新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお付き合いくださいませ。

さて、昨晩は雨が降り続いていました。理屈的には、昨日の大晦日は去年です。その意味では、昨年の夜半から今年にかけての雨です。

実は、予報では、『多いところで60cmの積雪が考えられる』、だったのです。除雪の覚悟をしていました。やや風は強いものの、日中も雪は無かったようです。のっけから批判めいた話題ですが、おとなしい元旦を迎えています。


元旦くらいは、工房活動をお休みするつもりでいました。しかし、今日も工房に入ってしまいます。実は、年末に手掛けたカッティングボード擬(もど)きが中途半端になっていたのです。


今の作業は、当初、ビスケットジョイナーの練習からスタートしたようです。正三角形、六角形、そして平行四辺形等を貼りあわせる作業をしてきました。やがて3Dにのめり込みます。今回のカッティングボード擬(もど)きは、その延長上に出現したものです。

日本では一枚板が主流のようですが、海外では、この3Dパターンが多いようなのです。プレゼント用としてポピュラーのようです。今回は、単なる試作ですが、製作上のモヤモヤを払拭するまで、最後まで仕上げることになります。

今日の試みは「脚」の取付けです。単に平らなボードであれば、テーブルに置く際に、裏面がべったりと付きます。それを嫌うとなると、脚を取付けたくなるのです。おそらく、世の中に存在しない筈のパターンです。一般的には、「蛇足」とも思える企てのようです。

しかし、前例の無いことへの挑戦は、極めて魅力的な世界です。仮に失敗したとしても試みる価値がありそうなのです。この際、敢えて、両面に取り付けることにします。当初、要所に丸棒を埋めることを考えました。しかし、これでは一般的に過ぎるようです。


結局、エンジュ(槐・延寿?)の棒を埋めることにします。その棒が脚です。溝を丸鋸テーブルで掘ります。この作業は、ストッパーをつけていることで、本来、簡単な作業の筈でした。

実際には、予想外の時間を要します。溝の幅に微妙な違いが出るのです。この理由は、完全な正六角形でなかった所為(せい)です。1mmの誤差であっても、バカ正直に、そのまま結果に反映されているのです。

結局、「脚付け」は一か所ずつの対応になります。所謂(いわゆる)、「現場合わせ」です。お利口さんには思えないものですが、作業をしている、という実感はあります。

2014/01/01(水) 16:34

朝方の一瞬は雪でしたが、間もなく青空です。ほんの数日でも曇天の続いた後の陽光は、格別に素晴らしいです。

今日は大晦日(おおみそか)です。昔、今は亡きK氏が、『一夜五十日だ。』、と言いながら、早い夕刻から膳(ぜん)に着いていました。長い間、この「一夜五十日」の意味を理解できないでいました。

今、考えると、どうやら、『人間五十年化天の内を・・・』の「敦盛」からの引用のようです。『蝸牛角上何事をか争う 石火光中此の身を寄す 富に随い貧に随い且く歓楽せよ 口を開いて笑わざるは是れ痴人』です。

地球の誕生から現在までを一年に置き換えると、人類の誕生は十二月三十一日大晦日の除夜の鐘が鳴る三分前だそうです。相対的には、人の一生は火打石(ひうちいし)の火花の様に、儚(はかな)いものだ、ということになりそうです。

K氏は、だからこそ、人それぞれに楽しむべきではないか、と、大晦日には、早い時刻から膳について、御酒をいただいていたと思われます。


工房では3Dの確認とともに掃除です。つい先般、掃除したばかりです。今日は、大中小のうちの中のレベルで妥協します。3Dの確認というのは、昨日つくった六角形のひとつに枠(わく)をつけてみることです。


例によって、ビスケットジョイナーの練習も兼ねるものです。材料は、先般製材したケヤキです。それを、丸鋸(まるのこ)とプレナー(自動カンナ)で分(ぶ)を揃(そろ)え、昨日つくった六角形に外接するようにカットします。

