暦(こよみ)上の定義では、「春」は「3月~5月」のようです。今日は4月11日です。既に「春」の半ばになっていることになります。
奥州北端弘前の「枝垂桜(しだれざくら)」が綻(ほころ)んだそうです。「ソメイヨシノ(染井吉野)」は、「枝垂桜」の数日後のようです。あと一週間ほどでしょうか。
久しぶりに庭に出ます。冬越しした庭は悲惨なほどに荒れています。まさに、「寺山」の『村境の春や錆びたる捨て車輪ふるさとまとめて花いちもんめ』です。
それでも、庭をよく覗(うかが)うと、あちらこちらに「春」が自己主張しています。「春の儚(はかな)い花・スプリングエフェメラル」といわれる「キクザキイチゲ」が薄紫(うすむらさき)の花をつけています。
また、一角には、「ワサビ(山葵)」がコンモリと繁っています。まだ寒く、ストーブを離せない日々ですが、やはり、「春」なのかも知れません。
工作室に籠(こも)る日が続いています。当面している課題は「マラカスの収納袋」です。これまで、「デニム」、「皮革」を素材に、「20袋」ほどをつくってきました。今回の素材も「布」です。
「フェルト(felt)」、「絹(きぬ)」、「綿(めん)」の素地(生地?きじ)で試してみます。何れも「端切れ(はぎれ)」です。当初、「赤のフェルト」に魅力がありました。しかし、「出来(でき)」が醜(みにく)く、途中断念を余儀なくさせられました。完成に至ったのは「綿(めん)と絹」だけでした。
「綿」は「100円ショップ」から求めました。「絹」は、亡母の「行李(こうり)」から見つけた、「リンゴの図案」の入った「着物」の「端切れ」です。
『長き日も身辺整理はままならず思いは残る文に小布(こぎれ)に (康子)』 の「歌」が思い出されます。
つくる際、前回のバージョンに若干の「手」を加えることにしました。その一つが「バイアステープ(biastape)」の採用です。これは、「袋の閉じ紐(ひも)」による「解(ほつ)れ」への「対策」のつもりです。簡単な作業の筈でした。しかし、「舞台裏」には「ハード(hard)」なものがありました。次回の際には工夫を要することになります。
完成した「絹の袋」は不思議な魅力を漂(ただよ)わせています。本来?「マラカス(maracas)」にはカラフルな色彩が用いられているのが一般的です。それに反して、今回の「絹地」は、それに反しているようなのです。それは、「α(アルファ)とΩ(オメガ)」ほどの差ほどもありそうなのです。それでも、「フィット(fit)感」を思わせてくれるのです。



