
「越冬事情」・・・にほひぬる
曇(くもり)り後、夕刻からは時折の雨、霙(みぞれ)です。春の序奏です。今日から3月です。3月の代名詞に「さくら」があります。上野公園では3月末の花見です。
首都圏と比較すると奥州最北端は1ヶ月遅れです。4月後半に咲きます。とはいうものの、カレンダーの、これまでの1月2月のページを削除するとやはり「さくら」をテーマとしています。
印刷物とはいうものの、伊勢大輔(いせのたいふ)でなくても「にほひぬるかな」です。
「工房事情」・・・湯まぐれ昨日の日記をお休みしました。実は、原稿をつくる夕刻から深夜にかけて来客がありました。最初にお出でになった方は友人のK君です。
つくった玩具(おもちゃ)を確認のためにしばしばお出でになる3歳児の友人です。
実は、このところ作っている玩具が何歳児用であるかを確認する必要があります。つくったサンプルをK君に遊んでもらうことが、概ねの適齢期を探ることにもなっています。
不謹慎とは想うものの、早速(さっそく)、先般つくった「嵌(は)め込みパズル」にチャレンジしてもらいました。さまざまなジャンルの中での知性が求められる類(たぐい)です。
パーツは円、三角形、四角形、十字形、L字形です。T君よりも作った作者が興味津々(しんしん)です。
L字形にはやや梃子摺(てこず)ったようですが、他はいとも簡単に出し入れします。当初は難し過ぎると心配していたのが拍子抜けの感があります。おそらく2歳児に適しているようです。
・・・この「嵌(は)め込みパズル」をお風呂(ふろ)用の玩具にも考えてもいました。青森ヒバの香りが増幅するのです。しかし、その話をしたところ、K氏が『湯まぐれしてしまう。』、と反論します。・・・「湯まぐれ」、というのは「湯にあたる、のぼせる」という意味です。少し考えることになります。
今日は「箱」のパーツづくりです。昨日確認?した部材をコピーするだけです。今のところは大小各10個ずつを目指しています。厚さは揃(そろ)えています。幅と長さのコントロールだけです。幅の調整には卓上丸鋸(まるのこ)が大活躍です。そして長さ調整にはスライド丸鋸です。
しかし、材料が不足しました。事故による欠損です。実は、敢(あえ)て「節(ふし)」のある材を使ったところ、プレナー(自動カンナ(鉋))通す段階で、その節が抜け落ちました。結局、見積もりの甘さがあったようです。
早速Y製材所にお邪魔しました。僅(わず)かの注文にもかかわらず、即、対応して下さいました。有難いことです。そして、大小の中の大を構成する部材の殆(ほとん)どの加工を終えました。
単なる箱ですが、あらためてその部材を見直すと、膨大な量であることを見せ付けてくれます。明日は小の箱のパーツづくりになりそうです。必然的に、その部材もまた小になりそうです。細かい作業になりそうです。
ところが、憂いがあります。丸鋸では加工し難い部分があるのです。帯鋸が良さそうです。ところが、我が工房のものは現在修復中です。100Vのモーターを探している最中です。結局、他の工房をお訪ねすることになりそうです。
2011/03/01(火)
20:30

曇(くもり)り空の中、時折の雪、雨、そして吹雪です。一昨日お出でになったY君が昼前に帰りました。いつものパターンです。穏やかな日曜日です。
日課の「箸置きづくり」と並行して、昨日から「箱づくり」に手を掛けています。他から依頼されたものです。
条件がいくつかあります。つくりは極力単純、そして、材は「青森ヒバ」等々です。とはいうものの、幅広(はばひろ)の青森ヒバは希少で高価です。さまざまな幅を効率的に接(は)ぐことにしました。
単純なつくり、とはいうものの、要点は押さえる必要があります。当面20個ほどをつくるつもりです。それら全てを一斉に加工するには不安があります。スタートの1つの目論み(もくろみ)を誤れば、全ての誤りになります。
これまでの人生で、頭の中だけの納得にエラい目に遇わされています。今日はその学習を生かすことにしました。サンプルづくり、です。
話は飛びますが、小学校時代の算数のテストは多くが98点でした。間違いの殆どは、1+1=1、1×2=1、そして表と裏等の勘違いの類(たぐい)です。
