数日前の今日の予報は雨のようでした。しかし、晴れます。この機にやるべきことがたくさんあります。

まず、薪(まき)運びです。製材所のY社長から夏の前から言われていたものです。それが今まで延び延びになっていました。10月も半ばです。後がないようです。朝一番の行動開始です。

実は、昨日、『明日はトラックが空いています。使ってください。』、の勧めがあっての断行です。当初は午前中いっぱいもかかるのではないか、と考えていましたが、トラックのおかげで1回の往復で終了します。

薪の運搬が終わってテレビアンテナの修復です。これもまた延び延びになっていた課題です。滑り落ちる雪で倒れたままになっていたものです。実は、昨秋、プロの電気屋さんが工事したものですが、一冬で駄目になりました。

ポールと屋根を固定する金具が弱いのです。何回かホームセンターを窺ったのですが気に入ったものがありませんでした。そのこともあってグズグズしていたのです。

また、これまで、寝そべった状態のアンテナでも見えていたこともあります。


しかし、その状態は凄惨に映ります。お出でになる皆さんがいつも『なんとかならないのか。』とこぼしています。勿論、雪の前には直すつもりでいました。

先日、友人が『作ってきましょう。』と言った直後、すぐ拵(こしら)えてきまます。ステンの6mmの板を加工したものです。ゴツいです。市販には存在しない金具です。機が熟しての今日の取り付けです。半年以上も屋根に寝ていたアンテナが一発で解決です。ありがたいことです。


昼はその反省会を兼ねた昼食会です。今の時期は当然のように、「キノコ鍋」です。実は、朝、友人がホンシメジを収穫しています。

『匂いマツタケ味シメジ』のシメジです。ゴロッとした株が圧巻です。その他にサモダシ、シイタケそして庭から収穫したばかりのヒラタケ等です。

クラクラするほど良い味です。チマキとともにいただきます。作りたての1杯目よりも2杯目、2杯目よりも3杯目と、そのダシが良くなるパターンです。皆さん4杯ほど召し上がったようです。


今年のヒラタケは出が早いようです。米粒大のものが500円玉大になるのに1日か2日です。それが大福餅大になるのにも1日か2日です。

一旦芽が出たものは暖かさで大きくなるようです。まだ本格的でないのかも知れません。とはいうものの、しばらくはヒラタケ料理に甘んじることになります。



そのヒラタケの菌床(きんしょう)を昨日いただきました。『自分でつくったものです。』と、大きい菌床を7個持ってきます。

庭にあるのはクルミ(胡桃)にコマを打ち込んだものです。菌床ははじめてです。

つくったH氏に、その扱い方を聞いてみます。『一般的にはプランターに入れるようです。』とのことです。結局、ハッポウスチロールを使うことにします。それをビニールで覆います。やや過保護過ぎる感もあります。


一週間ぶりのお休みです。夕刻は、滞(とどこお)っている作品づくりの下拵え(したこごしらえ)です。よくもまあ、やることがあるものです。やや筋肉痛はあるものの、充実することこの上もないお休みです。

2011/10/16(日) 17:07

今日も暗いうちの起床です。5:00少し前です。夏は3:30頃には明るくなっていた筈です。工房作業をしている間に明るくなります。

今年の冬至は12月22日のようです。よく解かりませんが、その頃の日の出は7:00頃になるようです。その頃に比べると、まだまだ早い時刻の日の出ということになります。

やや暖かい日です。早朝、友人がお出でになります。『マイタケ(舞茸)を見に来ました。』の次第です。彼もまた成長の具合を気にしているのです。1日2日も見なければヤキモキするようです。

肝心のマイタケは様子が少し変です。昨日まで黒っぽくカリッとしていましたが、今朝は茶色っぽくなり生気が衰えているようです。少し不安です。

おそらく、雨と暖かさによるもののようです。この一喜一憂が、育てる楽しさの所以(ゆえん)のようでもあります。


他方、ヒラタケは顕著です。まだ出始めですが、昨日50円玉大だったものが大福餅(だいふくもち)大に変化しています。

専門家からは『ヒラタケは大きくなるものです。巨大になってから収穫すべきです。』とのーチをいただいています。しかし、誘惑には勝てず、早速(さっそく)朝の味噌汁に入れます。

