このところの日課は、演奏会のプログラムづくりです。以前つくったものの校正です。尤も、この世情に加えて、この歳です。実現性の極めて低い演奏会の準備です。それでも、気合の入るところです。
その中に、「マーク・HAMA」の「夜が来る」を織り込む予定です。因みに、「マーク・HAMA」は、小林亜星のペンネームのようです。自身の体形を「ハム」に見立てたようなのです。
「夜が来る(When the night is coming)」は、「サントリーオールド」の「コマーシャルソング」だったようです。よく思い出せませんが、昭和40年代の曲のようです。「ドンドンディンドン シュビダドン オデーエーエーオ・トクットクットクッ カラン(コップの中の氷が転ぶ音?)」で親しいです。
当時、トリスウィスキーの広報部長が「開高健」だったようです。彼と小林との関係はよく解りませんが、その時代、開高の「人類みな兄弟」の主題をもとにつくったようです。ギターの弾き語りは、当時、上智大学神学科教授で、ゴスペル・シンガーでもあったサイラス・モズレーです。
「夜が来る」の発表は、日本ではまだゴスペルが市民権を持っていない頃です。しかし、一日の疲れを癒し、明日への意欲を育んでくれるこの歌は、ゴスペルに分類しても良さそうです。意味のよく解からない英語が面白いです。それでも雰囲気がよく演出されているのです。
簡単そうな歌ですが、その中に、「月は東に日は西に」があります。与謝蕪村の「菜の花や月は東に日は西に」にもありました。この情景がよく解らないところでした。遅れ馳せながら、なんでも知っているWEBにお訊きしてみました。
結果は、「春の日、太陽が西に沈むとき、東に昇る月は満月」なのだそうです。そして、「西に昇る月は三日月」なのだそうです。蕪村(ぶそん)は、「一面が菜の花畑の夕暮れの中、東方に昇る満月と西に沈む太陽」を対比することで、春の情景を詩的に詠ったようです。
更に、WEBによると、このことは、「小学六年生の理科」に登場しているのだそうです。勿論、老骨とは雖(いえど)も、筆者も「小学六年生」の頃がありました。しかし、習った記憶の無いものです。
童謡「朧月夜(おぼろづきよ)」にも出ていたようです。「菜の花畠に入日薄れ 見渡す山の端霞深し 春風そよ吹く空を見れば 夕月かかりて 匂い淡し」です。この「夕月」は、「東に昇った月」か、「西に昇った三日月」かを明確にしていません。しかし、「匂い淡し」です。おそらく、「三日月」よりも「満月」が似合うのかも知れません。
更に、「月」には、「上弦の月」と「下弦の月」があるようです。「上弦の月」は、「夜中」に沈むようです。他方、「下弦の月」が沈むのは「昼間」です。何れであっても、「朧月夜」の「月」を三日月とするには、多少の無理があるのかも知れません。
工作室では「カホン(cajon)」づくりです。今日は、1回目の「塗(ぬり)」です。しかし、「塗料」にはいつも泣かされます。今日つかったのは、「ワシン・オイルフィニッシュ用」の「木彫オイル」です。木地に浸透し、木目をクローズアップさせる塗料です。結果的には、多少ながらも、当初の目的の、「和みの演出」になったようでもあります。


