今日の朝刊に、漬物用の大根を干している写真が載っています。立冬の記事です。

この意味はよく解らないところですが、おそらく、冬の気配の感じられる頃、の程度と理解しています。やはり、朝から終日のシトシトとした雨です。

今日は遠方に出かけます。今日の朝刊に啓発されて、です。大根の他に、漬物用の白菜、蕪等の調達のためです。因みに、今年の大根の出来は良くはないようです。スラリとした姿が殆どなく、短いものばかりなのです。

それでも、糠漬け(ぬかづけ)や鰊漬け(にしんづけ)には問題は無さそうです。実は、昨年は、これらの調達が十分でなかったため、K女史はじめ多くの皆さんから完成した漬物をいただいて生息していたのです。今冬は、自力で何とかなりそうです。


移動の途中のあちらこちらで、展示している木工作品を拝見します。漬物のため、とはいうものの、むしろ、木工活動のための研修会のようなものです。

因みに、拝見したものは、何れも加工技術が優秀です。また、仕事の丁寧さを観察することで、作者の年齢を推し量ったりもします。中には、相当な時間をかけている筈なのですが、安価なものがあります。

この矛盾を為し得るのは、時間の潤沢(?)なジェネレーションでなければ出来ない、という推理もしたりします。

また、加工技術やセンスもさることながら、どのような機器を使って加工したのか、も興味津々(しんしん)です。我が工房の機器ではとても無理と思われるカットや鉋(かんな)がけ等を目(ま)の当たりにします。

更に、ケヤキ、イチイ、エンジュ等の優秀な材を使った作品が驚くほどの安価です。材の入手先に特別なルートがあることを想像してしまいます。丁度、コナンドイルのシャーロック・ホームズのような心境です。


工房作業は、朝の一瞬です。メインテーマは、このところ作っている「枕」の梱包や管理についてです。

実は、今は、無塗装です。「青森ヒバ」の白木(しらき)は、触れられる毎に手油を吸収します。特に「枕」としてはこのままでは無理です。

結局、「フードセーバー(FoodSaver)」に辿(たど)りつきます。開封者だけが触れることができるように、です。安心して微睡(まどろ)めそうです。

2013/11/07(木) 17:57

日中は真っ青な空です。燦々(さんさん)とした陽光です。眩(まぶ)しいです。しかし、初夏の頃ほどの迫力は感じられないようでもあります。

庭に出てみます。久しぶりです。楓(かえで)の類(たぐい)が、殆んど葉を落としています。季節が顕著に移ろっています。


今年のキノコは、概して不作のようでした。我が家では、ヒラタケはまあまあでした。しかし、シイタケ(椎茸)の結果は期待外れです。しかし、今朝、大きくなったものを見つけます。或いは、大きくなり過ぎた、の表現が正しいのかも知れません。


しかし、心情的には、よくぞ大きくなってくれた、が正しいようでもあります。勇気を奮って収穫を断行します。

筆者の小さい手の数倍の大きさです。ピザパイのレベルです。駄目かな、の思いで防御しながら裏を覗うと、パッとした見事な白色です。嬉しくなります。

2次関数のグラフで例えれば、上に凸のグラフであれば、増加の右上がりから、減少の右下がりに変化する刹那(せつな)です。頂点のあたりです。半世紀以上もの昔、この頂点を、増加でも減少でもない、極値である。と習ったことがあります。今日のシイタケは、その極値を思わせます。


午前中は工房活動です。「枕」の木地調整です。実は、数個(基)つくったものの、合格点をもらえるのはほんの数基だけです。欠けた箇所があちらこちらにあるのです。この原因は、「蟻組み」に関わる加工と、「面取り」の際の、逆目の対応や不手際によるものです。


欠けた部分の補修に他の部分を削る方法をとります。何とも不思議、というか理不尽な話です。というか、悲しい結果です。

腕の拙(つたない)い者には、今回の「蟻組みバージョンの枕」は、それほど手ごたえのある課題であったことになります。少し、頭を冷やす必要がありそうです。


予報では、曇りから雨になる、とのことでした。しかし、実際は、終日の青空に終始します。予報はあくまでも『・・・でしょう。』のレベルです。しかし、何となく、騙(だま)されているようでもあります。

