奥州北端の桜花が盛んです。当地の名所、小学校のグランド周辺を窺(うかが)ってみました。創立100年以上を経つものの、生徒数減少で、廃校になった小学校です。

建物は荒れに荒れていました。特に、体育館の裏は惨憺(さんたん)たるものでした。しかし、「桜花」は、昔以上の見事さを誇っていました。

「無法松の一生」を思い出します。小学校の学芸会前日、吉岡の息子「敏夫」が、飯台(はんだい)の上でお稽古した「青葉の笛」です。

『(2番) 更(ふ)くる夜半(よわ)に門(かど)を敲(たた)きわが師に託せし言の葉あわれ 今わの際まで持ちし箙(えびら)に 残せしは「花や今宵」の歌』 です。

『行き暮れて木の下かげを宿とせば「花や今宵の」あるじならまし』の「花や今宵(こよい)」です。都落ちした平忠度(たいらのただのり)の歌です。「わが師」は、彼の歌の師匠「藤原俊成」です。

尤も、残念なことに、後年の「無法松の一生」では、このシーンがカット(削除)されています。

忠度は、『さざ波や滋賀の都は荒れにしを昔ながらのやまざくらかな』も残しています。地元小学校跡地とダブってきます。

他方、小学校近くの湖に置いた「ベンチ」は今も健在でした。昔、筆者の提供した「10基」ほどの中の「1基」です。


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2025/04/26(土) 07:27
あれほど心待ちにしていた「桜前線」は、いつの間にか、そして瞬間的に、奥州北端からお隣の北海道松前に飛びました。

その時を知ってか、駐車場近辺には無数の「水仙」が咲いています。即、「切り花」にして座敷の一角に活けます。

「花冷え」の今、座敷では石油ストーブを背負いながの読書、工作室ではストーブにガンガン薪(まき)を焼(くべ)て下手な「木工」を楽しんでいます。

工房での課題は、相も変わらず、「マラカスづくり」です。数日前に「スリム化」した「欅(けやき)」の「マラカス」に「塗装」を施(ほどこ)しているところです。

「塗装」は、比較的、簡単な作業です。しかし、「塗っては削る」の繰り返しです。それ加えて、「塗料の乾燥」には意外なほどの長い時間を要すします。

塗った後、「春風」や陽光に晒(さら)したり、室内のストーブの上に吊(つる)したりして4日以上を要します。「漆工」同様、時間の経過だけが解決してくれる工程です。

そして「袋づくり」です。この作業は、今回で最後になる予定です。袋の資材は、以前使ったことのある「黄と緑の布」です。以前も触れたようですが、この作業は本来、「針と糸」を用いるのが正解のようです。しかし、前回同様、今回も「木工ボンド」で「ベタッ」と貼り付けることにしました。

これで、当面していた一応の作業を終えたことになりました。終えた瞬間、眼前の目標が「フッ」と失せます。丁度、「天の最も高きをめざしていた龍が、突然、その頂点に達したときに、行き場所を失ったことに気づく。」という中国の格言です。即、次の目標の設定に迫られます。次の課題は「畑づくり」になりそうです。


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2025/04/21(月) 17:04
冷たい雨が続いていました。数日前の夜は霙(みぞれ)でした。その頃の桜の蕾(つぼみ)はまだ幼いものでした。しかし、つい、先日、「弘前桜祭り」が初日を迎えました。

そして昨日は、「弘前、青森、十和田」から『咲いた。』のニュースが届きました。「待っていました。」とばかり、「花見の日取り」を詰めます。尤も、「花見」とはいうものの、数人の同期生が集まっての、「健在確認会」です。会場は、女将(おかみ)のご厚意で、地元の割烹旅館になりました。早速(さっそく)、遠方にお住まいのT君にもご案内します。


このところ、当面している課題は、「木工」と「演奏会の準備」です。「木工」は、「マラカス(maracas)の袋づくり」です。マラカスには、本来?「袋」は不要のようです。しかし、この機会です。つい、「袋」にも触手が動いてしまった次第なのです。

試行錯誤と紆余曲折の中、これまでつくった数は「25袋」ほどです。仕上がったバージョンは何れも異なっています。実は、何度つくっても、いつも不満足な箇所が出現していたのです。その結果、いつも「更新」を迫(せま)られ、新しいバージョンになるのです。