絶対?に間違う筈(はず)が無いものを間違っていたのです。それ以来、自信喪失(そうしつ)に陥(おちい)り、検算の励行をするようになっています。
今もその傾向は脈々と残っています。間違う筈の無い、上下や左右、更に表裏さえも取り違えることが屡(しばしば)です。今では、同じ場所の寸法を4~5回も測っている有様です。
それでも間違うこともある始末です。生まれたときに忘れてきた能力なのかも知れません。
サンプルづくりは、丁度その検算に似ています。今回使ったツールは、幅の加工には卓上丸鋸(まるのこ)、長さ加工にはスライド丸鋸です。当初はルーターも使うつもりでしたが必要なさそうでした。
準備した材を如何(いか)に無駄に使わないかの組み合わせはジグソーパズルのようなものです。結構な頭の体操です。1個に要する部材の数は16~7になります。ビビりながらも、何とか基準となる部材のカットを終えました。しかし、それだけでは頭の中だけの納得です。安心のできないところに悲哀があります。
既に衰え始めた頭脳には検算が欠かせなくなっています。忘れ物の有無と寸法の再確認のためには実際に仮組(かりぐみ)するに如くものは無さそうです。
さて、仮組みのツールはマスキングテープです。絆創膏(ばんそうこう)のようなものです。やや心細いものの、組み立てた結果の様子が伝わってきます。
その状況確認だけで十分です。満足するところです。結局、まあまあの結果です。
その段階で過去は忘れて実際の組み立て方法に思いが馳せます。現金なものです。実は、青森ヒバは目に沿って割れ易い性質があることに憂(うれ)いがありました。特に、木口(こぐち)ギリギリに打つ釘(くぎ)です。一発勝負の単刀直入はナンセンスです。試行が欠かせないところです。
材の厚さは3分板にカンナ(鉋)をかけた8.5mmほどです。工房にある最も細い釘の1.3mmでは見事に割れます。即、隣町のHC(ホームセンター)の物色です。
それらしいものに0.9mmがありました。工房に持ち帰って試してみると見事に成功です。因(ちな)みに290本で97円です。使えそうです。
部材の寸法が一旦決まれば、あとは憂慮(ゆうりょ)の無い単純作業(の筈)です。一瞬の作業時間が解決してくれそうです。
2011/02/27(日)
20:50

ほんの2~3cmの積雪ですが、久しぶりの銀世界です。日中もチラチラ降っています。最高気温は氷点前後です。365歩のマーチではありませんが、♪2歩進んで1歩下がる、の春へのアプローチです。
昨晩、田原総一郎を見ました。共産党員に対して『あんたは人間ではない。』、と気合が入っていました。つい、夜通し見入ってしまいました。やや遅い起床になりました。
今日の工房は「カンナ(鉋)がけ」に終始しました。「箱づくり」の下拵(したごしら)えです。材料は「青森ヒバ」ですが、節(ふし)を持つ3分のバラ板です。幅は3寸、4寸、5寸、6寸、7寸、8寸の5種類です。合わせて80枚弱です。
ここ最近、ヤクモノ(節の無い、目の入り組んでいない素直な材)を扱っていました。今日の材には少し気合が入ります。それは、硬い節がプレナー(自動カンナ)の刃を傷(いた)めないか、逆に、節が抜け落ちないか、等です。また、入り組んだ目の際の逆目(さかめ)にも気を使うところです。
とりあえず、取り掛かることにしました。製材所の材には厚さに多少の差異があります。その対応として、プレナーの刃は少しずつ変化させます。それぞれの厚さを整えることもありますが、刃に負担をかけないためです。
結果的には繰り返しの回数が増します。長短合わせて6~7回もかけたようです。意外に多くの時間を要しましたが何とか終えました。明日の課題は縁(へり)へのカンナがけです。これにもまた気合の入るところです。実は、この加工を最も不得意としています。
昔は手鉋(てかんな)を使ったようです。しかし、未熟な腕では、どうしても直角にならない傾向があります。しかも結構な枚数です。文明の利器に頼ることになります。
厚さ同様、幅にも多少の差異があります。プレナーを使いたいところですが、狭い縁では斜めになることが多いです。板を貼り合わせて使うことから、直角でなければ困ることになります。
