奥州最北端の初雪は既にありました。今日は、近隣からの雪の便りです。体が夏のバージョンのまま、カクンと20℃近くも下がったことになります。

昔の中学校の理科の試験問題に、『人の生活に適した気温は何度ですか。』がありました。私の答えは『それぞれの事情で異なるのではないか。』だったようです。しかし、正解は『18℃』でした。いまから60年以上前のことです。当時としては正解としても良かったのかも知れません。

首都圏からT氏が来青しました。即、近くに住む数人の同期生に声をかけます。そして、自宅での粗宴を設定します。同じ同期生であるIさん(割烹旅館女将)からは『板さんに捌かせました。』と、鯛、平目、鮑等の「刺身」、そしてシャンパンやワイン等の差し入れがあります。

T氏は、先般、『ふりさけ見れば』をお届けしてくれた方です。その話題になるとY君が『阿部の龍太郎か?彼の本は殆ど読んでいる。』と言います。驚きました。本離れは私だけだったのかも知れません。

話しは戻りますが、『ふりさけ・・・』は作業の合間の汚れた手で読みます。そのためにつくったGパンの「ブックカバー」はまあまあ、の出来です。久しぶりに無防備な想い出話しのやりとりに浸ります。

今日は「干し柿づくり」です。作業は単に、渋柿を求め、洗い、皮をむき、紐に取り付けて吊る、数ヶ月乾かすだけです。我が家では5~6年前からつくっています。しかし、皮のむき方、紐への取り付け方等は毎年変化しています。多くの皆さんには簡単な作業のようですが、当方には結構、奥の深い世界です。

他方、「食器盆」の「漆塗り」も続行中です。手をかけたのは昨年の今ごろでした。それが、1年経た今も「塗り」の過程です。仕上げの「呂色仕上げ」までにはあと半年ほどもかかりそうです。ま、「これが最後の作品」のつもりで楽しむつもりです。



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2023/10/17(火) 16:23

久しぶりに本を読みたくなった折、新聞の新刊紹介で「ふりさけみれば」を知ります。このタイトルは、「安倍仲麿(あべのなかまろ)」の『天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出し月かも』の一節『ふりさけ見れば』のようです。

即、市内の大手の本屋さんに行き求めようとします。しかし、結果は不首尾に終わります。ある書店では『無いです。』、他の書店でも『聞いたことがありません。どのような本ですか。』等です。やはり、奥州最北端です。話が通じませんでした。

即、東京にお住まいのT氏に状況を話します。すると、『手配しました。2~3日で届きます。』、でした。

昔、首都圏から離れたことの無い方が本州最北端に転勤してきました。その第一声は『流石(さすが)に奥州最北端ですね。政治の恩典の差異が顕著です。』でした。

話は戻りますが、「仲麿」は19歳の頃、遣唐使として「平城京(奈良)」から唐(玄宗皇帝と楊貴妃の頃)に渡り、以来、日本に戻ることはありませんでした。『天の原・・・』は、その望郷の思いを詠ったのかも知れません。

“迷訳”ながらも現代文にすると、『日本に向かって遠くの空を眺めれば、上空に月が出ている。あれは、昔見た、春日の三笠山に出ていた月だろうか。』となりそうです。


工房(駐車場一角の物置)では、「食器盆づくり」です。今日は、「2回目の塗りと、拭き漆の1回目」です。

まず、「マスキングテープ」を剥ぎとります。そして「テレピン油」で軟らかく溶いた「朱漆」を刷毛(はけ)で塗り、塗った漆を専用の「拭き紙」で拭き取ります。前掛け(エプロン)や上着の袖口が真っ赤になります。結構、「やんちゃ」な作業です。

作業中、旅館の女将さんが顔を出します。「マンドリン演奏会」へのお誘いでした。体調が許せば、是非お邪魔したいところです。

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2023/10/02(月) 12:43
予報では、今日は、日本全国、お日様マークの快晴です。尤も、昨日の奥州最北端は、降雨予報は0%ながらも長時間に及ぶ雨でした。データを根拠にした予報は無防備に受け止めることのできない怪(あや)しげさがあります。

実際、15年ほど前、予報が終日の晴天であるにも拘わらず、実際には豪雨が続いたことがありました。そのような状態が1ヶ月半ほども続いていました。天気予報の情報は、アメリカからいただいた極めて精度の高いものです。誤報道の原因は、奥州最北端と関東方面のデータとを取り違えて使っていたのだそうです。不思議だったことは、担当の、日本を代表するN放送局職員の態度です。彼らが毎日、事務室から眺める中で、予報と異なる展開があっても全く無関心であったことです。

丁度、今のカード問題と同じようです。優秀なデーターベースを駆使しても、そもそものデータに間違いがあれば、行きつく先も好い加減なものになることをお役人は理解していなかったようなのです。或いは、膨大な予算をもって、データ入力を学生等の責任を持たないフリーアルバイターに任せっきりだったのかも知れません。


工房では、「食器盆づくり」に手をかけているところです。その構造は、単なる「蓋(ふた)の無い箱」のようなものです。不満足ながらも、基本的な組み立ては終えています。今は「塗りの段階」です。尤も、その前に「木地調整」があります。この内容は、「板と板の隙間の生じ」、「コーナー等の糊の食み出し」等への手当です。

