夏の明ける時刻は3:40頃でした。今は7:00頃です。心なしか、日に日に、明ける時刻が遅くなり、暮れるのが早くなっているようです。

初夏とは違い、年末の日の短さは、憂鬱(ゆううつ)を連れてもきます。その憂いを思うのも間もなく終えそうです。訊くと、今年の「冬至」は12月21日(土)だそうです。あと2週間ほどです。その瞬間から日の長短の傾向は逆転します。待ち遠しかった季節の廻(めぐ)りです。

「石坂まさを」が作詞した「必殺」の「冬の花」は、『春とおもえば 夏が来て 夏とおもえば 秋が来て 所詮最後は寒い冬』です。この季節には、つい、その歌を口遊(くちずさ)んでいる自分に気づきます。


さて、時折(ときおり)チラつく雪の中、今日も「園芸三昧(ざんまい)」に浸ります。課題は「イチイの移植」です。実は、駐車場の植木鉢に「イチイ」が自生しています。以前から、です。それらで「ミニ盆栽」をつくる企(くわだ)てがあったのです。

この「イチイ」は、「実を食べた小鳥」が「埋めていった種」から発生したようです。「手のひら大」が数本あります。それを「鉢」に移植する企てです。

先日の「トクサ」は、颯爽(さっそう)と直立するその姿から、和服の似合う日本女性を思わせました。今日の「イチイ(一位)」は、性質が丈夫で、インテリアと同化し、且(かつ)、「縁起の良い木」として世界に知られる常緑樹です。

そもそも、今回の「ミニ盆栽づくり」は「正月飾り」をイメージしてのものです。タイムリーであったのかも知れません。「良き哉(よきかな)」です。

残念ながら、「茶色に枯れた」枝葉(えだは)もあります。他方、新しい「芽吹き」を見せている元気なものもあります。移植後は、居間に置き、これから毎日、水遣(みずや)りをしながらご機嫌を覗うことになります。

尤(もっと)も、その居間には、既に、50鉢ほどが「自分の居場所」と心得てか「幅(はば) を利かせて」います。それもまた、「良き哉(よきかな)」と思うべきものなのでしょう。


DSCF0001_2024-12-05-17-01-07.jpgDSCF0002_2024-12-05-17-01-22.jpgDSCF0003_2024-12-05-17-01-35.jpg
2024/12/05(木) 17:00
今日の最高気温は3℃の予報でした。やはり、未明から「雪」になりました。しかし、実際に積もったのはほんの2~3cm程度です。それは、パワーを自負する、我がタイヤショベルの出動には及ばない程度です。即、「暫(しば)しの朝寝」を充分に堪能させていただくことになりました。


「工房」では、あれやこれの課題が待機しています。今朝は、まず、その中の、「金継ぎの手直し」を選択します。この作業内容は簡単です。しかし、これは、途方もない時間を要する「工作」のひとつでもあります。

「金置き」の工程は、まず、「金を蒔(ま)く」箇所に「生漆(きうるし)」を塗ります。その「生漆」が、「瀬戸」と「金」の「接着剤」の役目をします。

「金を蒔(ま)くタイミング」は、「生漆」の「乾き加減」を見てからです。「漆の乾きの条件」は、「高い湿度と気温」です。しかし、今の「冬の気候」です。「生漆」が乾くまでには多くの時間を要します。

そして、「金粉」を蒔いた後、再び「生漆」で「覆(おお)」います。しかし、生漆で覆うことから折角の「金」が見えなくなる傾向があります。今回は、「生漆」の代わりに「透明新漆」を使いました。

そのためか、またまた「乾き」が遅くなったようです。そのため、「工作室」の「皿や茶碗」を「居間」に移動してやります。

結果的には、いつも「見守る」ことになります。しかし、或いは、ベンシャミン フランクリン(Benjamin Franklin)の『A watched pot never boils.(見つめられる鍋は煮立たない)』になったのかも知れません。


次の課題は、「ミニ盆栽づくり」です。当初手がけたのは「黒松」でした。やがて「万年青(おもと)」や「青木(あおき)」に至り、今日は「木賊・砥草(とくさ)」です。雪の舞う、この時季の「園芸作業」です。やや、違和感のあるところです。しかし、これらは「正月飾り」のつもりです。「トクサ」は「竹」のつもりです。

庭に群生している一角を掘り起こし、「ミニ鉢」に植え替えました。暫くは居間に置き、「水遣り」に努めることになります。


DSCF0004_2024-12-04-12-50-25.jpgDSCF0001_2024-12-04-12-49-32.jpgDSCF0002_2024-12-04-12-49-55.jpgDSCF0005_2024-12-04-12-50-11.jpg
2024/12/04(水) 12:48
12月に入りました。やはり、奥州最北端です。厳しい寒さが続いています。しかし、今日は、寒い乍(ながら)も久しぶりの青空です。憂鬱(ゆううつ)さの片隅には、晴れやかさが見え隠れしています。


