今日も雪とともに結構な寒さです。早朝、タイヤショベルの出動です。その時は、やや粘りのある雪でしたが、時刻が進むにつれてバリバリになります。明け方よりも日中の方が、寒いようでした。

今日は日曜日です。仕事が休みの友人がショベルを借りに来ます。大型特殊免許を持ち、腕前は筆者よりも遥かに優れています。『ついでにあちらこちらをやってきます。』、と出かけます。勿論ボランティアです。頼もしい限りです。

午後の一時(いっとき)工房に入ります。幼児用の玩具(おもちゃ)づくりの再開です。プレゼント用です。しかし、今日一日では完成できないことから、ほんのイントロダクション(introduction)になります。


久しぶりの工房です。まず、工作機器の確認です。実は、今回は正確な角度にしたいところです。丸鋸(まるのこ)と手押しカンナ(鉋)の角度を確認します。以前調整したのは数か月前です。やはり大分狂っています。

この直角化を「矩出し(かねだし)」というようです。アバウトな作品づくりには神経質にならないものの、今回は丁寧な加工にしたいところです。歯の角度は2方向からの直角が要求されます。

これには簡単な定規(じょうぎ)を使います。一旦調整した後、材料の両端を切り取ってみます。その切り口に曲尺(かねじゃく)をあてて再度確認します。完璧ではないものの、何とか妥協の範囲のようです。

次に、板面の直角化です。これには手押しカンナを使います。材料は1寸5分角の3尺ものです。3尺とはいうものの、実際には1mほどの長さです。この長さでは微妙な撓(たわ)みがあるものです。その平面化からです。


まず、凹面の1面に歯を当てます。次に、平面化された面を垂直の定規にあて、隣り合う面に歯をあてます。この作業で、歯のあたった2面のなす角が直角になるストーリーです。簡単な作業ですが結構な時間を要します。これは、歯をほんの少しだけ出しているからです。都合、100回以上は歯にあてることになります。

次の工程は、直角をなす2面を下にしてプレナーにかけることです。プレナーの歯を一定の高さにすることで他の3つの角度が直角化する筈です。しかし、この作業は次回にします。

実は、今日の作業には立ち姿勢を余儀なくさせられます。快い薪(まき)ストーブに勇気づけられるものの、だらしのない腰が自己主張し出すのです。いつものことです。

外は、既に暗く、ツンツンとしたガラスのように凍(い)てついています。しかし、あと数日後が夏至に向かう折り返し点のようです。「春になったら」、「夏になったら」、と今から夢が膨らんできます。

2011/12/18(日) 16:54

まだ積もらない、と思っていたものの、見事に降ります。早朝、外に出ると20cmほどです。この高さは除雪作業の対象になります。迷うことなくタイヤショベルを出動させます。

しかし、少しフットワークが鈍いです。実は、車体本体の手入れはしていましたが、バケットが未だでした。手当としては、単に滑(すべ)りを復活させるだけです。これは雪とバケットの鉄部の摩擦を小さくすることです。

一般的にはスプレーペンキのようです。しかし、経験では、昔ながらの蝋(ろう)には敵(かな)わないようです。蝋塗りには気温の高い夏が理想です。鉄部と蝋が溶け合って微妙な膜をつくるからです。

しかし、毎年、雪になって、滑りの良くないバケットに当面します。学習能力に欠けること頻(しき)りです。言い訳の弁は、突然の積雪の所為(せい)ということになります。


噂では、この寒気の峠は今晩のようです。しかし、昼前もモソモソと降ります。根雪(ねゆき)にならないことを祈ります。根雪というのは、降った雪が春まで溶けない雪です。

実は、「雪囲い」作業が途中で止まっています。このまま2mもの雪に埋まると大変です。幹や枝は意外に脆(もろ)く、折れ易いものです。気にかかること頻(しき)りです。

今日の土曜日は遠方からの来客があります。エントツ掃除はじめ、滞っている課題は明日の挑戦になります。夕刻になって明るい空になります。何とかなりそうです。



2011/12/17(土) 17:20
降っては融け、降っては融けて、が続いていました。しかし、そろそろ本格的になったようです。今日の当地の日中はマイナス3°です。今日は九州福岡にも降ったようです。然もありなん、です。

