ギラギラとした陽光です。肌に直接あたるとジリジリします。そして、高い気温です。しかし、時折、フッと吹く風にはヒヤリとしたものがあります。
丁度、Y=sin Xの関数で、Xがπ/2の倍数を離れるとき、四季の指標であるYの値もまた変化するように、季節は一目散に冬に向かいつつあることが窺えます。
秋の気配(けはい)は、且(かつ)ての過酷だった盛夏の(ノスタルジア・nostalgia・懐旧)を呼び起こします。丁度、「荒城の月」のように、です。老骨の抱く悲哀なのでしょうか。
〖千代の松ヶ枝分けいでし昔の光・・・且(かつ)て、密集した松の枝葉さえも強引に縫って盃(さかずき)を照らしていた、あの力強かった月の光は、今はどこに失せてしまったのか。〗
このところ、「ドライフルーツづくり」に挑戦しています。これは、「お酒のつまみ」用です。実は、先日、ほんの2~3片をいただいたところ、誠に結構だったのです。
初めての挑戦です。しかし、要は、単に乾燥させれば良いだけのようです。それだけを信じての作業でした。しかし、いざやってみると、そこには、さまざまな葛藤(選択の迷い)がありました。
まず、陽光と風の加減等の「乾燥に至る」条件です。どのような条件下であれば、どれほどの時間を要するか、です。また、「外干し」では、風の運ぶ「埃(ほこり)」が気になるところです。
結局、「フルーツドライヤー」なる機器を入手しようとします。今の通販時代です。思い立ってからほんの数日で自宅に届きます。即、試作です。というよりも試行錯誤です。因みに、電気代は、1時間で14円ほどのようです。
最初に試したのは、赤じその葉・青じその葉、葱(ねぎ)等です。まあまあの「パリパリ感」、を得ます。しそ(紫蘇)は無限に近くあります。やがて「ふりかけ」なんぞに使えれば、と考えているところです。
次に、プラムとブドウです。具体的作業は、一度、ギラギラ太陽の洗礼を受けさせ、その後、「フルーツドライヤー(fruit dryer)」に入れます。
尤(もっと)も、「ドライヤー」の時間設定は全くの暗中模索でした。実際には、数十時間という、意外に多くの時間を要するものでした。そして、バナナ、パイナップル(pineapple・松リンゴ)、砂肝(すなぎも)、カニカマ等にも及びます。
いくつかを試食してみます。やはり、酸味と甘味の同居する「松りんご」、「プラム」が極めつけです。
工作室では「重箱の補修」の続きです。部分的に「ひび割れ」が見えていたのです。実は、「重箱の補修」は半年ほど前からやっている作業です。その「ついで」に、新しく加えた課題です。
100年ほども使いこなした漆器です。衰えてはいるものの捨てるには惜しく、何とか日常生活に溶け込ませてやりたかったのです。具体的な手当は、単に、その割れ目に「生漆(きうるし)」を流し込んで整えるだけです。幸運にも、たくさんの時間に恵まれています。これくらいは何とかなる筈なのです。
畑では、苺(いちご)の植え替えです。来夏のための準備です。瓢箪(ひょうたん)は大小合わせて16個ほど生っています。間もなく、ハワイの打楽器としてデビュー(debut)の期待されているところです。