
予報図には雲と傘(かさ)のマークがついていましたが、綺麗な青空の一日です。外出した午後は32℃です。さすがに暑いです。今年の夏は暑い日が続きましたが、そのときの気温に戻ったようです。
今日の課題のひとつは漆塗りです。ケヤキ(欅)のコップを抜漆(ふきうるし)で仕上げるプログラムです。昨日は1回目の塗りでした。今日は2回目です。
1回目の前にも木地調整をしていますが、今日もその必要があります。1回目の後には木地が毛羽立つ傾向があります。今回もそうでした。部分的ではあるものの、ザラザラ感やチカチカ感があります。
2回目に入る前に400番のサンダーで調整します。そして2回目です。単に、塗って拭き取るだけです。1回目はテレピン油が登場しましたが、今日は「上生漆(じょうなまうるし)」そのままを使います。
コップ20個ほどと数本のティースプーン等に要した時間は小一時間です。このティースプーンは、漆が残った際に対応するために準備している木地です。
特に今回のように、木地の数が多いときには、使う漆の量をドンピシャリと予測するには多少の無理があります。ま、副産物のようなものです。

そしてメインテーマは「灰」の洗浄です。これは囲炉裏の灰のリフレッシュ化です。炭(すみ)を使っているものの、1年間ではさまざまな不純物を含んでくるものです。この状態で冬を越すのはだらしないようなのです。
当初はバケツに「灰」を入れ、その中に水を注いで洗うつもりでした。魚や肉を焼くときには特に汚れます。一昨年は大事(おおごと)でした。しかし、今回の「灰」は、不純物は混入しているものの、サラサラ感があります。焼肉は庭に徹していたのです。
結局、フルイ(篩)にかけるだけになります。不純物の正体はさまざまです。燃え残りの炭、小石に始まってピーナッツ、コイン、ボルト等です。汗顔すること頻(しき)りです。
囲炉裏すべての灰の量はバケツ2つほどです。それに対する不純物は小さいバケツ半分ほどです。意外に多いものです。要した時間はほんの30分ほどです。
軽くシットリとした灰に復元できました。しかし、この短時間でできるところに憂いがあります。今まで遅れたことに理由付けができないのです。単にフットワークの作用であれば少し憂鬱です。
夕刻、IK氏がお見えになります。大事な試合が続いているようです。ハードスケジュールです。年甲斐もなく助っ人に刈りだされることになります。
夜はパーティーの招待です。K社長が仕掛けた畑の「収穫祭」です。メインは大中小のジャガイモです。マシュポテト、コロッケ、素揚げ、煮物、吸い物等が圧巻です。他に、トマト、カボチャ等です。

流石にプロの板長のN氏の料理です。何れも見事な味付けです。『ブドウ(葡萄)のようなジャガイモを洗うのは大変でした。』、『まだ食べ頃でないカボチャを美味しく煮るには、それなりの腕が伴います。』、等と舞台裏を披露します。
山のように拵(こしら)えた料理は食べ切れるものではなく、参加者それぞれが持ち帰ります。新しい味が各家庭に普及することになります。
Y女史との会話が弾みます。田んぼの専門家でもあります。『この時期に何日遅れて植えれば、収穫は何日遅れます。』、『この調子で実が入れば、収穫は何俵になります。しかし、あまり期待しないでください。』等、分析してくださいます。
特に魅力的なのは「炭の作り方」です。これまでは頭の中で想像するだけでの憧れの世界です。実は、焚口(たきぐち)のコントロールが曖昧(あいまい)だったのです。
『窯(かま)から出る煙の色で調整します。はじめは黒い煙です。やがて白くなり、そして青白くなります。その様子をみて燃えをコントロールします。簡単です。』と解説します。彼女自身が何年も実践してきた世界だけに説得力があります。
皆さんが聞き入ります。『炭焼きは田んぼが終わってからでした。』の説明に、即、『適当な山があります。やってみましょうか。』、とO社長がその気になります。少し本気になってしまいます。テントでも張って山に篭るのも面白そうです。