朝、寝床から見る母屋(おもや)に5~6cmの積雪です。ようやく、予報の面目躍如たるところです。

朝食後から工房に入ります。実は、今日の「山の神の日」を忘れていたのです。日本では、昔からこの日には木材に刃をあてない習わしがあります。正月よりも大切に扱われている日です。

数年前にそのことを聞いてからは、そのしきたりに従ってきました。しかし、見事に失念していたのです。朝から、気合を入れて「額」への漆塗りに没頭する羽目になります。

今日で何回目かは忘れましたが、夏の頃と合わせると10回以上になっているようです。尤も、今やっているのはコーナーの手直し部分です。3~4回は重ねています。大分艶(つや)が出てきています。

それと並行して微?修正もします。漆のついた手で触れたり握ったりした部分に不自然な漆の跡が残っているのです。それらをサンダーで削り落とし、そして改めて塗り直します。

まだまだ見落としはありそうです。そして、出来の如何は問わないとしても、少しずつ完成に近づいていることは実感します。ある意味では哀しい性のようなものです。


外出の前に確認したいことがありました。「蜂の巣」です。実は、先般、友人のY氏から『つくってみませんか。』と勧められていたのです。

木製のワインセラーです。6角形をしていることから、専門家のみなさんから「蜂の巣」とよばれています。

実は、額づくりでカンザシを挿し込む際に「ビスケットジョイナー」を使いました。それを「蜂の巣」にも使えそうだったのです。その確認です。前回と事情が違っているのは60°の斜面への埋め込みです。この角度への対応は意外に簡単です。

そして、ビスケットの溝の位置の関係が曖昧です。向かい合う面の位置と角度が一致しなければ頓珍漢になります。昨晩、この理屈を頭で考えてみました。とても無理でした。既に衰えているのです。しかし、今日、実際にやってみると、これも意外に簡単です。

今回は様子の確認がテーマです。材をコンパネにしますす。また、ジョイナーの使い方も思い切って逆さにしてみます。工夫のあり方で、まだまだたくさんの面白そうな加工ができそうです。

今後の課題は木の材質の検討です。そして、全体のセッティングの仕方等です。近い折、現場にお邪魔することになりそうです。


昼前に外出した時の気温は0°前後です。途中、雪吹で前方が見えなくもなります。

帰宅すると重い濡れ雪が12~3cmも積もっています。即、タイヤショベルを駆ります。やはり、今年も雪を迎えることは間違いなさそうです。

夕刻、遅ればせながら、お神酒(みき)と明かりを工房に供えます。三方(さんぼう)には、「道の駅」で求めた野菜です。今の時期の「S道の駅」は、あちらこちらにナガイモ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ等が山積みされています。

2013/12/12(木) 16:45