昨日も晴天でした。最高気温は23℃です。奥州北端では、これは「夏」の気温です。歓迎すること頻(しき)りです。しかし、「面食らって」もいます。

庭の「桜」は散ろうとしています。そのバトンを受け取って次々に「花」が咲いています。

そして、平忠度(たいらのただのり)の「さざなみや志賀の都はあれにしを昔ながらの山桜かな」のように、奥州北端の「山肌」のあちらこちらには、「山桜」の白い「花」の「塊(かたまり)」が「ポッ、ポッ」と見えています。

四季それぞれに美しさがあります。しかし、この時季には格別の趣があります。その「春の息吹」に誘われて、「鉢置台」を「つくろう」とします。

尤(もっと)も、「つくる」、とはいうものの、単に「組み立てる」だけです。「台」には「松」、「万年青(おもと)」、「木賊(とくさ)」はじめ「イチゴ」等、1000鉢以上が載ります。

因みに、「雪融け水」で「肥料」を失った「イチゴ鉢」も、「白やピンク」の「花」をつけています。これからの作業は、「枯葉」や「病葉(わくらば)」を取り除き、肥料を加えた土に新しく植え替えることです。

何だかんだやることの多い「春」です。

「雨」が欲しいです。「水遣(みずや)り」に「大童(おおわらわ)」です。

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2026/04/27(月) 09:43
今朝も晴天です。空気は乾燥していますが、季節の「花」が季節通りに咲いています。花々が季節の巡(めぐ)りを教えてくれています。

ご近所のKさん宅に「赤い椿」が咲いています。「薔薇(ばら)」のような「椿」です。Kさんが『八重(やえ)です。』と、「切り花」にしてくれました。早速(さっそく)書斎に活(い)けました。


春です。早朝、「工作室」の整理と清掃の断行を決意しました。尤(もっと)も、「工作室」とはいうものの「物置」です。

「工作室」は2室あります。母屋(おもや)と駐車場にです。今朝の掃除は駐車場の「工作室」です。

意気込んでの作業でした。しかし、やはり、途中で妥協します。余りにも乱雑だったのです。

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2026/04/25(土) 08:03
昨日の雨とは「打って変わって」、今日は快晴に近い晴天です。即、外に出て「畑仕事」を楽しみます。当面の作業は「シイタケ(椎茸)」の「榾木(ほだぎ)」づくりです。

長さ3尺(1m弱)ほどの「ミズナラ(水楢)」にインパクトドライバーで「穴」を穿(うが)ち、シイタケ菌の「駒」を埋め込むだけの作業です。

簡単な作業です。しかし、「ミズナラ」は35本、「ミズナラ」1本に50個ほどの「駒」を植えます。準備した「駒」の数は1,500個です。作業には結構な時間を要しました。

「ミズナラ」を提供してくれたY製材所の社長から、『今年の秋には「出る」かも知れません。』、の朗報をいただきました。

同時に、『向う7年間、膨大な量のシイタケが出ますよ。』、そして、『これほどつくってどうするのですか。』、の苦言?も頂きます。勿論、ご近所にお分けするつもりです。

今後の予定は、2ヶ月間ほどシートに包んだままの状態(仮伏せ)にし、菌の繁殖を確認後、外に出すつもりです。所謂(いわゆる)「本伏せ」です。・・・本当に、何とかなるのでしょうか・・・。

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2026/04/23(木) 15:21
これまでこの日記のタイトルは「春のイントロ(introduction)」でした。しかし、奥州北端も既に「春」の様相です。もはや「夏のイントロ」とすべきのようです。気合の入るところです。

昨日も早朝から雨です。春の雨は極めて歓迎するところです。しかし、風は強く、年に一度あるかないかの程度でした。

「椎茸(しいたけ)」の「榾木(ほだぎ)」をつくっているところです。しかし、覆(おお)っていたシートは、この強風に剥(は)がれて飛んでいました。「草取り」等の「畑作業」も遠慮を余儀なくさせられています。

今日は、ひっそりと「工作室」に籠(こも)り、工具の確認や整理整頓を楽しみます。


三島はベラフォンテの1960年?日本公演の講評をしました。その三島の絶筆が「豊穣の海」でした。「豊穣の海」の第一巻「春の雪」は『きっと逢う。滝の下で。』で終わっていたようです。これは、第二巻の「奔馬」のストーリーを見込んでの、主人公「松枝清顕」が「本多」残したメッセージのようでした。

『水平線を一望する海を見下ろす小高い丘がある。背には松林がひらけている。座し、その松林を縫う松風の音を聞きながら、日輪がまさに上がらんとする瞬間に切腹したい。』が「清顕(のちの勲)」の夢のようでした。

