朝は寒く、工房には今日も薪(まき)ストーブを焚きます。そしてやがて強い陽射しで暑くなります。

今日は箱の側面への「格子(こうし)」の嵌(は)め込みです。14箇所です。各パーツの加工は昨日終えています。しかし、実際には0.5mmほどの誤差があります。格子の枠(わく)は大きくても小さくても困ります。手直しが必要です。

パーツの寸法が不正確であったことになります。気をつけたつもりですが、根本的な何かを見落としていたようです。殆どは、寸法の長いものです。短くなったものの復元はほぼ無理ですが、長い場合には詰めれば良いだけです。

話は飛びますが、その点では鉄等は自在のようです。長ければカットし、短ければ足すことができるそうです。その手段は熔接(ようせつ)です。

この熔接技術も是非マスターしたいところです。実は、木と鉄との相性(あいしょう)は結構良いようです。頑丈な門や箪笥(たんす)、あるいは千両箱等に使われています。特に、桶(おけ)や樽(たる)の箍(たが)に考えたいところです。

今回の微調整は、短くして取り返しがつかなくなることに気を使いすぎた結果のようです。しかし、本来的には箱自体の柱の間隔を正確に統一させていなかったことによります。

しかし、この「箱づくり」の製作目的とは直接関係しているものではなく、むしろ、さまざまな不都合との出会いを求めることが目的のつもりです。


単なる?組み立てです。然程(さほど)の時間は要しない筈でした。しかし、延々と続きます。気合が入ります。

スタート前に14箇所だったものが、1箇所仕上げた時点で残りは13箇所に変化します。7個を済ませると残りは7箇所です。その減少する様子を楽しみながらの作業です。結局、2時間以上も費やします。

今回の格子は昔からの伝統的な組み方ではなく、邪道ともいえる極力単純なものです。やはり接着剤に頼ります。いつの間にか手にも付着しています。ヤンチャな作業工程を思い出させます。勿論、水で洗うことで簡単に剥(は)げ落ちます。

自己採点では45点ほどです。汗顔の至りの結果です。人前には出せないものの、このまま鍛えることにします。まず、本体に付着した接着剤の除去です。

これはサンダーに頼らざるを得ないようです。そして塗装です。この塗料の種類によっては木地調整の必要がありそうです。実は、結構な箇所に隙間(すきま)が生じています。

次の工程の選択はリフレッシュ後に考えるつもりです。エンドレスゲームです。


午後、津軽のKご夫妻がお見えになります。まだ人見知りのしない7ヶ月の赤ちゃんが同伴です。元気が良くズシリと重いことに驚きます。つい、T女史が『この子は世界チャンピオンになりますよ。』、と言います。無限の可能性との出会いです。


つい、30年ほど前に経験した幼児の発育過程を振り返ってみます。人見知りもそうですが、寝返り、ハイハイ、伝い歩き等にはそれぞれの時期があった筈です。やはり、完全に失念しています。困ったものです。

7ヶ月の赤ちゃんにはまだ早そうですが、いくつかの玩具(おもちゃ)をもらっていただきます。折りをみて、1歳児用、2歳児用、3歳児用等と、その発育段階に応じた玩具を準備するつもりでいます。

ブランドもののシジミをいただきます。それも非力では持てないほどの量です。身のブンとした貝です。シジミの旬はお盆の前までだそうです。それからは身が痩(や)せてくるのだそうです。

『今朝獲ったばかりです。明日まで水に入れてドロ(泥)を吐かせてください。その後冷凍しておけば数年はもちます。』ということです。とはいうものの、早速ご近所にお分けしているところです。

2011/07/23(土) 17:08

今日も、暑いのか寒いのかが解からない日です。朝は寒いです。工房に薪(まき)ストーブを焚いても不自然ではない状況です。しかし、継足しは無しです。寒いとはいうものの、一度ゴーッと燃えるだけで寒さは感じなくなります。