このところ、「金継ぎ(かねつぎ・きんつぎ)」なるものに挑(いど)んでいました。手がけたのは、1年ほど前のことです。それが、終盤を迎えようとしています。「茶碗3個」、「皿4枚」の7個です。これらは、100年以上も、毎日、我が家で使われてきた「九谷」の一部です。

しかし、日常の「皿洗い」で「壊れる」のが常です。その折、それを捨てる憂(うれ)いに耐え切れず、数年前から「壊れた食器」の「再利用」を考えていました。「金継ぎ」は、その延長上にあったもので。

他方の「若松(わかまつ)」の「ミニ盆栽」もまた然(しか)りです。長く、駐車場の一角にある100株ほどの「黒松」の有効活用?を考えていたところです。冬を迎える今、その収束のさせかた方を考えていました。その挙句(あげく)、両者の「ドッキング(docking)」を思いつきました。

これまで要した時間は、「金継ぎ」には、ほぼ1年、そして、「黒松」には、3年ほどです。しかし、単なる「ドッキング」であれば、簡単な作業で済む筈(はず)だったのです。とはいうものの、さまざまな準備段階がありました。

まず、「金継ぎ用」の「皿」が足りないことから、「お盆」にも出番を願いました。「駄作」ながら、これもまた、昔作ったものです。しかし、黒松の「鉢」との大きさ加減があります。「簡単」、とは言い難い事情があります。それでも、結局は、その「妥協」に甘んじることになります。

余談ですが、以前、ある方に、「盆栽をやってみようと思っている。」と話したことがありました。その折、その方曰(いわ)く、『盆栽には時間がかかる。満足する頃には、つくった本人がこの世にいないのではないか。』でした。


DSCF0001_2024-12-02-11-58-42.jpgDSCF0002_2024-12-02-11-58-58.jpgDSCF0003_2024-12-02-11-59-18.jpgDSCF0004_2024-12-02-11-59-31.jpgDSCF0005_2024-12-02-11-59-49.jpgDSCF0008_2024-12-02-12-01-00.jpgDSCF0009_2024-12-02-12-01-30.jpg
2024/12/02(月) 11:57
ここ数日、雨が続いていました。昨晩は、その延長上の寒さでした。今朝は、若干(じゃっかん)乍(ながら)、降雪の跡がありました。尤も、「積もる」ほどではない雪です。しかし、この繰り返しで、やがて、本格的な雪を迎えることになります。

本来、このような気候では、おとなしく「籠(こも)」っているべきのようです。しかし、「貧乏性」なのでしょうか、「じっと」して居れなく、室内に籠りながらも、「あれこれ」に手を掛けようとしてしまいます。まず、「金継ぎ」の「手直し」です。実は、金粉を「蒔(ま)」いた後の処理が不満足でした。一般的には、「蒔」いた後の処理は、「生漆(きうるし)」で「コーティング」するようです。

しかし、先日、そのようにしたところ、「金粉」が「黒」に「埋(う)ま」ってしまい、「金」が見えなくなってしまいました。今回、その「伝統」に逆らい、「生漆」の代わりに「透明うるし」を用いてみました。

「透明うるし」は、これまでの「漆の世界」には存在していなく、近年、「疑似餌(ぎじえ) づくり用」として、新しく開発されたもののようです。1年ほど前、それを「釣具店」で発見し使ったことがありました。その残りがあったのです。

手がけていた全(すべ)てを、この「透明うるし」で「コーティング」し直しました。やはり、「透明」です。「金」の「自己主張」が認められる結果になりました。


次の課題は「若松(わかまつ)」の下拵(したごしら)えです。「若松」は、「黒松の幼木」のことです。これを「正月飾り」として使う文化があります。因(ちな)みに、この「黒松」は、静岡県から「種」で取り寄せて育てたものです。

皆さんにお分けするつもりでつくろうとしています。「飾り石」、「苔(こけ)」、「松笠」等を配置したものを20鉢ほどをつくってみました。やがて、「木賊(とくさ)の鉢」もつくるつもりです。これは、「松竹梅」の「竹」の代用です。残念ながら「梅」の手持ちもなく、この「代用」については、少し考えることになります。


DSCF0002_2024-11-30-14-44-40.jpgDSCF0001_2024-11-30-14-44-55.jpgDSCF0006_2024-11-30-14-45-18.jpgDSCF0005_2024-11-30-14-45-34.jpg
2024/11/30(土) 14:33
明け方から終日の雨です。「秋雨梧桐葉落時(しゅううごどうはおつるとき)」の「秋雨」なのでしょう。記憶は曖昧(あいまい)ですが、これは、「白楽天」の「長恨歌」の一節だったようです。つい先般、「阿部龍太郎」の「ふりさけ見れば」を読んだところです。「玄宗皇帝」に触れたばかりです。不思議な出会いのようなものを感じています。


