
やや寒く、曇り空です。年の瀬ですが、奥州最北端の雪はまだのようです。
工房のここ最近はサンプルづくりです。青森ヒバ、ケヤキ、エンジュ、ミズナラ等で何かをつくろうとしています。それが何であるかは、今のところ未定です。
何をつくるかを決めることも制作目的のひとつです。兎も角、ここ数日で、作業に伴うさまざまな事情に触れることに成功します。
今日は、手を掛けているいくつかを仕上げることにします。サンダーがけ、面取り、塗装等です。事前にサンダーがけをしなかったことは、ある意味では手抜き工事のようなものです。実は、やがて、食み出た糊(のり)の除去や目地調整のためにサンダーをかけることになるからです。

面取りは、いつものようにトリマーに頼ります。つい数年前まではテサンドペーパーを使った手作業でした。しかし、今は工房内の事情が少し電化されています。コロ付きの坊主面ビットで一瞬に加工できます。有難いことです。
次は、塗装をして完成、ということになります。この段階で、今回も迷います。その理由は、何をつくろうとしているかが曖昧なことにありそうです。塗装の世界は不調法ですが、水や汚れを弾くのであれば、木固めエースや漆(うるし)が良さそうです。
他方、水分を吸収させたいとなると、クルミ(胡桃)やツバキ(椿)の植物油のオイルフィニッシュが良さそうです。そして、塗料の種類によって、塗装後の姿が変わってくるのです。あれやこれやで迷うところです。
結局、オリーブオイルにします。実は、クルミもあるのですが、殻(から)を割って実を取り出し、テルテル坊主をつくるまでに時間がかかるのです。オリーブオイルであればフットワークが良いのです。また、舐(な)めて安全、そして安価なところが良いです。

台所の調味料といえども、塗装する前と後では、その様相がガラリと変化します。綺麗です。実は、このオイルフィニッシュは、I氏の作品に使われています。
しかし、やや億劫ながら、これを、毎日の頻度で水洗いしたときの姿を確認する必要があります。最終的判断までは、まだまだ時間を要しそうです。
昼前、Y製材所にお邪魔します。さまざまな情報をいただいてきます。