このところの生活サイクルは、就寝時刻17:30、起床時刻3:00です。一般的ではない早い時刻のサイクルです。この起因は、いくつかありそうです。
まずは、歳の所為(せい)によるものです。他に、冬季間の「除雪」もありそうです。実は、筆者の「作業時刻」は「丑三つ時(うしみつどき)」の頃です。この頃の往来が殆(ほとん)どないからです。
「除雪作業」必要の有無は「降雪量」によって決まります。「積もって」いれば、即、作業開始です。降らなければ「除雪」の必要はなく、惰眠(だみん)を貪(むさぼ)ります。
しかし、雪は「音無し」に降ります。「降雪量」の如何(いかん)は、実際に外に出て、目で確認しなければ解らないのです。そのことを確認するのは「3:00頃」です。
その未明の舞台裏は冬中(ふゆじゅう)続きます。やがてそのパターンが体に染みつき、「目覚まし時計」無し、で行動できるようになります。所謂(いわゆる)、「規則正しい生活」が身についてしまうのです。
夏でも「起床・就寝時刻」が早いのは、その冬の生活パターンに起因していることも考えられるのです。夏の今も、冬のパターン通りの3:00の「wake up」です。
今日は起床後、まず、「漆工作業」を楽しみます。作業場は、駐車場一角の「物置」です。このところの日中は異常な暑さです。ヒヤリとした中での作業は快適の極みです。
課題は「貯金箱」への「塗」です。この「貯金箱」を10年ほど前につくりました。しかし、「脚」や「塗(ぬり)」の具合に不満足があったのです。手をかけ直すことにしました。
「漆塗(うるしぬり)」には結構な時間を要します。しかし、その瞬時ではできないところに、その面白味が潜(ひそ)んでもいそうなのです。今回は「螺鈿(らでん)」を取り入れることにしました。木地に貝を埋めて磨き上げる手法です。
「もぢずり」が咲きました。
『陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに(河原左大臣・かわらのさだいじん)・藤原定家選百人一首より』の「もぢずり」です。
・・・『陸奥(みちのく)の花、しのぶもぢずりの乱れ模様のように、乱れ始めてしまいました。それは、私のせいではありませんよ。(あなたのせいなのです。)』
「もぢ(じ)ずり」は、「忍摺・信夫摺(しのぶずり)」、「捩摺(もじずり)」、「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ネジバナ」、「ねじり草」等とも言われます。夏と秋に咲くようです。既に、秋のイントロ(introduction・序奏)です。