奥州最北端のことから寒さには鍛えられてきたつもりですが、このところの冷え込みは、どうしても筋肉に作用しているようです。実は、3日前、「肉離れ」をおこします。ボンと音がして筋肉が切れます。丁度、野球のバットで叩かれる感じです。瞬間的に後方を振り返ります。しかし、周囲には誰も居なく自分一人です。

この原因は寒さによる筋肉の収縮のようです。然程(さほど)の力は加わってはいないのに断裂するのです。デリケートな世界です。そして「またか」の思いです。

実は、30年ほど前にも経験しています。凧揚げ(たこあげ)の最中です。動けなくなります。車まで片足とびをして病院に行きます。「肉離れ」は地面に足をつくことは何とかなりますが、あげることができなくなります。ブレーキペダル操作が大変です。

そのときの先生の見立ては、『使わないのが一番です。早く治したいのであれば腰から下をギブスで固めることです。』です。慌てて反対します。すると、『それが厭であればそのまま時間の経過を待つことです。』とのことでした。


結局、今回も構わずにおくことにします。今日で3日目です。1日目のダメージを100%とすると、昨日は75%ほどです。そして今日は25%です。今は杖(つえ)無しでもなんとかなっています。年甲斐もなく回復力旺盛のようです。

話は飛びますが、使っている杖は自作です。槐(えんじゅ)の枝を鍛えて拭漆(ふきうるし)で仕上げています。本来は腰の不具合のカバーのためでしたが、実際にはまだ使っていませんでした。今回、その杖が大活躍です。困ったものか歓迎すべきか混乱する有様です。

「肉離れ」の一般的な治療方法は患部を温めるのではなく冷やすことだそうです。しかし、温泉に浸かってのストレッチも捨て難いようです。これもまた相反する世界に思われます。

話は飛びますが、骨折の際には徹底的に冷やすのだそうです。そして、ある段階で温めるのだそうです。いつまでも冷やすと、治癒後、局部にザワザワとした不快感がつきまとうのだそうです。

そのことが、冷やべきか、または、温めるべきかの判断を迷わせることになっています。いずれにしても、多少の気を使ってやることで満足することが不思議です。そのことが回復を早めてもいそうです。

ノ、ノ、ノと雪が降っています。




2011/12/16(金) 18:20

今朝も銀世界です。少し億劫(おっくう)です。実は、今日は屋根の修復を予定しています。

地元の浴場の屋根です。地元のご年配の皆さんが毎日重宝している、知る人ぞ知る小さい秘湯です。しかし、老朽化が進んでいます。

実は、先日の強風でトタンの一部が剥(は)がれたのです。その手当です。屋根一面を丈夫なシートで覆うことにします。

実は、2年前にも修復しています。その時には、『次回は夏にしましょう。』と提案したのですが、やはり今年も風雪の中の作業になります。屋根での作業です。ツルンツルンです。しかし、予報では、今日の最高気温は4℃です。何とかなりそうです。断行です。

スタッフは3人です。まず、雪おろしです。屋根の上での作業はZ氏です。流石に専門家です。運動神経もさることながら、安全を見極めながらの作業は見事です。残りの2人は梯子(はしご)に乗ってのフォローです。風雪の中での作業ですが2時間弱で完了です。


この秘湯は、友人のT氏が個人的にその管理をしています。いわばボランティア活動です。一時は閉鎖も考えたそうですが、やはり、捨てがたいのです。

来年の夏は根本的に見直したいところです。優秀なスタッフ数名で何とかなる筈なのです。特にご年配の皆さんには、青森ヒバの馥郁(ふくいく)とした香りを聞きながらピュアーな温泉に浸かっていただきたいのです。