「雨の日」は「雨の日」らしく、室内に籠(こも)ります。そして、工作室の整理整頓等、「雨の日」でなければ出来ない、あれこれの課題に手をかけます。

その中には、当面している「金継ぎ(きんつぎ・かねつぎ)」に関わるものもあります。昨日の「手直し」と、「筆」、「金粉」、「拭き紙」等の整理と収納のし直し等です。

そして、「ギターのお稽古」です。これは、「演奏会の楽譜づくり」の「ヒント」を得るためのものです。前後しますが、この「演奏会」のテーマを「二つのギター」にしようとしています。

尤も、憧(あこが)れと演奏技術とには相関関係は無さそうです。しかし、それを承知で、数年前、第一回コンサートを開きました。その折、ご年配のご婦人から、『来年も是非やってくださいね。』のご声援をいただきました。それを本気にして、第二回を思い描いていた矢先のコロナでした。

結局、「第一回コンサート」から5年以上も経た、しかも、彼(か)のご婦人の、既に居なくなった今になって、そして「傘寿」を迎える今になって「第二回」を計画する羽目になっています。

まず、プログラムのイメージづくりから始めているところです。その候補の中に「二つのギター」があります。この「楽曲」はロシア民謡とされています。しかし、旋律的にはジプシー民謡です。そして、その演奏の仕方には、決まったものが無いと言われています。それを良いことに、「ポピュラーな曲」とドッキングさせることを考えているところです。


駐車場の「鉢置台」から居間のテーブルの上に「盆栽鉢(はち)」を移動しようとしています。これは、「観賞」、「手入れ」のためもありますが、「正月飾り」の目論見(もくろみ)もあります。取り敢(あ)えず、「黒松」、「木賊・砥草(とくさ)」等を20鉢ほど持ち込みました。

「木賊」は、庭から採取したものですが、「黒松」は、「種の取り寄せ」、「播種(はしゅ)」、「曲げ」、「剪定」等、自身で行ってきたものです。謂わば、「天塩にかけた分身」のようなものです。愛着「一入(ひとしお)」です。また、生まれたての「黒松」は「若松」として、「正月飾り」にする文化があります。勿論、希望する皆さんにお分けするつもりでいます。

DSCF0001_2024-11-28-13-23-51.jpgDSCF0003_2024-11-28-13-24-07.jpgDSCF0004_2024-11-28-13-24-22.jpg
2024/11/28(木) 13:06
昨日は「小春日和(こはるびより)」に恵まれました。ついアクティビティー(activity)になり、即、「駐車場」の整理整頓をするに至りました。

実は、「駐車場」とはいうものの、雪の無い夏分には、400鉢ほどの「苺(いちご)」の置き場所になります。そして、雪の期間は、それらをエンプティー(empty)にしています。毎年、春と秋には、その環境づくりに結構な気合の入る作業を余儀なくさせられています。

昨日、5時間ほどを要し、その、恒例の作業を終えました。今日は、あたかもそれを証明するように、「軟(やわ)な筋肉」が「痛さ」を訴えています。

今日は、昨日とは一転の「うすら寒い日」です。このような日は、「工作室」に籠(こも)り、「満を持して」いるあれこれに手をかけます。そのひとつが「金継ぎ」です。

これは、「壊れた瀬戸物」等を「修復」し、更に「価値を高め?」て「再利用」しようとする「文化」のようなものです。記憶は曖昧(あいまい)になっていますが、これに手を付けたのは「半年以上前」だったようです。それが漸(ようや)く「下拵(したごしら)え」を終え、今日、目出度く「金粉蒔(ま)き」を迎えたことになります。謂(い)わば、作品づくりの「卒業式」のようなものです。

振り返ってみれば、この「金継ぎ」に取り組むのは初めてのことでした。しかし、「巧拙の如何(いかん)」は兎も角(ともかく)、作業自体は簡単なようです。「漆(うるし)」で「割れ」を「修復固定」した後、その「漆部分」に「生漆(きうるし)」を塗り、時間を置き、その上に「金粉を蒔き」ます。更にその「金粉」の上に「生漆」を塗ってコーティングするだけのようです。

漆を塗ったのは朝で、金粉を蒔(ま)いたのは夕刻でした。尤(もっと)も、「金粉」とはいうものの「イミテーション(imitation)gold」です。とはいうものの、風貌(ふうぼう)は一転します。それは、あたかも、「晶子」の「銀杏(いちょう)」のようです。

最終段階?の「生漆(きうるし)塗り」は数日を経た後になりそうです。


DSCF0007_2024-11-27-15-37-44.jpgDSCF0008_2024-11-27-15-38-00.jpgDSCF0009_2024-11-27-15-38-19.jpgDSCF0012.jpgDSCF0013.jpgDSCF0014_2024-11-27-15-39-36.jpg
2024/11/27(水) 15:36