新芽の伸びが顕著です。黒松の「みどり摘(つ)み」をします。「みどり」は、枝先に伸びる「新芽」のことです。その「摘み取り」です。実は、この黒松は鉢植えです。枝を伸び放題にできないのです。「散髪」のようなものです。

その後、第二工作室(物置)に籠(こも)ります。このところのパターンです。「金継ぎ(きんつぎ・かねつぎ)」の続きです。

初日の作業は、「割れ面の角(かど)」に「サンドペーパー」をかけて鋭角を鈍角にすることと、割れ目の断面に「生漆」を塗ることでした。

今日は、やや乾き加減の「生漆(きうるし)」に「麦漆」の重塗(かさねぬ)りです。因みに、「麦漆(むぎうるし)」は、麦粉でつくった糊(のり)と漆を混ぜたものです。

今回は、「麦漆」の代わりに「チューブ入りのヤマト糊」を使ってみました。「ヤマト糊」には「防腐剤」も含まれているようです。「麦糊」の代用としては極めて優秀に思われたのです。

この機会です。「欠けた瀬戸物」の手当もします。これも、「金継ぎ」の世界のひとつです。まず、「欠け落ちた」空白箇所に「コクソ」を「埋め」ます。

「コクソ(木屎・刻苧)」は、木の粉や繊維くずなどを漆に混ぜたものです。今回は、「麦漆+砥の粉(とのこ)」で賄(まかな)いました。「耳たぶ」ほどの硬さに調整したものを埋め込みます。

しかし、この「埋め込み」作業は、結構、難しい作業です。「コクソ」が収束し難(がた)いのです。結局、「サランラップ」に登場を願い、貼り付けた「コクソ」をラップで覆(おお)い、その上から手で圧力を加えて密着度を増してやります。

今後の作業は、食み出た麦漆の削除と平滑化からです。そして、細かい穴埋め、やがて、「蒔絵(まきえ)」と続くことになります。

しかし、これらの作業は、秋ごろになりそうです。実は、この「コクソ」が乾くには、半年ほども要するのだそうです。遠大なプログラムのスタートを切ったことになります。

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2024/05/23(木) 04:16
今日、月曜日の天候は、東北以南は雨のようです。他方、奥州最北端も、ほんの若干ながらも時折の雨を戴く薄曇りの穏やかな日です。この、夏のような気温と雨で、草の勢いが旺盛です。

その、しなければならない畑作業を尻目に、第二工作室(物置)に籠(こも)ります。課題は「金継(きんつ・かねつ)ぎ」です。実は、老化の進捗とともに「瀬戸物」の「割れ」が頻繁になっています。注意力の衰えなのでしょう。

これまで、その割れた「瀬戸物」は即、捨てられていたものです。しかし、最近、壊れたものの「修正・復元」を思うようになりました。それは、80年ほども連れ添い、慣れ親しんだ「什器(じゅうき)」との離れ難さによるもののようです。そして、勿体(もったい)なさ、を感じられる歳になったからのようでもあります。また、何よりも、与えられた豊富な自由時間の作用もありそうです。

対象は、10数枚の「九谷」や「有田」等です。しかし、「金継ぎ」は未経験です。いつもお世話になっているWEBの力を借りての作業です。因みに、「金継ぎ」は、「生漆(きうるし)」、「錆漆(砥の粉と生漆を混ぜたもの)」、「麦漆(小麦粉の糊と生漆を混ぜたもの)」等を用いて、離れた両者をくっつけて復元する方法です。

実は、折よく、現在、「ジャンベづくり」に「漆」を使っていたところでした。それは、胴体に「螺鈿(らでん)」を「埋め」る企(くわだ)てです。因みに、その図案は、「扇」、「琴柱(ことじ)」、「米俵」等、日本文化の一端です。これらもまた、西アフリカの文化には相容れないものがありそうでもありますが・・・。今日は、その「瀬戸物への金継ぎ」の第一歩です。初めての試みです。ワクワクします。

