
早朝のテレビで、今日から明日の天気予報を伝えていました。『奥州最北端に60cmの雪』、です。それも太平洋側が中心とのことです。先般、春を告げる太平洋側に降る雪は、既にタップリ過ぎるほどいただいています。
そして、弘前のマンサク(金縷梅)も咲いたそうです。話は飛びますが、マンサクの語源は「まんず咲く」のようです。春一番に「先ず咲く」の訛(なま)りのようです。
既に、明日は彼岸の中日です。もう降らない、と思っていた矢先です。しかし、午後、遠方に出かけた際の気温は低く、2℃~3℃ほどです。やがて雨から雪に変化します。或いは、今朝の予報は正しいのかも知れません。
午前中の工房活動です。「押し寿司器」づくりの続きです。昨日、「霰(あられ)組み」の殆どを終えています。今日は、まず「バリとり」です。実は、優秀なスパイラルビットを使ってはいますが、微(かす)かに切り残しが出ます。細い毛糸程度の切り残しです。

この原因の一説に、刃が鈍っている所為(せい)だ、という見方があるようです。また、加工材の送る方向の作用もありそうです。しかし、どうやら、ルーターの持つ宿命でもありそうです。先日、見たDVDに、やはり、サンドペーパーを軽くあてて削除している場面が載っていました。メルボルンでつくったもののようでした。
スーッとあてるだけでスパッと消えるのが不思議でした。話は飛びますが、このメルボルンは、アメリカではなく、オーストラリアのメルボルンです。ルーターの起源はスカンジナビア半島と思っていました。当初は、クリスマスツリーをつくる手段として考案されたと聞いたことがあります。一度、金太郎飴(あめ)をつくってから、それを輪切りにする方法です。ルーターは、その金太郎飴をつくるためのツールだったようです。
しかし、今は、南半球のオーストラリアが本場になっているような気配です。定期的に講習会が行われていると聞いたことがあります。まだ元気の残っていた頃、一度お邪魔するつもりでいた地です。さて、この「バリとり」にはベルトサンダーが活躍します。ほぼ一瞬でクリアされます。
次は愈々(いよいよ)組み立てです。コーナーの直角の確認と、合わせ目に空間が残さないことがポイントです。非力につき、いつものように万力(バイス)に頼ります。ジワーッとストンと落ち着きます。

糊(のり)は使いたくないところです。しかし、糊無しでは対角線方向に崩れる傾向があります。先般のサンプルづくりで学習したことです。
しかし、その量は、限りなく少ないものに心掛けます。それも、FDA(米国食品医薬品局)お墨付きのタイトボンド(Tite Bond)です。正義はありそうです。
次は表面の平面化です。実は、霰(あられ)のホゾを若干出すように、長めに加工しています。その出っ張り部分を削除して全体の平面化を図る必要があります。
この手段は、おそらく、鉋(かんな)で削るのが正攻法のようです。しかし、我が工房ではベルトサンダーに頼ります。ほぼ一瞬のうちに満足する結果に至ります。この後、全体の「面取り」をして、身(み)は完成です。
話は飛びますが、蓋物(ふたもの)の本体を身(み)というようです。蓋(ふた)は蓋です。「身も蓋も無い」はこのことを言っているようです。
その蓋(ふた)と底板の加工は明日の予定です。この部材は、大雑把には加工済みです。若干の修正だけでよさそうです。把手(とって)と脚の固定は「蟻組み(ありぐみ)」の予定です。昔から、難度の高い加工とされています。当然、「綺麗に決めざるべけんや」です。