予報では、今日の最高気温は33℃です。しかし、実際には34.7℃だそうです。ほぼ35℃です。今夏最高気温です。

しかし、日中の工房では然程にも感じませんでした。実は、今日の作業は、プレナー(自動鉋)による「鉋(かんな)がけ」です。

文字通り、材を送るだけの作業です。呼吸を止めて、気合いを入れる必要が無いことから、然程(さほど)の汗は出なかったようです。

簡単な工程とはいうものの、多少の観察力は要します。「逆目(さかめ)」にならないように、「木の目」を観察します。鉋掛けた後の面がボソボソと逆立ち、醜い状態であれば「逆目」です。


尤も、その時点で「逆目」であれば、2回目から、材自体の侵入方向を逆にするだけで正解を得られます。

今回は、殆ど正解だったようです。しかし、「青森ヒバ」は、材の途中で、目の方向が逆になっていることがあります。このときは、ある程度で妥協せざるを得ないことになります。

鉋がけは、最初にかける一面に時間を要します。製材所の「大鋸」で挽(ひ)いたものは、寸法に微かな差があります。我が工房では、それを、4~5回、同じ面にかけて厚さを揃えています。

その後、向かい合う面に鉋をかけます。ほんの2~3回で、「大鋸」の刃跡は消えます。

今回の「椅子づくり」に準備した材は、3尺もの120~130片です。やはり、それらへの鉋がけには結構な時間を要します。結局、今日は、椅子のフレーム部分だけになります。残りの1/3は明日の楽しみに残します。


プレナーによる鉋がけには、それぞれの材の「分(ぶ)」を一定化させる役割があります。

完成までの道のりはまだまだ続きますが、ピタリと揃った材は、ゴール地点の「椅子」の姿を思わせてくれます。

途中、集塵機の吸い込みが力を失います。調べると集塵機の袋が一杯になっています。それも、上下です。吸い込みが悪くなるのは当然のことであったのです。

しかし、少し意外です。実は、作業前に空にしたばかりだったのです。大きい袋が3つもあります。


2013/08/15(木) 17:56

暑いです。実際の気温は解かりませんが、体感気温は、今日も、今夏、最高のようです。

2~3日前から「椅子」をつくろうとしています。この気候での作業は、涼しい庭で行うのが適当です。しかし、「手押し鉋(かんな)」や「プレナー(自動鉋)」を庭に出すには、結構な気力を要します。

結局、室内作業になります。その結果、この暑さに耐えることの出来たのは、朝の2時間ほどだけです。それも、休み休みです。衰えたものです。

今日は「矩だし」の続きです。「手押し鉋」を使います。しかし、このツールは最近使いだしたものです。とても、使い方をマスターしている、というレベルのものではないです。

とはいうものの、テーブルの段差を微小にして、数回くり返すことにします。1回ごとに、侵入方向を入れ替えます。段差を大きくし、同一方向で繰り返すと、材の一方の先端が、他方に比べて薄くなり過ぎる傾向があるのです。しかし、これができるのは1面だけです。


「手押し鉋」は、加工材を、テーブル上をスライドさせ、回転する刃を通過させます。

そのスライドの際、摩擦が大きければ力を要します。一般的に、刃物に対して力を使うことが怪我につながる、と言われています。

そのため、シリコンスプレーを使います。摩擦を小さくする潤滑油のようです。サッとひと吹きすることで、殆ど抵抗を感じさせない利器です。このスプレーの存在を知ったのは、つい2年ほど前です。世の中の広さを知った瞬間でした。

2面に「手押し鉋」をかけます。その2面が基準面になります。プレナーに通す際には、その基準面を底面にします。それを識別するために、木口(こぐち)に印を付けておきます。それも両木口に、です。

プレナーでの鉋がけは、次から次に、遅滞なく進みます。いちいち、どの面を削ったら良いかを考えなくて済むためです。


工房に、たくさんの来客があります。その中には、1ヶ月ほど前からも滞在している客も居ます。

名前はよく解りませんが、どうやら「カラスウリ」のようです。サクリの隙間から侵入し、天井(てんじょう)を這(は)っています。

入るものは拒まず、です。花はまだです。夜に開花する、と聞いたことがあります。見届けてやるつもりです。

2013/08/14(水) 18:16

盆の13日です。墓参は一昨日の早朝に済ませています。暑さと混雑を避けるためです。実は、幼児が一緒だったのです。

今日は、昨日よりも2℃以上も低いのだそうです。もっと暑いと思ったのですが、少し、意外です。今日の工房作業は、早朝と夕刻を心がけます。

それでも滝のような汗が出ます。胸や背は兎も角、額の汗は厄介です。目に入ってしまうのです。いつも冷たいタオルで顔を拭きます。いつも、湯上り状態の顔です。

昨日から「椅子づくり」に入っています。少しですが、今日も手をかけます。まず、材の「木口切り」です。これは、鉋(かんな)等の刃物にあてる前にすべき第一段階と聞いています。

