予報は雨でしたが、昼前からずっと青空です。遮(さえぎ)るものの無い陽光が快(こころよ)いです。朝、用事のために外出した折は2~4℃です。低いとはいえども融点以上です。やはり、路面は融けています。


工房では、このところ、3Dについての確認をしています。よく解りませんが、今の子供は小さい頃から慣れ親しんでいるもののようです。しかし、筆者には初めての出会いです。そのメカニズムに惹かれること頻(しき)りです。

実は、この3Dは、ビスケットジョイナーからスタートしています。ジョイナー → 蜂の巣 → 正6角形 → 正3角形 → 平行四辺形 → 3Dの過程を経ています。今、第2作目に挑戦しているところです。

3Dについてはさまざまな作り方があるようです。今回はまず、大量につくるときのメカニズムの確認です。第1作目は見事に失敗、と思っていました。しかし、あとでよく見つめ直してみると立体を表現しているのです。

単に、焦点の合わせ方の問題であったようです。実際には、1作目から成功していたようです。


失敗、と思ったのは、材料を最小限にとどめたからのようです。同色で区別がつき難かったのです。昨日、リベンジとして手がけたものは、使う部材の色を3種類にしています。

これたけのスタンバイで頓珍漢の結果となれば、優秀な説明を理解するだけの能力の欠如、ということになりそうです。

今日は、昨日糊付けしたものの表面の平面化からです。本来はプレナーでしたいところですが、今回は、小さい板です。サンダーに頼ります。やがてこの面が接着面になります。次に、昨日貼り付けた面と直角の面で再びカットします。丸鋸(まるのこ)を使います。

それを90°回転させます。偶数番目は左右を入れ替えます。その面が期待するゴールになります。様子は、見事合格のようです。それを確認した後、再び接着し直します。クランプをギリギリと効かせてやります。

惜しむらくは、3種類の色をもっと明確なものにすべきであったことです。今回使った材は、エンジュ、ミズナラ、ケヤキの3種類です。エンジュが最も色が濃く、ミズナラとケヤキは似た色です。尤も、今回は、単なるメカニズムの確認だけです。ま、良し、とすべきのようです。

表面の木地調整や面取り等は、糊(のり)が乾いてからです。そして、磨いた後に塗装です。取り敢えず、オリーブオイルを塗ってみます。良いところもそうでないところも明確になったようです。


一旦、目途(めど)がついたところで、3Dづくりの別の方法も試したくなります。これも、理屈の確認だけです。細い材で十分です。3種類の色の「等脚台形」をパーツにして正3角形をつくることから始まります。

1作目、2作目と違うところは、コツコツとした手作業になることです。それだけに、つくっている、という実感を持てそうでもあります。また。今つくっているものが木口(こぐち)が表面になるのに対して、板面になるようです。

そのことにより、逆に、合わせ面が木口になるようです。接着力が弱くなることが考えられます。兎も角、納得できた時点で一度はつくってみるつもりです。1寸角あたりの材を考えたいところです。

2013/12/26(木) 17:05

今日も曇天で風があります。やや寒いです。朝の路面は、しっかりと凍っています。歩くとバリバリと音がします。それでも日中はプラスの氷点以上になる筈です。

氷点は水が凍る温度ですが、氷の融ける温度でもありそうです。午後になって、軟らかくなったところでタイヤショベルを駆ります。しかし、この状態は多少、だらしなくも思えます。

昔から、除雪は、朝一番の仕事になっているのです。高齢を理由に、ご容赦をいただくことになります。


工房では、今日も6角形に関係する確認です。昨日、3次元(3 dimensions)に見える錯覚の確認をします。見事に失敗します。今日のテーマは、当然、そのリベンジです。昨夕、その仕掛けのサンドイッチをつくります。一晩、糊(のり)の乾きを待ち、今朝、その続きに入ります。

しかし、それぞれ、クランプ10個を使ったものの、ピッタリとしたサンドイッチ状態でなくなっています。当初から、ミズナラの乾燥が不十分であったことで、反り(そり)が出ているのです。削除する範囲が多くなります。