まず「養生」です。これは、「マスキングテープ」でする「塗料」が食(は)み出ないための「カバー(覆い)」です。これらの作業には、多少の想像力や観察力、そして十分過ぎるほどの時間と根気が必要になります。

今日は「1回目の塗り」に挑みます。これもまた極めて不満足な結果になりました。塗料は、「水性透明」が1枚、残り3枚は「拭き漆」の予定です。「漆」の色は「朱と黒」です。

「拭き漆」は、「塗った漆を拭き取る」方法です。実は、「漆」は拭き取っても、「薄い膜」が残ります。繰り返すことで独特の風合いが出ます。しかし、一部コーナーは「厚塗り」をするつもりです。今日は、「底面のコーナー」だけの「塗り」に留まりました。


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2023/09/24(日) 17:09

奥州最北端の一昨日は35℃でした。今日はそれよりも15°低い20℃です。寒いです。極北ツンドラに住むエスキモーの会話に、「今日は暖かい。昨日は-50℃だったが、今日は-45℃だ。」がありました。極寒であっても、わずか5°でその変化を感じるのだそうです。況(いわん)や今般の15°をや、です。感じないでいられないところです。

即、火の気が恋しくなり「いろり(囲炉裏)」スタンバイをします。作業は、これまで使っていたテーブル中央部の「蓋(ふた)」を剥がしてセッティングするだけです。

この涼しさ(寒さ)であれこれの作業が捗(はかど)ります。今日は「食器盆」に手をかけます。10ヶ月ぶりです。一回目の塗装をしたまま工作室の隅で待機していただいていました。一回目の塗装後は表面がザラつくものです。まずそのザラザラの削除です。4枚の盆のサンダーがけに3時間ほどを要しました。シトシトとした雨の中、駐車場の物置小屋の中での作業を楽しみます。


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2023/09/21(木) 11:02
昨日は「敬老の日」で祭日だったそうです。尤も、「毎日が日曜日」の筆者にはどうでも良いことでした。「敬老の日」は、昔は「老人の日」と表現していたようです。「老」には確たる年齢の定義は無いようですが、現在の観念では70歳台からが対象のようです。

とはいうものの、既に80歳を迎える「老」としても、「敬われる対象」として扱われることには、その定義のナンセンスさに不愉快さを感じさせられます。どうも、「老」には「余命の短さ」や「末期の水」のニュアンスがあるからなのかも知れません。多少ながらもムッとするのです。


間もなく10月です。稀有の長く続いている厳しい暑さも、流石(さすが)に心なしかヒヤリとした朝を迎える日もあります。しかし、昨日の日中は依然として34℃ほどです。その所為か、時折の風も生暖かくムッとしています。

その中、「イチゴ(苺)」の「苗づくり」です。実は、これまで十分過ぎる苗数はつくったのですが、そのやり方がどうやら間違っていたようなのです。そのことを知ったのは、先週、ホームセンターに行った折でした。

園芸コーナーに「イチゴの苗」がズラリと並んでいました。毎年春に見かける光景です。係員に訊くと、「苗には秋植えと春植えがあります。今出回っているのは秋植え用です。今はトチオトメだけですが、やがて10種類以上の種類が入荷します。」、「来年の収穫用は、このランナーからつくります。」、等々のコーチをいただきます。

やはり、素人は素人の域でしかないのでしょう。我が家のクローンは、これまで、10年ほど前の苗からつくったものです。即、数株を入手します。今、その新しい苗からは10本ほどのランナーが出ています。やがて、100鉢、1000鉢と増えていくことになりそうです。この作業は、国が「老を敬う日」を決めたことに対するせめてものリベンジ、というところなのでしょうか。
2023/09/19(火) 08:13
欠かすことのできない日課のひとつは「草取り」です。それも「植木鉢」の「草取り」です。作業時間は朝食前の2時間ほどです。その頃が一日中で最も涼しく作業能率が上がる頃なのです。

鉢の数は概ね200個ほどです。一日でできる「草取り」はせいぜい10~15鉢ほどです。手をかけた鉢は10日ほどで「元の木阿弥」になります。そして再びの「草取り」です。

その無駄とも思われる作業は、何度か経験した「来し方」を反芻させ、「行く末」をも思わせてくれているようなのです。丁度、メビウスの輪に迷い込んだ感覚に似ています。

しかし、そのメビウスの輪の中には、「サツキ、ツツジ」等の「挿し木」や「黒松」の植え替え作業等も入り込みます。それは、時折の涼やかな風の訪れに似ているようでもあります。

今日は「トクサ(木賊)」の「株分け」です。これは、正月用の飾り、「松竹梅」の「竹」の代用のつもりです。作業内容は、茎を5cmほどにカットし、結わえて植えるだけです。これだけで、やがて(おそらく2ヶ月ほどで)新しい茎が芽生えてくる筈です。

「サツキ、ツツジ」も30本ほど「挿(さ)し木」をしてみます。やや時季遅れの作業です。期待しないで結果を待つことになります。

数日前に「植え替え」した「黒松」の「実生(みしょう)」は、今のところ健在です。「松竹梅」の残りは「梅」です。現在は4鉢ありますが、来春は「挿し木」の必要がありそうです。


「敬老祝賀会」のご案内をいただきました。しかし、20年ほど前の骨折で、歩行は今も覚束ない有様です。今回の参加も見送りにしました。

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2023/09/08(金) 12:14