板状の木の面にはそれぞれ名称があるようです。木表、木裏、木端、そして、木の目に直角な面の木口(こぐち)です。

この木口を削除することで、木口に含んでいるかも知れない小石等を削除することができます。刃物を保護することになります。


そして、木口を削除することで、「割れ」やさまざまな事情を、1本、1本確認する、という意味もありそうです。

とはいうものの、我が工房ではこの「木口切り」を、やるときとやらないことがあります。今回は、できるだけ基本手順に従ってみることにします。

ま、今回も稽古のつもりなのです。休み休み、顔を拭き拭きで1時間ほど要します。

次は、「矩(かね)だし」です。「手押し鉋(かんな)」を使います。「矩(かね)」には「直角」の意味があるようです。「矩だし」は、材のコーナーの直角化という意味のようです。

話は飛びますが、「矩」は、地球、太陽、惑星の位置に関わる、天文学の言葉のようです。昔からの言葉です。大ロマンを思ってしまいます。

この「矩だし」は、単にコーナーの直角化の他に、木表面、木裏面、木端面ぞれぞれの湾曲の矯正(きょうせい)のためでもあります。実際には、隣り合う2面の平面化と、それらがなす角の直角化だけで終えるようです。

その後、その2面を基準面にしてプレナーをかけ、4隅の直角化と全面の平面化を導くことになるようです。とはいうものの、我が工房でこの「矩だし」をし始めたのは最近です。


また、今でもスキップすることの多い工程です。実は、木工作業で、怪我につながることの多いのが「矩だし」の工程といわれています。使うのが、やや億劫(おっくう)だったのです。

しかし、今回は、「木口切り」とともに、この「矩だし」も踏むことにしました。尤も、今日は、途中で妥協します。

実は、この作業には立ち姿勢が要求されます。腰が自己主張するのです。ま、急ぐ課題ではなし、次回の楽しみに残します。


夕刻のニュースで「2日続く真夏日。」とあります。やはり、予報は、今日も正しくなかったようです。ま、ほんの2~3℃です。目くじらをたてるものではない類です。

2013/08/13(火) 18:12

昼前、外に出たときの気温は31℃です。この気温に驚きます。しかし、然程の暑さは感じないようです。おそらく、数日続く暑さに、体が適応しつつあるのかも知れません。


工房では、次の課題の準備です。性懲りもなく、「椅子」です。椅子づくりには、昔から、いくつかの基本的な原則があるようです。

最優先課題は頑丈さです。これは、実際に、1年ほども使ってみて、自分で確認しなければならないものです。

次に、デザインです。使う人と環境に応じたデザインにしたいところです。椅子が発する雰囲気に魅力か゜あり、その椅子が存在するだけで満たされ、そしてチラリと見るだけで喜びを感じるデザインにしたいところです。

一般的に、「椅子づくり」には、洗練されたセンスとともに、多くの試行錯誤が伴うもののようです。そして、多少なりとも木工に関わる者の誰もが、「作りたい」と思う課題のようです。

素人には、難度的に高く、どんなにチャレンジしても満足の得られない、克服の難しい課題でもありそうです。


その意味では、素人(しろうと)が挑戦するには痴(おこ)がましいようです。

しかし、試行錯誤の繰り返し無しには、上達は得られなくもあります。今回も、恥を忍びながらの挑戦となります。

「青森ヒバ」の椅子です。先般、製材所から材を搬入しています。概ね3種類です。①45mm×30mm40本、②40mm×25mm40本、③45mm×15mm48本です。

長さは3尺ものです。3尺は約900mmですが、実際には、950~970mmあります。

今朝、それらの材料で、何脚つくれるかを計算してみます。暗算だけでは心もとなく、紙に書いてみます。効率的な「木取り」を考えて、最大20脚のようです。この値は、①を基準にしたものです。


余った材でワンサイズ小型をつくることもできそうです。実は、今回作ろうとしているサイズは、3~6歳児用です。

1.5歳児には、やや大きいのです。誕生日プレゼントとして、小型もつくっておきたいところです。

次第に、全体像が浮かんできます。具体性が増すにつれて気力も充実してくるようです。今回のテーマを、精度の充実に心掛けることにしています。先を急ぎ過ぎることなく、丁寧に、そして楽しみながら挑戦するつもりです。


夕刻、H氏がお見えになります。漆の専門家です。ここ最近の作品を評価していただきます。『そろそろ発信力を強めても良いのではないでしょうか。』と指導をいただきます。

そして、池波正太郎の「剣客商売」での、秋山小兵衛のような発信の仕方も手ほどきしてくれます。


2013/08/12(月) 16:35

早朝は過ごし易いものの、日中は暑いです。しかし、工房内での作業を試みます。やはり、汗が滝のように出ます。

実は、確認したいことがあります。先般、プラムの「耳付き材」を製材します。その際、皮に近い部分を削除しています。当初は、それを薪(たきぎ)にするつもりでした。しかし、その中に、小作品をつくれそうなものもあります。