午後に外出予定があります。今日の工房活動も朝の数時間です。箱の側面用として登用される「格子(こうし)」づくりです。急遽(きゅうきょ)決まったものです。

必然的に、部材の寸法はマチマチになります。現場合わせです。フットワークは良いものの、ばじめから設計図に従った工作よりも数倍の時間を要します。

設計図の構築には時間を要しそうですが、逆に効率的のようです。所要時間だけを問うのであればその方が短時間で済むからです。所謂(いわゆる) 『急がば回れ』です。

昨日、一つだけは仮組みしています。今日は残りの加工です。14箇所の窓に嵌(は)める格子です。その1箇所は9片の部材で構成されます。全部で126片にもなるようです。小さい部材は34mmほどの長さです。そして穿(うが)つ溝の幅は5mmです。

思いつきで決まった結果、大変な事態を引き起こしたことになります。それでも断行することにします。1つ処理することで1つは解決します。その継続で全て解決する筈なのです。

ツールは、つい先日工房に入ったばかりの丸鋸(まるのこ)テーブルだけです。まだ使いこなしてはいませんが、少し工夫することで驚くほどの活躍を見せます。100パーツ以上の部材加工を2時間弱で終えます。


この2時間の中で、実際に丸鋸が回転している時間は1/10以下のようです。他は部材をマスキングテープで固定する時間や、編集や整理整頓に費やされています。

数が多いときには、この整理整頓は欠かせない工程です。これもまた『急がば回れ』の哲学に似ています。

そして2時間の中には休み時間も含まれます。優秀な丸鋸(まるのこ)テーブルですが、刃の位置決めには中腰で覗(のぞ)き込む動きが伴います。

最も不得意とする姿勢です。腰は騙(だま)しだまし使わざるを得ない状況です。しかし、JIGもそうですが、テーブルの高さも工夫することで耐久時間は増すようです。車や自転車の運転には支障は無いのです。

腕を磨くための「箱」のつもりが紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、本当に「得体の知れない箱」になってきています。ここまで付き合ったのであれば、結果の如何(いかん)を問うことなく最後まで面倒はみるべきのようです。少し不安ですが、次回は愈々組み立てです。


久しぶりに遠方に出かけます。強い陽射しと木々の緑のコントラストに、この季節特有の静けさを感じます。昔から気付いていたことですが、一般的にはクローズアップされることのない現象です。表現し難(にく)いデリカシーのエリアです。

今日はヤマセ(東風?)です。太平洋側の東から日本海側に向かって吹く風です。これまでさほど感じなかったものの、関節がジワーッと病んでいます。それも、昔酷使した部分ではなく、最近の疲労の跡です。ヤワになったものです。

明日も寒そうです。



2011/07/22(金) 20:32

「園芸事情」・・・鞍馬天狗

陽射しは強いです。台風が過ぎた所為か、カラリとした晴天です。しかし、吹く風にはヒヤリとした冷たさがあります。6月から続いた暑さの後の涼しさが、まだ7月の今を秋に思わせます。

シドケ(モミジガサ)の花が咲きそうです。パラパラと蕾(つぼみ)が白くなってから2週間以上も経っています。

話は飛びますが、謡(うたい)の「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」に『花咲かば。告げんと言いいし山里の。告げんと言いいし山里の。使いは来たり馬に鞍(くら)。鞍馬の山の雲珠桜』があります。この花は桜のようです。

しかし、シドケには花を告げる鞍と馬は無いようです。実は、毎年この段階は見ていますが、いつも花の盛りは見過ごしています。不思議な花です。或いは、シドケ自体は自らの盛りを敢(あえ)て発信することなく、ひっそりと咲くことを願っているのかも知れません。

見る側の意識の如何(いかん)に委(ゆだ)ねるあり方にも魅力があります。蛇足ながら、この「鞍馬天狗」は大佛(おさらぎ)次郎の著した、覆面した勤皇の志士ではなく、牛若丸が篭(こも)った鞍馬山の天狗(てんぐ)です。一方は幕末、他方は平安末期です。

不謹慎ながら、今になっては、どちらも遥か昔の皆さんです。その意味では同じようでもありそうです。


「工房事情」・・・公算

午前中、「得体の知れない箱」づくりに手を掛けます。今日は「格子(こうし)」づくりです。これは箱の側面用です。

まず、それぞれの部品を期待する長さにカットします。同じ値のものをグループ化し、そのグループごとに処理します。20弱の種類別ですが、部材の数としては100以上です。意気揚々とスタートしたものの、少し、飽きがきます。

