
雪をネタに、マスコミが少し、やり過ぎているようです。『乗用車が雪で埋(う)まっています。』と、画像とともに放送します。1~2mも降ったのか、と思ってしまいます。実際は、ほんの10~15cmが車に積もっているだけです。
大げさな表現で衆目を集める、今流行り(いまはやり)の、詐欺行為のような趣向です。恥ずかしげもなく、それを数時間ごとに何回も放送しているのです。「狼と少年」のようなものです。これで、その局のニュースは見ないことになります。
話は飛びますが、昔、カナダに行ったことがあります。丁度、阪神・淡路大震災のあった、平成7年1月17日に帰国しました。奥州最北端の空港に着くと、置いた筈の車が消えています。
4200ccのサファリです。消える筈はないのです。はじめは、駐車した場所を間違ったか、或いは、悪戯(いたずら)されたか、と思います。実際は、雪に完全に埋まり、車と地面が同じ高さになっていたのです。その年は、まれにみる豪雪でした。
狼と少年ではありませんが、奥州最北端の積雪を紹介するとき、どういう訳か、「酸ヶ湯温泉」をとりあげています。「酸ヶ湯温泉」は、市内から離れた八甲田山麓です。何故、他の都市部と同次元に、山奥の積雪を紹介するのかが不思議です。

実は、東京の方がそのニュースを見て、『青森は大変なところですね。』と声を掛けてきます。彼らの認識では、「酸ヶ湯」は、普通の一般的な市内なのです。そして、人の住む自然環境ではないと思うことになります。困ったものです。
とはいうものの、今朝も愛車のタイヤショベルを駆ります。因みに、エンジンは無事の始動です。少しの積雪ですが、自宅前の道路の雪を集めると小高い山になります。気温はプラスです。重い雪です。
気になっている庭の雪は数日で消え去るようです。この中途半端な初雪の頃の季節を、渡辺淳一は『あきらめかけた人からの電話に似ている』や、『生殺しの季節』、『悪女』、『憎い男』等になぞらえたそうです。今日の朝刊に載っています。
『悪女』や『憎い男』は、『もう別れようと決心がついたのに、その心を弄(もてあそ)ぶように声をかけてくる。』からだそうです。本格的な雪だけの冬の到来までは、何かと気をもむところです。
さて、工房では今日も大掃除です。4日目になるようです。今日は、細々(こまごま)したものの整理整頓です。鉛筆、シャープペンシル、マーカー、マジック、コンパス、カッターナイフ、鋏(はさみ)、替え刃等です。
取り敢えず、目に付いたものをまとめてみます。数学では、「同類項をまとめる」というあたりです。作業中、1本の鉛筆を探すのにも苦労していても、実際は40本近くもあります。全て、鑿(のみ)で削ります。

まとめたものをあらためて見ると驚きの世界です。円筆もそうですが、カッターナイフは8本もあります。無い、と思っていたコンパスは3つです。まだ手をつけていないものもあります。
この整理のためにペンスタンドをつくることにします。掃除中の工作です。いわば、泥棒をつかまえてから、縛る縄を綯(な)うに似ています。「泥縄(どろなわ)」です。しかし、外に出すものではなく、自分で使うものです。極々、簡単なつくりにします。
結果的には、「釘箱(くぎばこ)」のようなものになります。20ヶ所に仕切られています。何とかなりそうです。しかし、今後、抽斗(ひきだし)の整理にも及ぶことになります。忘れていたあれやこれやと対面することになりそうです。
今日は外出の予定でした。しかし、スリップに気を使うことから延期します。根本的なものはまだですが、4日間の掃除で、相当な空間が生まれています。
午後から雨になります。明日の気温は高くなるようです。歓迎しないものではないのですが、渡辺流では、「悪女」の真骨頂のようです。