尤も、この工程は現場合わせです。六角形の頂角の内角は、これらの部材の60°と60°で120°になる筈です。しかし、実際には、微(かす)かな誤差が生じているのです。若干?の角度調整の必要があります。

ある程度フィットしたところで、ビスケットを媒体として糊付けです。残念ながら、その段階でも隙間が生じます。恥ずかしさを物ともせずに、青森ヒバの超微粉末と接着剤を捏(こ)ねたもので埋めます。

その都度、濡れ雑巾が活躍します。しかし、結構、インパクトがあります。やはり、ケヤキはケヤキです。サンプルとはいうものの、面白そうなものが出来そうです。


三方(さんぼう)に、お供え餅、昆布、スルメ等を作業台に載せます。そして、御明(みあかし)と御酒を供(そな)え、さまざまな感謝とお願いをします。今日は、「一夜五十日」を楽しむことにします。

今年のご厚誼に深謝し、明年の、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。良いお年をお迎えくださいませ。

工房では、懲(こ)りもせず、明年も挑戦せざるベけんや、です。

2013/12/31(火) 14:34

このところ、毎日のように車で出かけています。些細な理由でです。多くは、計画性の乏しい、物資の調達方法の所為(せい)です。

今日は、強い風ですが気温は氷点よりも高く、路面は融けています。そして、青空です。気は、少し楽です。

出かけた先のひとつが郵便局です。遅ればせながら、昨日、年賀状を書き終え、それを本局で投函することにしたのです。自宅近辺の集配は1日に2回ほどのようなのです。1日でも早く、という配慮からです。

尤も、1日でも早い配慮、を宣(のたま)うのであれば、もっと前に準備の出来た筈のものです。ここ数年、腰を上げるのが頓(とみ)にスローモーになっています。そして、それぞれに理由をつけている有様です。


工房では、今日も、3Dの確認作業です。昨日、最少単位、18片で正六角形を組みます。糊(のり)をヤンチャに使っています。

カチンカチンに固まっています。今日は、その削除からです。最初に鑿(のみ)を使ってみます。ある程度の成果は得られたものの、やはり、サンダーに切り替えます。

80番ほどの粗(あら)い目と360番を使います。少し予期しないことが起きます。カラマツ、ケヤキ、青森ヒバの中、青森ヒバの部分だけが凹(へこ)むのです。

この理由は、他と比べて青森ヒバが柔らかいからのようです。当たり前、といえばその通りのことですが、少しガッカリします。ま、今回は、様子をみることがテーマです。将来、同様の作業をする際に、計算に入れることで目的は果たせることになります。その程度のものです。

そして、更に、隙間の穴埋めです。昨日の1回だけでは無理のようでした。実は、今回のものはcutting boardを意識しています。衛生上、微(かす)かな隙間でも歓迎したくないのです。そして、各6つの頂点にもカンザシを挿しこむことにします。


ここまできた以上は、最後まで見届けたくなります。やがて、3個の正六角形のうちのひとつに枠(わく)をつけるつもりです。今のままでは、ピザパイを載せるには小さいようなのです。

塗料についても、さまざまと検討の要するところです。取り敢えず、「蜜蝋(みつろう)」を試します。今日は、ケヤキが中央部にあるもの1つだけにします。

これにはいくつかの目的があります。ひとつは、木材自体の色の、クリヤー化の程度の確認です。また、将来、漆(うるし)を使う際の、漆の浸透度の確認です。

2013/12/30(月) 16:32

昨夕、G市にお邪魔します。G市とはいっても、数年前とでは様子が違っています。太宰所縁(ゆかり)のK町に近いところでした。

ナビゲーターを駆使したものの、迷います。ナビの情報どおりの場所近辺は、人気が無く真っ暗です。休耕地の真ん中です。2~3の方に電話で訊いたものの、埒(らち)はあきません。雪吹の中です。少し困ります。