しかし、三島が逝(い)った日の市谷駐屯地総監室には、気高い松の樹陰はなく、海を見渡す丘はなく、昇る日輪も耀(かがや)く海もなく、その時刻も「日輪のまさに昇る瞬間」ではありませんでした。

そして、新聞で報道されたゴロリと転(ころ)がった三島の首は美しいものには映らなかったかもしれません。しかし、刀を腹に突き立てた瞬間、彼には、日輪が赫奕(かくやく)と昇る瞬間であったに違いないのです。

記憶は曖昧になっていますが、その時点では、「第二巻(奔馬)」は既に発売になっていたようです。第三巻「暁の寺」は25日当日に堤橋近くの大観堂で発売されることになっていた記憶があります。

そして、25日当日、最終巻「天人五衰」の原稿を出版社に納めてから市ヶ谷に向かったと伝えられています。

彼の辞世の歌は2首ありました。その1首が、『益荒男(ますらお)が手挟(たばさ)む太刀の鞘鳴(さやなり)に幾歳耐えて今日の初霜』です。重複しますが、後年、横尾忠則がつくった歌には、「豊饒の海」の主人公、松枝清顕の名前「松、枝、清、顕」の四文字が織り込まれていました。

『松枝(まつがえ)に積む春の雪/かくも清顕(きよけ)き/和御魂(にぎみたま)/防衛(まも)らず何の文化ぞや/楯の番長/阿頼耶識(あらやしき)』。

これを次のように訳しました。『松の枝に降り積むふわりとした儚(はかな)い春の雪のような、純粋で優しい心根を持ってはいても、自国を護るためには命をかけて闘います。

外圧に犯され、抹殺されることは、自身の思想と文化の抹殺と等しい。自国を護ること無しに自国の文化を論じることは意味を持たない。』 今のウクライナやイランが思い浮かびます。

その三島が、ニューヨーク・黒人街ハーレム生まれのハリー・ベラフォンテの歌を評しました。『彼の歌には・・・カリブ海の貿易風、奴隷の悲痛な歴史・・・がある。』と。それは市ヶ谷の2年前だった筈です。

三島は1926年(昭和元年)生まれです。生存していれば今は100歳です。それでも今なお、白い手袋の拳(こぶし)を振り上げ、『防衛らず何の文化ぞや』と語っている姿が浮かんできます。


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2026/04/22(水) 10:40
昨日は、小雨(こさめ)ながら長雨(ながあめ)でした。冬を越えた地面は埃(ほこり)っぽいです。それを洗い流す雨でした。

高校時分、『 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)』の「身世」は「身の上」、「御代」で、「ながめ」は「眺(なが)める」の他に「長雨(ながあめ)」の意味があるときいたことがあります。


今日は一転して青空です。やや寒いものの、外での作業を楽しみます。まずは「椎茸(しいたけ)」の「コマ植え」の続きと「果樹苗」の鉢植えです。

「椎茸」の「コマ打ち」はインパクトドライバーで穴を穿(うが)ち、その穴に「コマ」を打ち込むだけの簡単な作業です。

しかし、続けると、インパクトドライバーで右手が痛くなります。それでも、「シイタケ」が「ムヤムヤ」発生することを想像すると続けたくなります。

他方、「果実の鉢」は駐車場の一角の「お休みどころ」に置きました。これで「果実の鉢」は、都合「7鉢」です。様々な「果実」を見ながら「老後」のコーヒーなんぞを楽しめそうです。


・・・ベラフォンテと番長

三島は「盾(たて)の番長」でした。彼の末筆は「豊穣(ほうじょう)の海」でした。「豊穣の海」は「春の雪」、「奔馬(ほんま)」、「暁の寺」、「天人伍衰(てんじんごすい)」の4巻です。

彼は、昭和45年(1970年)11月25日に切腹しました。しかし、自決のことは既に第二巻の「奔馬」で告げていました。明確な表現ではなかったものの、読む側には十分伝わるメッセージでした。

「奔馬」でしばしば繰り返していたのは『水平線を一望する海を見下ろす小高い丘がある。背には松林がひらけている。その松林を縫う松風を聞きながら座し、日輪が今まさに上がらんとする瞬間に切腹したい。』でした。

「奔馬」の主人公「勲」は、第一巻「春の雪」の主人公「松枝清顕」の生まれ変わりの設定でした。その「生き方」は、三島の憧れであったのでしょう。

その日(11月25日)は、お勤め先のY事務長にそのことを話していた最中でした。しかし、事務長は「豊穣の海」なんぞを読むタイプではなく、全く理解できなかったようでした。

その後、横尾忠則が詠じた歌が「週刊朝日」に載りました。『松ヶ枝に積む春の雪 かくも清顕(きよけ)き和魂 防衛(まもら)ず何の文化ぞや 盾の番長 阿頼耶識(あらやしき)』です。ベラフォンテ日本公演の2年後のことだったようです。歌には、「春の雪」の主人公の名前「松枝清顕(まつがえきよあき)」を織り込まれていました。

