
今日は、日本全土が快晴のようです。奥州最北端もご多分に漏れず、輝く青空です。そして、春のような陽気です。この機に庭に出ます。春分の日の雪にスコップを立てるためです。少しでも融雪を促すためです。
尤も、人生の達人の方は、『手をかけなくても、早晩には確実に消えます。何を焦っているのですか。』という理屈を捏ねてきます。どちらがどうなのか、よく解らないところです。
今日の工房作業は簡単な掃除程度のつもりでした。しかし、結局は、インパクトドライバー、スパナ、ビット、鋸(のこぎり)、ベルトサンダー、ルーター等に手をかけることになります。
実は、午後、T氏がお見えになります。津軽のI町の造り酒屋さんです。最近の作品に評価をいただくことにします。桶(おけ)や樽(たる)から玩具まで多岐に及びます。その中の「押し寿司器」に至った時、『これは普段使っています。しかし、我が家のものはもっと大きいタイプです。材はスギ(杉)です。』と言います。

他所(よそ)にお邪魔する際に持っていくこともあるそうです。出かける前日、「押し寿司器」に昆布を敷き、しめ鯖(さば)を酢飯でサンドし、上から圧力をかけておくのだそうです。出かけるときは、「押し寿司器」ごと持参し、訪問先でカットするのだそうです。
そして、『青森ヒバは試したことはありません。匂いはどうでしょうか。』と心配してくれます。実は、我が家では、スダレ(簾)バージョンの巻き寿司は経験ありますが、今回つくったバージョンの経験は皆無です。プレゼントに使うのであれば、まず、作った本人が試してみなければならないところです。
結局、今日は、またまた「押し寿司器」づくりになります。それも、これまでの2~3倍の大きさのものです。しかし、「霰(あられ)加工」等の、実際の作業量は、これまでとほぼ同様です。加工箇所が等しいからです。本体(身)の加工は、ほんの5~6分です。
明日は実際に「押し寿司」をつくつもりです。昆布に「若生(わかおい)昆布」を使ってもよさそうです。冷凍庫に入っていた筈です。「絞め鯖(さば)」は、スーパーで入手できるかも知れません。結構、美味しいようです。勿論、入手できなければ、錦糸卵やサラダ卵、そしてサケ(鮭)のソボロ等でも良さそうです。

話は飛びますが、このソボロは「粗朧」のようです。卵は勿論、挽肉(ひきにく)、鮭、かつお(鰹)のなまりぶし(生利節)等を炒(いた)めたものです。食紅を使ったタラ(鱈)が懐かしいところです。雛祭り(ひなまつり)の定番の、チラシ寿司で一般的です。
このところの昼食は、できるだけ外食を心がけています。これは、非日常性との出会いのためです。明日は、この非日常性を「押し寿司器」で味わうつもりでいます。