まず、断面が平行四辺形になるようにカットします。今回の作業の中で最も緊張する工程です。しかし、逞(たくま)しい昇降盤に委(ゆだ)ねることで何とかなります。次に、その、両側の断面をプレナーで調整します。

今回は、中味がケヤキとエンジュの2種類にしています。実は、1作目で失敗した理由は、基本パーツを1種類だけにしたことのようです。今回は、パンの代わりにミズナラですが、ハムにはケヤキとエンジュです。まだ確認はしていませんが、これで何とかなりそうです。

本来は、最低限、それぞれのパーツの分(寸法)だけは揃える必要はありそうです。しかし、今回の企ては、あくまでもプログラムの確認のためのものです。やはり、清潔で、キッチリとした加工にはならなかったようです。

つくっているのは、450mmほどのケヤキとエンジュのパーツそれぞれ1本ずつです。それを150mmほどに分け、それぞれを3本ずつにします。合計6本です。やがて、更にカットすることで、更に小さくなりますが、今のところ、150mm×170mmの大きさになっています。

今回のプログラムが成功した折の課題は塗装です。仮に、これをカッティングボードとして使う場合は、専用の塗料がありそうです。調べてみると、「Restor Finish」なるものがあります。

Mineral oil(鉱油)です。いつもお世話になっているOコーポレーションで扱っています。この鉱油とBeeswax(蜜ロウ)を4:1の割合で使うのだそうです。早速、発注します。


他方、3枚の平行四辺形を組み合わせた正6角形にも手を加えます。いつもの手順です。面取り、目地調整、そしてオリーブオイルの塗布です。

一部、材料の都合で偏った使い方をしていますが、5つの正6角形は、基本的に、エンジュ、ケヤキ、カンノキ(桑)を使っています。それらを合わせてみます。その段階で、それぞれの材の使い方に一貫性の無いことが浮かび上がってきます。

それでも、突然、正方形を積み上げたような3Dの世界が出現します。不思議な世界です。

2013/12/25(水) 14:48

昨晩は殆(ほとん)ど降りませんでした。しかし、日中のチラチラとした雪で、夕刻には結構積もっています。今日は、昨日よりも1℃ほど高かったそうです。僅(わず)か1℃であっても、昨日よりも暖かく感じます。


今日も、薪(まき)ストーブで暖をとりながら工房活動を楽しみます。まず、昨日失敗した「3次元」の磨きです。作品の結果は、即ち、作り手のコントロールのあり方の結果です。

仕上がった作品は、自身の能力と向かい合う存在です。1作目は大切に保存することになります。

そして、即、第2作目に挑戦です。創心(きずごころ)を抱きながらのリベンジです。今回の材量は、エンジュ、ケヤキ、ナラの3種類です。いずれも優秀な材です。話は飛びますが、奥州最北端では、「エンジュカホウ」の言葉があるそうです。


「エンジュ(槐・延寿)、カ(くわ・桑)、ホオ(朴)」です。これは、家を建てるときに憧れとする材です。今日の夕刻、製材所のY社長からお聞きしたものです。

因みに、当地では、「クワ(桑)の木」を「カンノキ」と表現しています。おそらく、音便(おんびん)のようです。

卵サンドに例えれば、パンがナラで、卵がエンジュとケヤキです。いずれも端材(はざい)です。それぞれを期待する分(寸法・サイズ)に揃(そろ)えることにエネルギーを使います。今日は、エンジュとケヤキをナラで挟(はさ)むだけで終えます。


次の作業は、気になっている6角形づくりです。これまでいくつかのパターンを試しています。その多くは、正3角形を6枚合体させています。今日は、平行四辺形を3枚合わせることにします。これには、ケヤキ・カンノキ、ナラを使います。


残念ながら、すべての木口(こぐち)を隠すことのできないプログラムです。3角形を組み立てるには6枚のビスケットを要します。他方、平行四辺形では3枚で済みます。物理的には3枚が良いのかも知れません。