明日は12月12日です。「山の神の日」です。これまでは全く解らない世界でした。つい数年前、達人のI氏からそのお話を聞きました。

「山の神の日」は、農業、林業、そして鉱業等、それぞれの生業(なりわい)によって受け止め方が異なるようです。総じて「豊穣(ほうじょう)の神」に関係がありそうです。

東北・北海道地方では、12月12日(一部で1月12日)には山林での作業を一切行わない慣習が残っているそうです。それが工房作業にも反映されているのだそうです。

知らない時は兎も角、一旦そのことを聞いた以上は気になります。数年前から真似事のようなことをしています。しかし、12日の明日は終日不在です。前日の今日を「山の神の日」にします。神様も大目にみてくれそうでもあります。

三方にお供え物をして明かりを灯(とも)します。三方は、数年前、このために作ったものです。青森ヒバの「折木(おりき)」に朱漆をかけています。未熟な作品ですが愛用しているものです。

お供えものは、神酒(みき)、昆布、スルメ、稲穂、塩、サツマイモ、果物等と家にあるものばかりです。稲穂とサツマイモは庭で育てました。稲はバケツで、サツマイモは小さい鉢で育てました。立派な生(な)りではないものの、なんとなくママゴトのようで楽しいです。

しかし、心は神妙にして、これまでの無事故を感謝します。さっそく、正月の創作活動が待っています。これからのご加護をも合わせてお祈りします。電動工具の鋭利な刃物は、一瞬で取り返しのつかない事態を招きます。神妙にならざるを得ないのです。

降ったり止んだりの雪です。いよいよ冬です。

2011/12/11(日) 15:39

朝は流石に寒いです。庭樹のあちらこちらは薄(うっす)らとした雪で化粧されています。蹲(つくばい)には氷が張っています。

落葉樹の葉は殆ど落ちています。数週間前とは様子が違っています。愈々の冬の様相です。葉を落としたことで、これまで隠れていた様々なものが浮かび上がってきます。そのひとつが「蜂の巣」です。

実は、夏の庭には結構な種類と数の蜂が行きかっています。軒先には昔から数百か所の孔があいています。軒下には6~7個の巣です。他に、生垣の中等です。亀蜂や足長蜂です。いずれも住人には悪戯(いたずら)をしないことからどちらも無視し合っています。

しかし、「スズメ蜂」の巣には気づきませんでした。いつも歩いている通路の手の届く場所の袖垣につくっていたのです。葉が落ちてからの発見です。驚きます。

何十年もお付き合いしているものの、蜂の生態がよく解らないでいます。巣をつくった蜂が、その巣で越冬するのか、或いは、山等の別の場所に引っ越しするか、です。奥州最北端の今では蜂の飛び交いは全くなく、巣は空のようです。

しかし、一説には、女王蜂だけは巣で越冬し春にはその巣で新しい蜂が生まれる、というものもあります。何れにしても、小春日和に取り除いたほうが良さそうです。


「雪囲い(ゆきがこい)」が未だでした。そろそろ限界のようです。今日は終日の庭仕事になりました。「雪囲い(ゆきがこい)」というのは、雪の重量から樹の幹や枝を保護する覆(おお)いのようなものです。

何十年も自力で熟している、本格的な冬になる前の作業です。しかし、毎年、出来塩梅が違っています。昔は丁寧に、そして見栄えのするようにつくっていました。結構な時間を要していました。

しかし、近年は、如何に合理的に、そして単純につくるかをテーマにしています。見てくれは二の次です。しかし、この合理的で単純なつくりが、結果的に美しい結果につながることが多いようです。

今日はフレームだけにします。まず、4mほどの丸木3本をまとめ、上部を縄で縛ります。それを捩(ね)じりながら、樹を中心にして三脚を立てます。乾燥したヒバとはいうものの、結構な重量です。

次に、その三脚に数本の丸木を凭(も)れかけてやるだけです。長い丸木を御するには結構な筋力を要します。しかし、それ以上に、重心、支点、力点等のバランスの見極めが最優先されます。

