曇り空で、やや、風があります。昼食時もストーブのお世話になります。ここ数年の春の行事に、苗植えがあります。先般、ナスやトマト等、一通りは植えたのですが、昨日、また、新しく買い求めてしまいます。キュウリ、サツマイモ、パセリ、ゴーヤ、セロリ等です。今日、それらを植えます。

次々に生るキュウリは、次々に味噌をつけていただきます。サツマイモは観察用です。実は、昨年も植えたのですが、鉢植えだったのです。その結果、収穫したのは、小さい(親指大)イモが数個だけです。しかし、先人のお話しを聞くと、スイカ同様、オヤヅル(親蔓)をカットした後に出る、コヅル(子蔓)やマゴヅル(孫蔓)のクキ(茎)につくのだそうです。

その理屈では、鉢は無理のようなのです。更に去年は、鉢から食み出たツル(蔓)伐っていたのです。育て方に、根本的な間違いがあったことになります。サツマイモの本質をこの程度の理解にしておくには忍びなく、今年は、3本の苗を地植えします。いざ、確認せんと欲す、の境地です。


パセリは、濃い緑が極めて魅力的です。音で表現するとすれば「カーン」が似合いそうです。これは鉢植えで楽しみます。ゴーヤはここ10年ほど続けて植えています。2本ほどで食べきれないほどの収穫になります。夏の、毎日のように続くチャンプルには辟易していますが、無いとなれば寂しいようです。セロリは、勢いよく伸びる姿の潔(いさぎよ)さが好きです。


工房では「ギター・スタンド」が完成します。塗装は昨日したばかりです。塗料を植物油のオイルフィニッシュ「匠の塗油」にします。特有の匂いはまだ残っていますがそのうち蒸散する筈です。


実際にギターを載せてみます。バランス的には、まあまあのようです。とはいうものの、加工技術の幼稚さは「覆うべくも無し」、というところです。しかし、その無防備さの強調が、逆に、信頼性を醸し出してもいるようです。今回つくったのは4架です。しかし、これでは足りないようです。近い折の、再度の課題になる筈です。


夕刻、T氏から電話があります。東京で第一線で活躍している方です。『アラスカの湖底水を送りました。評価してください。』というものです。日本で最も美味しいのが奥州最北端の水といわれています。そして、世界中では日本の水が最も美味しいというのが定評です。しかし、地球がまだ汚染されていなかった数万年前のエクルートナ氷河の水です。検討してみても良さそうです。



2014/05/26(月) 18:03

薄雲で覆われる一日です。やや高い気温です。流石(さすが)に5月です。木々の、ダイナミックな動きが伝わってきます。輝く緑を味わっています。見上げると、芽だし間もない「鴫立つ沢」です。春夏秋冬のそれぞれに、それぞれの素晴らしさはあります。しかし、今の5月は殊更(ことさら)に思えます。

つい先般の、雪が融けたばかりの庭の緑はオモト(万年青)だけだったようです。やがてアイヌネギが芽を出し、フキノトウ、ワサビ、ヒトリシズカ、シラネアオイ、シドケ、カタクリ等と続きます。それらの殆(ほと)んどは、今、背丈の高いフキ(蕗)の下になっています。

或いは、春の芽だしは、背丈の低い順なのかも知れません。背丈の低いものは、芽だしを早くすることで、必要な陽光を一目散に吸収してしまうようです。丁度、高い枝の葉を食(は)むために、首を長くしたキリンと同様、一種の防御規制なのかも知れません。


外出した折、HC(ホームセンター)でたくさんの苗を見ます。今日も、つい、買い求めてしまいます。実は、2週間ほど前、既に、トマト、ナス、ピーマン等を植えています。その時は、それで終えるつもりだったのです。しかし、今日、生き生きとした苗を見ると、触手が動いてしまいます。結局、キュウリ、サツマイモ、パセリ、ゴーヤ等も追加されることになります。植える場所も無いのに、困ったことです。


工房作業は、「ギター・スタンド」の仕上げです。まず、デザインの確認と木地調整です。これまでも手をかけてきましたが、今日が最終日であることで、あれこれが気になります。丁度、試験前日の心境のようです。ツールは、手鋸(てのこ)、ディスクグラインダー、そして、サンドペーパーです。180番の後、ザッと400番をかけます。滑々(すべすべ)になります。


そして愈々(いよいよ)、最終工程を迎えます。塗装です。塗料に、「匠の塗油(たくみのとゆ)」を選びます。天然植物油のオイルフィニッシュです。この主成分は、おそらく「荏脂(えあぶら)」のようです。取扱いは比較的簡単です。木地に浸み込ませた後に拭き取るだけです。そして乾きを待ちます。今日のような天気では丸一日もあれば十分のようです。

現時点での自己評価は必ずしも高くないのが残念です。いくつかの理由の中に、各パーツの接(は)ぎの精度があります。そして、各パーツの部材の寸法やバランス、また、デザインの野暮ったさがあります。しかし、学習したことは次回の作品に反映される筈です。今回の作品は、いつも手の届く距離に置かれます。徹底的に可愛がるつもりです。