問い対して懇切な情報を得られないのは、このところの隠遁生活の所為(せい)のようです。氷点下3~4℃でした。雪吹の中の高速道路は、やや透(す)けた白いカーテンに向かって進むようなものです。やはり、昨日は遠慮すべきであったのかも知れません。


今日は日曜日です。しかし、日曜日も月曜日も、殆ど状況は同じです。毎日が日曜日であり、そして、毎日が月曜日です。相も変わらず、今日も工房活動を楽しみます。ここ数日、3Dについての確認をしています。

昨日の仮組である程度の様子は浮かんできたようです。今日は、それを本格的に組み立てることにします。理屈は解かったつもりでも、往々にして、実際の組立ての段階でさまざまな問題が起きるものです。


まず、カンザシ(簪)の挿し込みです。実は、糊(のり)は、板面同士では天文学的に強力です。しかし、木口(くごち)面ではその限りではないのです。念のための補強としてひと手間かけることにします。

糊付け後、ベルトサンダーで目地調整です。本来は不必要な工程でしょうが、どんなに正確に組み合わせても、段差が生じることがあるのです。不思議な世界のひとつです。そして、ジョイナーで、カンザシを挿しこむ溝を掘ります。

これは、正三角形の2片に関係します。そして、期待する図形によってその位置は異なります。記憶しておくことに自信を持てないことから、事前に鉛筆で印をつけてジョイナーを当てます。

その後、糊をつけての本格的な組立てです。最近、この大きさの糊付けには「輪ゴム」を使っています。一般的なものよりも相当大きいものです。糊(のり)は、貼り付ける両者をある程度の力で固定することで効くときいたことがあります。極めて重宝しています。

苦闘の末、何とか糊付けを終えます。結果は惨憺(さんたん)たるものです。隙間が生じているのです。18片を合わせた結果です。仕方の無いことなのかも知れません。


さて、やがて「塗装」の工程が待っています。実は、この塗料の世界に皆目素人です。ウレタン系には適さない、アクリルにはどうだ、等、全く不調法な世界です。更に、漆(うるし)を薄めるために油絵具に使うテレピン油です。

兎も角、先般、レストウフィニッシュなるものを入手します。実は、カッティングボード(cutting board)の塗装を考えていたのです。このカッティングボードは、俎(まないた)のようですが、ニュアンスはやや違うようです。カットしたものを載せて、そのまま皿として使うことがあるようです。

その際の食品衛生で定評があるのがHowardのレストウフィニッシュと思っていたのです。しかし、実際には、食器専用として、ブッチャーブロック & カッティングボードオイルなものがあることを知ります。来年、再注文することになりそうです。

また、今年最後の仕事として、焼印が届きます。北海道からです。即、押してみます。やはり似合います。

2013/12/29(日) 17:40

今朝の朝刊によると、「年の瀬が押し迫って・・・」は、12月18日~19日頃から使うフレーズだそうです。尤も、これは1975年の頃の考え方のようです。

話は飛びますが、勘違いかも知れませんが、昔の「several」は「5~6」だったような気がします。しかし、今は「2~3」のニュアンスだ、と聞いたことがあります。或いは、「年の瀬・・・」の概念も、時間の経過とともに変化するのかも知れません。

それでも、年の瀬が押し迫っています。要請されて昼前に外出します。デジタルの気温計は、場所によって異なりますが、概ね、2℃~3℃を表示しています。雪はチラついていますが、積もるほどのエネルギーは無く、路面は濡れています。



短時間ですが、今日も工房に入ります。テーマは「錯覚(さっかく)」の確認です。指導者はWEBです。当然ながら、英語の説明は無視します。難度は、画面を見るだけで理解できる程度なのです。

昨日、3種類の材を準備し、行動開始しています。作業内容は、まず、底角の内角が60°、下底が上底の2倍の等脚台形をつくります。その3片を合わせた正三角形が基本形になります。

