朝刊の配達が5:00頃です。昨日のベチャベチャした雪が硬化し、車のタイヤでバリバリとした音を立てています。結構、冷えたようです。

日中は、昨日よりも大分高い気温です。しかし、寒く感じます。よく解りませんが、まだ寒さに体が慣れていないのかも知れません。朝、バリバリとしていた氷(雪)は、いつの間にかベチャベチャに戻っています。


工房では、今日も「ビスケットジョイナー」の練習です。昨日、試しに、正六角柱を1つつくっています。これは「蜂の巣」と呼ばれるワインセラーのパーツのつもりです。その段階で「ビスケットジョイナー」の角度設定の確認ができます。

しかし、1個だけでは様子がつかめないことから、数個をつくることにします。取り敢えず、昨日の1個に2個を追加して3個にしてみます。昨日、予習を終えていたことで、極めて単純な作業です。そして短時間のうちに終えます。


しかし、その3個でも様子がよくつかめなく、それぞれを2分割して6個のパーツにします。それらを積み上げてみます。

最下段に3個、中央段に2個、そして最上段に1個です。全体の様子は正三角形になります。

まず、自宅用につくってみるつもりです。話は飛びますが、3+2+1の合計は、3(3+1)/2です。一般的に、1+2+3+・・・+nはn(n+1)/2です。ワインだけでなく、一升瓶等も収納するとなると、結構な数の蜂の巣が必要のようです。

ただ、全体の形が正三角形では何となくしっくりとこないようでもあります。積み上げるための方法がありそうです。話は飛びますが、昼のニュース番組で、この「蜂の巣」の形がスタジオで使われていました。一瞬でしたが驚きます。明日、再確認するつもりです。


テレビでは、6角形の一辺を水平になるように置いています。結果的には隙間部分が星形になります。

よく解りませんが、ワインセラーは、頂点を下に置くことで縦型の6角形の集まりになり、隙間もまた6角形になる仕組みのようです。

突然、コンパネを材料にして、スライド丸鋸、ビスケットジョイナー等のツール、そして電力のエネルギー等の協力を得て6角柱をつくっている自分に愁いを覚えます。蜂(はち)は利器無しで綺麗なものをつくっているのです。

午後、専門家のM店のY氏とお話をします。面白い演出ができそうです。また、製材所のY社長にもご相談します。材料についてです。『やはり雑木が良いでしょう。』の見立てです。Y社長からは、タイヤショベルの修理についても教えていただきます。


夕刻、F県のH氏がお見えになります。漆問屋の方です。現在手掛けている作品についての評価をいただきます。「額」については、『良い艶(つや)です。また、手づくりの温(ぬく)もりが伝わってきます。』です。ま、及第のようです。

まだ途中のワインセラーについては、『誰もが、部屋の一角に置きたくなる筈です。重量感のある本物の木でつくられたものは一般的ではないようです。理想を言えば漆仕上げにしたいところです。』のご意見です。

少し、その気になってきます。その他、たくさんの情報をいただきます。


2013/12/13(金) 14:20

朝、寝床から見る母屋(おもや)に5~6cmの積雪です。ようやく、予報の面目躍如たるところです。

朝食後から工房に入ります。実は、今日の「山の神の日」を忘れていたのです。日本では、昔からこの日には木材に刃をあてない習わしがあります。正月よりも大切に扱われている日です。

数年前にそのことを聞いてからは、そのしきたりに従ってきました。しかし、見事に失念していたのです。朝から、気合を入れて「額」への漆塗りに没頭する羽目になります。

今日で何回目かは忘れましたが、夏の頃と合わせると10回以上になっているようです。尤も、今やっているのはコーナーの手直し部分です。3~4回は重ねています。大分艶(つや)が出てきています。

それと並行して微?修正もします。漆のついた手で触れたり握ったりした部分に不自然な漆の跡が残っているのです。それらをサンダーで削り落とし、そして改めて塗り直します。

