
一昨日から遠方に行っていました。初めて訪れる地もあります。これまで外に出る機会の少なかったものにとっては、新しい発見ばかりです。
まず、地名です。何となく知っているものもありますが、初めて聞く地名が殆どです。銀座線?の「馬喰町」を「バクろうチョウ」と読むと思っていました。実際には「バクろチョウ」です。少し不思議でした。
千葉に入って、茂原、蘇我、東金、富津、君津、葛西、袖ケ浦等は初めて聞く地名です。千葉県にはこれまで行ったことが無かったのです。葛西は苗字で一般的ですが、地名にあるのをはじめて知ります。
木更津は聞いたことがあります。源冶店(げんやだな)の「切られ与三」の台詞に、『しがねえ恋の情が仇 命の綱の切れたのをどう取り止めてか木更津から・・・』があります。
「お富、与三郎」に出てくる木更津が千葉県の木更津と同じかどうかは解かりませんが、小学生の頃から聞き慣れています。実は、昔、長谷川町子のサザエさんの愛読者でした。その中に取り扱われていたのです。
この台詞(せりふ)が、「しがねえ恋の情が仇」と、「しがねえ恋が情の仇」の何れが正しいのか、という4コマ漫画です。小学校の頃(今から60年近くも昔)のことです。
今更ながら、つまらないことを覚えているものだと、溜息(ためいき)が出てくる始末です。

千葉の今日の気温は20℃もあったようです。しかし、風は冷たく、日蔭では寒く感じます。しかし、奥州最北端とは異なり、朱色のツツジ(躑躅)が既に咲いています。セコいとは知りつつ、嫉妬心が芽生えます。
君津から高速で羽田に向かうパーキングエリアで一服します。習志野の手前だったようです。外から中(?中から外)が覗える建物が喫煙所です。東北自動車道では見たことの無いものです。驚きます。
中に入って更に驚きます。屋根の無い青空天井の建物です。この構造は全く理解できないものではないのですが、不思議な出会いです。
話は飛びますが、よく思い出せませんが、電車内が禁煙になったのは今から40年ほど前だったようです。突然禁煙になった記憶があります。実は、昔、電車の中でタバコをふかしたことがあります。久しぶりに上京した折です。
当方は、それまで認められているルール通り、堂々と吸っています。しかし、何となく周囲の雰囲気の異常さを感じます。座席に座っている乗客が皆、下を向いたり、あらぬ方を見、当方と視線を合わせないようにしているようなのです。その時は、その理由が解かりませんでした。

後で気づいたのですが、そのときには既に全車禁煙の時代になっていたのです。ルール違反だったのです。ぎこちなく視線を逸らしてしていたのは、おそらく、その青年(筆者)をヤクザか何かと思っていたに違いなかったのです。
その瞬間を今になっても思い出します。あのころは角刈りをしていました。思い出す毎に、人のいないところで赤顔し、汗顔しているありさまです。
夜、帰宅するとアイヌネギ(行者ニンニク)が届いています。いつもお世話になっている友人からです。アイヌネギはニンニク同様、匂いがキツことから、本来は、仕事のお休みの日の前の日にいただくのが作法のようです。
しかし、早速、味噌をつけていただきます。辛(から)みの中にも微(かす)かな甘味があります。シャキシャキしています。一年ぶりの出会いです。感激します。
また、期待していた、卵の白身の入ったアサドキの酢味噌和えがこしらえてあります。トショッて(年寄って)いるのではないか、と心配していましたが、まだ若く、これもまたシャキシャキしています。春をいただいているのを実感します。