「金継ぎ」は、まず、「割れたコーナー」の処理からのスタートです。最初に、コーナーに「サンドペーパー」をかけて、鋭いコーナーを鈍角化します。次は、その断面に「生漆」を塗ります。今日の作業はこれまでです。

この後、「生漆」の乾きを2日間ほど待ち、「麦漆(むぎうるし)」を塗り、それを接着剤にして壊れた両者をピタリとくっつけ、数ヶ月間ほど、「麦漆」の乾きを待ちます。この乾きには半年以上も要しそうです。「錆漆」での微調整は、更にその後です。完成までは、おそらく、一年弱も要しそうです。良き哉、です。


「ボンゴ」、「ジャンベ」の「皮張り」の微調整もまた順調です。叩くと、金属的音色を発しています。


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2024/05/20(月) 12:02
きょうは日曜日です。お休みの日です。とはいうものの、老骨の身には、毎日が日曜日です。しかし、山積する課題に取り組む毎日でもあります。

先日、2ヶ月ほどを要して、「ボンゴ」や「ジャンベ」をつくってみました。一応の「畑の仕掛け」を終えた今日からは、それらの「微調整」への没頭です。

一般的に、「ボンゴ」や「ジャンベ」の部位には、「ヘッド(皮の面)」、「把手(持ち運び用)」、「リング(皮止め用の番線の輪)」、「ロープ(皮の締め付け用紐(ひも))」、「ボディー(本体)」等の名前がついています。それぞれに相関関係があるようです。


先般、「ジャンベ」のボディーの「地」を「漆」にし、「絵柄」の「御所車(ごしょぐるま)」を「金粉の蒔絵」にしたのです。「ジャンベ」への「加飾」にしては、「蛇に足を」つけるような「蛇足」だったのかも知れません。更に、「把手(とって)」に「麻縄(あさなわ)」を使いました。

実は、「ジャンベ」のルーツはガーナやセネガル等で知られる西アフリカにあるようです。その「ジャンベ」の取り合わせに、「漆の蒔絵」、「御所車」、「麻縄」等です。少なくても、自身が納得するまでは、付きまとって止まない「憂い」との「二人三脚」になりそうです。「作品づくり」に伴う「宿命」なのでしょう。


今日の「ボンゴ」や「ジャンベ」の「皮の締め付け」は、技術的には最も梃子摺(てこず)る過程のひとつです。手のひらがヒリヒリし、上腕三頭筋がプルプルしています。とはいうもの、この「皮の締め付け調整」は「音色」に直結します。ギターの「調弦」のように、演奏会の前や自身のお稽古の前等には拒(こば)むべきものではない、そして、必須の次元のものです。


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2024/05/19(日) 14:07
今日は土曜日です。いつものように、「買い出し」に付き合わされます。大型連休の初日です。当地区の車両数もまた、いつもの土曜日よりも多いように思えます。その中には、若者運転の県外ナンバーの大型バイクや、家族ぐるみの移動と思われる安全運転の車両も目をひいています。それらには、ウキウキ、ソワソワ、軽やか、開放的、奔放等の非日常への逃避が窺えます。

初夏の雰囲気に誘われて、チェンソーを引っ張り出します。これは、冬に備えての「薪(まき)」の支度のためです。冬に必要な「薪(まき)」の確保は、春を迎えて即、することになります。山から伐り出した3尺ほどの木を3等分ほどに伐って割り、それを夏の盆前までに乾かすのです。因みに、盆を過ぎてからは湿りが残り、その年の冬には使えないのです。


ところが、エンジンの始動手順を見事に失念しています。老化の進捗を自覚させられます。大いに焦(あせ)ります。実は、このチェンソーは、優秀な?ドイツ製の「stihl(スチール)」です。チョークの設定が他とは違うのです。結局、PCの検索機能で無事解決します。


夏のような気候です。つい、庭の蹲(つくばい)に、「 うるい(ウルイギボウシ)」の鉢を沈めたくなりました。「ウルイ」は、この季節を代表する山菜のひとつです。観賞用としても、なかなかに見応(みごた)えがあるのです。そして、苺(イチゴ)が無数の花をつけています。春本番を迎えています。