2013/11/06(水) 15:57

やや風のある日です。空気が白っぽい色を呈しています。秋特有の色です。今日の工房の作業内容は「面取り」と「サンダーがけ」です。やはり、場所を庭に移します。

この「面取り」と「サンダーがけ」は永遠とも思われる、コツコツとした作業です。作品づくりに要する時間に対する割合は相当な大きさです。

話は飛びますが、「2に対する1の比」は「1:2」です。分数に直すと、1/2です。そして、「2の1に対する比」は「2:1」です。要するに、比では、2数の中の基準となる数を後ろに置き、分数では分母とする約束があるようです。

高校時代、これを正確に理解していなかったようです。実は、遡(さかのぼ)って調べたことを思い出しています。小学校4年生の教科書に載っていた筈です。2つの理由から、愕然としたことを覚えています。


ひとつは、小学生でも知っていることを、高校生の自分が知らなかったことです。

もうひとつは、失礼な言い方ですが、小学生でもこんなハイレベルのことを勉強しているのか、という驚きです。

その意味では、今回の「面取り」と「サンダーがけ」は、全体の1/2以上のウェイト(比重)を持つほどのものです。全体の作業量を2としたときの1以上ということになりそうです。結局、今日は、途中で妥協します。


午後、地元の集会所に出かけます。展示会の準備です。関係者は70~8 0歳の皆さんです。しかし、年齢以上に若々しく見えています。中・高校生の文化祭のように、いそいそと準備しているのです。


会場でN先生とお会いします。80歳近くです。彼女もシャキシャキとしています。時の流れが停まっているように感じます。不思議な光景でした。

今回出品したのは、椅子と花台、それぞれ3点ずつです。つくっている時点では完璧を期していたつもりですが、あらためて見ると、やはり、不満足です。

明日から今月いっぱいは、恥を忍びながら息をひそめることになります。

2013/11/05(火) 17:47

曇りから雨になる予報でしたが、終日の明るい日です。今日は、昨日の文化の日の振り替え休日です。

朝、友人のZ氏が、『今日は休みだった。』と頭をかきながらお見えになります。お休みであることを忘れ、いつも通りに出勤した帰りです。他人事ではなく、かくいう自身もまた、だいぶ前から曜日の観念は衰えています。

今日も工房作業を楽しみます。ここしばらく、北の秀木、「青森ヒバ」を使った「枕」をつくっています。凹凸のある枕です。昨日から今日にかけては、大雑把な加工をバンドソーで行い、その後、ベルトサンダーで整える作業です。

バンドソーは最近使い始めたものです。まだ真っ直ぐ挽(ひ)くまでには至っていなく、専(もっぱ)ら、曲挽きの段階です。話は飛びますが、直線に挽けない理由は、定規(じょうぎ)の設定にあります。昨日、W氏からヒントをいただきます。


ベルトサンダー同様、単純作業です。意外に短時間に終えます。しかし、流石(さすが)にベルトサンダーのときは庭に出ます。

工房での作業は、家中に微粉末の洗礼をもたらすのです。火山灰のように何日も時間をかけて沈殿します。

そして、今日のサンドペーパーには憂(うれ)いも潜んでいます。作業手順の問題です。実は、鉋(かんな)やビット等の刃物を使った作業は、サンダーがけの後にはすべきではない、という基本ルールがあるようです。I氏がよくお話しすることです。

サンドペーパーは、thundpaperではなく、sandpaperのようです。雷(かみなり)の紙ではなく、砂の紙です。したがって、サンドペーパーをかけた後の木地は、細かい砂を含んでいることがあります。これに刃物をあてることを禁じたルールのようです。

実は、今回の「面取り」はサンダーがけ後の手順です。また、他にも頓珍漢な順序があっています。もしも次回があるとすれば、作業手順のプログラムを構築し直す必要がありそうです。


簡単な組み立ての筈でしたが、実際はてんやわんや、です。実は、「蟻組み」のオスとメスとの嵌(は)め込みに苦労します。オスメスの寸法に遊びが無く、余りにもピッタリだったことによるようです。