その正三角形を組み合わせると幾何学的な形が浮上してきます。尤も置き方には、3種類の材に「一貫性」を持たせることが必要のようです。その中に3次元が現れると言われています。


今日は、その確認です。しかし、この、「一貫性」が少し厄介です。本来は、機械的に配置すれば問題無さそうです。しかし、こうすればどうなる、ああすれば・・・等と、考えてしまうのです。そこには誘惑も潜んでいるようです。

何とか数種類をつくってみます。しかし、やや不満足です。3Dづくりのポイントは、どうやら、如何に3種類で陰影を演出するかにありそうです。単に模様だけに拘(こだわ)るものでは無さそうなのです。

ここから先の世界は、やや不得意です。幼児期から、正三角形や正六角形を基本形とした幾何学的図形について慣れていないのです。

しかし、このような世界では、遅過ぎる、ということは無さそうです。少しの時間は残っていそうです。

2013/12/28(土) 15:29

風が強い日です。時折の青空です。昼前の一瞬、雪です。日中の雪はそれだけです。それだけであっても、昼のニュースでは『大雪』の予報を流しています。午後、外出したときは2℃~3℃です。

海は波が高く、無数の「ウサギ(兎)」が跳(は)ねています。「ウサギ」というのは白波のことです。今もって自信は無いのですが、やはり、波の高さと風の強さには相関関係があるのかも知れません。


工房では、今日も、「錯覚(さっかく)」の演出の確認です。主に、正三角形と正六角形が基本形になっています。昨日、等脚台形を基本単位としたものをつくってみます。ほんの確認だけてあったので、小さい材で、分(寸法)も不正確なものになりました。

如何に様子を見るだけ、とはいうものの、実際にはさまざまな支障が出てきます。今朝、振出しに戻って、しっかり(?)したものをつくることにします。1寸弱角ほどの材を探します。結果的に、青森ヒバ、ケヤキ、カラマツになります。


「台形」との出会いは50~60年前の学校時代以来です。正しい表現方法は既に忘れていますが、今回つくりたい等脚台形は、「上底」を1としたときの2が、「下底」の長さです。

そして両底角は60°です。この等脚台形3片を合わせた結果、1辺が3の正三角形になります。その正三角形2つで正六角形になります。

話は飛びますが、溶岩の名残(なごり)の岩山や、蜂の巣の六角形は自然の摂理といわれています。大ロマンを秘めていそうです。しかし、これまでの人生では、正方形よりも馴染みが薄かったように思われます。

最少単位の3片を、青森ヒバの白、ケヤキの茶、そして、カラマツの赤にします。その3片でつくられた正三角形を並べて、3D(3次元)を現わそうとしています。謂わば、「いたずら(悪戯)」に近い「遊び」のようなものです。

材の「分合わせ」には、初めに「丸鋸(まるのこ)台」とスライド丸鋸、その後、プレナー(自動カンナ)を使います。本来は、最初に「手押しカンナ」を使うべき、のようですが、ある程度の「矩(かね・直角)」は出ているようだったのです。

それを、スライド丸鋸で、60°の面でカットします。注意点は、60°の角度設定もそうですが、1:2の「上底」と「下底」の正確な関係です。今回は、結構、気合いを入れます。その甲斐(かい)があり、カットしたものを2片、3片、・・・・を合わせると、ピタッと収まります。


さまざまな形をつくりたくなります。実は、これまでの人生の中で初めて出会う世界です。立方体や直方体、そして直角二等辺三角形を中心とした「積木(つみき)」とは少し勝手(かって)が違います。

或いは、この等脚台形だけを基本形とした「積木」もつくっても面白そうです。3Dどころではなくなりそうです。今日は取り敢えず、3(種類)×約20個の60個ほどの等脚台形をつくります。

明日の夕刻、G市にお邪魔することになりそうです。天候が荒れないことを祈っています。

2013/12/27(金) 16:57