それを丸鋸(まるのこ)テーブルがフォローします。鋭利な刃が回転していることで、ある程度の緊張感は持続せざるを得ないからなのでしょうか。

一組だけをカットしてみます。矛盾がなければ、あとのすべてはその寸法を参考にすることが出来る筈です。メジャーや「墨付け(位置のマーク)」の必要は無くなる公算です。腰とともに眼が衰えている今は理想的なルートなのです。

早速(さっそく)組み立てます。まあまあの精度です。そして本体に嵌(は)め込みます。外枠と本体のフィット状態も良好です。精密度は85%以上のようです。何とかなりそうです。

しかし、ゴールが近づくにつれて、本来の「得体の知れない箱」になってきます。現実にはあり得ない箱の風貌(ふうぼう)を呈してきているのです。



午後、Y製材所にお邪魔します。当面する作品用の材料をいただきます。その中に俎板(まないた)用もあります。これは本番を控えての練習です。

実は、将来の目標に、台と脚をダブテール(蟻組み)で接(は)ぐマナイタがあります。これまで何回か経験していますが、何れも小さい距離の接合です。幅広はまだです。是非納得しておく必要がありました。


東京にお住まいのT氏とお話します。いつの間にか、あと2週間ほどで港祭りです。驚きます。花火大会やネブタの山車が出ます。賑々(にぎにぎ)しい夏になってもらいたいところです。

今日は丑(うし)の日のようです。地元温泉では湯壷(ゆつぼ)に菖蒲(しょうぶ)の束(たば)を浮かせていました。

2011/07/21(木) 17:10

「園芸事情」・・・チャンプル

晴れたり曇ったりです。陽光を浴びると暑いです。久しぶりに庭を観察します。鉢植えの葉はゲンナリしています。カボチャ(南瓜)が顕著です。土を触るとパサパサしています。

完全な水不足です。このところ雨が無く、水も遣(や)っていなかったのです。地植えと違って鉢植えには配慮すべきなのです。

即、タップリと遣ります。数時間するとゲンナリしていたものがシャキッと復活します。素晴らしい生命力です。

終日ゴーゴーとした風です。タカノハススキ(鷹の羽芒)に近づくと飛ばされるようです。一枚の葉が風を受けても大した力は無いのですが、何百枚もが風を受けるときには驚くほどの風のエネルギーを感じます。

河原に降りるのも久しぶりです。ゴーヤが大きくなっています。2本です。数日前にはマッチ棒ほどだったものです。驚きます。即、収穫してお昼にいただきます。定番のチャンプルです。初物です。笑いながらいただきます。

尤も、本場?の沖縄ではゴーヤが入らない炒(いた)め物でもチャンプルというようです。勿論、我が家のチャンプルはゴーヤの炒め物です。豚肉、卵、豆腐等はお客さんです。

これまで雄花(おばな)だけだったスイカが雌花(めばな)をつけ始めています。確認したのは2個です。残念ながら、開いていないことが気になります。

花の始めか終わろうとしているものかが解からないのです。授粉の守備のほどは解かりませんが、れっきとしたスイカの様相を呈しています。パスンコ玉の大きさでも一丁前にシマシマが入っているのが健気(けなげ)です。



「工房事情」・・・後ろめたさ

朝の工房内は涼しいです。薪ストーブに溜まっている大鋸屑(おがくず)や木屑を燃やしても違和感が無いほどです。作業するには快適な気温です。

今日も「得体の知れない?箱」づくりです。昨日、一応は完成したものの、側面の格子(こうし)の間隔が不満足です。手直しです。格子を使うことにしました。格子の中を更に格子で埋めるデザインです。

材料は工房の隅に眠っています。以前つくったときの残りです。それをカットするだけです。まず、フレームの準備です。両端を45°に加工します。問題は正確な長さと綺麗な切り口の確保です。また、部材が小さいことから定規(じょうぎ)との固定に気を使います。

現在あるツールの中で最も切れ味の優れているものは丸鋸(まるのこ)テーブルです。しかし、45°のカットにはそれなりの仕掛けが必要です。勇気を奮ってJIG(ジグ・治具)をつくってみます。試してみると素晴らしい威力を発揮します。

