
26~7℃と高い気温です。しかし風が強いです。ヒヤリとした風です。おそらく、台風の影響のようです。ニュースによると、現在は四国、関西付近を通過中です。奥州最北端への影響は話題にもならない圏外扱いです。しかし、実際にはザワザワとした風が吹いています。
外は過ごし易いものの、工房内の作業ではビッショリと汗をかきます。空気の流通が効率的でない所為(せい)か、あるいは天井(てんじょう)に使っているタキロンが影響しているようです。天窓の付設を考えたくなります。
その条件に係わらず、工房活動は今日も健在です。得体の知れない「箱づくり」に目処(めど)をつけることにします。まず、昨日手を掛けた格子の組み立てです。
これは底板用のつもりです。単に、4本と6本の桟(さん)をホゾに嵌(は)めこむだけです。合欠(あいじゃくり)の直交版のようなものです。
本来は簡単であるべきなのですが、実際には微調整が伴います。実は、丸鋸(まるのこ)の刃をあてる位置の許容範囲は紙一枚の程度です。広くカットすれば万事休すです。どうしてもギリギリに設定したくなります。
それも眼での判断です。多少の手直しを余儀なくさせられます。考えなくても、そして見なくても正確な位置設定をする方法を模索しているところです。

それでも何とかはなったようです。そしてカンザシ(簪)の差込です。ここ数回経験していますが、失敗を続けたことによってようやく加工のポイントが解りかけてきたようです。ケヤキ(欅)を使うつもりでしたがヒバで妥協します。
これは、暑さがショートカット(近道)を選択した結果のようでもあります。本来であれば「急がばまわれ」なのです。実は、適当なケヤキがたくさんある筈なのですが、その置き場所に辿りつけなかったのです。
次に全体の目地(めじ)調整です。本来は鉋(カンナ)でするようですが、安全圏のベルトサンダーに頼ります。しかし、サンダーとはいうものの、削る必要のない部分を削ることがあります。結構気を使う工程です。
最終段階は全体の面取りです。トリマーに坊主面ビットを使います。全部で60辺ですが、1分ほどで終えます。しかし、その後は手での調整の必要もあります。トリマーとはいえども逆目になることもあるのです。おそらく刃を進める方向を調整することで解決できそうですが、まだまだその域に達していないのです。
一応の仕上がりです。自己採点では55点あたりでしょうか。今回の目的はとりあえずつくる、ということでした。その意味では130点でもありそうです。それは次回の方針が見えてきたことです。目的は達成されたことになります。

本来は、木工作業中に出るさまざまな形の端材(はざい)入れです。いわば笊(ザル)のような箱です。数方から依頼されています。
どうせつくるのであれば、一般的で常識的なものを目指したくないところです。
単なる物入れですが、世界唯一の箱をつくる心意気は失いたくないのです。多少の矛盾や奇抜さはむしろ歓迎すべきなのです。
昼過ぎ、達人のI氏とW氏がお出でになります。さまざまなコーチをいただきます。特に、ホゾ加工についてです。正確な位置でなければならない箇所、多少の遊びを持たせる部分、そして糊(のり)の逃げ場所等です。今回は練習でしたが、やがて本番に突入します。是非役立てたいところです。
合歓(ねむ)の花が盛りです。例年よりも小さいようです。しかし、赤の色は濃いようです。今年の花後には施肥を考えています。