玄能等を使うのは不適当です。挿入方向を誤ることが多く、無理な力が加わっていることに気づかないことが多いのです。要は、スーッとした感覚で嵌め込みたいところです。

それなりの腕力や体重があれば理想的のようです。しかし、今回は、それでも間に合わなく、万力を思い出します。

組立後、再びベルトサンダーにかけます。目違い(段差)の修正と付着した糊(のり)の除去のためです。1回目は80番ほどを使い、その後、240番に変えます。この段階で、一大変身を遂げます。

2013/11/04(月) 18:03

今日は文化の日です。昔のことですが、毎年この日に大きい大会が行われていました。奥州最北端から南下する途中の八郎潟あたりで、いつも雪が舞っていたことを思い出します。

それに比べて、今日は穏やかな日です。小春日和とはいかないものの能動的になります。すかさず、工房活動を楽しみます。テーマは、このところの「枕づくり」です。

やや?執拗(しつよう)に過ぎていそうです。しかし、最も政治の恩恵に浴していない、といわれる奥州最北端県としては、北の秀木の発信は試みるべきのようなのです。

これまでいくつかをつくっています。それぞれに、やや、一長一短がありそうです。敢えて、何れかを選択するとなると、「蟻組」の単純バージョンです。年末までに数点をつくることにします。

作品をつくるときの基本的ステータス(事情)には2つありそうです。ひとつは、所要時間の縛りです。そしてもうひとつは、それに関係なく、納得する作品をつくることです。


今回は展示会用のものではなく、一般的な需要への対応です。制作時間との相談になります。

課題であったビットの出口のギザギザ(バリ・burr)や割れは、初めに出口にビットをあてておくことで、ある程度は解決します。しかし、「当て木」することで、成功率はもっと高まるようです。

作品づくりに勝敗があるとすれば、事前のひと手間をかける精神的余裕の有無が勝敗を決めるようでもあります。他に、作業手順にも関係しているようです。勘違い、機器の誤差、作業時間、等を最小限に抑える手順がありそうなのです。


更には、冶具(jig)の活用です。猿でも道具を使うそうです。1つ2つであれば兎も角、形状の同じものをたくさんつくるときのjigの有無は、人をして人足らしめるか否かを分かつ試金石のようでもあります。

午後、W氏がお見えになります。工房仲間です。たくさんの丹精の野菜をいただきます。また、先般お願いしたエンジュ(槐・延寿)を製材してきてくれます。

他に、バンドソーとテーブルソーの調整もしてくれます。これまで永遠の課題とされていたバンドソーの調整は、定規の調整にあったようです。目の前が少し明るくなります。

2013/11/03(日) 18:05

午前中は、明るい青空です。午後は雲が濃くなったようです。沐浴のため、未明に外に出た他は家の中に籠(こも)ったままです。このところ豪語していた冬支度は一旦、お休みします。


暫らく続いていた「枕づくり」がようやく収束を見せます。目的は、頭だけの設計だけではなく、実際につくる過程で生じるトラブルや、仕上がったもの使い勝手の確認です。

つくった数は9基ほどですが、大別すると2バージョンだけです。この2者から一つを選択して、まとまった数をつくるつもりでいます。選択の基準は、枕としての使い易さと、加工技術との相談です。


甲乙つけがたい2者ですが、結論を「蟻組みバージョン」に落ち着かせます。今回の枕づくりには、意外に多くの材料を使います。特に、蟻組バージョンには厚手の材が使われます。

それでも「蟻組」に魅力があります。惹(ひ)きつける、フェロモンのような要素は、単純な組み方にありそうです。

両者のホゾの加工はデリケートで精度が必要ですが、見た目には極めて単純に映るのです。逆に、ビスや糊(のり)を使わない接(は)ぎ方に、一般的でない不思議さを感じるからのようです。

この「蟻組み」加工にはトリマーを使います。しかし、その使い方を前回と変えています。実は、一般的に、ビットの出口で材が「欠ける」傾向があります。一旦欠けたものを元に戻すことは難しいです。つい先日、このことの解決方法のヒントをW氏からいただきます。


先に、加工材の出口にビットをあてる方法です。実際に試してみます。慣れない所為か、やはり、10%ほどは失敗します。

ルーターを使う際のポイントのひとつは、如何に、加工材を安定させて送るかにあるようです。そのため、今日は、特に左手に負担がかかったようです。即、途中で妥協します。次回、再開するつもりです。

2013/11/02(土) 18:26