しかし、細工は単純になります。そして木口の露出もあります。何れを採用するかの判断には難しいものがあります。取り敢えず、ビスケットを使って5個ほどを組み立てます。あとは、まず、糊の乾きを待つことだけです。しかし、待て切れずに、つい、ストーブの傍(すば)に置いてしまいます。

その所為(せい)か、微(かす)かな隙間が生じます。組んだ直後には見られなかった現象です。今回も焦ったむきがあります。この後、目地合わせやサンダーがけ、面取り、塗装等、いくつかの工程を経て完成です。

2013/12/24(火) 18:39

曇ってはいますが、透明感のある空気です。風がやや強く、寒い一日です。昨日、大雪注意報が出ていましたが、ほんの一瞬、チラつく程度です。

首都圏では、視界予報を出す準備をしているそうです。それも、向こう30時間ほどと聞いています。当日の天候も心もとない奥州最北端の事情との隔たりを見せつけられています。


今日は陛下の誕生を寿ぐ日ですが、不謹慎ながら、今日も工房に出入りします。実は、昨日、途中まで考えた課題が気になっていたのです。3次元の演出です。WEBに紹介されているものを、工房で試すことにします。

今日は、本格的なものではなく、あくまでも、どうすればどうなる、の確認です。材料は端材(はざい)ですが、黒っぽい色のためにエンジュも使います。成功の暁にはさまざまな色を組み合わせることになります。


厚さを1:2とした3種類の木でサンドイッチをつくります。厚いエンジュが中央部のハムや卵になります。その直方体から、鋭角60°の平行四辺形をつくります。ツールを、丸鋸(まねのこ)の昇降盤にします。普段はゴツ過ぎて敬遠しているのですが、いざ、の時には信頼のおける助っ人です。

その平行四辺形の鋭角部分を直角にし、再び直方体に直します。その過程での貼り合わせに、愛用の木工ボンドを使います。その際、少し趣向を凝らしてみます。ボンドを水で薄め、塗る際に筆を使ってみたのです。初めての試みです。いまのところ、頗(すこぶ)る快適です。

実は、これもWEBの指導によるものです。まだ、実際の接着の強度は不明ですが、やがて明確になりそうです。トラブルがなければ、将来的に採用したいところです。使い終えた筆を水洗いできることも嬉しいです。

その後、貼り合わせの面と直角な平面でカットします。当初、カットする厚さの意味がよく解りませんでした。結論は、仕上がる作品の厚さになるようです。ここまでは何とかなります。しかし、次の段階で異次元に迷い込むことになります。


組み合わせた結果が、期待した3次元にならないのです。2次元に逆戻りです。少しがっかりします。おそらく、既に、スタート時点で根本的な誤りがあったことが考えられます。

とはいうものの、ここまで確認できれば、当初の目的の90%はクリアしたことになります。失敗はしたものの、少しの充実感を覚えます。これまで想像もしていなかった世界に一歩足を踏み入れたのです。

しかし、WEBの指導書を見ての失敗です。だらしなないこと頻りです。少し陥(おちい)ります。この失敗の原因を考えてみます。説明の仕方が稚拙であったことも考えられますが、理解力の乏しさが原因に違いないのです。或いは、この程度の理解力あたりが齢(とし)相応であるのかも知れません。

2013/12/23(月) 15:20

昨晩は皆無であったのですが、今朝は銀世界です。やや湿った雪です。路面には無いです。地温が融かしたようです。

今朝の食卓にカボチャ(南瓜)がのります。もしや、と思って聞くと、やはり冬至です。そういわれてみれば、心持ち、曙けるのが早くなったようなのです。明日から、夏至に向かって、日が長くなります。ウキウキします。

今日の工房作業のメインテーマは掃除です。中清掃のランクです。外から侵入し、今まで楽しませてくれたカラスウリの葉が黄色に変色しています。如何に室内とはいうものの、そろそろ枯れそうです。削除します。