とはいうものの、70~80本ほどの丸木です。筋力トレーニングは避けられないところです。肩から背筋が自己主張します。

6時間ほどでフレームの完成です。今日はここまでです。次回は萱(かや)掛けです。この作業は、今日のフレームづくりの25%以下の仕事量です。いつでも可能な作業です。暫くは、冬将軍の出方を窺うつもりでいます。


庭の一隅にヒラタケのホダ木があります。その一か所に、数本のヒラタケが見えています。今春に植菌したものです。本来は11月の初旬に出る筈のものでした。


やはり、今年のキノコはサモダシ、ナメコ、シメジそしてマツタケ等、すべて不作でした。落胆すること頻(しき)りです。しかし、その分、来年への期待が膨らんできます。あと8ヶ月を正座しながら待機することになります。

2011/12/10(土) 15:37

荒れた一夜です。今にも雪になんなんとする冷たい雨です。しかし、久しぶりのお休みです。こまごました課題を朝から楽しみます。

まず、展示会場にお邪魔します。これは当地を含んだ3地区の長寿会の作品展です。先般、お問い合わせをしたところ、『是非どうぞ。』の歓迎を受けます。この長寿の定義は60歳以上のようです。筆者もとうにその資格を持っているようです。地元活性の一翼の分担のために参加することにします。

作品は拙(つたな)いものの、恥を忍んで参加することにします。これまで作ってきたものの一部ですが、20点ほどになります。しかし、不謹慎にも、実際に展示会場を見るのは初めてです。少しドキドキしながらお邪魔します。そのドキドキの原因は、皆さんと自分の作品の出来のバランスの問題です。

立派なギャラリーです。いずれも見事な作品ばかりです。しかも、長時間の手間暇をかけたものばかりです。たじろぐこと頻(しき)りです。

全体的にはパッチワーク的なものが多いです。他に、書、絵画、陶芸等です。皆さんの趣味の様子が伝わってきます。


木工コーナーで驚いたのは青森ヒバの彫刻です。おそらく「宝珠(ほうじゅ・ほうしゅ)」のようです。クラクラするほどの出来です。技もそうですが、つい、恐ろしく鋭利な鑿(のみ)が想像されます。

そして何よりもその根気に敬服します。居合わせた会長さんに、作者についてお伺いします。『85歳の方です。若いころ大工さんだったそうです。』とのことです。やはり専門家の作品でした。

因(ちな)みに、「宝珠」というのは「龍王」の頭部から出た玉です。いかなる願いをも適(かな)えるといわれる玉です。いわば縁起物(えんぎもの)です。つい、弟子入りしたくなります。今後の作品づくりに思いが馳(は)せるのです。


他方、工房KUROOBIの作品で人気を博しているのは、漆で仕上げた桶(おけ)の類(たぐい)です。この作品も、半年以上を費やしたことを思い出します。自宅ではナッツ等のツマミ入れや一升瓶の「袴(はかま)」として使っています。

来場の皆さんへのお土産(みやげ)に「ヒバの匂い袋」を準備しました。当初、その量が想像できないことから500袋ほどをつくります。しかし、これにまた人気があります。開催期間はあと1週間ほどです。もう少しは補充の必要がありそうです。助手に活躍していただくことになります。



その「匂い袋」の入れ物も桶です。今日はその手直しもします。実は、把っ手(とって)を麻縄(あさなわ)にしています。その両端は大雑把に結んでいるだけです。それを「サツマ編み」にします。

友人のT氏やZ氏も参加しての手直しになります。その最中、たくさんの方々がお出でになります。顔見知りは少なく、はじめてお会いする方が多いです。その殆どとお話しします。世界が広くなったことを感じます。

惜しむらくは、作品の殆(ほとん)どがガラスケースに収納されていることです。実は、幼児のために数点の玩具(おもちゃ)も出品しています。子供たちが遊べないことが残念です。


PCが漸(ようや)く復活の兆(きざ)しを見せます。休みがちだった日記もまた復活しそうです。N氏のおかげです。

2011/12/04(日) 14:27