昨晩の総会と激励会は盛会でした。K氏、M氏も出席してくださいました。多くの皆さんからの暖かい心遣いを感じます。有難いことです。散会後、K氏とともにM店にお邪魔します。目まぐるしい状況の変化に触れます。

2014/05/25(日) 19:27

明るく爽やかな日です。やや風があります。ツツジに加えて、対面の山肌にはたくさんのフジ(藤)の花が見えています。5月の要素です。


午前中、工房に籠(こも)ります。テーマは「ギタースタンド」です。今日は組立てまで進みます。まず、若干の手直しからです。実は、部材の基本的な加工は終えていますが、納得できない数か所があります。今日は、ルーターも登場させ、脚の底の加減をし直します。昨日、丸鋸で加工した場所です。安定度は変わらないのですが、そのままでは、幼稚さが強調され、やや、恥ずかしかったのです。


そして愈々(いよいよ)、糊を付けの組立てです。現代の接着剤は極めて優秀です。乾けば、余程のことが無い限り離れることはありません。逆に、一度接着したものを修正することもまた極めて困難です。そのため、直交箇所の角度をその都度確認します。また、脚板と背凭れ(せもたれ)の直交部分には三角形の補強材を貼り合せます。

実際にギターを立ててみます。まあまあ、です。しかし、あれこれと、塗装の前にしておかなければならない課題を明確化させる必要があります。まず、前方のストッパーと背凭れとの間を、もう少し広くした方が良さそうです。若干?ですが、接(は)ぎの合わせ目の隙間が気になります。対応すべきかどうかを考えることになります。クギ(釘)止めの必要の有無の決断にも迫られます。


今回つくっている数は4架です。しかし、あと2~3架は欲しいところです。いくつかの不都合の明確化は、そのためのイントロダクションでもあります。


夕刻は、総会と激励会です。たくさんのご来賓がお見えになります。しばらくお会いしていない方々とお話しできそうです。

2014/05/24(土) 13:48

予報の最高気温は15℃ほどでした。しかし、実際には暑いです。今日は、下着を3回も取り替えます。午前中、市内に外出です。よくもまあ、外出しなければならない用事が毎日のようにあるものです。

「ヤマシャクヤク(山芍薬)」の花弁(はなびら)がパッと開いています。実は、これまで庭に置いていましたが、鉢の場所を室内に移動しています。1日でも長く花を見るための試みです。真上から見ると、その風貌は完璧に過ぎるものがあります。

「ハナショウブ(花菖蒲)」も咲き始めています。数年前、河原に植えたものです。その一部です。実は、多くは、草刈りの折、雑草と一緒に刈られる傾向があります。それらは花をつけるだけのエネルギーは無く、手をかけていないエリアは元気です。



今日も工房作業を楽しみます。テーマは「ギタースタンド」です。ホゾ加工と面取りの大方は終えています。しかし、組み立てる前のこの段階は、様々な憂いを払拭(ふっしょく)する時でもあります。今日は、脚の安定度への配慮や木地(きじ)全体の調整です。本来、ギターは然程(さほど)の重量は無いのですが、見た目の美しさや安定度等の世界です。

脚の加工には、そのツールの選択に迷います。工房内にある工具を使って、可能な限り単時間に、安全に、そして正確に美しく加工することができるかの工夫です。プロの皆さんが作業しているところを見たことが無いことから、全て、自身の想像力と、試行錯誤による学習が頼りです。

結局、今日使ったツールは、丸鋸(まるのこ)、鑿(のみ)、面取り鉋(かんな)、他に、スピンドルサンダー、ベルトサンダー、サンドペーパー等です。ツール選択及び加工方法に関わる満足度は60%ほどと低いです。或いは、ルーターを使うべきだったのかも知れません。



今回使っている材料は、「名にし負う」ケヤキ(欅)です。流石に、手をかける毎に滑らかな肌を見せます。その意味では、永遠に続けてもよさそうな工程にも思われます。明日も手をかけることになりそうです。腕がパンパンになっています。

因(ちな)みに、「名にし負う」は、在原業平が、隅田川で詠(うた)った『名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと』から拝借した言葉です。都鳥(みやこどり)というのは「ゆりかもめ(百合鴎)」のようです。


噂(うわさ)の域ですが、クラス会が今年ありそうです。皆さんから、『いつ逝(い)っても可笑しくない歳だ。もう一度会っておきたい。』の声が寄せられているのだそうです。時間が矢のように飛んでいます。蓋(けだ)しです。毎日が日曜日です。仮に、毎日のクラス会であっても吝(やぶさ)かではないところです。