「阿頼耶識(あらやしき)」は、「人の存在の根底をなす意識」のようです。「春の雪」は、日本文化の根底にある「ふんわりとして暖かく感じられる雪」のようです。

「和魂(にぎみたま)」は、「柔和で精熟」した「霊魂」のようです。「防衛(まもら)ず何の文化ぞや」は、「国を守ること無しに、国の文化を論じることはナンセンスだ。」、「国が滅べば文化も滅ぶ。」と訳せるようでした。

当時、筆者は、毎年、京都に行っていました。その折々、「月修寺」について訊(き)き廻ったものです。「月修寺」は、最終巻「天人伍衰」で、語り部(かたりべ)「本多繁邦」が訪ねた「寺」です。

「月修寺」について、バスガイドさんはじめ多くの皆さんは、異口同音に、『そのようなお寺は聞いたことはありません。』と答えます。

しかし、いつもお世話になっているT君にお訊ねすると、『奈良にあるのでは。』と教えてくれたことがありました。或いは、「豊穣の海」だけの「月修寺」であったのかも知れません

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2026/04/19(日) 08:57
首都圏に遅れること一ヶ月余り、奥州北端にも桜花がやってきました。そしてどこを歩いても黄色い「水仙」が目につきます。車道の両側には、白い木蓮(もくれん(田打ち桜)・こぶし(辛夷))が咲いています。

『木蓮の花許(はなばか)りなる空を瞻(み)る』の句を思い出しています。記憶は曖昧(あいまい)ですが、冒頭が「仰数春星(仰ぎかぞうしゅんせい)一二三」の「草枕」だった筈です。場面は、石磴(せきとう・石の階段)を登りつくした時、朧(おぼろ)にひかる春の海を見たシーンです。

65年以上前に読んだ本が今になって蘇(よみがえ)ってきています。困ったことです。しかし、嬉しくもあります。毎早朝、吹雪の中の除雪を思うと異次元の世界が展開しているのです。

とはいうものの、まだまだ寒さの厳しい奥州北端です。自(おの)ずと工作室に籠(こも)る時間が多くなっています。そしてあれこれの作業をしたくなります。とはいうものの、その課題の明確性は乏(とぼ)しく、何をやれば良いのか解らないまま、何かをやりたがっているジレンマが生じている毎日です。

よしんば、テーマが確定しても、いざ、作業となると、その進捗(しんちょく)は極めて遅々(ちち)としたものです。突然の「春」に「面食(めんく)らって」いるのでしょう。

当面の課題を「弁当箱づくり」にしようとしています。これは、「昼食用」の「器(うつわ」です。材は世界の一級品「青森ひば」、「塗装」は「拭き漆」です。

先(ま)ずは「組み立て部材」への加工をしようとします。加工の過程は、「材」の「木口(こぐち)切り」、「鉋(かんな)がけ」、「部材づくり」、「組み立て」、「塗(ぬり)」等へと進むつもりです。

加工プログラムで悩んでいるのは、「箱」の「コーナー」です。数本の「鋸目(のこめ)」を入れ、「熱湯」に浸(つ)けて曲げるか、或(ある)いは、各面(5面?)をつくって組み立てるか、です。何れの過程もデリケートです。もう少し悩むことにします。「ものづくり」は、この「悩む時間」が楽しいのです。

今日は「木口切り」です。これは、「鉋掛け」の際、「木口」に小石等が含まれていることを拒否するための工程です。問題点は「木端面(側)」への「鉋掛け」です。「木表」、「木裏」への「鉋掛け」は一般的ですが「側」への「鉋掛け」は、これまで経験したことがなかったのです。


先日の深夜、テレビにベラフォンテ(Harry Belafonte)の日本公演が放映されていました。データーは、今から60年以上昔のものです。カメラは、時折、会場客席まで及んでいました。今とは異なり、当時は、客席の個々の顔は「ボカシ」の無いもので、クリアに識別できる画面でした。

或いは、客席に三島が居るのではないか、と画面の客席を注視しました。しかし探せませんでした。実は、公演後三島由紀夫の講評が新聞に載りました。三島もその席に居たはずだったのです。

講評の内容は、『ベラフォンテの歌には熱帯の太陽、カリブ海の貿易風、奴隷の悲痛な歴史、陽気さと繊細さと悲哀、素朴な人間の魂等のありのままの表現がある。』だった筈です。

ベラフォンテはニューヨーク・ハーレム育ちです。ベラフォンテの時代は治安の厳しい頃でした。三島は、舞台のベラフォンテからそれを感じとり、それを講評に反映させた筈なのでした。

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2026/04/16(木) 12:54