方法としてはビス止めがあるようです。まだ試したことはありませんが、纏(まと)めた材の端(はし)をガッチリ固定してプレナーに通す方法です。
しかし、工房のプレナーは5寸以上を通せない型です。2mmほどの荒い調整はテーブルソーで行うのが良さそうです。その後、ルーターに頼るつもりです。
不十分なカンナがけですが、製材したままの状態とは全く様相が変化しています。流石(さすが)に青森ヒバです。今後も何とかなりそうです。
膨大な量の「カンナ屑」が出ました。集塵機(しゅうじんき)の袋を4~5回も空にしました。この「カンナ屑」を毎日の薪(まき)ストーブの焚きつけに使っています。それでも、これまでの袋と合わせて10袋ほどにもなっています。「カンナ屑」とは雖(いえど)も秀木を薄くスライスしたものです。「屑(くず)」の表現には抵抗があります。wood shavingsが良さそうです。
「青森ヒバ」流行(ばやり)の昨今です。匂い袋の中身として重宝(ちょうほう)しているようです。
話は飛びますが、同じ青森ヒバであっても、「大鋸屑(おがくず)」と「カンナ屑」では、放つ香りのエネルギーは全く違うものです。「大鋸屑」は殆(ほとん)ど発しないのです。その「大鋸屑」を販売している「道の駅」があります。用途がよく解らないでいるところです。
近いうち、工房を占領している、パンパンと香る秀木のshavingsをあちらこちらにお届けするつもりです。特に、今日は幅広の材から出た大きいshavingsになっています。喜ばれそうです。
今晩は氷点下5℃とシバレるようです。しかし、明日の最高気温はプラス5℃の予報です。今日よりも大分暖かくなりそうです。期待すること大です。
2011/02/26(土)
18:45

昼の一時は降りましたが所詮(しょせん)は春の雪です。地上に落ちた瞬間に消えていきます。最高気温はプラスです。風も手伝って雪融けが相当進んだようです。
久しぶりに庭に出ました。実は、この雪融けの時期が庭木にダメージを与えることが多いです。やはり、川岸の生垣(いけがき)がバキバキと折れています。
このままの凄惨(せいさん)な姿では可愛そうです。手を掛けることにしました。地上40cmあたりで伐ることにしました。30年も経たマサキ(柾木)です。本来は手鋸(てのこ)を使うべきのようですが、結構太いことからチェンソーに登場を願いました。
しかし、このチェンソーは久しぶりに使うツールです。やはりトラブりました。スペアーの刃に変えて漸(ようや)く復活です。なんだかんだあるものです。
切り落とされた枝葉は膨大な量です。川原にそのまま置いては顰蹙(ひんしゅく)を買いそうです。庭に引き上げました。積み上げると山のようになります。その膨大な量の枝は、コツコツと工房のストーブで燃やすつもりです。
鬱蒼(うっそう)としていた生垣が突然削除されました。ガランとなったことで対岸から庭が丸見えになっています。
残った切り株から新しい芽吹きのあることを期待したいところです。暫らくは様子見です。

庭に出たついでに、魚を干すことにしました。当地では昔からカケオ(掛け魚?)と言っています。今日はスケソウ鱈(たら)とタコ(蛸)です。
鱈は夏、ササゲと煮るつもりでいます。酒、醤油、カツオ出汁(だし)、若干の砂糖等の調味料で仕立てます。夏にいただくための仕掛けを今からしていることになります。気の長い話ですが越冬の智恵です。
蛸を干すのは初めてです。まず、ボツ(頭部)を削除して塩揉(しおも)みします。ヌメヌメが削除されます。それを一晩塩水につけます。適度に干したものを囲炉裏(いろり)で炙(あぶ)っていただくつもりです。
或いは、生干しの段階で燻製(くんせい)にしても良さそうです。以前、いろいろ試したことがあります。鮭(さけ)、カレイ、烏賊(イカ)等です。鮭は好評でしたがカレイは人気がありませんでした。木は山桜が無難のようでした。タコの燻製は初めてです。酒の肴(さかな)としては良さそうです。乞う、ご期待です。
先般干した「春鱒(はるます)」はまあまあの出来でした。お出でになる皆さんに少しずつお分けしています。
多少の生臭(なまぐさ)みのある生干し(なまぼし)状態でいただくのが通(つう)の食べ方だそうです。いわば大人の味です。今日お出でになった達人のI氏とW氏からもご講評をお願いするつもりでいます。