今日は、マラカス本体の「手直し」です。実は、つくったマラカスの素材は「青森ひば」と「欅(けやき)」でした。その「欅バージョン」の音が不満足だったのです。

「手直し」の内容は、全体の「スリム化」です。具体的には、直方体6面それぞれの削除です。多くの時間を要した末、漸(ようや)く「シャカッ、シャカッ」と、期待する「切れの良い音」に辿(たど)り着きます。


他方、「演奏会のプログラムづくり」は、「曲目選定」と「譜面」づくりです。前後しますが、今回のテーマを、「二つのギターと共に。」とするつもりです。

「二つのギター」はバルト三国の「ラトビア」の民謡です。これは、60年以上昔、同期のT君から伝授されたものです。その想い出のフレーズ(phrase・楽句)を使いたかったのです。

演奏会へのご案内は、地元のご年配の皆さんです。できるだけポピュラーにしたかったところです。結局、「月の沙漠」、「バラのタンゴ」、「遥かな愛 (蝉しぐれ主題歌)」、「裕次郎の曲」等、多岐に及ぶことになりました。

「二つのギター」は、それら全曲の「間奏」に使うつもりでいます。「木工」同様、「はてさて」どうなるものか解らない課題への挑戦になってしまいました。

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2025/04/18(金) 14:36
暦(こよみ)上の定義では、「春」は「3月~5月」のようです。今日は4月11日です。既に「春」の半ばになっていることになります。

奥州北端弘前の「枝垂桜(しだれざくら)」が綻(ほころ)んだそうです。「ソメイヨシノ(染井吉野)」は、「枝垂桜」の数日後のようです。あと一週間ほどでしょうか。


久しぶりに庭に出ます。冬越しした庭は悲惨なほどに荒れています。まさに、「寺山」の『村境の春や錆びたる捨て車輪ふるさとまとめて花いちもんめ』です。

それでも、庭をよく覗(うかが)うと、あちらこちらに「春」が自己主張しています。「春の儚(はかな)い花・スプリングエフェメラル」といわれる「キクザキイチゲ」が薄紫(うすむらさき)の花をつけています。

また、一角には、「ワサビ(山葵)」がコンモリと繁っています。まだ寒く、ストーブを離せない日々ですが、やはり、「春」なのかも知れません。


工作室に籠(こも)る日が続いています。当面している課題は「マラカスの収納袋」です。これまで、「デニム」、「皮革」を素材に、「20袋」ほどをつくってきました。今回の素材も「布」です。

「フェルト(felt)」、「絹(きぬ)」、「綿(めん)」の素地(生地?きじ)で試してみます。何れも「端切れ(はぎれ)」です。当初、「赤のフェルト」に魅力がありました。しかし、「出来(でき)」が醜(みにく)く、途中断念を余儀なくさせられました。完成に至ったのは「綿(めん)と絹」だけでした。

「綿」は「100円ショップ」から求めました。「絹」は、亡母の「行李(こうり)」から見つけた、「リンゴの図案」の入った「着物」の「端切れ」です。
『長き日も身辺整理はままならず思いは残る文に小布(こぎれ)に (康子)』 の「歌」が思い出されます。

つくる際、前回のバージョンに若干の「手」を加えることにしました。その一つが「バイアステープ(biastape)」の採用です。これは、「袋の閉じ紐(ひも)」による「解(ほつ)れ」への「対策」のつもりです。簡単な作業の筈でした。しかし、「舞台裏」には「ハード(hard)」なものがありました。次回の際には工夫を要することになります。

完成した「絹の袋」は不思議な魅力を漂(ただよ)わせています。本来?「マラカス(maracas)」にはカラフルな色彩が用いられているのが一般的です。それに反して、今回の「絹地」は、それに反しているようなのです。それは、「α(アルファ)とΩ(オメガ)」ほどの差ほどもありそうなのです。それでも、「フィット(fit)感」を思わせてくれるのです。

