法です。これにもさまざまあります。掘って埋める螺鈿形式から、単に平面に貼り付ける等です。作品全体の塗装は漆です。木目を見せる拭漆(ふきうるし)にしたいことから葛藤(かっとう)が生じます。
ま、作業効率と結果の美しさを秤(はかり)にかけながら楽しむことになります。
2011/11/11(金)
18:10
朝の天気予報に「雪」が出てきています。奥州最北端のお隣の県です。北海道と秋田県です。また、盛岡の最低気温は0℃だそうです。立冬を迎えたことから、やはり、季節は冬です。落ち葉掃(は)きが毎日の日課になっています。枝にはまだたくさんの葉です。作業は長期戦になります。しかし、来春出る新芽は既にその支度をしています。
早朝の庭の徘徊(はいかい)もまた日課です。まだ薄暗い時間帯です。僅かに出たナメコは既に干乾(ひから)びています。2~3日の雨で大変身する筈です。正座をしながら期待することにします。
癌(がん)細胞だけを破壊する爆弾のようなものを発見したそうです。また、下垂体(かすいたい)の生成に成功したそうです。よく解かりませんが、成長ホルモンや血圧、運動意欲等に作用する要素のようです。世の中がガラガラと変化しています。PC(コンピューター)の一般化はつい30年ほど前、携帯電話はつい先ごろです。半世紀先のことを想像するには老い過ぎたようです。今更ながら、鉄腕アトムの作者の先見の明に驚くばかりです。
しかし、他方、生活保護受給者の数が戦後最多になったそうです。戦後間もなくの経済混乱期以来の数です。
文明の進歩と庶民の経済事情との相関関係の有無は解かりませんが、皮肉な結果にはなっているようではあります。
この様子はTPP対応の結果とも似ているようでもあります。間もなく結論が出るようですが、結果の如何によっては、更に貧富の差が大きくなることも考えられます。先見の明を期待すること頻(しき)りです。
2011/11/10(木)
18:20