・・・池波正太郎の「鬼平犯科帳」の世界になってしまいました。
工房では、朝から日課の作品づくりです。その合間に箱づくりの下拵(したごしら)えです。本来はカンナがけを含んで1~2時間で終える筈の内容に、数日も要している有様です。しかし、遅々とした中には将来の作業プログラムの構築も含まれてもいます。期限は3月いっぱいです。楽しみながらの作業にするつもりです。
とはいうものの、明日は早くも土曜日です。一週間がすこぶる短いです。考えてみれば一年も既に1/6を過ぎようとしています。厳しい時間の流れは長く感じ、そうでないときには短く感じるのが一般的のようです。少し厳しさを取り戻す必要がありそうです。
今日は木口(こぐち)のカットだけになりました。これはカンナ(鉋)をかける前の工程です。事前にカットすることは、カンナの刃の保護を考慮してのものですが、端材の活用にも効率的になりそうです。お出でになったI氏とW氏からも、箱づくりについてのたくさんのコーチをいただきました。
NZ(ニュージーランド)の事故に心を痛めています。10人が19歳だそうです。若い方々が事故に遇う事は切ない極みです。無事を祈るだけです。
しかし、エジプトやリビア等の市民運動と違って、怒りを向ける対象を敵対視できないことが、関係者を更にやりきれない思いにさせているようです。マスコミではまだ触れていませんが、早晩、ポツリポツリと出てきそうです。
2011/02/25(金)
20:15

良い天気です。予定を変更して外出することにしました。日課の作品づくりと鉢への水遣(や)りを午前中に終えました。
鉢はシンビ、デンドロそしてパセリです。この冬中、工房の隅に置いていました。洋ランは花も楽しむのですが、いずれも、いつも緑に触れていることに魅力があります。
冬期間のラン(蘭)への水遣りはさほど神経質にならなくても良いようです。ところが、パセリの水不足は致命的のようです。
秋にシャキッと力強い葉を茂らせていたものが、今は見る影も無くやつれています。鉢(はち)を持ち上げるとハッポウスチロールのように軽いです。
このパセリは昨春、種から育てたものです。『一袋は多すぎますよ。』という友人の反対を押し切って全部を蒔(ま)きました。やはり、天文学的な数の発芽でした。
「間引き(まびき)」の勇気がなくその全てを育てました。しかし、処理に困り、いつもお出でになるK氏やT氏等、あちらこちらに貰っていただきました。
皆さんのお宅では今でも立派に育っています。他方、工房のパセリを見た諸氏からは、『水くらいは遣らなければ育たないでしょ。』、と皮肉をいただく有様です。茎(くき)は糸のように細くなってもいます。
水は勿論、肥料の全く与えられていないパセリです。然(さ)もありなん、です。今朝、遅きに失する水遣りです。今後、悔悛(かいしゅん)の情を持ちながら回復を見守ることになります。
さて、外出先は県東の太平洋側です。道路沿いに設置している気温計が12℃、13℃、14℃、15℃と変化していきます。予報以上の気温です。雪は県東に近づくにつれて少なくなり、やがて皆無になります。既に耕している畑には驚きました。東西の違いを目(ま)の当たりにした日です。
今日の暖かさに反して、明日の最高気温は今日よりも10℃以上も下がるようです。一度味わった春が再び遠退(の)くのは、貰(もら)った飴(あめ)を取りあげられる子供の心境に似ているようです。
国会では、バラ蒔き政策でほほ決まりかけた「子供手当て」が、今日になって『見直しもあり得る』と訂正されたようです。
その是非論は兎も角、行き先の見えない国の進路とこの春の天候に、何らかの相関関係があるように思われてしまいます。
明日の工房活動には鉋(かんな)がけを予定しています。当面する課題の準備です。今日の非日常的な生活パターンが一層の気力を充実させてくれるようです。
暮れて雨になりました。昨年はやや信頼度に欠けるむきのあった予報ですが、このところは正解続きです。
ここ数日続いた晴天ではあっても、庭はまだ一面雪に覆われています。今晩の雨が変化をもたらすことを期待しているところです。福寿草の様子が気になっています。
2011/02/24(木)
19:18