お出でになっていた友人にも味見を願います。彼も今年初めてのヒラタケです。やはり、ニコリとします。初物は笑っていただく、という昔からの習わし通りです。

やがてワンサカ出る頃には囲炉裏(いろり)での料理です。簡単なレシピです。ジャガイモ、ベーコン、白身の魚とともに蒸し焼きにするだけです。味はバターと塩です。3週間ほど後になりそうです。


今日の午後に来客の予定があります。福井県のH氏です。つい先般、世界最古の漆器が発見された地区の漆問屋の方です。これまで漆塗りのコーチをいただいてきています。最近手がけた作品を見ていただき、評価してもらうつもりです。

殆(ほとん)どは拭漆(ふきうるし)の作品です。青森ヒバ下駄(げた)、紅檀の箸(はし)、ヒノキの2段重ねの弁当箱、姫椿(サザンカ)のスプーン、槐(エンジュ)の文鎮(ペーパーウェイト)等です。特に文鎮の数個には「螺鈿(らでん)」を施しています。おそらく、また笑われることになりそうですが・・・。



2011/10/15(土) 09:10

「秋事情」・・・ヒラタケ

外が明るくなるのは5:30頃です。沐浴の前に明けたばかりの庭を徘徊します。

微(かす)かながらも、庭の表情が毎日変化しているのに気づきます。今朝も驚かされます。

ヒラタケが突然出ています。今春植えたものではなく、昨年の春に植菌したホダ木です。因みに、昨年この状態になったのは11月3日です。

2年目を迎えたことから早いのか、自然環境の所為(せい)かよく解からないところです。今春植えた木にはまだ気配が無いことから、やはり時間を経たことによるものらしいです。



「工房事情」・・・再び

毎朝5:00前起きの生活です。朝一番に工房に入ります。精神的バランスのコントロールと肉体的ウォーミングアップに良いのです。朝の僅かの時間ですが、夢中になる一瞬です。

今日のような日には薪(まき)ストーブを炊きます。やはり集中力が高まります。快適な時間です。

今日は「ペーパーウェイト」に手をかけます。これまで「糊漆(のりうるし)の乾わきを待っていました。しかし、完全に乾わくのを待つ根性は持ち合わせていないところです。

貝に被せたマスキング液を取り除き、食(は)み出ている漆を削り取ります。今回のテーマは、貝と生地の隙間を如何に自然なものにするか、です。360番と400番のサンダーを使いました。

この作業は前の段階でもやっています。今回が2回目です。やはり、大分落ち着いてきているようです。


その段階で拭漆(ふきうるし)を続けたくなります。沐浴の前に漆を使いたいことから、一気に作業を続けます。

塗っては削り、塗っては削る作業の繰り返しです。作業手順を工夫することでもっと効率的になるのかも知れませんが、ま、これがまた楽しみでもあります。

小さい作品ですが、下手は下手なりに手だけはかけるつもりでいます。
2011/10/14(金) 18:15

青空ながらもやや寒い日中です。藤原敏行の、『秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる』には反するものの、奥州最北端の秋は目に見えてきています。

裏山の漆(うるし)は綺麗な赤に紅葉しています。尤も、この藤原敏行の歌は立秋を詠んだようです。その立秋は、夏のねぶた祭りの終わる頃です。今は10月です。比較すること自体がナンセンスのようです。

庭で色づいているのは「ナツハゼ(夏櫨)」です。とはいうものの、まだ実をつけていないことから、或いは違う名前の木なのかも知れません。自信の無いところです。20年以上も昔、津軽の田園からいただいた思い出の木です。

大き目の漬物樽(つけものだる)を鉢にしています。鉢としては一般的でないようですが、結構、調和がとれているようです。


このところ執拗(しつよう)にご紹介している「マイタケ(舞茸)」は、心なしかの範囲ですが、今朝も一回り大きくなっているようです。収穫祭の日取りに悩むところです。基本的には大きくなってからの収穫です。

お出でになる専門家の皆さんは、『まだまだ大きくなりますよ。』と満を持す姿勢です。勿論、大きくなってからの収穫です。今週か来週の日曜日あたりが収穫祭になります。難しい日取りです。

他方、K社長主催の田んぼの稲刈りは今日の筈です。心配された天候でしたが晴天に恵まれました。噂(うわさ)ではご近所の出来を遥かに凌(しの)いでいるそうです。田んぼづくりに関係する諸氏の日ごろの心がけと手当ての作用と考えることにします。



2011/10/11(火) 21:02

「工房事情」・・・68点?

