
昼のニュースで、『市内は30℃を越えた』と伝えています。他方、車で40分ほど太平洋側のN町は21℃ほどです。当地区はN町寄りです。そして、このところの工房作業の会場は、庭の四阿(あずまや)です。四阿には不思議な涼しさがあります。体感的には、とても30℃には至っていないようです。
今日も「ギター・スタンドづくり」を楽しみます。先般、ケヤキ(欅)を材にして4架つくっていますが、追加することになったのです。今回の材を「イチイ(一位)」にします。それも、可能な限り、腐りや歪(ゆが)み等を含む、自然の姿の演出をテーマとします。
しかし、それにはそれなりの加工技術が伴います。昨日支度した、枝を使った脚は次回の材料に回すことにします。実は、数ミリの段差が生じていたのです。「手押し鉋(かんな)」で修正することも考えたのですが、作り直した方が短時間で済みそうです。厚さが一定の板を使うことにします。作業内容は、単に、期待する幅にカットするだけです。

ギター前部のストッパーと背凭れ(せもたれ)は、脚(底の桟)に切り込みを入れて嵌(は)めます。溝には多少の角度をつけます。この加工は、丸鋸の刃を傾け、刃の高さを調整するだけです。この構造は、お菓子屋さんのガラスケースの上に置く衝立(ついたて)に似ています。
塗装にも及びます。塗料を「蜜蝋(みつろう)」にします。実は、ケヤキバージョンでは「匠(たくみ)の塗油」でしたが、今回は「イチイ」が相手です。特に相性が良さそうに思えたのです。塗り方は簡単です。木部に布で浸み込ませ、乾拭き(からぶき)するだけです。間もな、イチイ特有の赤、黒、紫等の色、そして、ドラマチックに畝(うね)る年輪が浮かび上がってきます。「匠の塗油」同様、匂いはありますが、早晩には蒸散する筈です。
一昨日、T氏から「ALASKAN」が届きます。話は飛びますが、外国に行くときに気になることに飲料水があります。記憶は明確でなくなっていますが、ロスやバンクーバー等に行ったことを思い出しています。ロスは、やや「硬水」だったようですが、日本と殆ど同じです。少量であれば、ホテルの水道水も飲むことができます。それに対して、カナダのコーヒーは何となく美味しかった記憶があります。今考えると、「軟水」の所為(せい)だったのかも知れません。

「硬水」と「軟水」の違いは、降った雨や雪が口に入るまでの時間の長さに関係するようです。地中で長時間を要したものはミネラル等に晒(さら)される機会が多く、「硬水」となります。他方、日本のように、急峻な山地、また狭い平野の場合は、水が移動する時間や距離が短く、「軟水」となるようです。遠いコロラド川から水を引っ張っているロスやヨーロッパでは「硬水」となるようです。
日本での「ALASKAN」の市民権は、まだ一般的ではなく、今は、東京のIデパート他数店だけが扱っているだけです。しかし、日本よりも高いハードルの米国の安全基準を満たしている優れものです。早晩、我が国にも、そして、奥州最北端のコンビニでも扱われることになりそうです。兎も角、今は、只管(ひたすら)、焼酎やウイスキーに混入させて試すだけです。