早朝、沐浴に出かける折にタオルがバリッとなります。移動時間は僅か1分間ほどです。マイナス7℃ほどもあったようです。今冬一番です。しかし、本番は、まだまだこれからです。

ほんの少しの積雪ですが、沐浴の前にタイヤショベルを駆ります。やはり、低い気温のとき特有の、粉(こな)のような雪です。

朝食後、即、工房作業に入ります。7:00前です。このところ、3Dづくりを楽しんでいます。まず、その下拵え(したごしらえ)の目途(めど)をつけることにします。「菱形(ひしがた)」づくりです。

1寸角のカラマツ、ミズナラ、ケヤキを準備しています。それらで、同数ずつつくりたいところです。その数は、最も少ないミズナラに「右ならえ」です。

結局、各、170個ほどになります。3種類で510個です。その良し悪しは兎も角、当初目論(もくろ)んだ数よりも大幅に少なくなります。


当面の作業のパーツづくりがこれで一段落です。次は、即、掃除です。実は、この舞台裏は結構なヤンチャぶりです。スライド丸鋸(まるのこ)の後方には、雪の吹き溜まりのような大鋸屑(おがくず)です。集めるとバケツ2杯です。そして、端材(はざい)もバケツ1杯です。

掃除の後、早速(さっそく)いくつかを組立ててみます。事前の準備は、糊(のり)、筆、サンドペーパー、輪ゴム、濡れタオル等です。サンドペーパーは平板に貼りつけておきます。これは、丸鋸でカットした際に生じるバリの削除に使います。

このバリが出るのは、刃の能力によるものだ、という見方が一般的です。これには、刃の持つ能力とともに、摩耗(まもう)による鈍化もあります。実は、新品の刃は準備しているのですが、硬い木をカットするには勿体ないのです。貧乏性なのでしょう。

組み立て作業の一段階は、このバリの削除です。その後、カラマツ、ミズナラ、ケヤキ各1片の3片の糊付けです。糊の塗布に筆を使ってみます。クランプ代わりは「輪ゴム」です。ギリギリと何回も回してその強さを高めてやります。結構な筋力トレーニングです。


カラマツ、ミズナラ、ケヤキの並べ方には統一性を持たせます。これらは簡単な作業です。しかし、100%の満足を得るには少し難しい作業です。

使い慣れない観察力を伴うこともありますが、締め付けた時、中心に微かな空間を生じる傾向があるのです。針の孔よりも小さいものです。

これからの作業は、只管(ひたすら)組み立てるだけです。「垢抜けない」、愚直とも思える、そして、結構な時間と根性を要する作業です。しかし、瞬間的で、鮮(あざ)やかでドラマチックな捌き(さばき)以上に魅力的でもありそうなのです。楽しむことにします。

2014/01/13(月) 14:51

根岸庵の子規(正岡子規)ではありませんが、いつもは、『雪の深さを訊ね』た後に除雪しています。しかし、今朝の除雪計画は、昨晩に決まります。

実は、昨朝、綺麗に片づけたものの、夕刻になって10cmほども積もっていたのです。その後あらたに降る、降らないにかかわらず、今朝の除雪は決まっていたのです。

やはり正解でした。玄関を一歩出ると30cm弱も積もっています。少し驚きます。一晩でのこの量は1年ぶりです。

作業開始は、沐浴前の5:30頃です。まだ暗い中ですが、その頃に既に除雪をしているチームもあります。ご年配の5~6人が、スコップで軽トラに積みあげています。

トラックが一杯になると海に捨てに行くのです。相当にハードな作業です。少し感激します。多少気合いの入ったところで、自宅前の他に、あちらこちらの除雪を楽しみます。そして、狭庭の通路も確保します。


朝食後に工房に入ります。ここ数日続いている3Dづくりの延長です。これまで1寸角のタルキをつくってきました。

今日は愈々(いよいよ)カットです。4辺の等しい、60°と120°の菱形(ひしがた)づくりです。

カラマツ、ミズナラ、ケヤキの3種類です。スライド丸鋸(まるのこ)を使った簡単な作業です。しかし、材それぞれによって要する時間が異なります。硬度によって違うのです。最も硬いのはミズナラのようです。続いて、ケヤキです。


カラマツが最も軟らかいです。取り敢えず、100片ずつの都合300片をカットし終えます。

今日はここで一段落です。タルキはまだ残っています。これを含めると600個ほどにはなりようです。

断続的に、昼過ぎまで降っていましたが、午後になってピタリと鳴りを潜めます。小康状態です。

2014/01/12(日) 15:50

早朝の除雪です。本格的な除雪は久しぶりです。午前中、あちらこちらに出かけます。その時の気温計ではマイナス4℃です。

工房から見る庭の雪は、つい1~2日前までは皆無でした。一変して、今は、庭全体ガ雪の中にすっぽりと埋まっています。愈々(いよいよ)冬らしい冬の到来です。


短時間ですが、今日も工房に入ります。まず、このところ手がけている3Dづくりの確認です。果たして正確な寸法と角度で加工できるかどうかです。一般的には、寸法や角度は計測器に頼ります。

