今日、月曜日の天候は、東北以南は雨のようです。他方、奥州最北端も、ほんの若干ながらも時折の雨を戴く薄曇りの穏やかな日です。この、夏のような気温と雨で、草の勢いが旺盛です。
その、しなければならない畑作業を尻目に、第二工作室(物置)に籠(こも)ります。課題は「金継(きんつ・かねつ)ぎ」です。実は、老化の進捗とともに「瀬戸物」の「割れ」が頻繁になっています。注意力の衰えなのでしょう。
これまで、その割れた「瀬戸物」は即、捨てられていたものです。しかし、最近、壊れたものの「修正・復元」を思うようになりました。それは、80年ほども連れ添い、慣れ親しんだ「什器(じゅうき)」との離れ難さによるもののようです。そして、勿体(もったい)なさ、を感じられる歳になったからのようでもあります。また、何よりも、与えられた豊富な自由時間の作用もありそうです。
対象は、10数枚の「九谷」や「有田」等です。しかし、「金継ぎ」は未経験です。いつもお世話になっているWEBの力を借りての作業です。因みに、「金継ぎ」は、「生漆(きうるし)」、「錆漆(砥の粉と生漆を混ぜたもの)」、「麦漆(小麦粉の糊と生漆を混ぜたもの)」等を用いて、離れた両者をくっつけて復元する方法です。
実は、折よく、現在、「ジャンベづくり」に「漆」を使っていたところでした。それは、胴体に「螺鈿(らでん)」を「埋め」る企(くわだ)てです。因みに、その図案は、「扇」、「琴柱(ことじ)」、「米俵」等、日本文化の一端です。これらもまた、西アフリカの文化には相容れないものがありそうでもありますが・・・。今日は、その「瀬戸物への金継ぎ」の第一歩です。初めての試みです。ワクワクします。
「金継ぎ」は、まず、「割れたコーナー」の処理からのスタートです。最初に、コーナーに「サンドペーパー」をかけて、鋭いコーナーを鈍角化します。次は、その断面に「生漆」を塗ります。今日の作業はこれまでです。
この後、「生漆」の乾きを2日間ほど待ち、「麦漆(むぎうるし)」を塗り、それを接着剤にして壊れた両者をピタリとくっつけ、数ヶ月間ほど、「麦漆」の乾きを待ちます。この乾きには半年以上も要しそうです。「錆漆」での微調整は、更にその後です。完成までは、おそらく、一年弱も要しそうです。良き哉、です。
「ボンゴ」、「ジャンベ」の「皮張り」の微調整もまた順調です。叩くと、金属的音色を発しています。