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2025/04/11(金) 10:06
高知では「開花宣言」、埼玉権現堂からは「花見日和(びより)」のニュースが発信されています。他方、「北」では、恒例の「酸ヶ湯(すかゆ)~笠松峠~谷地」間の除雪が終わりました。しかし、今もって「雪」は「チラ」ついています。北の「夏へのアプローチ」は躊躇(ためらい)がちです。


先日、「演奏会」のご案内をいただきました。演奏者は、「在籍園児、卒園児、有志の先生等」です。即、お邪魔しました。いくつかの場面に感動を覚えました。演奏者の「意気込み」は無論、出番を待つ園児の顔や姿勢、保護者の雰囲気等々に、です。また、何(いず)れの「選曲」も音楽性に富んだものばかりでした。更には「舞台衣装」です。それぞれに、強い「良かれ。」の「親の思い」が窺(うかが)えたのです。


工作室では相変わらず、「模索」の時間を楽しみます。課題は、「マラカス」の「収納袋づくり」の続きです。簡単?な課題です。とはいうものの、「お手本」も「師匠」も持たない、「未踏の世界」です。

しかし、単に、「試行錯誤」を経ることでゴールに辿(たど)り着けそうなのです。必然的に、結果は皆、「バージョン(version)」の異なるものになっています。

今日の「模索」は、皮革の「貼り合わせ」です。これは、貼り合わせの際、左右何(いず)れを「上(前方)」にするか、です。丁度、「着物」を着る際の「前身頃(まえみごろ)?」の捌(さば)きに似ています。

日本には「左前」を嫌う文化があります。これまで、その意味が解りませんでした。これは死者の「着付け」のようです。そのため、「前身頃(まえみごろ)」に、「右前」を採用しているようなのです。尤も、この「着方」は「男性」だけの作法で、「女性」は、逆の、「左前」にするのが一般的、と聞いたこともあります。

今回の「袋づくり」で、この「右前」をあらためて意識することになりました。まず、この「前後左右」は、「着る側(がわ)サイド」の事情のようです。「前」は、「着る側」の「胸の方向」のようです。「対面する側」には「右方が右」になります。

どうやら、「前」の意味は、「前方(ahead)」ではなく、「手前(this side)」のようなのです。・・・学校の教科書には載っていませんでしたが、昔着たことのある「柔道着」を思い出しているところです。

また、「蓋(ふた)」の「留め方」にも選択を迫られています。レザークラフト(leathercraft)用の「ホック(hook)」を試しているところですが、「ファスナー」の採用も考えているところです。

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2025/04/06(日) 14:20
今日は日曜日です。マザーグース(Mather Goose)の「数え歌」にあった「Sabbath」です。しかし、「安息日」ではあるものの、あれこれと「模索(もさく)」したくなる日でもあります。今日も、未明から工作室に入ります。

当面している課題は「ホック)」の取り付けです。これは、「マラカス」の「収納皮袋」の「仕掛け」用に思いついたものです。

この「ホック(hook)」のため、一月ほど前から、ホームセンターを物色してきました。しかし、初心者にとっては、極(きわ)めて「厄介(やっかい)」な課題でした。

「たかがホック」です。「されどホック」です。学校では習ったことの無い世界なのです。「厄介」の理由のひとつは、「パーツ」の「多さ」がありそうです。「組み合わせ方」が解らないのです。

解決策は、「試行錯誤」に委(ゆだ)ねる以外には無さそうでした。今日も、何が正解なのか解らない、そして、「行きつく先」の糢糊(もこ)とした一人旅でした。

くり返しになりますが、「パーツ」の「組み合わせ方」が解らないのが厄介なのです。それでも、「紆余曲折(うよきょくせつ)」の中、今は、取り敢(あえ)えずのゴールに辿(たど)り着いた気がしています。

尤(もっと)も、それは、「錯覚(さっかく)」なのかも知れません。それでも、今は、行く手を阻(はば)む障害を越えた感、頻(しき)りです。


狭庭の一角に「赤い色」を見つけました。「椿(つばき)」でした。やはり、「春」は巡(めぐ)ってきたのかも知れません。

即、「切り花」にして囲炉裏の縁に置きます。そして、長い冬を彩(いろど)ってくれた「紅紫檀(べにしたん)」との「バトンタッチ」を断行します。


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2025/03/23(日) 15:48