45°に加工するのは格子のフレームだけで56辺です。しかも、それぞれの長さが、1mm弱の範囲で微妙に異なっています。実は、当初はアバウトな寸法でも良かったのです。しかし、格子を嵌めるとなれば事情が違ってきます。「現場合わせ」で対応するだけです。


それでも、加工に要した時間はほぼ一瞬です。JIGのおかげです。くり返しになりますが、コンパネを切っただけの簡単なJIGであっても驚くほどの威力です。不思議な世界です。JIG様々です。

今日はフレームづくりだけにします。次回は、その内部に納める桟(さん)の加工です。何とかなりそうです。しかし、多少の後ろめたさもあります。

実は、障子(しょうじ)等の本来の格子の嵌(は)めこみは互い違いになっています。仕上がり状態を見ると、どのように組み立てたか理解できないほど不思議なものです。以前、この秘密を探ったことがあります。

種明かしは溝の深さです。普通の溝は直交する両者の半分ずつを切取りますが、障子等は2/3も削除しています。とはいうものの、組み立ての手順にも結構な技が伴います。勿論?、今回は妥協します。簡単に、一方向から嵌めこむつもりです。

それであっても、溝には正確な位置が要求されます。丸鋸テーブルであれば何とか満足させてくれるようです。楽しみながら作業するつもりです。勿論、手を切らないように、です。

噂では、明日はガクンと涼しくなるようです。それを信じると、作業にはもってこいのコンディションです。期待するばかりです。
2011/07/20(水) 19:34

26~7℃と高い気温です。しかし風が強いです。ヒヤリとした風です。おそらく、台風の影響のようです。ニュースによると、現在は四国、関西付近を通過中です。奥州最北端への影響は話題にもならない圏外扱いです。しかし、実際にはザワザワとした風が吹いています。


外は過ごし易いものの、工房内の作業ではビッショリと汗をかきます。空気の流通が効率的でない所為(せい)か、あるいは天井(てんじょう)に使っているタキロンが影響しているようです。天窓の付設を考えたくなります。

その条件に係わらず、工房活動は今日も健在です。得体の知れない「箱づくり」に目処(めど)をつけることにします。まず、昨日手を掛けた格子の組み立てです。

これは底板用のつもりです。単に、4本と6本の桟(さん)をホゾに嵌(は)めこむだけです。合欠(あいじゃくり)の直交版のようなものです。

本来は簡単であるべきなのですが、実際には微調整が伴います。実は、丸鋸(まるのこ)の刃をあてる位置の許容範囲は紙一枚の程度です。広くカットすれば万事休すです。どうしてもギリギリに設定したくなります。

それも眼での判断です。多少の手直しを余儀なくさせられます。考えなくても、そして見なくても正確な位置設定をする方法を模索しているところです。


それでも何とかはなったようです。そしてカンザシ(簪)の差込です。ここ数回経験していますが、失敗を続けたことによってようやく加工のポイントが解りかけてきたようです。ケヤキ(欅)を使うつもりでしたがヒバで妥協します。

これは、暑さがショートカット(近道)を選択した結果のようでもあります。本来であれば「急がばまわれ」なのです。実は、適当なケヤキがたくさんある筈なのですが、その置き場所に辿りつけなかったのです。

次に全体の目地(めじ)調整です。本来は鉋(カンナ)でするようですが、安全圏のベルトサンダーに頼ります。しかし、サンダーとはいうものの、削る必要のない部分を削ることがあります。結構気を使う工程です。

最終段階は全体の面取りです。トリマーに坊主面ビットを使います。全部で60辺ですが、1分ほどで終えます。しかし、その後は手での調整の必要もあります。トリマーとはいえども逆目になることもあるのです。おそらく刃を進める方向を調整することで解決できそうですが、まだまだその域に達していないのです。

一応の仕上がりです。自己採点では55点あたりでしょうか。今回の目的はとりあえずつくる、ということでした。その意味では130点でもありそうです。それは次回の方針が見えてきたことです。目的は達成されたことになります。