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2024/04/27(土) 17:17
蠅(はえ)が出始めています。離れた古木から散った桜花が足元で舞っています。昨年の巣を探す熊蜂が頭上で舞っています。そして、4月24日、「花見」を終えます。春爛漫(らんまん)のsignal(シグナル)を見せつけています。

先日、「花見」の宴席を設けました。会場は、昨年に続いて満開の桜を堪能できる地元「S料亭」の座敷です。その席で、誰かが『千代の松ヶ枝 分け出でし 昔の光今何処(いずこ)』と歌います。

因(ちなみ)に、「千代の松ヶ枝・・・」の意味は、「古木の込み入った枝葉であっても、それを縫って、煌々(こうこう)とした月光が杯を照らしていたものだ。今、あの力強い光は何処に行ってしまったのか・・・。」のようです。

宴に参加した皆さんは間もなく80歳を迎える面々です。おそらく、その「千代の松ヶ枝・・・」の歌を万感の思いで聴いていたようです。いつの間にか、待ち焦がれていた春も逝(ゆ)く季節になってしまいました。


「ボンゴとコンガづくり」は、一応の目途(めど)が付きました。しかし、眼前には、それなりの課題の山積があります。その一つが、「ジャンペ(djembe)」の「皮の張り直し」です。

これまでの「直径31cm」をワンランク大きい「36cm」に変えての「張り直し」です。因みに、31cm~から36cmに変えることで、「皮自体の厚さ」もまた2倍ほどに変化します。発送元もまた、南アから中国に変わっていました。


雨の後の晴天です。畑にも手をかけます。尤も、その広さは、駐車場の縁(ふち)につくった猫の額ほどのものです。今日は、その「土起(つちお)こし」です。「籾殻(もみがら)」と「苦土石灰(くどせっかい)」を混入します。


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2024/04/26(金) 14:00
先日、市内に買い物に出ます。道路岸の若葉が芽吹いていました。西方の岩木嶺(いわきね・岩木山)と南方の八甲田山には残雪はありますが、東方の東嶺(あずまね・東岳)は例年より早い雪融けで皆無です。

そして奥州最北端にも花が咲きました。しかし、「桜」には「花冷え」が伴います。その所為(せい)か、ここ数日、寒い日が続いています。外に出るのが億劫で、園芸作業は敬遠するところでした。それでも、「イチゴの植え替え」や「畑の土起こし」は、数日前の暖かさの折に終えています。

今日は室内に籠(こも)り、「ボンゴとコンガ」に手をかけます。因(ちな)みに、「ボンゴ」と「コンガ」の違いは、その大きさにあるようです。手に持つことができる程度の大きさで、大小二つの太鼓がつながっているのが「ボンゴ」のようです。それよりも大きいものが「コンガ」のようです。

しかし、アフリカの打楽器には「ボンゴ(bongo)とコンガ(conga)」の他に「ジャンペ(djembe)」なるものもあるようです。これは、「コンガ」よりも「ヘッド(上面・皮部分)」が広く、大きくズシリとした音が出るとされています。その意味では、これまで「コンガ」としてつくってきたものは、或(ある)いは「ジャンベ」なのかも知れません。

先日、「胴」部分に、「二回目の漆」を塗りました。作業内容は、単に、「生漆(きうるし)」を筆で塗るだけの簡単なものです。ところが、「漆の乾き」は「高温多湿」で促進されます。ところが、春のこの乾燥時期にも拘わらず2日でほぼ乾きます。

ところが、やや、黒っぽくなり過ぎたようです。「拭き漆」にしなかったから、です。そのため、胴の「脚部分」に「何か」を描きたくなります。いまのところ、「御所車(ごしょぐるま)」の「蒔絵(まきえ)もどき」を考えています。

アフリカ発祥の「ジャンベ」に、「漆」を塗り、「御所車」の「蒔絵」です。所謂(いわゆる)、「蛇足(だそく)」であることに間違いは無いようです。

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2024/04/22(月) 11:55