しかし、現在当面しているレベルでは少し無理のようです。実際には、組み立ててみて、その矛盾の有無を確認します。目盛は所詮、ある程度の目安でしかないようなのです。今回のような場合には、1mmの1/10程度、また、1°の数分の1の誤差であっても、即、組み立てた結果に反映します。

今日の確認は、その誤差を如何に小さいものにし得るか、です。結局、数度の試行錯誤に頼ることになります。やってみて、不満足であれば機器の設定を手で修正する方法です。

いままでの経験で得た、最も確かな方法です。今日は、数個をカットして期待する設定に辿(たど)りつきます。


早速、3種類のパーツ12~3組を並べてみます。これにも一貫性を持たせます。まず、カラマツ、ナラ、ケヤキの順で右回りに並べます。そして、木目の方向にも統一性を持たせてやります。

このシリーズの冒頭は一括返還の方法でした。beforeからafterまでほぼ一瞬だったようです。ドラマチックでした。それに対して、今回は1個ずつの組み立てです。やや泥臭さ(どろくささ)が感じられます。

実は、当初は、この方法を試さないつもりでした。しかし、今は、この方法が、寧ろ(むしろ)楽しそうに思えてもきています。ドラマチック性には乏しいものの、ここまで来た以上は、1個ずつをコツコツと組み立てることになりそうです。


昼前、W工房にお邪魔します。「霰組み(あられぐみ)」の確認のためです。正確には「霰組み接ぎ」というようです。「霰(あられ)」の所以(ゆえん)は、嵌め込んだ木口(こぐち)が四角い「霰」の形に似ていることのようです。


他方、江戸指物の「石畳組接ぎ」も同じような接(は)ぎ方のようです。この名前は、「霰組み」の四角い木口に対して、長い石に似ているからのようです。何れも見事な命名です。これ等は、升(ます)や箱等のコーナーの接ぎに使われています。

昔の人は、この加工を鑿(のみ)や金槌等だけでしています。相当に熟練したものだけが可能な加工です。気の遠くなる次元です。しかし今はトリマーやルーターがあります。

今日は、その技の勉強です。技、というよりも冶具(じぐ・jig)の確認です。是非、マスターしたいところです。

2014/01/11(土) 18:40

やはり寒い日です。予報通りです。雪の状態は、朝は、ほんの若干です。当地区は、日本海側の西日本と、太平洋側の東日本の中間点辺(あた)りです。市内中心部よりも20kmほども太平洋側です。

そのことから、同じ市内であっても、市内を対象とした予報は当地に該当しないことが多いのでしょう。昨日今日も大雪注意報は出ていますが、実際には、「吹き溜まり」で、ほんの10cmほどです。それでも、昼食後にタイヤショベルを駆ります。雪吹で視界は、いつもの30%ほどです。


ここ数日、板材や皮つき材から期待する寸法の材への加工をしています。結構、手ごわいです。特に、コーナーの「矩(かね)だし」はデリケートで時間を要す作業です。実は、「手押し鉋(かんな)」を使っての「矩だし」は最近になってのものです。

それまでは、ある程度の平面化をプレナーで行い、それを基準面にして丸鋸(まるのこ)にあてる方法です。極めて精密な加工の課せられていないものであれば、これで済ませていたのです。今回は、その精密さが要求されていたのです。


今日はいよいよ鉋(かんな)がけです。「矩だし」の際に加工した2面を基準面(下)にしてプレナー(自動かんな)に通します。この工程は、加工材の表面を整えるとともに、それぞれの寸法を画一化させてくれます。

しかし、「矩だし」の際の「手押し鉋(かんな)」で、当初、1寸角であったものが微妙に変化しています。刃の高さをマックスから少しずつ変化させて全体の統一化を図ります。この刃の高さ調整は8回ほどもしたようです。3時間以上も要します。

しかも、その結果は、ほんの数本ですが、正確な直角になっていないものもあります。それらは、今回は使えないことになります。次回の機会まで待機していただくことになります。

早速、スライド丸鋸(まるのこ)で60°と120°の「菱形(ひしがた)」をつくってみます。4辺の等しい平行四辺形です。今日は様子を見るだけです。カラマツ、ミズナラ、ケヤキそれぞれ1個ずつだけにします。


この「菱形」3個で、ハニカム(honeycomb・蜂の巣)にしてみます。まあまあ、のようです。3種の色彩の違いも3Dを表現しているようです。しかし、将来、単位となる「菱形」には、辺の長さも角度も、精度の高い設定を心がけることになります。

つくった正六角形の周囲にゴム輪を回してみます。これは、将来の「糊付け」に関わる、大事な確認です。実は、先般、等脚台形3個を合わせて正三角形をつくった際に、期待した役割を果たせなかったのです。

この次元は、単に輪ゴムを回すだけで済むものです。しかし、老いた想像力だけに委ねるのは完全に無理です。今回は、中心に向かって纏(まと)まろうとしています。何とかなりそうです。これで、一応の下拵え(したごしらえ)ができたことになります。