「越冬事情」・・・『思ひ出』
昼前に外出しました。久しぶりです。やはり、ここ数日の晴天で顕著に雪融けがすすんでいます。気温は4~5℃と然程の高さではないのですが、春を感じさせます。
つい、海を見たくなりました。青空を背景にムヤムヤと薄い霞(かすみ)がかかっています。波は殆ど無く、鏡のような海は緩(ゆる)やかにノタリノタリとしています。
7~8名のご年配の方々が来ています。やはり、です。黙然として海を見ていました。目的は、この麗(うら)らかさを味わうためのようです。
写真は「裸島(はだかじま)」と「鷗島(かもめじま)」です。左の「裸島」の名前は、緑の無い岩から理解できますが、「亀」の形に似ている右の「鷗島」の命名の所以(ゆえん)がよく解らないところです。それぞれに曰(いわ)くがあるようです。
「裸島」は、満潮時は文字通り海に浮かんでいます。しかし、干潮時には陸続きになる島です。何回かご紹介していますが、太宰も、島に渡って休んでいるうちに満潮になり、道が無くなって困ったそうです。
これまで、当地の顔としての島は「湯の島」とされているようです。春は「カタクリ(片栗)」鑑賞で賑わう緑豊かな島です。棟方志功が描いた、当地の観光ポスターも「湯の島」がテーマになっています。
しかし、S氏の撮影した当地の絵葉書の中で、最も人気のスポットは「裸島」だそうです。赤茶けた単なる岩山に人気があることが少し不思議です。
県外からお出でになる皆さんには、当地で育った常識とは異なった視点がありそうです。それは、教科書的な一般的な美しさとは異なる、ドギツさや素朴さに惹かれることにありそうです。
また、太宰の小説も関係していそうです。『思ひ出』の第三章に、この「裸島」のくだりが載っています。そこには「裸島」という固有名詞は出てはいないのですが、明らかです。
「工房事情」・・・不精「嵌(は)めこみパズル」のサンプルを作っているところです。昨日に続いて昨日も「丸棒づくり」からのスタートです。12mm強の青森ヒバの丸棒です。
作り始めた当初は1本に10分以上も要していました。しかし、今日は5分ほどに短縮されています。繰り返しの作業が、デリケートに取り扱う瞬間と強引にやってもいいところを教えてくれるのでしょう。
そして、ツールの使い方も作用します。当たり前のことですが、サンドペーパーを60番から始めることで所要時間が極端に短縮されます。遅ればせながら、今日手に入れました。
早速(さっそく)削った丸棒を使っての組み立てです。丸棒の両端の角は孔に入り易いように手を加えます。

12本を一斉に嵌めこみます。注意点は「割れ」への配慮です。青森ヒバの柾目(まさめ)には割れやすい性質があります。釘(くぎ)を打つときもそうですが、今回のようなケースではビビるところです。
棒が太すぎれば「割れ」に繋がり、棒が細ければ役に立たない世界です。よく解りませんが、割れる一歩手前のフィット感が理想的なのかも知れません。
何とかですが、オールヒババージョンの完成です。やはり、独特の雰囲気を醸(かも)し出しています。また、削りたてもありますが、パンパンとした香りを放ってくれるのが嬉しいです。
まだまだ手直しの余地はあるものの、このパターンで10個ほどをつくってみたいところです。しかし、材の調達上、2寸を1寸5分に縮小する必要に迫られそうです。それに伴って、すべてが縮小されます。ま、何とかなりそうです。
今回の丸棒は一作目よりも長くしています。その分、中に納まるパーツの量が多くなります。しかし、確認したかったのは「枕(まくら)」としても耐えるかどうか、です。
当然、ゴロンと横になっての確認です。丸棒の間隔がやや広すぎるようです。もう少し狭くすることで、何とか使えそうです。ま、「不精枕(ぶしょうまくら)」、というところでしょうか。「不精箱(盆)」や「不精箒」のようなものです。
「不精」には「だらしなさ」の意味がありそうです。しかし、この「不精」もまた、捨て難い文化のようでもあります。少し考えても良さそうです。
明日は曇天(どんてん)ながら、最高気温が10℃以上にもなるそうです。しかも、最低気温も氷点以上です。久し振りに、庭の雪にスコップの目を入れるつもりです。
2011/02/23(水)
17:07