このところ、ワインセラーの「蜂の巣」に始まって、6角形と関係したあれこれとお付き合いしています。いくつかのサンプルもつくっています。本来は、ビスケットジョイナーの練習のつもりでした。まだまだ曖昧(あいまい)なところはありますが、ある程度は扱えるようになっています。


この作業の中で面白い発見をします。木口(こぐち)を表面に出さないで組めるのです。

45°ずつカットする額縁の留め加工も同じことのようです。当然といえば当然のことですが、初心者には大発見です。木工の解説書に紹介されたのを見たことが無いのです。

今日、WEBで、3次元のカッティングボードを見ます。これも「蜂の巣」同様、6角形が基本形のようです。しかし、正3角形を合わせた6角形ではなく、3個の「菱形(ひしがた)」を合わせた6角形です。

因みに、「菱形」の定義は、4辺が等しい平行四辺形だったようです。対角線が直交する平行四辺形ともいえるようです。であれば、正方形も「菱形」ということになります。しかし、ここでいう「菱形」は、鋭角が60°、鈍角が120°の「菱形」です。

この「菱形」3枚で正6角形をつくります。その1枚1枚の色には濃淡があります。その6角形が集合することで、2次元の平面上に3次元の立体が表現される仕掛けです。細かいパーツ1つずつを糊付けして全体をつくるのが楽しみのひとつです。


しかし、この方法であれば、とてつもない時間を要します。少し変です。調べてみると、やはり、別の方法があります。近い折、試すつもりです。しかし、取り敢えず、1辺が50mmほどの「菱形」の確認をしてみます。

今朝の予報では「大雪注意報」でした。しかし、日中は降りませんでした。降らない、の予報で降られるよりも、降る、といって降られない方が、その非難は小さいようではあるのですが・・・。

そのうち、降る、の予報で、本当に降る筈です。「狼と少年」ではありませんが、少し困ります。

2013/12/22(日) 18:07

やや寒く、曇り空です。年の瀬ですが、奥州最北端の雪はまだのようです。

工房のここ最近はサンプルづくりです。青森ヒバ、ケヤキ、エンジュ、ミズナラ等で何かをつくろうとしています。それが何であるかは、今のところ未定です。

何をつくるかを決めることも制作目的のひとつです。兎も角、ここ数日で、作業に伴うさまざまな事情に触れることに成功します。

今日は、手を掛けているいくつかを仕上げることにします。サンダーがけ、面取り、塗装等です。事前にサンダーがけをしなかったことは、ある意味では手抜き工事のようなものです。実は、やがて、食み出た糊(のり)の除去や目地調整のためにサンダーをかけることになるからです。


面取りは、いつものようにトリマーに頼ります。つい数年前まではテサンドペーパーを使った手作業でした。しかし、今は工房内の事情が少し電化されています。コロ付きの坊主面ビットで一瞬に加工できます。有難いことです。

次は、塗装をして完成、ということになります。この段階で、今回も迷います。その理由は、何をつくろうとしているかが曖昧なことにありそうです。塗装の世界は不調法ですが、水や汚れを弾くのであれば、木固めエースや漆(うるし)が良さそうです。

他方、水分を吸収させたいとなると、クルミ(胡桃)やツバキ(椿)の植物油のオイルフィニッシュが良さそうです。そして、塗料の種類によって、塗装後の姿が変わってくるのです。あれやこれやで迷うところです。

結局、オリーブオイルにします。実は、クルミもあるのですが、殻(から)を割って実を取り出し、テルテル坊主をつくるまでに時間がかかるのです。オリーブオイルであればフットワークが良いのです。また、舐(な)めて安全、そして安価なところが良いです。


台所の調味料といえども、塗装する前と後では、その様相がガラリと変化します。綺麗です。実は、このオイルフィニッシュは、I氏の作品に使われています。

しかし、やや億劫ながら、これを、毎日の頻度で水洗いしたときの姿を確認する必要があります。最終的判断までは、まだまだ時間を要しそうです。

昼前、Y製材所にお邪魔します。さまざまな情報をいただいてきます。

2013/12/21(土) 17:30