薄雲で覆われる一日です。やや高い気温です。流石(さすが)に5月です。木々の、ダイナミックな動きが伝わってきます。輝く緑を味わっています。見上げると、芽だし間もない「鴫立つ沢」です。春夏秋冬のそれぞれに、それぞれの素晴らしさはあります。しかし、今の5月は殊更(ことさら)に思えます。

つい先般の、雪が融けたばかりの庭の緑はオモト(万年青)だけだったようです。やがてアイヌネギが芽を出し、フキノトウ、ワサビ、ヒトリシズカ、シラネアオイ、シドケ、カタクリ等と続きます。それらの殆(ほと)んどは、今、背丈の高いフキ(蕗)の下になっています。

或いは、春の芽だしは、背丈の低い順なのかも知れません。背丈の低いものは、芽だしを早くすることで、必要な陽光を一目散に吸収してしまうようです。丁度、高い枝の葉を食(は)むために、首を長くしたキリンと同様、一種の防御規制なのかも知れません。


外出した折、HC(ホームセンター)でたくさんの苗を見ます。今日も、つい、買い求めてしまいます。実は、2週間ほど前、既に、トマト、ナス、ピーマン等を植えています。その時は、それで終えるつもりだったのです。しかし、今日、生き生きとした苗を見ると、触手が動いてしまいます。結局、キュウリ、サツマイモ、パセリ、ゴーヤ等も追加されることになります。植える場所も無いのに、困ったことです。


工房作業は、「ギター・スタンド」の仕上げです。まず、デザインの確認と木地調整です。これまでも手をかけてきましたが、今日が最終日であることで、あれこれが気になります。丁度、試験前日の心境のようです。ツールは、手鋸(てのこ)、ディスクグラインダー、そして、サンドペーパーです。180番の後、ザッと400番をかけます。滑々(すべすべ)になります。


そして愈々(いよいよ)、最終工程を迎えます。塗装です。塗料に、「匠の塗油(たくみのとゆ)」を選びます。天然植物油のオイルフィニッシュです。この主成分は、おそらく「荏脂(えあぶら)」のようです。取扱いは比較的簡単です。木地に浸み込ませた後に拭き取るだけです。そして乾きを待ちます。今日のような天気では丸一日もあれば十分のようです。

現時点での自己評価は必ずしも高くないのが残念です。いくつかの理由の中に、各パーツの接(は)ぎの精度があります。そして、各パーツの部材の寸法やバランス、また、デザインの野暮ったさがあります。しかし、学習したことは次回の作品に反映される筈です。今回の作品は、いつも手の届く距離に置かれます。徹底的に可愛がるつもりです。


昨晩の総会と激励会は盛会でした。K氏、M氏も出席してくださいました。多くの皆さんからの暖かい心遣いを感じます。有難いことです。散会後、K氏とともにM店にお邪魔します。目まぐるしい状況の変化に触れます。

2014/05/25(日) 19:27