まだまだ見落としはありそうです。そして、出来の如何は問わないとしても、少しずつ完成に近づいていることは実感します。ある意味では哀しい性のようなものです。


外出の前に確認したいことがありました。「蜂の巣」です。実は、先般、友人のY氏から『つくってみませんか。』と勧められていたのです。

木製のワインセラーです。6角形をしていることから、専門家のみなさんから「蜂の巣」とよばれています。

実は、額づくりでカンザシを挿し込む際に「ビスケットジョイナー」を使いました。それを「蜂の巣」にも使えそうだったのです。その確認です。前回と事情が違っているのは60°の斜面への埋め込みです。この角度への対応は意外に簡単です。

そして、ビスケットの溝の位置の関係が曖昧です。向かい合う面の位置と角度が一致しなければ頓珍漢になります。昨晩、この理屈を頭で考えてみました。とても無理でした。既に衰えているのです。しかし、今日、実際にやってみると、これも意外に簡単です。

今回は様子の確認がテーマです。材をコンパネにしますす。また、ジョイナーの使い方も思い切って逆さにしてみます。工夫のあり方で、まだまだたくさんの面白そうな加工ができそうです。

今後の課題は木の材質の検討です。そして、全体のセッティングの仕方等です。近い折、現場にお邪魔することになりそうです。


昼前に外出した時の気温は0°前後です。途中、雪吹で前方が見えなくもなります。

帰宅すると重い濡れ雪が12~3cmも積もっています。即、タイヤショベルを駆ります。やはり、今年も雪を迎えることは間違いなさそうです。

夕刻、遅ればせながら、お神酒(みき)と明かりを工房に供えます。三方(さんぼう)には、「道の駅」で求めた野菜です。今の時期の「S道の駅」は、あちらこちらにナガイモ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ等が山積みされています。

2013/12/12(木) 16:45

雪から雨に変わるという予報でしたが、実際は、朝から青空です。一時雲になりますが午後も青空です。予測の難しい気圧配置のようです。

また、天気予報では『雪は降りますが、降雪量は0です。』と表現しています。『降雪はあっても積雪は0です。』は理解できますが、『降っても、その量は0です。』は少し苦しい日本語に聞こえてしまいます。とはいうものの、昨晩の強風は、予報の通りの感があります。


今日の「額づくり」は、漆を落ち着かせる日にします。若干の憂いがあります。実は、この「額づくり」は、昔から手掛けてきていますが、いつも課題を残す結果になっています。今回も、完成が近づくにつれて、あちらこちらに不満が噴き出てきます。

加工技術の稚拙さが原因です。今は、そのことを踏まえた上で、可能な限り、只管(ひたすら)手をかけています。或いは、下手(へた)は下手なりに、努力の跡だけは残すことができそうなのです。

また、技術の巧拙によって、必ずしもそれが作品の良し悪しを決定づけるものでも無いようなのです。どうやら、そこには、作者の持つ感性や芸術性も反映されるようなのです。その意味では、恥を忍んでの作品づくり、ということになります。

さて、額にはさまざまな種類があります。油彩、仮縁(かりぶち)、デッサン、和額、賞状、証書、勲章、ポスター、写真等です。他に手ぬぐい、ジグソーパズル等もあります。今回手掛けているのは、その中の和額です。


また、額のパーツにもそれぞれの名前があります。外側のフレーム、ダストカバー、ガラスと絵を密着させないための入れ子(ライナー)やマット、絵と裏板の間に入れる合紙(あいし)、裏板、枠と裏板を固定するトンボ、吊金具、吊紐、角金(かどがね、かどきん)等です。

他に、厚さ調整のためのダンボールや発泡スチロール、額受(がくうけ)、額座布団、額立て等までにも及びます。更に、それぞれのデザインがあります。単に額づくり、とはいうものの、結構、奥の深い世界です。

今回のフレームには拭漆の青森ヒバ、ダストカバーにアクリル板、裏板はコンパネのつもりです。合紙が必要とされるときは新聞紙かダンボールを使うことになりそうです。そしてマット紙も考えたいところです。

この中のアクリル板、マット紙は専門の業者に依頼することになっています。額と作品の大きさに応じて、スパッとカットしてくれることになっています。ま、何とかなりそうです。

話は飛びますが、今回の部材づくりで端材が出ています。これを材料にして試作品もつくっています。今日はタッカ(tacker)を試します。話は飛びますがkerでもカです。丁度、computerであってもコンピュータというのに似ています。