本来は、木工作業中に出るさまざまな形の端材(はざい)入れです。いわば笊(ザル)のような箱です。数方から依頼されています。

どうせつくるのであれば、一般的で常識的なものを目指したくないところです。

単なる物入れですが、世界唯一の箱をつくる心意気は失いたくないのです。多少の矛盾や奇抜さはむしろ歓迎すべきなのです。


昼過ぎ、達人のI氏とW氏がお出でになります。さまざまなコーチをいただきます。特に、ホゾ加工についてです。正確な位置でなければならない箇所、多少の遊びを持たせる部分、そして糊(のり)の逃げ場所等です。今回は練習でしたが、やがて本番に突入します。是非役立てたいところです。


合歓(ねむ)の花が盛りです。例年よりも小さいようです。しかし、赤の色は濃いようです。今年の花後には施肥を考えています。

2011/07/19(火) 18:32

午前中、外出しました。やや涼しさがありましたが海水浴場は結構な人出です。午後暑くなったことで相当な数に及んだようです。昨日今日と県内あちらこちらで海開きが行われたようです。

話は飛びますが、地元の海水浴場が賑わうことで他は閑散となる方程式が成り立ちます。車で20分ほどのN半島や40分ほどのT海水浴場では困っているようです。この人手がラーメンの売れゆきに直結するからです。いずれにも友人知人が居ます。少し複雑です。


今日は祭日です。祭日であることはカレンダーの赤い文字で知っていました。ところが、何の日か解からないでいました。記憶では7月には祭日は無かったようなのです。聞くと「海の日」だそうです。どおりでBSでは終日の海シリーズです。世情の疎(うと)さに恥じ入ること頻(しき)りです。

カムチャッカのイワナ(岩魚)、アラスカのアオバ?(巨大ヒラメ)、カリブ海のカジキ釣りが圧巻です。更に夕刻にカリブ海のマッコウクジラや西海岸のカリフォルニアにも及んでいます。


工房では助手のT女史が、終日、スピンドルサンダーとベルトサンダーを操っています。窺(うかが)っていると、手際の良さや正確度に於いては既に師匠?を越しているようです。何よりも、根気の点では脱帽の域です。


他方、師匠?の工房作業はほんの少しの時間です。実は、昨日決心した「格子(こうし)」づくりのプログラムを考えていました。これまではパワフルなテーブルソーやデリケートなトリマーを使っていました。もっと効率的な方法の模索です。先般入房した丸鋸(まるのこ)テーブルにトライすることにしました。

格子は外枠を除いて縦4本、横6本です。加工のポイントはそれぞれの溝を同じ位置にすることです。間隔は多少まちまちであってもピタリと組み合わさる筈です。この位置は、縦横それぞれを同時に加工することで解決しそうです。

4本、6本それぞれをまとめる方法として、当初、クランプを考えました。しかし、マスキングテープを登場させます。これまで使う頻度は多くなかったものです。これは丸鋸(まるのこ)テーブルのフットワークが快適であることによります。

刃の高さは材の1/2の高さに設定します。予め印をつけている位置に刃をあて、刃の厚さ分だけ移動させる方法です。刃幅は意外にあるものです。

16mmの溝をつくるには6~7回のカットで完成します。基本的にはこれまでのテーブルソーと同様です。しかし、作業能率はまったく違っています。

とはいうものの、組み立ては明日にすることにします。実は、完璧な加工とは思ってはいても多少の不安も過(よ)ぎります。加工直後の瞬間は、早く結果を見届けたいことと直(す)ぐには見たくない、期待と不安が同居するものです。

簡単な筈ですが10本の組み立てです。原始的な見落としも考えられるのです。他方、結果の如何(いかん)を想像する時間を長くしたい心境もあります。丁度、合格発表を見るときと似ているようです。更に、組み立て前にすべきことの確認もあります。要するにビビッているのです。

しかし、お遊びはこれ位にすべきのようです。山のような作品づくりに迫られています。

作業中、客人がお出でになります。ハグロトンボです。工房の外にはいつも数匹舞っていますが、工房内に入ってくるのは初めてです。わずか30cmほどのところで羽を休めています。

体はキラキラとした緑で羽(はね)の黒っぽい、スリムな蜻蛉(トンボ)です。子供の頃にはあまり見かけなかった種類です。

2011/07/18(月) 19:44