午前中は晴れていましたが昼過ぎから降り出します。やはり秋の空です。今日は体育の日です。10月10日というよりも10月第2月曜日です。

昔は10月10日でしたが、いつの間にか月曜日に変わったようです。第2月曜日が10月10日になるのは珍しいことのようです。

日課の作品づくりは勿論ですが、冬を前に、この休日にしておきたいことがたくさんあります。研究課題の作品づくり、勝手口の戸の修理、草刈等です。夢や憧れと、当面する現実が混在しています。

しかし、夢や憧(あこが)れは従(じゅう)にせざるを得ない時もあります。お出でになる友人の多くが、冗談半分に皮肉めいたことを言います。『木工作品よりも玄関の戸車を早く直してください。』、『ガスボンベの前の草を刈ってください。』、『勝手口の開き戸が壊れていますよ。』等々です。

結局、今日はそれらの類(たぐい)の解決です。なかんずく、開き戸の修復が主題です。当初は作り直すつもりでした。しかし、少し手をかけるだけで何とかなりそうでした。大工さんがつくったものです。流石に優秀です。

実は、戸が壊れた原因は蝶番(ちょうつがい)の不具合です。回転軸が錆びついています。完全なハンギング状態です。無理に戸を開こうとしたとき、戸全体に負荷がかかり、狂ったようです。

板で簡単な補強をします。問題は蝶番の取り付けです。最も不得意とする分野です。何回もの失敗がこの作業を不得意なものと決め付けているようです。しかし、いつものように、結果的には何とかなります。ま、自己採点では68点あたりのようです。

使ったツールは金槌(かなづち)、鋸(のこぎり)、インパクトドライバー、プラスビット、下穴開けビット、鑿(のみ)、矩尺(かねじゃく)等です。従とはいえ、やはり木工作業には違いは無かったようです。


このところ続けてきた「文鎮(ぶんちん)づくり」に今日も手を掛けます。木地と貝の隙間の手当てです。昨日に続いて今日も穴埋めです。よく解かりませんが、この工程は「目地調整」の部類に入るようです。

埋め材は「砥の粉(とのこ)」と若干の漆を捏(こ)ね合わせたものです。硬くしたいことから漆を少なめにします。尤も、窪みの大きさは太い針ほどです。しかし、この程度であっても不満足な結果に繋がりそうなのです。



「園芸事情」・・・落花生・丹波の黒豆・梓

「落花生(らっかせい)」を調理することにします。昨日、T氏の庭から抜いたサンプルです。初めての経験です。

さまざまなレシピがあるようです。茹(ゆ)でる、炒(いた)める、揚(あ)げる等です。当初考えたのは炒める方法です。しかし、結局は茹でることになります。

実は、炒める方法は、熱の伝わり方が一様になり難いのだそうです。更に、『採り立ての今だけのレシピは茹でる方法です。』、という、T氏の助言があります。

まず、茎から莢(さや)を離してよく洗います。数個の莢を揉(も)むように洗います。4~5回水を取り替えると綺麗になります。

それを、水を入れた鍋に入れてストーブにかけます。塩加減は海水よりも濃い程度です。落し蓋(おとしぶた)をして40分ほど沸騰させました。その後、火からおろして、若干分、湯の余熱を吸収させるだけです。

殻(莢)を割ると白い豆です。見馴れている薄皮(うすかわ)は赤茶色ですが、真っ白です。ちょうど良い塩加減です。不思議食感です。味はユリ根に似ています。食べ方はエダマメに似ています。