これは、昔、庭の四阿(あずまや)の屋根を葺くために入手しています。そのタッカを、今回の額のコーナーの補強として考える余地があるかどうかの検討です。今回はカンザシを挿していますが大きい額です。やや不安でもあります。


またまた話は飛びますが、ガラス(硝子)張りの人形ケースを思い出します。ガラスを外すと、極めて不安定な状態になります。ガラスを入れることで安定度を保っているのです。今回の額も同じように考えることができそうです。とはいうものの、念のための補強に考えても可笑しくは無さそうなのです。


午後、W氏がお見えになります。接触不良のノギスを修復してきてくれます。また、『簡単です。つくってみませんか。』と、不思議な作品も持ってきます。フォスナービットを使うようですが、軸の跡が残っていないのが不思議です。少し考えることになりそうです。


今日は近くのホームへの慰問日です。工房からのプレゼントとして、K社長に、青森ヒバの小片60人分を託します。

2013/12/11(水) 16:20

昨日の時点での今日の予報は、やや気温は高く、雨から曇りです。明日は雪です。この機に薪の収納です。昨晩から気合いの入るところでした。

今日は予報に反して、大した雨にはならず、曇りです。朝食後から、即、作業開始です。作業内容は、先日伐った合歓を切りそろえて小屋に入れるだけです。小枝は小枝でまとめて紙紐でまとめます。

太いものはチェンソーでカットします。それらを庭に上げて小屋に運びます。しかし、小屋までは30m近くもあります。ネコ車で何往復もします。チェンソーとともに腰が自己主張する動きです。しかし、この寒気の中、久しぶりの運動による汗です。

当初、膨大な量に思えた作業です。また、どれほどの時間を要するか見当がつかなかった作業です。しかし、午前中で全て終了します。作業というものは、1つ熟(こな)せば1つ解決することを実感する瞬間です。いつものことですが、不思議なメカニズムです。

ホッとするのは少しだけです。実は、同じような作業を待つものが駐車場にもあります。今日の作業は、近い折に再開することになります。


午後は「額づくり」の続きです。現在は、完成間近の塗りの段階です。あと一息です。とはいうものの、あれやこれや気になっているところでもあります。完成に近づくにつれていつも襲ってくる憂いです。

その一つに、不満足な接(は)ぎがあります。理屈では問題は無いのですが、部材の特殊事情によるものです。結局、カンザシを挿し込んで組んだものを解体することにします。

これには正確な45°でスパッとカットし、新しい部材と交換する必要があります。その角度には立体的な次元が伴います。これまで何回か煮え湯を飲まされています。失敗から学習したことです。

このような事故に応じるために、必要以上の部材をつくっています。それと取り替えるだけです。スライド丸鋸(まるのこ)で2ヶ所をカットし、再びビスケットジョイナーで接ぐだけです。

しかし、そのセッティングは前回同様に復元する必要もあります。今回の額は、正確な長方形であることが必須です。それだけは気を使うところです。他の11架は「拭漆(ふきうるし)」です。昨日1回目を終えています。それに軽くサンダーをかけて2回目の塗りです。


2回目を終えて大分艶(つや)が出てきています。様々な思惑はあるものの、一般的な「拭漆」では、この艶の様子で、何回塗り重ねるかを判断するようです。普通は5~6回といわれています。ここまできたら、あとはコツコツとお化粧するだけです。


天気予報の中に、『今日の日中の気温に騙(だま)されないでください。今晩からガクンと冷えます。』があったようです。或いは、本当に冷えてくるのかも知れません。

2013/12/10(火) 18:33

正午近くは真っ青な空です。しかし、ほんの一瞬です。少しがっかりします。厳しい寒さではないものの、終日の曇天です。

当面する課題が目白押しです。明日は雨で、明後日から雪のようです。その条件からすれば、河原に置いている合歓(ねむ)を薪小屋(まきごや)に運び入れる作業を優先すべきようです。

他方、ここ数日の工房では「額づくり」にエンジンがかかっています。その勢いにも捨て難さがあります。結局、「額づくり」が優先されます。昨日はカンザシの挿し込みまで終えています。