2014/05/23(金) 18:02

朝はシトシトとした雨です。愚図ついていた一日です。つい先日、白い花をつけていたスグリ(酸塊)に、真っ青な実が生(な)っています。まだ小さいながらも、唾液がジュワーッと湧いてきます。落ち着かなく寒暖は繰り返してはいても、春の営みは確実になされているようです。


朝から終日、工作を満喫します。テーマは「ギタースタンド」です。楽器店にはさまざまなものがあります。一般的には、金属のフレームで作られたものが多いようです。それらの殆(ほと)んどは、緻密(ちみつ)な設計をもとにつくられています。そして比較的安価です。しかし、今回は、拙(つたな)くても手作りをしたくなります。

材料は、ケヤキ(欅)です。そして、形にはトラディショナル(traditional)なものを考えます。ヒントは、床の間(とこのま)でよく見かける「皿立て」です。先般、その形で「額立て」をつくっています。昔からあるものです。しかし、今の楽器店では見かけることのないバージョンです。そのことが勿体なくもあり、面白さと斬新(ざんしん)さがあるように思えるのです。


各パーツは「ホゾ接(は)ぎ」です。4架つくるつもりです。ホゾとホゾ穴の数はそれぞれ40ヶ所ずつです。ホゾの加工には「スライド丸鋸」を使います。そして、ホゾ穴掘りには「角鑿(かくのみ)」です。何れも優秀で有難いツールです。

この工具が無かった頃は鑿(のみ)と金槌(なかづち)、そして鋸(のこぎり)でやっていました。天文学的に難しく、途方もない根性を要したものです。つい昨年も、この作業で肩を故障しています。1週間、寝返りは勿論、箸(はし)も持つことも出来ませんでした。その時は、友人からいただいた「痛み止め」で凌(しの)ぎました。今の「ホゾ加工」は天国のようなものです。


「面取り」の殆(ほとん)どを含めて、基本的な加工を全て終えます。明日は微調整しながらの「仮組み」です。同時に、各パーツのデザインも考えたいところです。イメージしたいことは、不要部分の削除と「遊び」の演出です。センスの問われる次元です。


ここまで辿(たど)りついて、フッと憂(うれ)いが生じます。「塗装」です。木地(きじ)はケヤキです。漆との相性(あいしょう)が良いです。或いは、素朴な無塗装、或いは、クルミや蜜蝋(みつろう)若(も)しくはオリーブオイル等の自然油等のオイルフィニッシュ、或いはウレタン系等です。今晩、苛(さいな)まれそうです。


明日は5月23日です。いつの間にか、今年の5月も後半になっています。そろそろ、優先課題を明確にすべきなのかも知れません。

2014/05/22(木) 18:46
今日は朝から終日の曇天です。夕刻になって霧雨になります。朝夕のストーブをまだまだ離せないでいます。赤いツバキ(椿)は、そろそろ、花を終えそうです。ヤブツバキ(藪椿)です。奥州最北端の当地が北限といわれています。

午前中は床板の修理です。修理箇所はネダ(根太)です。話は飛びますが、根太には「ネブト」の読み方もあります。これは、「出物腫物(でものはれもの)」の「出物」です。床板に関係する「根太」は「ネダ」です。床板を支えるタルキ(垂木)のことです。長い年月が、そのネダを同一平面上でなくしています。築100年ほどです。衰えは如何ともし難いところです。

具体的作業は、ネダの高さの均一化です。結果的に、敷板をセットしたときガタが生じないようにすることです。この程度のトラブルも解決できないのであれば、何のための毎日の工房活動か、です。ここでの妥協は本末転倒です。沽券(こけん)に関わります。因(ちな)みに、この沽券は、江戸時代に生まれた、土地の売買契約書を表す言葉のようです。


とはいうものの、実際には、さまざまな選択肢との葛藤があります。根本的に、土台から直すか、或いは、ネダの高さ調整で済ませるか、に迷うのです。結局、後者で妥協します。それでも午前中全てを要します。衰えを見せつけられます。

気を取り直し、午後は「ギタースタンド」づくりです。材料をケヤキ(欅)にします。先般、Y製材所からいただいたものを挽(ひ)きます。ツールは、触れるだけでスポンと切れる丸鋸です。これを使うときの安全配慮の度合いはマックス状態に設定する必要があります。寝不足の日や、考え事をしているときには使いたくない工具です。

本来の手順は、ここで「手押しカンナ」を使うところです。これは「コーナーの直角化」の工程です。邪道は認識するところですが、それを省いてプレナー(自動カンナ)に通します。これは、表面の滑化とともに、分揃え(寸法の均一化)もしてくれます。今日の作業はここまでです。明日、あらためて状況を確認し、次に進むことにします。


午後、レキントギターの弦が届きます。即、セットします。しかし、調弦チューナーのLED表示は狂っています。或いは、電池の残量が少なくなっているのかも知れません。


今週末の春の総会、そして6月7日の高校総体のご案内をいただきます。普段の木工とは異なる次元です。世の趨勢(すうせい)を見届けたいところです。

2014/05/21(水) 19:02