話は飛びますが、昨日いただいた「丹波の黒豆」はやはり美味でした。エダマメとトウモロコシは採った直後に茹でます。採ってから時間を置くと味が落ちるからです。特にエダマメは、湯が煮立ってから採るのだそうです。

しかし、送られてきたものは収穫から結構な時間が経っている筈です。それでも甘みが顕著です。これまで経験しない美味しさです。語るだけのことはありそうです。


午後、「キササゲ」が届きます。生薬として煎じ薬になります。文献ではその果実を使うようですが、枝を使っています。漢方処方としては頭痛や眩暈(めまい)、眼の充血の手当てを目的としているようです。地元では利尿効果として伝えられています。

話は飛びますが、「キササゲ」の別名は「アズサ(梓)」と聞いています。昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が使った弓が、この木で作られていたそうです。漆を塗った「梓弓(あずさゆみ)」です。

また、薬草好きの徳川家康は彼の関係する神社や仏閣、植物園等に、好んでキササゲを植えたとされています。上野東照宮拝殿横には樹齢300年といわれる老木があるそうです。

いただいたキササゲは剪定(せんてい)で出たものです。洗った後、笊(ざる)に入れて廊下に吊るします。時間をかけての陰干しです。


2011/10/10(月) 16:53

「越冬事情」・・・メカニズム

早朝から終日の青空です。今日は日曜日です。山積する課題に優先順位をつけます。まず一番に煙突掃除です。工房内の薪(まき)ストーブです。

このところ、煙突の繋(つな)ぎ目から煙が洩(も)れていたのです。さらに、吸い込みに勢いがなくなっています。梯子(はしご)を屋根にかけることから始まります。少し気合が必要です。

この煙突掃除は年に3~4回です。慣れている作業です。しかし、いつも出会うトラブルがあります。煙突を解体するとき、毎回「曲がり」が壊れることです。この「曲がり」は2つの部材を組み合わせています。

素材は丈夫なステンレスです。しかし、その繋ぎが非常に華奢(きゃしゃ)な仕掛けです。もう少し頑丈につくって欲しいところです。生活用品の中にこの種のものがいくつかあります。雪ベラ、スノーダンプ、ホーキ等です。頑丈につくることは簡単な筈です。少し不思議です。

下世話に想像を廻らしてみます。仮に、メーカー自身が頑丈な製品をつくるとなると売れなくなるようです。壊れ易いからこそ需要が増えて供給も高まるメカニズムがあることに気づきます。

結局、自力で繋ぎ合わせることになります。2つの部材が重なるノリ部分に穴を開け、針金で縫(ぬ)う方法です。使うツールはインパクトドライバーに金属用のビットだけです。少しの意欲で簡単に解決できるものです。




「裏山事情」・・・味シメジ

今日は日曜日です。朝から入れ替わり友人がお出でになります。その一人が『行ってみましょう。』と誘います。裏山です。狙(ねら)いはキノコですが、足腰の鍛錬に気遣ってもいるのです。有難いことです。

車でほんの6~7分の場所です。先客が採った後でもポツリポツリあるものです。サモダシ、イクジ、ハツタケ、マツキノコ等が若干です。食べるだけであれば十分な量です。佃煮(つくだに)を考えています。

その他に、「本しめじ」です。大発見というべきものです。小さい株ですが山道の斜面にあるのをワイフが見つけます。昔から『匂いマツタケ、味シメジ』といわれるほど優秀な菌とされています。


友人に聞くと『これを佃煮にするのは勿体無い(もったいない)。』と言います。白身(しろみ)の魚のスリミを入れての吸い物が良さそうです。

キノコもそうですが、山菜は詳しい方と歩いてはじめて理解する世界のようです。図鑑をいくら見ても実際には役に立たないことが多いのです。

今日は専門家のT氏がコーチです。見慣れないキノコに出会うとすぐに鑑定していただきます。良い勉強になります。

今頃の山はカラカラとした落ち葉で覆われています。ほぼ1週間ぶりの山に、待つことのない時の移ろいが映っています。

2011/10/09(日) 20:27