今日の作業は、まず、そのカンザシの削除です。このツールを考えていました。当初、スライド丸鋸(まるのこ)も候補に上がりました。実際、これまで何回も使っていたものです。


しかし、今回は大きい額です。むしろ、アナログ的な手作業が適していそうです。「片刃鋸」を使うことにします。

ダボ切りに使うとき、本体の材に瑕をつけないといわれる鋸です。とはいうものの、本体のフレームに瑕をつけないために、手加減してカットします。

本体と空間を置くことで、出っ張ったカンザシを更に手当てすることになります。これは鑿(のみ)が担当します。押すのではなく、回して切ります。合わせて、固まった接着剤も削り離します。

その後、段差の修正とサンダーがけです。この延々とも続くと思われる作業は、結果の如何を左右する工程です。妥協したくないところです。4時間ほども要しましたが、極めて楽しい時間です。

午後は漆塗りです。鍛えた木地にあらためて「拭漆(ふきうるし)」です。この段階で可能な限りの木地調整をしておきます。実は、45°の合わせ目に微かな?隙間のあるところもあります。それを埋めることにします。


今回の「埋め材」は、砥の粉(とのこ)とヒバの微粉末を漆で捏(こ)ね合せたものです。

実は、専用の「埋め材」もあるのですが、やや、「痩せる」傾向がありそうなのです。これは、埋材で埋めた後、その体積が小さくなり、更に隙間を生じせしめることです。

「拭漆」は、これからも数回繰り返すことになります。次回の2回目は軽くサンダーをかけた後です。実は、今回は、組立前に塗りを済ませています。そして、今、組み立て後の塗りです。

一見、二度手間のようです。しかし、極めて効率的な手順と信じて憚(はば)らないところです。


明日は雨の中、外の作業になりそうです。ま、いいか。

2013/12/09(月) 19:04

大雪注意報は出ていたものの、昨日からの降雪は殆ど無かったようです。路面の積雪はほぼ0ですが、庭木や屋根には5cmほど積もっています。

これらがまだ融けていないのは気温が低いからです。このところの気温は、車道脇の電光掲示板では1°です。話は飛びますが、同じ1°でも、寒く感じるときと暖かく感じるときがあります。これは、風の強さや湿度、そして体調等に関係しているようです。

その他に、この正数値で表されることにもありそうです。おそらく、四捨五入されている筈なのです。どうやら、0.5°から1.4°の間が1℃になる仕掛けです。その幅は0.9℃近くもあります。僅か0.1℃の違いが、1℃と2℃に隔てているのです。

兎も角、今日は、外での活動は少し大儀です。工房で木工作業を楽しみます。テーマは「額づくり」です。実は、「拭漆(ふきうるし)」等の下拵えは大分前に済ませていましたが、少し足踏み状態でした。


それを昨日から再開です。今回は完成を目指して、になります。昨日はコーナーの45°加工をします。今日はいよいよ組立てです。接(は)ぎ方はカンザシ(簪)を挿し込む「挽込み留め接ぎ」です。

そのカンザシの代わりにビスケットを使います。そして、そのビスケットを挿し込む溝掘りにビスケットジョイナーを使います。つい先般、入房したばかりの利器です。その使い方は、現在、勉強中、というところです。

昨日、ジグ(jig・冶具)として、「額」を固定する「枠」を作っています。とはいうものの、実際に使ってみるまで、その能力は未知数でした。

今日、使ってみると極めて有能です。ジグもそうですが、それぞれの部材の寸法が正確であったことが、作業の簡単さを齎(もたら)したようです。


それでも、12架を組み立てるには4時間ほども要します。材の元末(もとすえ)に配慮し、木口(こぐち)に糊(のり)づけし、組み立てて、溝を掘って、カンザシを嵌(は)め込み、そして余分な糊を拭き取る作業にしては短時間というべきなのかも知れません。

今後の作業予定は、まず、食(は)み出たカンザシの削除です。この方法はこれから考えることになります。次に、目地の調整です。2つの材を合わせた部分の段差や隙間の対応です。

その後、再び、「拭漆」です。2度手間のようですが、それでも、組み立ての前に塗っておいた方が効率的のようなのです。

2013/12/08(日) 14:52