凡(おおよ)そですが、仕上がるパーツ数は700~800個のようです。少しクラクラする量です。組み立ては、(必要以上に)急ぐことなく、徒然(つれづれ)なるままに、そして楽しみながらする以外には無さそうです。勿論、春の訪れを只管(ひたすら)待ちながら、です。


数日前、作品づくりの打診をいただきます。創作意欲をくすぐられています。材料はケヤキ(欅)が良さそうです。明日、工房の隅を探(さぐ)ってみるつもりです。

2014/01/10(金) 17:48

朝は、木々も屋根も路面も、地上の全てが薄(うっす)らと雪に覆われています。予報では、今日の最高気温はマイナス1℃のようでした。

しかし、正午近く、屋根の雪ガダラダラと音を立てて滴(したた)り落ちています。或いは、プラスの気温になったのかも知れません。もしかすると、太陽自体に融かす力があるのかも知れません。


工房では「矩(かね)だし」作業です。材のコーナーの直角化です。ツールは、グイーンと回転する鉋(かんな)です。普通の鉋を逆さにした状態になっています。

刃が目の前で回転しています。勿論、手を触れれば、手に鉋がかかります。一般的に、刃物で怪我をするときは、切れない(鋭利でない)刃の場合や、普段使い慣れていない強い力で作業するときといわれています。

手が滑(すべ)ったり、つっかえ棒が外れたときのようにバランスを失うことがあります。そのような時にはコントロールを失っています。その結果、手と刃が接触することが多いのです。


小学校時代、彫刻刀で何回も怪我をしています。そこで学習したことは、刃の進む方向に手を置かないことでした。

今回のような「手押し鉋」も同じようです。手にはある程度の力が働いています。そのベクトルの方向に刃が無ければよさそうです。

当初、準備したのは4尺ほどの材です。結構、歪んでいます。そのままでの作業は効率的でないことから、2~3に分割します。2面だけを整えます。その2つの面が出会うコーナーを直角にします。

将来、この2面を基準面にして、他の2面をプレナー(自動カンナ)に通す目論見(もくろみ)です。この作業には立ち姿勢が要求されます。休み休み、そして楽しみながらの作業に徹します。午前中を要して、ようやく終えます。


昨日、Oil(オイル)(と思ったもの)が届きます。実は、当初期待したのはオイルフィニッシュ(oil finish)だったのですが、先般届いたのはRestor A Finish(レストアフィニッシュ)だったのです。どうやら汚れ取り専用のようです。


仕切り直しで、昨日届いたのはCutting Board Oilです。FDA(米国食品医薬品局)基準クリアのミネラルオイルです。

よく解りませんが、ビタミンE配合となっています。カッティングボードのオイルフィニッシュとしてはこれを使うようなのです。

化学は50年前に習っています。今も覚えているのは「高級脂肪酸とグリセリンのエステルは石鹸である。」です。勿論、理屈は全く解からなくなっています。最も不得意な分野です。ま、頓珍漢(とんちんかん)であれば、また、スタート地点に戻れば良いだけです。


気温の低いとき特有の、着地に時間のかかるチラチラとした雪が降り出しています。今晩は冬らしい冬になりそうです。

2014/01/09(木) 15:44

昨晩からの雨で庭の雪は皆無になります。1月の半ば近くでこのような状況は珍しいです。他方、市内中心部はやや違っています。朝食後に出かけた際、主要道路の路面には雪は無いのですが、小路に入ると結構な雪です。

昨年は暑い夏が長く続きました。その頃に出た予報の殆どは、『夏の反動として大雪になる。』という見方だったようです。今のところは、予報とは全く正反対です。他方、今日の地方紙には『今年は少雪のようです。』と載っています。


単に、過去となった、解かりきっている状況を予報として報じているだけなのです。しかし、明後日あたりから荒れるようです。その「少雪」も、無防備に信用することは危険のようです。既に「狼と少年」の域は超えているのです。


工房では、昨日に続いての製材です。1寸×1寸の角材をつくっているところです。今日はまず、1寸幅で採れないものを5分幅でとることにします。残ったものは、薪(まき)ストーブに入ります。

次に、「木口伐り」です。一般的には、刃ものをあてる前に済ませる作業のようです。その意味では、1寸幅に挽(ひ)く前にすべき作業だったのです。

この意味は、木口が咥(くわ)えているかも知れない小石等と刃とを接触させないためのものです。更に、木口に多い「割れ」の削除の意味もあるようです。今日も膨大な量の大鋸屑(おがくず)が出ます。


問題はコーナーの適正化です。おそるおそる「指矩(さしがね)・かねじゃく」をあててみます。

実は、1寸幅に割る前に「手押し鉋」をあててはいたのですが自信が無かったのです。結果は、微かな狂いがあります。やはり、です。おそらく、板全体に狂いがあった所為(せい)です。所謂、タマリです。

この「矩だし」が不十分であれば、これからの加工は悲惨です。具体的には各パーツを合わせたときに「隙間(すきま)」が生じるのです。もう一度「手押し鉋」のお世話にならざるを得ないことになります。

しかし、この工程にはそれなりの気力と集中力を要します。来客もあったことで、次回のスケジュールに組み込むことになります。
2014/01/08(水) 16:50