少し、ミミッチさはありますが、製材することにします。しかし、その作業は、やや豪快でデリケートです。実は、先般は、丸鋸(まるのこ)を使っていましたが、今回もそれでは安定感が良くないのです。

「昇降盤」にします。しかし、この「昇降盤」にもやや不安があります。実は、プラムは重く硬い木です。そして、厚く挽(ひ)いたものは50mmもあります。我が工房の「昇降盤」は、ゴツいものの、鋭利とは言い難い刃物です。


多少のストレスを覚えると煙を発します。また、轟音も発します。或いは、「昇降盤」の使命は、これで良いのかも知れません。

丁度、剃刀(かみそり)ではなく、斧(おの)に近い役割を演じていることも考えられるのです。

このツールで、イメージ通りの結果になるかを試してみたかったのです。刃は、材の2/3ほど出し、表と裏の両面に鋸(のこぎり)をあてて切り離します。結果的には、何とかなったようです。



本来は、次に、矩(かね)だしです。これは、コーナーの直角化です。これは「手押し鉋(かんな)」に頼るのですが、今回は、その工程を端折って(はしょって)、即、プレナー(自動鉋)にかけます。木肌を早く確認したかったのです。

結果的には、青森ヒバ、杉、ケヤキ等とは異なり、年輪の明確でないものです。日本の文化には、木の年輪を楽しむ文化があります。やや、面白みに欠けます。

しかし、このことが、プラムの優れた特性とも言えそうです。今後、活躍の場面を考えることになります。

2013/08/11(日) 19:44

未明から昼にかけての雨です。豪雨になって数時間を経て、『大雨洪水注意報』が出ます。時間的テンポもそうですが、認識が相当ズレているようです。

この雨は、前日の昨日までの予報に全く触れられていなかったようです。少し変です。さまざまな諸要素を元にした結果、予想が外れることは問題ではありません。そして、昨日の、計算ミスによる地震速報も然(しか)りです。

しかし、データー集めや分析を蔑(ないがし)ろにした結果とすれば困ったものです。これだけの長時間に及ぶ豪雨です。予知できなかったことが不思議です。

或いは、奥州最北端に関する情報は、極端に軽んじられているのかも知れません。


この雨で、家の前の小川の水位が河原の面と等しくなっています。今年になって初めてのことです。

話は飛びますが、この川を『ナイル川だ。ここは連作の心配はない。』と友人が話しています。

実は、ナスもトマトも、毎年同じ場所に植えています。しかし、然したる連作障害はおきていないのです。春の雪融けと台風の豪雨で、河原の土壌が入れ替わるのかも知れません。ま、良しとすべき、のようです。


昨日、製材所のY社長から連絡が入ります。『先般のものを挽(ひ)きました。』ということです。「柿(かき)」です。昨秋に伐り、今春に製材所に預けていたものです。

柿の木は初めてです。ワクワクしながら行ってみます。白っぽい肌に、黒が入っています。1寸に挽いています。

鉋(かんな)をかけるとどのように変化するかは解かりませんが、先般来つくっている椅子をつくるには十分です。玩具も面白そうです。

しかし、最低1年間は「陰干し(かげぼし)」の必要があります。これで何をつくるかは、数年をかけて考えることになります。

帰り際、ケヤキ(欅)をいただいてきます。アマ(白身)も入っています。1寸5分の3mものです。車に入らないので2つに切って運びます。またまた創作意欲をくすぐられます。

目の前に、数種類の木があります。少量ずつです。エンジュ(槐・延寿)、ケヤキ(欅)、イチイ(一位・オンコ)、青森ヒバ、ミズナラ(水楢)、クリ(栗)、スギ(杉)等です。青森ヒバと杉以外は「雑木(ぞうき)」に分類されるようです。


今日は、その中のイチイをクローズアップさせます。「玩具」のサンプルづくりです。

イチイも雑木のようです。肌理(きめ)が細かく、磨くと艶(つや)が出ます。肌触りが滑らかで色が良いです。そのことを再確認したかったのです。

車体にはアマ(白身)部分を使います。そして車輪は枝です。数十年以上も乾燥させています。「芯持ち」ですが、既に割れなくなっている筈です。

バージョンはその都度変わっていますが、何回もつくっています。加工は簡単です。例によって、クルミ(胡桃)を塗ります。

大人には、実用品の「肩もみ器」です。幼児には、玩具のワゴン車?です。秀木のイチイの使い方としては勿体ないようです。しかし、単に、置くだけでリッチさと和みを演出してくれます。いわゆるオブジェのつもりでもあります。

デザインには、まだまだ工夫の余地があります。色彩的には、単にクルミだけの割には優秀です。滑らかな感触です。他の木材とは別格です。

車輪は完全な円形にはなっていないものの、許容範囲のようです。結果としては、まあまあ、のところのようです。

午後になって、明るい空になります。

2013/08/09(金) 15:19