
朝は流石に寒いです。庭樹のあちらこちらは薄(うっす)らとした雪で化粧されています。蹲(つくばい)には氷が張っています。
落葉樹の葉は殆ど落ちています。数週間前とは様子が違っています。愈々の冬の様相です。葉を落としたことで、これまで隠れていた様々なものが浮かび上がってきます。そのひとつが「蜂の巣」です。
実は、夏の庭には結構な種類と数の蜂が行きかっています。軒先には昔から数百か所の孔があいています。軒下には6~7個の巣です。他に、生垣の中等です。亀蜂や足長蜂です。いずれも住人には悪戯(いたずら)をしないことからどちらも無視し合っています。
しかし、「スズメ蜂」の巣には気づきませんでした。いつも歩いている通路の手の届く場所の袖垣につくっていたのです。葉が落ちてからの発見です。驚きます。
何十年もお付き合いしているものの、蜂の生態がよく解らないでいます。巣をつくった蜂が、その巣で越冬するのか、或いは、山等の別の場所に引っ越しするか、です。奥州最北端の今では蜂の飛び交いは全くなく、巣は空のようです。
しかし、一説には、女王蜂だけは巣で越冬し春にはその巣で新しい蜂が生まれる、というものもあります。何れにしても、小春日和に取り除いたほうが良さそうです。

「雪囲い(ゆきがこい)」が未だでした。そろそろ限界のようです。今日は終日の庭仕事になりました。「雪囲い(ゆきがこい)」というのは、雪の重量から樹の幹や枝を保護する覆(おお)いのようなものです。
何十年も自力で熟している、本格的な冬になる前の作業です。しかし、毎年、出来塩梅が違っています。昔は丁寧に、そして見栄えのするようにつくっていました。結構な時間を要していました。
しかし、近年は、如何に合理的に、そして単純につくるかをテーマにしています。見てくれは二の次です。しかし、この合理的で単純なつくりが、結果的に美しい結果につながることが多いようです。
今日はフレームだけにします。まず、4mほどの丸木3本をまとめ、上部を縄で縛ります。それを捩(ね)じりながら、樹を中心にして三脚を立てます。乾燥したヒバとはいうものの、結構な重量です。
次に、その三脚に数本の丸木を凭(も)れかけてやるだけです。長い丸木を御するには結構な筋力を要します。しかし、それ以上に、重心、支点、力点等のバランスの見極めが最優先されます。
とはいうものの、70~80本ほどの丸木です。筋力トレーニングは避けられないところです。肩から背筋が自己主張します。
6時間ほどでフレームの完成です。今日はここまでです。次回は萱(かや)掛けです。この作業は、今日のフレームづくりの25%以下の仕事量です。いつでも可能な作業です。暫くは、冬将軍の出方を窺うつもりでいます。
庭の一隅にヒラタケのホダ木があります。その一か所に、数本のヒラタケが見えています。今春に植菌したものです。本来は11月の初旬に出る筈のものでした。
やはり、今年のキノコはサモダシ、ナメコ、シメジそしてマツタケ等、すべて不作でした。落胆すること頻(しき)りです。しかし、その分、来年への期待が膨らんできます。あと8ヶ月を正座しながら待機することになります。